生理後の不快感・ニオイ対策に!腟内洗浄器「セペ」「インクリア」はマツキヨ・ウェルシアのどこに売ってるか徹底調査

生理後の不快感・ニオイ対策に!腟内洗浄器「セペ」「インクリア」はマツキヨ・ウェルシアのどこに売ってるか徹底調査

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「生理の終わりかけがスッキリしない…」「デリケートゾーンのニオイが気になるけど、どこで何を買えばいいの?」って悩んでいませんか?
腟内洗浄器(ビデ)は、そんな女性の悩みをサッと解決してくれる強い味方です!
でも、ドラッグストアに行っても、どのコーナーにあるのか、どの製品を選べばいいのか分かりにくいですよね。
この記事では、マツキヨやウェルシアなど主要ドラッグストアでの正確な陳列場所から、人気メーカーの製品比較、正しい使い方まで、皆さんの疑問をすべて解決できるように、筆者「どこストア」が徹底解説します!

・腟内洗浄器はどこで買える?ドラッグストアの販売状況を解説
・【主要4社】マツキヨ・ウェルシア・サンドラッグの陳列場所はココ!
・そもそも「腟内洗浄(ビデ)」って何?使用するメリットと目的
・腟内洗浄器の選び方!3つのタイプ(水・乳酸・ジェル)を徹底比較
・①「精製水タイプ」プチシャワー・セペの特徴と向いている人
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どこストア

「それ、どこで売ってるの?」と聞かれたら、じっとしていられない。ネットもリアル店舗もくまなく調べて、レア商品から期間限定グッズまで見つけ出すのが得意。誰かの“買いたい”を叶える瞬間が何よりの喜び。あなたの探し物、きっと見つけます!

どこストアをフォローする
  1. 腟内洗浄器はどこで買える?ドラッグストアの販売状況を解説
    1. 「管理医療機器」って何?なぜ薬剤師がいるお店が多いの?
  2. 【主要4社】マツキヨ・ウェルシア・サンドラッグの陳列場所はココ!
    1. 陳列場所の傾向①:生理用品・ナプキンコーナーの「端」
    2. 陳列場所の傾向②:おりものシート・デリケートゾーンケア用品コーナー
    3. 陳列場所の傾向③:レジカウンター裏や薬用化粧品の棚(鍵付き)
  3. そもそも「腟内洗浄(ビデ)」って何?使用するメリットと目的
    1. 「腟内洗浄」とは、腟内の不快な状態をリセットすること
    2. 主な使用目的は「生理後の残血処理」と「ニオイ対策」
  4. 腟内洗浄器の選び方!3つのタイプ(水・乳酸・ジェル)を徹底比較
    1. タイプ別比較:洗浄・環境整備・両用
    2. ジェルタイプと水タイプの決定的な違い
  5. ①「精製水タイプ」プチシャワー・セペの特徴と向いている人
    1. セペの最大の強みは「物理的な洗浄力」と「安心の成分」
    2. プチシャワー・セペが特に向いているのはこんな人
  6. ②「乳酸/pH調整ジェル」インクリア・ウェットトラストの特徴と効果
    1. インクリアの役割は「善玉菌が住みやすい環境作り」
    2. インクリア・ウェットトラストが向いているのはこんな人
  7. ③「その他の洗浄ジェル製品」サラサーティCleanなどの違いは?
    1. 目的特化型:サラサーティCleanは「使い切りビデ」として
  8. 腟内洗浄器を正しく使うための基本手順と注意点
    1. 基本手順:力を抜いてリラックスが成功の秘訣!
    2. 注意点:水道水やビデ機能での代用は絶対にNG!
  9. 【知っておきたい】使用頻度と「洗いすぎ」のリスクについて
    1. 基本は「必要な時だけ」!日常的な使用はNG
    2. インクリアなどの乳酸ジェルタイプは連日使用しても大丈夫?
  10. ネット通販とドラッグストア、どちらがお得?価格とプライバシーの比較
    1. ドラッグストア購入のメリット・デメリット
    2. ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)のメリット・デメリット
  11. 薬剤師・登録販売者への相談は必要?購入前の疑問を解消
    1. 相談が必要なケースと、聞くべきこと
    2. 恥ずかしいと感じる時の簡単な声のかけ方
  12. 外側(デリケートゾーン)のケアと腟内洗浄の違い
    1. 外側のケア(デリケートゾーン専用ソープ)の目的
    2. 腟内洗浄(ビデ)の目的
  13. ①「精製水タイプ」セペの正しい使い方をステップ解説
    1. セペの正しい使い方:水圧と挿入のコツ
    2. セペ使用時の「よくある疑問」Q&A
  14. ②「乳酸/pH調整ジェル」インクリアの正しい使い方をステップ解説
    1. インクリアの正しい使い方:注入後の注意点
    2. インクリア使用時の「よくある疑問」Q&A
  15. ③「その他の洗浄ジェル製品」サラサーティCleanなどの使用シーン
    1. サラサーティCleanが適しているのは「汚れとニオイを両方ケアしたい時」
  16. 【知っておきたい】使用頻度と「洗いすぎ」のリスクについての深掘り
    1. 善玉菌を洗い流すことが最大のリスク
    2. 頻度の目安は「リセットしたい時」に留める
  17. ネット通販とドラッグストア、どちらがお得?価格とプライバシーの比較(深掘り)
    1. 価格の比較:単価が安いのはネット通販のまとめ買い
    2. プライバシー重視なら「置き配」や「局留め」を活用
  18. 薬剤師・登録販売者への相談は必要?購入前の疑問を解消(深掘り)
    1. 薬剤師に相談すべき具体的な疑問
  19. 外側(デリケートゾーン)のケアと腟内洗浄の違い(深掘り)
    1. 外側が清潔でないと、内側もトラブルになりやすい
    2. 正しい外側ケアのポイント
  20. まとめ(最終的なクロージング)

