「どこストア」の中の人

はじめに:情報の海で出会ったあなたへ

こんにちは。
そして、はじめまして。
数えきれないほどのウェブサイトが存在するこのインターネットの広大な海原の中で、
当ブログ「どこで売ってる?」という、少々マニアックな孤島にたどり着いていただき、本当にありがとうございます。

あなたは今、きっと何かを探している最中なのでしょう。
テレビで見たあの便利グッズでしょうか?
SNSで話題になっている限定のお菓子でしょうか?
それとも、壊れてしまった家電の替えパーツでしょうか?

どんな理由であれ、「欲しいものが、どこにあるのか知りたい」という切実な思いを持って、このページを開いてくださったのだと思います。
このブログは、そんなあなたの「探す手間」を少しでも減らし、「見つけた!」という喜びを最短距離でお届けするために存在しています。

最近、ありがたいことに記事へのアクセスも増え、
「紹介されていたお店に行ったら買えました!」
「在庫確認のコツ、参考になりました!」
といった嬉しいお声をいただく機会も増えてきました。

それと同時に、こんなお問い合わせもいただきます。

「運営者の『どこストア』さんって、何者なんですか?」
「どうやってそんなに細かい店舗情報を調べているんですか?」
「もしかして、流通業界の偉い人ですか?」

正直に申し上げます。
私は、業界のフィクサーでもなければ、特別な流通ルートを持つバイヤーでもありません。
ただの、「買い物が好きで好きでたまらない、ちょっと執念深い一般人」に過ぎません。

今回は、普段は商品の裏側に隠れて姿を見せない「中の人(筆者)」について、
変に盛ることなく、ありのままの姿をお話ししようと思います。
かなり長くなりますが、私の「買い物に対する異常な愛」にお付き合いいただければ幸いです。

筆者「どこストア」の正体とは?

まずは、私という人間の解像度を上げるために、基本的なプロフィールをご紹介します。
これを読めば、私があなたの隣に住んでいるかもしれない、ごく普通の人間であることがお分かりいただけるはずです。

【基本データ】

■名前:
どこストア(記事内では「私」や「管理人」と書くことが多いです)

■年齢:
30代半ば。
徹夜でのリサーチが翌日に響くようになり、健康食品コーナーに立ち寄る時間が長くなってきたお年頃です。

■職業:
普段はWeb関連の仕事を細々とやりつつ、空いた時間のほぼ全てをこのブログの更新とリサーチに費やしています。

■居住地:
日本のどこかの地方都市。
都会すぎず、田舎すぎず。
車がないと生活が成り立たないエリアですが、その分、巨大な駐車場を備えた「メガ・ホームセンター」や「超大型ショッピングモール」が点在する、買い物好きにとっては天国のような場所に住んでいます。

■性格:
・気になったことは調べないと気が済まない「検索魔」
・石橋を叩いて渡るどころか、叩きすぎて壊してしまう「慎重派」
・一度ハマると、とことん突き詰める「凝り性」

■特技:
・スーパーに入った瞬間、その店の「今の推し商品」を察知すること
・JANコード(バーコード)の下数桁を見て、メーカーをなんとなく識別すること(役に立ちません)

なぜ「どこストア」という名前なのか

筆者名の「どこストア」には、単純ですが切実な願いが込められています。

私たちが買い物をするとき、最も大きな障壁となるのは何でしょうか?
お金でしょうか? もちろんそれもあります。
時間でしょうか? それも大切です。

しかし、現代において最も私たちを悩ませるのは、
「欲しいものが、具体的に『どこ(Doko)』の『店(Store)』にあるのか分からない」
という、情報の不透明さです。

「どこにあるかさえ分かれば、すぐに買いに行けるのに」
「あのお店に行けば確実に手に入ると知っていれば、無駄足を踏まずに済んだのに」

そんな「場所の特定」への執着心を忘れないために、この名前をつけました。
決して、お洒落なネーミングセンスがなかったから適当につけたわけではありません(笑)。

このブログを立ち上げた、たった一つの「事件」

私がこのブログを始めたのは、誰かに頼まれたからでも、簡単にお金が稼げると思ったからでもありません。
私自身が過去に味わった、「真夏の強烈な絶望体験」が全ての始まりでした。