腟内洗浄器はどこで買える?ドラッグストアの販売状況を解説

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「腟内洗浄器(ビデ)」と聞くと、ちょっと特別なもののように感じるかもしれませんが、実はほとんどの主要なドラッグストアで手軽に購入できるアイテムなんです。
特に、「プチシャワー・セペ」(コットン・ラボ)や「インクリア」(ハナミスイ)といった人気メーカーの製品は、全国チェーンの店舗であれば、在庫さえあれば見つけやすいでしょう。
具体的には、マツモトキヨシ、ウェルシア薬局、サンドラッグ、ツルハドラッグ、コスモス薬品など、普段お使いのドラッグストアの多くで取り扱いがあります。

ただし、注意していただきたいのは、これらの製品の多くが「管理医療機器」に分類されているという点です。そのため、お店によっては薬剤師さんや登録販売者さんがいる時間帯でないと、陳列場所が分かりにくかったり、直接手に取れないようにカギがかかっている場合があります。
もし見つからない場合は、恥ずかしがらずに店員さんに尋ねるのが一番早いですよ。

筆者「どこストア」も経験がありますが、どうしてもお店の人に聞くのがためらわれる場合は、次に紹介する「陳列場所の傾向」を頭に入れて探してみてくださいね。たいていの場合、特定のコーナーにまとめて置かれていますから、目星をつけて探し始めるとすぐに発見できるはずです。

「管理医療機器」って何?なぜ薬剤師がいるお店が多いの?

腟内洗浄器は、その名の通りデリケートな腟内に直接使用する製品です。そのため、製品の品質や安全性を保つために、法律に基づいた「管理医療機器」として扱われます。
これは、私たちが日常的に使う絆創膏や体温計などと同じ分類になることが多いのですが、正しい使用方法が非常に重要であるため、購入する側にもある程度の知識が求められることが理由の一つです。

ドラッグストア側も、購入者に対して適切な情報提供ができるよう、薬剤師さんや登録販売者さんの配置を義務付けられていることが多いため、安心して購入できる環境が整っているとポジティブに捉えてください。
もし何か不安な点があれば、この機会に専門家に相談してみるのも良いでしょう。

【主要4社】マツキヨ・ウェルシア・サンドラッグの陳列場所はココ!

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実際にドラッグストアへ行ったときに「どこを探せばいいの?」と迷うのが一番のストレスですよね。
ここでは、筆者の調査と体験に基づき、主要なドラッグストアチェーンでの具体的な陳列場所の傾向をご紹介します。
お店のレイアウトによって多少前後しますが、基本はこの3パターンを覚えておけば大丈夫です!

陳列場所の傾向①:生理用品・ナプキンコーナーの「端」

最も一般的なのが、生理用ナプキンやタンポンなどが並んでいるコーナーの一角です。
ナプキンが並んでいる棚の、特に棚の端や、一番下の目立たない位置に、腟内洗浄器が縦に並べて置かれていることが多いです。生理終わりに使用する目的の人が多いため、同じ用途の製品とセットで探すのが基本です。
商品自体もコンパクトで目立たないパッケージのものが多いので、見逃さないように注意して見てみましょう。

陳列場所の傾向②:おりものシート・デリケートゾーンケア用品コーナー

最近増えているのが、デリケートゾーン専用のウェットシートやソープ、そしておりものシートなどが集められている「デリケートゾーンケア」専用のコーナーです。
「インクリア」のような、ニオイやおりもの対策を目的とした「乳酸/ジェルタイプ」の製品は、このコーナーに置かれている確率が非常に高いです。このコーナーは比較的新しい棚割りであることが多く、見つけやすいかもしれません。

陳列場所の傾向③:レジカウンター裏や薬用化粧品の棚(鍵付き)

前述の通り、管理医療機器であることから、盗難防止や情報提供のために鍵付きの陳列棚に置かれている店舗もあります。
この場合は、レジカウンターの裏側の棚や、薬用化粧品が並ぶ棚のガラスケースの中を探す必要があります。このパターンに遭遇したら、迷わず「腟内洗浄器を探しているのですが」と店員さんに声をかけましょう。

各社の実際の陳列場所のイメージをまとめました。

ドラッグストア 陳列場所の傾向 探し方のヒント
マツモトキヨシ 生理用品コーナーまたは薬用化粧品(鍵付き) ナプキンの種類が多い棚の端をチェック
ウェルシア薬局 生理用品コーナー、または奥の衛生用品棚 プライベートブランド製品の近くも要確認
サンドラッグ デリケートゾーンケア用品コーナー、棚下段 生理用タンポン、おりものシートの近くを探す
コスモス薬品 生理用品コーナー横の、やや低めの棚 店舗面積が広い場合は衛生用品の島に注意

そもそも「腟内洗浄(ビデ)」って何?使用するメリットと目的

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「腟内洗浄」という言葉は聞くけれど、「具体的に何をするの?」「本当に必要なの?」と疑問に感じている方もいるでしょう。ここでは、腟内洗浄の基本的な目的と、私たち女性にとってどんなメリットがあるのかを解説します。

「腟内洗浄」とは、腟内の不快な状態をリセットすること

腟内洗浄とは、専用の器具と洗浄液(水やジェル)を使って、腟の内部を優しく洗い流したり、環境を整えたりすることです。
「え、腟の中って洗っちゃダメなんじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、まさにその通りで、腟内には自浄作用という素晴らしい機能が備わっています。

通常時、腟内はデーデルライン桿菌という善玉菌によって酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防いでいます。これが「自浄作用」です。しかし、生理中の経血、性行為、ストレスなどでこのpHバランスが一時的に乱れ、不快なニオイやおりものの原因になることがあります。

腟内洗浄器は、この「一時的に乱れた状態」を優しくリセットするために使われます。決して日常的に使うものではなく、あくまで「補助的なケア」として考えましょう。

主な使用目的は「生理後の残血処理」と「ニオイ対策」

腟内洗浄器が活躍する場面は、主に以下の2つです。

  1. 生理終盤の残血処理:
    生理の終わりかけに残る、黒っぽい少量の経血は、下着を汚すだけでなく、不快感やニオイの原因になることがあります。
    「プチシャワー・セペ」などの精製水タイプは、この残血を物理的に洗い流し、スッキリ感を得るために使われます。
  2. おりもの・ニオイのケア:
    「インクリア」などの乳酸ジェルタイプは、ニオイが気になる時に、腟内に乳酸を補給して腟内環境(pHバランス)を正常な酸性に戻すことを目的として使われます。
    ニオイの根本的な原因に対処するため、使用後に数日間効果が持続すると言われています。

どちらのタイプも、使用することで「いつもより快適に過ごせる」という大きなメリットがあります。
特に生理後のモヤモヤ感から解放されるのは、気分的にもかなり大きいですよ!

腟内洗浄器の選び方!3つのタイプ(水・乳酸・ジェル)を徹底比較

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ドラッグストアにはいくつかの種類の腟内洗浄器が並んでいますよね。
自分の悩みに合った製品を選ぶには、大きく分けて3つのタイプがあることを知っておくと便利です。それぞれの洗浄目的と特徴を比較してみましょう。

タイプ別比較:洗浄・環境整備・両用

タイプ名 主な成分 目的・効果 代表的な製品
①精製水タイプ 精製水(または滅菌処理された水) 物理的な洗浄。汚れを「洗い流す」ことに特化。 プチシャワー・セペ
②乳酸・pH調整ジェルタイプ 乳酸、ヒアルロン酸など 腟内環境の整備。pHバランスを整え、自浄作用を「サポート」 インクリア、ウェットトラスト ゴールド
③その他の洗浄ジェル 洗浄成分を含むジェル 特定の汚れや不快感を「除去」する目的。 サラサーティClean クリーン

ご覧の通り、単に「洗浄する」と言っても、水で流すのか、環境を整えるのかで目的が全く異なります。
あなたの抱えている悩みが「生理後の残りが気になる」なら①、「なんかニオイが気になる…」なら②を選ぶのがセオリーです。
ここからは、特に人気のある①と②の製品について、さらに詳しく掘り下げていきますね。

ジェルタイプと水タイプの決定的な違い

水タイプ(セペなど)は、文字通り水で洗い流すため、使用後はそのまま流れて外に出てきます。そのため、スッキリ感や爽快感が得られやすいのが特徴です。

一方、乳酸ジェルタイプ(インクリアなど)は、注射器のような細いアプリケーターでジェルを腟内に注入し、そのジェルが数時間かけてゆっくりと腟内に行き渡り、環境を整えます。水のようにすぐに出てこず、時間差で流れ出てくることが特徴です。これが、ニオイの元となる細菌の活動を抑え、環境を整える仕組みです。
使用感も目的も全く違いますので、ご自身の悩みに合わせて選びましょう。

①「精製水タイプ」プチシャワー・セペの特徴と向いている人

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精製水タイプの代表格といえば、コットン・ラボの「プチシャワー・セペ」です。ドラッグストアでも昔から安定して売られている、非常に信頼性の高い製品です。
この製品は、シンプルながらも非常に効果的で、特に生理の終わり頃に感じる不快感を解消したい方に強くおすすめできます。

セペの最大の強みは「物理的な洗浄力」と「安心の成分」

セペの洗浄液は「精製水(滅菌処理された水)」のみでできており、余計な添加物は一切含まれていません。
これが最大の安心ポイントです。腟内の自然な環境に影響を与えにくい成分なので、「何か入れて大丈夫かな?」と不安な方でも試しやすいでしょう。

また、ソフトなボトルと角度調整がしやすいノズルが一体型になっており、使い方も非常に簡単です。ソフトボトルを優しく押すだけで、洗浄液が腟の奥まで届き、残ってしまった経血の塊や、不要になった古い分泌物をきれいに洗い流してくれます。
使用後のスッキリ感は抜群で、「あー、やっと終わった!」という解放感が得られますよ。

プチシャワー・セペが特に向いているのはこんな人

  • 生理終盤の、少量だけど気になる「残血」をきれいにしたい方。
  • ニオイよりも、物理的な汚れベタつきを洗い流したい方。
  • 腟内に何か成分を入れることに抵抗があり、純粋な水で洗浄したい方。
  • デリケートゾーン専用ソープでの外側の洗浄と、腟内の洗浄を明確に分けたい方。

使用のタイミングは「生理が終わる直前〜完全に終わった後」がベストです。経血が多い日に使うと、水で薄まるだけで効果が薄れてしまうので注意しましょう。
お風呂場やシャワールームで使用すると、洗い流すのも簡単で便利です。

②「乳酸/pH調整ジェル」インクリア・ウェットトラストの特徴と効果

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ニオイやおりものの変化に悩んでいる方に圧倒的な人気を誇るのが、「乳酸/pH調整ジェルタイプ」の腟内洗浄器です。
代表的な製品は、ハナミスイの「インクリア」や、ウェットトラスト社の「ウェットトラスト ゴールド」などがあります。
これらは、水で洗い流すのではなく、「腟内の環境を良い状態に戻す」という全く異なるアプローチをするのが特徴です。