ある夏の日の「扇風機」難民

あれは数年前、記録的な猛暑が日本列島を襲った7月のことでした。
ある土曜日の朝、長年愛用していた扇風機が突然「ブゥン…」という悲しい音を立てて動かなくなりました。
エアコンをつければ涼しいですが、電気代の高騰も気になるし、何より部屋の空気を循環させたい。
私は「よし、今日中に新しい扇風機を買おう」と固く決意し、車のキーを手に取りました。

「まあ、近所の電気屋に行けばあるだろう」
そんな軽い気持ちで家を出たのが、間違いの始まりでした。

▼ 1軒目:近所の中堅家電量販店

売り場に行くと、そこはまるで台風が過ぎ去った後のような「焼け野原」でした。
3000円〜5000円の手頃なモデルはすべて「完売御礼」の赤い札。
残っているのは、AI搭載で音声操作ができるような3万円以上の高級機のみ。
「さすがに扇風機に3万は出せない…」と、すごすごと撤退。

▼ 2軒目:少し離れたホームセンター

「家電量販店がダメでも、ホームセンターなら在庫も豊富だろう」
そう期待して車を走らせましたが、ここも全滅。
季節商品のコーナーは、すでにお盆に向けたキャンプ用品に入れ替わり始めていました。
「嘘だろ…?」額を汗が伝います。

▼ 3軒目、4軒目、5軒目…

ディスカウントストア、大型スーパー、別の家電量販店。
回れど回れど、私が求める「普通の扇風機」は見つかりません。
スマホで検索しても出てくるのは「おすすめ扇風機10選」という通販サイトへの誘導記事ばかり。
Amazonで買えば翌日には届くかもしれません。でも、私は「今! 今日! 暑いこの瞬間に!」欲しかったのです。

結局、その日は4時間かけて6軒のお店を回り、ガソリンと体力を浪費しただけで、手ぶらで帰宅しました。
熱気のこもった部屋で、私は強く、強く思いました。

「家を出る前に、『あそこの店なら在庫がある確率が高い』ということさえ分かっていれば、
こんな惨めな思いはしなくて済んだのに!!」

情報の「空白地帯」を埋める決意

この体験を通じて、私はあることに気づきました。
インターネット上には「商品のレビュー」や「通販サイトのリンク」は溢れています。
しかし、「実店舗の在庫事情」や「売り場の具体的な場所」に特化した情報は、驚くほど少ないのです。

もちろん、在庫は水物(みずもの)であり、日々変動します。
ネットで完璧なリアルタイム在庫を知ることは不可能です。
しかし、「このチェーン店は〇〇の取り扱いに強い」「この時期ならホームセンターよりもドラッグストアの方が穴場だ」といった「傾向と対策」を発信することはできるはずです。

過去の私のように、店舗を回って疲弊する「買い物難民」を一人でも減らしたい。
事前に当たりをつけて、スマートに買い物をしてほしい。
それが、このブログの使命であり、私が記事を書き続ける原動力なのです。

「どこストア」流・3つの買い物哲学

ただの買い物好きおじさんが何を偉そうに、と思われるかもしれませんが、
私には買い物をする上で大切にしている、譲れない「3つの哲学」があります。

哲学1:「最安値」よりも「納得値」を重視する

多くの人が「1円でも安く」を求めますが、私は少し違います。
私が重視するのは「その買い物が、自分にとって納得できるコストパフォーマンスだったか」です。

例えば、100円安い卵を買うために、隣町のスーパーまで車で20分かけて行くのは、私の中では「損」です。
ガソリン代と、往復40分という貴重な時間を消費しているからです。
時間は命そのものです。20円の節約のために命を削るのはナンセンスです。

逆に、定価であっても、親切な店員さんが商品の説明を丁寧にしてくれたり、
ずっと探していた商品が綺麗に陳列されていたりすれば、それは「良い買い物」です。
価格だけでなく、手に入れるまでのプロセスを含めて納得できるかを常に意識しています。

哲学2:「足で稼いだ情報」しか信じない

現代はコピペの時代です。
ネット上の情報は便利ですが、どこかの誰かが書いた古い情報がそのまま拡散されていることも多々あります。
「〇〇店に売ってるらしい」という噂を鵜呑みにせず、可能な限り「自分の目で確かめる」ことをルールにしています。

ブログの記事を書く際も、公式サイトの情報だけでなく、
SNSでの直近の目撃情報や、実際に近隣の店舗に足を運んで棚の状況を確認するようにしています。
「現場感」のない情報は、読者の役に立たないからです。
エアコンの効いた部屋で公式サイトを見るだけでなく、実際に売り場の空気を感じることが大切だと信じています。