インクリアの役割は「善玉菌が住みやすい環境作り」

私たちの腟内は、本来はpH3.8〜4.5の「弱酸性」に保たれています。これは、外から侵入する雑菌の繁殖を防ぐための防御システムです。しかし、疲労やストレス、生理中の経血(弱アルカリ性)の影響で、この酸性度が崩れてしまうことがあります。

ニオイの原因となる悪玉菌は、アルカリ性の環境が大好きです。
そこで「インクリア」は、乳酸(クエン酸やヒアルロン酸などの保湿成分も含む)をジェル状にして腟内に直接注入することで、酸性度を一気に弱酸性に戻します。

これにより、悪玉菌が住みにくい環境を作り出し、腟内の自浄作用を担う善玉菌(デーデルライン桿菌)が働きやすい状態を取り戻すことができるのです。
ニオイの元となる環境を整えるため、根本的なニオイ対策として非常に有効とされています。
特に、「生理が終わってもまだニオイが気になる」「運動後にムレてニオイが気になる」といったデリケートな悩みに、ピンポイントで答えてくれる製品です。

ウェットトラスト ゴールドも、同様に乳酸とジェルを組み合わせた製品であり、携帯しやすいコンパクトさが魅力です。

インクリア・ウェットトラストが向いているのはこんな人

  • デリケートゾーンの不快なニオイが気になる方。
  • おりものがいつもより多く、色や状態が普段と違うと感じる方。
  • 腟内環境のバランスを整えたい方(体調を崩しやすい時など)。
  • 水で洗い流すタイプよりも、環境を「整える」タイプを試したい方。

このジェルタイプは、使用後すぐに洗い流す必要がなく、寝る前などに使用するのがおすすめです。
注入されたジェルは数時間かけてゆっくりと体外に排出されるため、おりものシートなどをつけておくと安心ですよ。

③「その他の洗浄ジェル製品」サラサーティCleanなどの違いは?

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精製水タイプや乳酸ジェルタイプ以外にも、小林製薬の「サラサーティ Clean クリーン」など、様々なメーカーから洗浄ジェル製品が出ています。
これらは、先に紹介した二大勢力と比べるとどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、それらの「その他の洗浄ジェル」製品の特徴と、どんな目的で使われているかを解説します。

目的特化型:サラサーティCleanは「使い切りビデ」として

サラサーティClean クリーンも、管理医療機器に分類される「使い切りビデ」です。これは、プチシャワー・セペと同じく、腟内の汚れを洗い流すことを主目的としています。

しかし、セペが「精製水」を洗浄液としているのに対し、サラサーティCleanは「腟洗浄ジェル」を使用している点が異なります。

この洗浄ジェルには、粘り気があることで腟壁に付着した汚れを絡め取りやすくしたり、洗浄時の刺激を軽減したりする効果が期待されます。
使い方はインクリアに似ていて、細いアプリケーターを使い、ジェルを注入するタイプです。ただし、目的は環境整備よりも「物理的な洗浄・汚れの除去」に重きを置いています。

【比較まとめ】

製品 タイプ 洗浄液/ジェル 主なメリット
プチシャワー・セペ 水タイプ 精製水 刺激が少なく、大量の水でスッキリ洗い流せる。
インクリア 乳酸ジェルタイプ 乳酸ジェル 腟内のpHを整え、ニオイの根本環境を改善できる。
サラサーティClean 洗浄ジェルタイプ 腟洗浄ジェル ジェルの粘性で汚れを絡め取りやすく、使い切りで衛生的。

どの製品も衛生的で使いやすいよう工夫されていますが、「洗い流したいのか」「環境を整えたいのか」によって選ぶべき製品が明確に変わってくることがお分かりいただけたかと思います。
パッケージに記載されている「目的」をしっかり確認してから購入してくださいね。

また、ごく稀に、婦人科などで処方される「治療用」の腟内環境改善製品もありますが、これらはドラッグストアでは購入できません。

腟内洗浄器を正しく使うための基本手順と注意点

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腟内洗浄器は非常に便利なアイテムですが、間違った使い方をすると、かえって腟内環境を乱してしまうリスクがあります。
正しい手順と、誰もがやりがちな間違いを避けるための注意点をしっかり守って、効果的に使用しましょう。

基本手順:力を抜いてリラックスが成功の秘訣!

ここでは、最も一般的な「使い切りボトルタイプ(セペ)」と「ジェルアプリケータータイプ(インクリア)」の共通する基本手順をご紹介します。
どちらのタイプも、使う前は必ず手を石鹸で洗い、清潔な状態で行ってください。

ステップ1:リラックスできる体勢をとる
お風呂場(シャワー時)の洗い場や、トイレなどで、足を広げて少し腰を落とすなど、自分が一番リラックスできる体勢を探しましょう。
力が入りすぎると、器具を挿入しにくくなるだけでなく、腟内の筋肉が硬くなり、洗浄液がうまく行き渡らないことがあります。

ステップ2:ノズル(アプリケーター)を優しく挿入する
ノズルの先端を優しく腟口に当て、ゆっくりとスムーズに挿入します。無理に押し込まず、ノズルが自然と止まる位置までで十分です。

ステップ3:洗浄液(ジェル)を注入する
セペなどのボトルタイプは、ゆっくりとボトルを握り、洗浄液を注入します。一気に注入すると、圧力がかかりすぎてしまうことがあるため、時間をかけて優しく行いましょう。
インクリアなどのジェルタイプは、プランジャー(押し出す部分)を最後までゆっくりと押し切ります。

ステップ4:使用済みの器具はすぐに廃棄する
使い終わったボトルやアプリケーターは、再利用せずにすぐに家庭ゴミとして処分します。これが感染を防ぎ、製品の効果を保つための最も重要なルールです。

注意点:水道水やビデ機能での代用は絶対にNG!