哲学3:店員さんへのリスペクトを忘れない

在庫を探していると、つい店員さんに「在庫ないんですか?」「いつ入るんですか?」と詰め寄りたくなる気持ちもわかります。
しかし、店員さんは敵ではありません。私たちの買い物を助けてくれるパートナーです。

私は在庫を尋ねる際、必ず「お忙しいところ申し訳ありません」と前置きし、
もし在庫がなくても「調べていただきありがとうございます」と感謝を伝えるようにしています。
不思議なもので、そうした態度は相手に伝わり、時には「実は裏に一つだけ残っているかもしれません」といった神対応を引き出すこともあります。
買い物は、人と人とのコミュニケーションでもあるのです。

ブログ執筆の裏側:狂気のリサーチ手法を公開

読者の皆様には、完成された記事だけをお届けしていますが、
その裏側には泥臭く、地味で、孤独なリサーチ作業が存在します。
ここでは、私が記事を書くために行っている「リサーチの裏側」を少しだけ公開します。

Step 1: ネットの海をトロール漁業する

まずは机上の調査です。しかし、ただGoogle検索するだけではありません。
情報の鮮度が命です。

    • X(旧Twitter)検索:
      商品名と「買えた」「売ってた」「あった」「ラスイチ」というキーワードを組み合わせて検索します。特に画像付きの投稿は、背景の棚や値札から店舗を特定するヒントになります。
    • フリマアプリ検索:
      メルカリなどで商品名を検索し、出品数が増えているか確認します。出品が多い=市場に出回っているが品薄、というバロメーターになります。
  • 公式サイトの「店舗検索」:
    大手チェーン店のサイトには「店舗在庫検索」機能がある場合があります。これを片っ端から叩きます。

Step 2: 実店舗パトロール(フィールドワーク)

ネットの情報がある程度集まったら、次は実地調査です。
私の住む街の周辺にある主要なお店を、自転車や車で巡回します。
ここでのポイントは、「何も買わなくても売り場を見る」ことです。

「今日はドン・キホーテの雑貨売り場の配置が変わっていないかチェックする」
「カインズの季節商品コーナーがいつ切り替わるか確認する」

このように、普段から「お店の癖」を把握しておくことで、
「あ、この商品ならあの店のあの棚に置かれるはずだ」という勘が働くようになります。
店員さんから見れば、メモを取りながら店内を徘徊する私は、さぞ怪しい客に見えることでしょう(笑)。

Step 3: 電話取材(最終手段)

どうしても情報が不確かな場合は、店舗へ電話で問い合わせることもあります。
ただし、これはお店の迷惑になりかねない諸刃の剣です。
そのため、私は以下の「自分ルール」を徹底しています。

  • 混雑する時間帯(昼時や夕方、土日祝)は絶対に避ける。
  • 「在庫の有無」だけでなく、「入荷の傾向」を聞くようにする。
  • 1分以内に通話を終えるよう簡潔に話す。

こうして集めた「血と汗と涙の結晶」が、このブログの記事になっているのです。

買い物のプロ(自称)が愛用する「七つ道具」

効率的に、かつ失敗のない買い物をするために、私が常に携帯・愛用しているアイテムをご紹介します。
これらがあるだけで、買い物の質は劇的に向上します。

1. メジャー(巻き尺)

これは必須です。
「入りそう」という感覚ほど当てにならないものはありません。
家具や収納ボックスを買うときはもちろん、日用品でも「棚の高さに合うか」を確認するために必ず計測します。
私は常に、カバンに小型のメジャーを忍ばせています。

2. Evernote(メモアプリ)

自宅のあらゆる場所のサイズ(冷蔵庫の隙間、棚の奥行き、カーテンの長さ)を計測し、全てメモアプリに記録しています。
これがあれば、出先で急に良さそうな収納グッズを見つけた時も、
「あれ、これ家のあそこに入るかな?」と迷うことなく、即座に判断できます。
「家のサイズを持ち歩く」。これが失敗しない秘訣です。

3. Googleマップ

もはや説明不要ですが、私の使い方は少しマニアックです。
目的の店舗の「混雑する時間帯」グラフを入念にチェックします。
空いている時間に買い物に行くことは、ストレスを減らすだけでなく、店員さんに質問しやすい環境を作ることにも繋がります。