絶対に守ってほしいルールがあります。それは、水道水や一般的なシャワー、トイレのビデ機能で腟内を洗浄しようとしないことです。

水道水には塩素が含まれており、腟内の繊細な常在菌のバランスを大きく崩してしまいます。また、雑菌を洗い流すどころか、外側の雑菌を奥に押し込んでしまうリスクも指摘されています。
腟内洗浄は、必ず専用に滅菌された製品(精製水や乳酸ジェル)を使って行うようにしましょう。

【知っておきたい】使用頻度と「洗いすぎ」のリスクについて

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「スッキリするから毎日使いたいな」「ニオイが気になるから一日に何度も使っても大丈夫?」
このように考える方もいるかもしれませんが、腟内洗浄器の使用頻度には十分な注意が必要です。

基本は「必要な時だけ」!日常的な使用はNG

先ほども触れたように、腟内には自浄作用があります。これは、腟内を常に健康な弱酸性に保つために非常に大切な機能です。
この自浄作用を担う善玉菌(デーデルライン桿菌)は、非常にデリケートです。

洗浄器を頻繁に使用したり、過度に洗浄したりすると、この大切な善玉菌まで洗い流してしまい、結果的に腟内の防御機能が低下してしまいます。
防御機能が低下すると、かえってニオイや炎症の原因となる雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。これが「洗いすぎ」のリスクです。

そのため、腟内洗浄器は基本的に、「生理の終わりかけ(1回)」「性行為の後(1回)」「ニオイが特に気になる時(数日に1回)」など、使用目的とタイミングを限定して使うようにしてください。

インクリアなどの乳酸ジェルタイプは連日使用しても大丈夫?

乳酸ジェルタイプ(インクリアなど)は、洗浄というよりも「環境整備」が目的なので、水で洗い流すタイプとは少し考え方が異なります。
ただし、推奨されているのは「数日おき」の使用です。製品によっては「3日に1回」や「1週間に1~2回」などと具体的な使用目安が設定されています。

連日使用しても大きな問題はないとされていますが、自分の腟内の自然なバランスを尊重することが最も重要です。
もし「毎日使わないと不安」という状態であれば、洗いすぎによる悪循環に陥っている可能性もありますので、一度婦人科のお医者さんに相談してみることをおすすめします。

過度な使用を避けることが、腟内環境を長期的に健やかに保つ秘訣です。この点について、より詳しく知りたい方は、専門家の意見も調べてみると良いでしょう。

ネット通販とドラッグストア、どちらがお得?価格とプライバシーの比較

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「ドラッグストアで探すのはちょっと恥ずかしい…」「でも、ネット通販だと送料がかかるし…」
腟内洗浄器の購入場所を決めるとき、価格とプライバシーは切っても切り離せない問題ですよね。
筆者「どこストア」が、それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

ドラッグストア購入のメリット・デメリット

メリット デメリット
即日手に入る(すぐに使いたい時に便利) 陳列場所が分かりにくい(探すのに手間がかかる)
送料がかからない(単体購入なら安価) 他の客や店員と顔を合わせる(プライバシーの問題)
薬剤師に相談できる(管理医療機器のため) 在庫切れの可能性がある

ドラッグストアで購入する場合、他のデリケートゾーンケア用品や生理用品と一緒にサッとカゴに入れれば、特に気にする必要はありません。
もし顔見知りの店員さんがいても、プロなので特に詮索してくることはないでしょう。

ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)のメリット・デメリット

メリット デメリット
価格比較が容易(ポイントなども考慮できる) 届くのに時間がかかる(緊急時には不向き)
人に会わずに済む(プライバシー重視の方に最適) 送料がかかる(まとめ買いしないと割高に)
大容量パックやセット商品が豊富 使用期限のチェックが必要(特にまとめ買い時)

ネット通販の最大の利点は、誰にも会わずに購入できることです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、プチシャワー・セペもインクリアも大容量パックが豊富に揃っており、ドラッグストアよりも1個あたりの単価が安くなる傾向があります。
また、時々、フリマアプリのメルカリなどでも出品されていることがありますが、衛生用品は使用期限や保管状態が不明確な場合があるため、新品の購入をおすすめします。

結論として、「今すぐ必要ならドラッグストア」、「ストックとして安く買いたいならネット通販」という使い分けが賢明です。

薬剤師・登録販売者への相談は必要?購入前の疑問を解消

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先述の通り、腟内洗浄器の多くは「管理医療機器」に指定されています。これは、購入時に専門家からの説明や情報提供が求められる場合があることを意味します。
では、実際に薬剤師さんや登録販売者さんに相談する必要があるのはどんな時でしょうか?

相談が必要なケースと、聞くべきこと

製品が陳列棚に鍵がかかっている場合を除いて、基本的には自分でパッケージを読み、理解できれば購入は可能です。
しかし、以下のような場合は、専門家に相談することを強くおすすめします。

  1. 製品選びで迷っている時:
    「生理後にはセペがいいけど、ニオイが気になる時はインクリア?どっちを試すべき?」と迷う時は、両方の製品の特徴を改めて説明してもらいましょう。
  2. アレルギー体質の方:
    特に乳酸ジェルタイプは、ヒアルロン酸などの保湿成分や、その他の添加物が入っている場合があります。肌が弱い方やアレルギー体質の方は、全成分を確認してもらい、影響がないか尋ねてみましょう。
  3. 婦人科系の疾患がある方:
    現在、婦人科で治療を受けている方や、以前に大きな疾患を患ったことがある方は、洗浄器の使用が治療に影響しないか、医師の判断を仰ぐのがベストです。
    ドラッグストアの専門家にも、その旨を伝えて相談すると安心です。

専門家は、適切な使い方や使用頻度についてもアドバイスしてくれますので、「この使い方で合ってるかな?」という不安も解消できますよ。

恥ずかしいと感じる時の簡単な声のかけ方

「デリケートなことだから、店員さんに話すのは恥ずかしい」という気持ちはとてもよく分かります。
でも大丈夫です。彼らは毎日、様々な体の悩みを抱えるお客さんに対応しているプロフェッショナルです。

【恥ずかしがらずに聞くためのフレーズ例】
「すみません、『セペ』のような女性用の衛生用品を探しているのですが、どちらにありますか?」
と、具体的な製品名やカテゴリ名で尋ねるだけで、それ以上の詮索はされません。プロはプロとして淡々と対応してくれますから、心配しないでくださいね。

外側(デリケートゾーン)のケアと腟内洗浄の違い

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腟内洗浄器を探していると、「デリケートゾーン専用ソープ」も一緒に目に入ると思います。
この「外側のケア」と「腟内の洗浄」は、似ているようで全く目的が異なるため、この違いを理解することが、トータルで快適なデリケートゾーン環境を保つ秘訣です。
二つのケア方法の違いについて、しっかり確認しておきましょう。

外側のケア(デリケートゾーン専用ソープ)の目的

デリケートゾーン専用ソープ(フェミニンウォッシュ)は、主に外陰部を洗うためのものです。
外陰部の皮膚は、一般的な身体の皮膚よりも薄く、非常にデリケートです。また、おりものや汗、皮脂などが混ざり合うことで、通常のボディソープでは落としきれない汚れやニオイが発生しやすい場所でもあります。

専用ソープは、外陰部の自然なpHバランス(弱酸性)を崩さないように作られており、刺激を抑えつつ、ニオイの元となる汚れを優しく洗い流すことを目的としています。
これは毎日行うべき「日常の清潔ケア」です。

腟内洗浄(ビデ)の目的

一方、腟内洗浄(ビデ)は、腟の内部を洗浄したり、環境を整えたりするためのものです。これは、生理後などの「特別な時」に行う補助的なケアです。

【大きな違いまとめ】

ケアの種類 対象部位 目的 頻度
デリケートゾーンソープ 外陰部(外側) 日常的な清潔とニオイ予防 毎日(入浴時)
腟内洗浄器(ビデ) 腟内(内側) 生理後の残血処理、ニオイ環境の整備 限定的(生理後、気になる時など)

つまり、「外側は専用ソープで毎日優しく洗い、内側は必要な時だけ専用洗浄器で整える」という使い分けが理想です。
どちらか一方だけでは不十分な場合があるので、どちらのケアも取り入れることで、より快適な生活を送ることができます。
デリケートゾーンソープについても詳しく知りたい方は、ぜひ検索してみてくださいね。

①「精製水タイプ」セペの正しい使い方をステップ解説

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「プチシャワー・セペ」は非常にシンプルな製品ですが、そのシンプルな分、使い方を間違えると効果が半減してしまいます。ここでは、特に重要なポイントを押さえた正しい使い方を解説します。

セペの正しい使い方:水圧と挿入のコツ

【準備】
必ずお風呂場など、洗浄液が流れても問題ない場所で行ってください。手を洗い、ボトルからノズルキャップを外し、ノズルを本体にセットします。

  1. 姿勢:
    浴槽のフチに腰掛けるか、片足を上げてリラックスできる体勢をとります。
  2. 挿入:
    ノズルをゆっくりと腟内に挿入します。ノズルの先端に少し水をつけると滑りが良くなります。無理な力を入れないことが大切です。
  3. 洗浄:
    ボトルをゆっくり、かつ均一に握りしめて洗浄液を注入します。
    ここが最大のポイント!一気に強く握ると水圧が高くなりすぎて、腟内を傷つける原因になります。時間をかけて優しく洗浄液を流し込みましょう。
    洗浄液はそのまま自然に流れ出てきます。
  4. 後処理:
    洗浄液を流し終えたら、ノズルをゆっくり抜き、使用後の容器は全て捨てます。

使用後のスッキリ感を高めるには、洗浄後すぐに体を拭かず、しばらくそのまま立って残った洗浄液や汚れを出し切るのもおすすめです。

セペ使用時の「よくある疑問」Q&A

Q: 水が全部出ないのですが?
A: セペはソフトボトルなので、最後の数滴はボトル内に残る構造になっています。これは問題ありません。無理に最後まで絞り出そうとすると、空気を吸い込んでしまうことがあるので、適度なところで使用を終えて大丈夫です。

Q: 生理の終わりかけ以外に使ってもいい?
A: 避けた方が無難です。日常的な洗浄は前述の通り腟内環境を乱すリスクがあります。基本は「生理後の残血処理」を目的とし、どうしてもニオイが気になる場合は乳酸ジェルタイプを検討してください。

②「乳酸/pH調整ジェル」インクリアの正しい使い方をステップ解説

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インクリアやウェットトラスト ゴールドなどの乳酸ジェルタイプは、アプリケーター(注入器)を使ってジェルを注入するため、使い方に慣れが必要です。こちらも正しい手順で、効果を最大限に引き出しましょう。

インクリアの正しい使い方:注入後の注意点

【準備】
ジェルが流れ出てくることを考慮し、夜寝る前や、入浴後すぐにベッドに入る前など、安静にできるタイミングを選びましょう。清潔なおりものシートやナプキンを準備しておくと安心です。