「どこストア」が愛してやまないお店たち

長年「どこで売ってる?」を探し続けてきた私が、全幅の信頼を寄せているお気に入りのお店をご紹介します。
それぞれに「攻略法」があります。

ドン・キホーテ:カオスの中に宝がある

言わずと知れた驚安の殿堂。
ドンキの魅力は、なんといっても「圧倒的なごちゃ混ぜ感」です。
食品から家電、ブランド品から面白グッズまで、脈絡なく並べられた棚には、
他の店では取り扱わないようなニッチな商品が眠っていることが多々あります。
「どこに行っても売ってない…」と諦めかけた時、最後の砦として機能するのがドンキです。
特に「情熱価格」シリーズの食品は、コスパの面で他の追随を許しません。

カインズ(CAINZ):ホームセンター界の革命児

私はホームセンターを「大人のテーマパーク」と呼んでいますが、その中でもカインズは別格です。
特にプライベートブランド(PB)商品は、デザインがシンプルで機能性が高く、無印良品にも引けを取りません。
「生活のちょっとした不便」を解消するグッズを探すなら、まずカインズの資材館や日用品コーナーを歩くのが一番の近道です。
用事がなくても、あの広い通路を歩いているだけで心が洗われます。

業務スーパー:食費の守護神

大量に入って安い。正義です。
海外からの直輸入商品も多く、「見たことのない調味料」に出会えるワクワク感もあります。
ただし、量が多いので「本当に使い切れるか?」という自分との対話が試される修行の場でもあります。

失敗だらけの買い物人生

ここまで読むと、私が「買い物の達人」のように思えるかもしれませんが、実態はその逆です。
数々の失敗を積み重ねて、今ここにいます。
私の屍(しかばね)を越えていってください。

失敗その1:サイズ確認を怠る
「目分量でいけるだろう」と買った収納ボックスが、棚に数ミリ入らずに使えなかった時の絶望感。
あれは何度味わっても慣れません。メジャーを持ち歩くようになったのは、この失敗があったからです。

失敗その2:地域限定品の罠
テレビで紹介されていた商品を必死に探した挙句、それが「関西限定」だと知った時の虚無感。
情報の「前提条件」を確認することの重要性を痛感しました。

失敗その3:安物買いの銭失い
ネットで見つけた格安の中華製ガジェット。
説明書は読めない、電源は入らない、サポートには繋がらない。
結局、正規メーカー品を買い直す羽目になりました。
「安さには理由がある」という真理を学びました。

でも、こうした失敗があるからこそ、記事の中で「注意点」や「確認すべきポイント」をリアルに語れるのだと、ポジティブに捉えています。

これからの「どこストア」と、あなたへ

最後に、このブログの今後の展望と、読者の皆様へのメッセージをお伝えして締めくくりたいと思います。

目指すのは「買い物のGoogleマップ」

私が目指しているのは、単なる商品紹介ブログではありません。
「あれが欲しいな」と思った時に、このブログを見れば「最短ルートでゴール(商品)に辿り着ける」
そんなナビゲーションシステムのような存在になりたいと思っています。

今後も、情報の精度を高めることはもちろん、
マイナーな商品や、地方のローカルなお店にもスポットライトを当てていきたいと考えています。
「こんなマニアックなもの、誰も探してないだろ」という商品こそ、探している人の困り度は高いはずですから。

読者の皆様へのお願い

このブログは、私一人の力では完成しません。
情報は生き物であり、私が記事を書いた翌日には状況が変わっていることもあります。

もし、記事を読んでお店に行き、
「売り切れてたよ!」「こっちの店にはあったよ!」「値段が変わってたよ!」
という情報があれば、ぜひコメントやお問い合わせで教えていただけると嬉しいです。
皆様からの情報提供こそが、このブログの生命線であり、最大の財産です。

終わりに

長文乱文、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたは、もう立派な「どこストア」マニアです(笑)。

画面の向こうにいる私は、今日もどこかのスーパーで新商品を手に取り、
ホームセンターで便利グッズに目を輝かせ、
パソコンの前でカタカタとキーボードを叩いています。

私たちが生きる現代は、モノで溢れています。
だからこそ、「自分にとって本当に必要なモノ」と出会えた時の喜びはひとしおです。
このブログが、あなたの「運命のモノとの出会い」を少しでもサポートできるなら、これ以上の幸せはありません。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。
あなたの買い物が、素晴らしいものになりますように。

どこで売ってる? 運営者
どこストア

 

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