  1. アプリケーター開封:
    パッケージからアプリケーターを取り出し、先端のキャップをねじ切って外します。
  2. 姿勢:
    立ったまま、または仰向けになり、足を軽く曲げるなど、リラックスできる体勢をとります。
  3. 挿入:
    アプリケーターの先端をゆっくりと腟内に挿入します。この時、ノズル全体が入らなくても問題ありません。無理のない深さで大丈夫です。
  4. 注入:
    プランジャー(押し出す部分)をゆっくりと最後まで押し切り、ジェルを注入します。注入後、プランジャーを押し込んだままの状態で、アプリケーターを静かに抜き取ります。
  5. 安静:
    ジェルがすぐに流れ出ないよう、数分間は横になるなど安静に過ごすのがおすすめです。

乳酸ジェルはすぐに体外に出てくるのではなく、腟内に留まり、徐々に浸透しながら腟内環境を整えていきます。数時間後、または翌日にかけて余分なジェルが流れ出てきますので、おりものシートなどで対応しましょう。

インクリア使用時の「よくある疑問」Q&A

Q: 注入したジェルがすぐに流れ出てきました。失敗ですか?
A: 注入直後に少し流れ出ることはありますが、大部分のジェルは腟内に留まりますのでご安心ください。不安な場合は、仰向けになって腰の下にタオルなどを敷いておくと、流れ出るのを防ぎやすくなります。

Q: 注入後にピリピリとした刺激を感じます。
A: 腟内がアルカリ性に傾いているなど、環境が乱れている時に乳酸ジェルを使用すると、一時的に刺激を感じる方がいます。これは乳酸がpHを調整している過程で起こることが多いですが、痛みが続く場合や、かゆみが増す場合は使用を中止し、念のためお医者さんに相談してください。

③「その他の洗浄ジェル製品」サラサーティCleanなどの使用シーン

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サラサーティClean クリーンのようなその他の洗浄ジェル製品は、先の二つの製品の良いところを組み合わせたような特徴を持っています。
ここでは、これらの製品がどのようなシーンで活躍するのかを見ていきましょう。

サラサーティCleanが適しているのは「汚れとニオイを両方ケアしたい時」

サラサーティCleanは、精製水ではなく専用のジェルを使うため、水だけでは流しきれなかった粘度の高いおりものや、古い分泌物などを絡め取りやすいという利点があります。
また、清潔に保つための成分も含まれているため、ニオイ対策も同時に行いたいという方に選ばれています。

【主な使用シーン】

  • 生理の終わりかけで、残血とニオイの両方が気になる時。
  • 通常のビデ(水タイプ)では、あまりスッキリ感をえられなかった時。
  • 手軽に使い切りたいが、環境を整えるというよりは「汚れをきれいにしたい」という気持ちが強い時。

注入方法や使用後の処理方法は、インクリアと同様にアプリケーター方式ですので、慣れてしまえば簡単です。
ただし、繰り返しになりますが、腟内洗浄器を選ぶ上で最も大切なのは、ご自身の「今の悩み」に合った目的の製品を選ぶことです。パッケージの「効能・効果」をよく読んで判断してください。

もし、どの製品が自分の症状に合っているのか迷ったら、ネットでの口コミや製品比較も参考に、自分にぴったりのケアを見つけてみてくださいね。

【知っておきたい】使用頻度と「洗いすぎ」のリスクについての深掘り

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「洗いすぎのリスク」は、腟内洗浄器を使う上で最も重要視すべきポイントです。ここでは、もう少し深掘りして、なぜ洗いすぎが良くないのか、そしてもし洗いすぎた場合どうすればいいのかについて解説します。

善玉菌を洗い流すことが最大のリスク

腟内の環境は、熱帯雨林の生態系のように、非常に繊細なバランスの上に成り立っています。主役はデーデルライン桿菌という善玉菌で、この菌が糖分を分解して乳酸を作り出し、腟内を強力な酸性バリアで守っています。

洗いすぎると、この大切な善玉菌を物理的に洗い流してしまったり、水圧や洗浄液(たとえ精製水でも)によってpHバランスを一時的に中性に傾けてしまったりします。これにより、外から入ってきた大腸菌などの悪玉菌が急増し、膣炎やニオイ、おりもの異常といったトラブルを引き起こすリスクが高まるのです。

特に、体調が優れない時や免疫力が落ちている時に過度な洗浄を行うと、トラブルが顕著に出やすくなります。

頻度の目安は「リセットしたい時」に留める

先ほどの繰り返しになりますが、使用頻度は以下の通り「リセットしたい時」に限定しましょう。

【水タイプ(セペ)の推奨頻度】
「生理の終わりかけ」の1回または「完全に終わった直後」の1回。基本的に月に1回~2回程度に留めるのが理想です。

【乳酸ジェルタイプ(インクリア)の推奨頻度】
「ニオイが気になり始めた時」に3日に1回程度の使用に留めるのがおすすめです。ニオイが解消されたら、一旦使用をストップし、腟内の自浄作用に任せましょう。

「なんか毎日清潔にしたいから」という理由だけで使うのは、逆効果になる可能性が高いので、使用目的を明確にしてくださいね。

ネット通販とドラッグストア、どちらがお得?価格とプライバシーの比較(深掘り)

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価格とプライバシーは、購入場所を選ぶ上での大きな決定要因です。ここでは、価格の具体的な比較や、プライバシーを重視する際のネット通販の活用法を詳しくお伝えします。

価格の比較:単価が安いのはネット通販のまとめ買い

ドラッグストアでは、プチシャワー・セペもインクリアも、主に3本入りや6本入りといった小容量パックが主流です。価格は1パックあたり900円~1,500円程度で、1本あたりの単価は比較的高めになります。

一方、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販では、10本入りや30本入りの大容量パックが販売されており、これらはドラッグストアで買うよりも1本あたりの単価が大幅に安くなることが多いです。

【価格例のイメージ(あくまで一例です)】

購入場所 容量 単価(目安)
ドラッグストア 3本入りパック 1本あたり約350円
ネット通販(大容量) 30本入りパック 1本あたり約250円

頻繁に使用するわけではありませんが、ストックを確保しておきたい方にとっては、ネット通販でのまとめ買いが断然お得になります。もちろん、ポイント還元率の高い日を狙うのも賢い方法ですね。

プライバシー重視なら「置き配」や「局留め」を活用

「家族に知られたくない」「配達員さんに渡されるのが気まずい」というプライバシーの問題は、ネット通販で解決できます。

Amazonや楽天市場の多くのショップでは、「中身が分からないように」という配慮から、品名を「衛生用品」や「雑貨」などとして送付してくれますし、段ボールには商品名が記載されることはありません。

さらに、以下のサービスを活用すれば、誰にも会わずに受け取ることができます。

・置き配サービス:
指定した場所に商品を置いてもらうことで、配達員さんに直接会わずに受け取れます。(セキュリティには注意が必要)

・コンビニ受け取り / 郵便局留め:
自宅以外で受け取れるため、プライバシーを完全に守りたい方には非常におすすめのサービスです。

価格とプライバシー、ご自身が重視するポイントに合わせて、最適な購入方法を選んでくださいね。

薬剤師・登録販売者への相談は必要?購入前の疑問を解消(深掘り)

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「管理医療機器」という言葉に身構えてしまう方もいるかもしれませんが、専門家への相談は、賢く製品を使うための非常に有用な手段です。どんな疑問をぶつけるべきか、具体的な質問例をご紹介します。

薬剤師に相談すべき具体的な疑問

デリケートゾーンのトラブルは、自己判断が難しいことが多いです。以下の質問は、ぜひ薬剤師さんや登録販売者さんに尋ねてみてください。

  1. 「今のニオイは、洗浄で解決できるレベルですか?」
    ニオイの原因が細菌性腟炎などの疾患の場合、洗浄器では根本的に解決しません。洗浄器で対応できる範囲かどうかを尋ねてみましょう。深刻な場合は、すぐに婦人科受診を勧められるはずです。
  2. 「現在飲んでいる薬との相互作用はありますか?」
    経口薬が腟内環境に影響を与えることは少ないですが、念のため確認しておきましょう。また、他の腟内に入れる薬(膣座薬など)を使用している場合は、必ずその旨を伝えてください。
  3. 「敏感肌ですが、どの製品が低刺激ですか?」
    精製水タイプが最も刺激が少ないですが、乳酸ジェルタイプの中でも保湿成分や添加物の種類によって刺激の感じ方は異なります。成分表を見ながらアドバイスをもらうと安心です。

このように、専門家に相談することで、単に製品の場所を聞くだけでなく、自分の体調や状況に合った、より安全な情報を得ることができます。
ドラッグストアのカウンターにいる専門家は、あなたの健康をサポートする強い味方です。積極的に活用しましょう。

もし、専門家との対話が難しいと感じる場合は、オンラインの健康相談サービスなどを活用するのも一つの方法です。

外側(デリケートゾーン)のケアと腟内洗浄の違い(深掘り)

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最後に、腟内洗浄の効果を最大限に引き出すために、日常的な「外側のケア」の重要性について、もう一度確認しておきましょう。

外側が清潔でないと、内側もトラブルになりやすい

どんなに腟内をきれいにしても、外側(外陰部)に汗や皮脂、古い角質、尿などの汚れが残っていると、そこから雑菌が繁殖し、すぐに腟内に侵入してしまいます。

つまり、腟内洗浄は「一時的なリセット」、デリケートゾーン専用ソープでの洗浄は「毎日の防御」という役割分担なのです。

特に、デリケートゾーンは洗い方が非常に重要です。ゴシゴシと力を入れて洗うのは絶対にNGです。

正しい外側ケアのポイント

  • 専用ソープを使う:
    必ずデリケートゾーン専用の弱酸性ソープを使用し、ボディソープや石鹸は避けましょう。
  • 泡で優しく:
    ソープをしっかり泡立て、指の腹で優しく撫でるように洗います。細かいシワやヒダの部分も、泡を滑らせるように洗いましょう。
  • 前から後ろへ:
    常に前から後ろに向かって洗い流すように意識し、肛門付近の雑菌が腟口に入らないようにすることが非常に大切です。
  • 保湿を忘れずに:
    洗浄後は、デリケートゾーン用のローションやクリームで保湿をすることで、乾燥によるかゆみや摩擦による刺激を防ぐことができます。

外側と内側、両方からケアをすることで、デリケートゾーンの悩みは格段に減り、毎日の生活が快適になるはずです。

腟内洗浄器の購入を検討している方は、ぜひこの機会に、日々の外側ケアも見直してみてくださいね。

まとめ(最終的なクロージング)

この記事では、腟内洗浄器の購入場所から製品の種類、「洗いすぎ」のリスクを避けるための正しい使い方までを網羅的に解説しました。

マツキヨやウェルシアなど、普段使いのドラッグストアのどの棚にあるかが分かれば、もう迷うことはありません。ほとんどの製品は、生理用品やお風呂・トイレの衛生用品コーナーの端っこにありますから、次に探すときは落ち着いて見てみてくださいね。

ご自身のライフスタイルや悩みに合った「プチシャワー・セペ」や「インクリア」などの製品を見つけて、デリケートゾーンの悩みをスッキリ解消しちゃいましょう!

ドラッグストアで探すのが難しい場合は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで大容量パックをお得にストックしておくのもおすすめです。メルカリなどのフリマアプリでの衛生用品の購入は、念のため避けた方が安心ですよ。

© 2025 トレンドヘルスケア情報 (筆者:どこストア)

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