「夜中に急に必要になった！」ローソンで買える市販薬は？種類、販売時間、取り扱い店舗を徹底解説【2025年最新版】

「あっ、急に熱が出てきた…！でももう深夜だ…ドラッグストアは閉まってるし、どうしよう？」

こんな時、真っ先に思い浮かぶのが24時間営業のコンビニ、ローソンですよね。結論からお伝えすると、ローソンでは風邪薬や胃腸薬などの市販薬（OTC医薬品）を購入することができます。
しかし、全てのローソンで薬が買えるわけではないという重要な注意点があります。

この記事では、筆者：どこストアが、ローソンで薬を買いたいと思った時に「何を」「どこで」「いつ」買えるのかを、徹底的に分かりやすく解説します。登録販売者がいる店舗の見分け方から、最新のデリバリー情報、さらには他社コンビニとの比較まで、あなたの「困った！」を解決する情報が満載です。
もう深夜の体調不良で慌てる必要はありません。さあ、ローソンを「いざという時の頼れる薬箱」にするための知識を一緒に身につけていきましょう！

ローソンで「薬」は買える？急な体調不良の時に頼れるのか【結論】

まず、一番気になる「ローソンで市販薬は買えるの？」という疑問にお答えします。答えは「買えます」です。
ローソンは、厚生労働省が推進する「マチの健康ステーション」というコンセプトを掲げ、他のコンビニチェーンに先駆けて医薬品の販売に力を入れてきました。

ただし、ここで重要なのは、医薬品はタバコやお酒と同じように、誰でもいつでも販売できる商品ではないということです。薬剤師や登録販売者という専門の資格を持つ人がいる店舗でしか販売が許可されていません。この専門家が勤務している時間帯だけ、医薬品の取り扱いが可能になります。
ローソンが目指しているのは、お客様の生活圏内で最も身近なコンビニを「かかりつけ薬局」としても利用できるように進化させることです。特に2009年頃から、調剤薬局との連携や、自社の登録販売者の育成に積極的に取り組み、医薬品の取り扱い店舗を全国的に拡大してきました。

具体的に買える薬は、急な発熱や頭痛、ちょっとした胃の不調など、日常生活で比較的頻度が高い症状に対応するものが中心です。
例えば、かぜ薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、うがい薬、整腸薬、湿布薬などですね。これらの多くは「第2類医薬品」または「第3類医薬品」に分類されます。これは、専門家がいなくても販売できる医薬部外品や雑貨とは違い、ちゃんと効果が認められている医薬品です。だからこそ、夜中に急に体調が悪くなった時でも、ローソンに頼ることができるのです。
しかし、全ての店舗が同じ品揃えをしているわけではありませんし、販売時間も店舗によって異なります。いざという時に困らないよう、この記事で販売店舗の見分け方や販売時間について詳しく確認していきましょう。

また、医薬品の販売が強化されている背景には、日本の高齢化社会があります。自宅や職場の近くで、日用品や食品と一緒に薬も手に入る「生活支援型」のコンビニエンスストアとして、ローソンは進化を続けているんですね。まさに、ローソンは私たちの「マチの安心」を支える重要なインフラになっていると言えます。

どのローソンでも買えるわけではない！医薬品取り扱い店舗の見分け方

ローソンで薬が買えることは分かりましたが、「じゃあ、どこのローソンでもOKなの？」というと、残念ながら答えは「No」です。
医薬品を販売するためには、店舗自体が「店舗販売業」の許可を得ている必要があり、さらに薬剤師または登録販売者が勤務している時間帯でなければ販売できません。そのため、普通のローソンと、薬を取り扱えるローソンは区別されています。

では、どのようにして医薬品取り扱い店舗を見分ければ良いのでしょうか？
一番確実な方法は、ローソンの公式ウェブサイトで「医薬品取扱店舗」を検索することです。地域ごとに絞り込み検索ができますので、ご自宅や職場の近くの店舗を事前にチェックしておくと安心です。
また、Googleマップなどの地図アプリで「ローソン 薬」と検索するのも有効な手段の一つです。ただし、営業時間外の可能性もあるので注意が必要です。

店頭で判断する3つのポイント

店舗の近くまで来た場合は、以下の3つのポイントで判断できます。

1. 店舗の看板や外観： 「くすり＋ローソン」や、ドラッグストアと複合した「ローソン ドラッグミック」といった特殊な店舗名になっている場合があります。これらの店舗は、ほぼ間違いなく医薬品を取り扱っています。
2. 店頭の掲示物： 医薬品を販売している店舗は、法律に基づき、「医薬品販売許可証」や「登録販売者/薬剤師の氏名」「販売時間」などの情報を店頭に掲示する義務があります。この掲示が見当たらない場合は、薬の販売を行っていないか、時間外である可能性が高いです。
3. 店内の売場： 店内に独立した「医薬品コーナー」があるかどうかです。このコーナーは通常、他の商品棚とは別に、鍵のかかったガラスケースや、登録販売者の目が届く範囲に設置されています。また、販売できる薬の分類（第2類・第3類など）によって陳列方法も異なります。

特に重要なのは、「販売時間」の掲示です。たとえ医薬品の取り扱い許可がある店舗でも、登録販売者が休憩中や不在の時間帯は薬の販売がストップしてしまいます。この販売時間は、店舗によって曜日や時間帯が細かく決まっているため、必ず確認するようにしましょう。

最近では、規制緩和により、以前よりも少ない人数や短い時間でも医薬品の販売が可能になってきています。このおかげで、私たち消費者にとっては利便性が向上していますが、「いつでも買える」という誤解を生まないよう、事前の確認が非常に大切になりますね。詳しくは後の見出し「2025年最新の規制緩和！販売時間のルールは今後どう変わる？」で解説します。 ローソン 医薬品取扱店舗を検索してみる

「くすり＋ローソン」「ヘルスケアローソン」って何が違うの？

ローソンが展開する「健康」をテーマにした店舗には、いくつかの種類があり、それぞれに役割や医薬品の取り扱いレベルが異なります。この違いを理解しておけば、必要な薬を確実に手に入れることができます。

くすり＋ローソン：薬剤師がいる「かかりつけ薬局」モデル

「くすり＋ローソン」は、ローソンが特に力を入れている、調剤薬局を店内に併設した店舗形態です。これは、コンビニと薬局の機能が一体化している、まさに「マチのかかりつけ薬局」を進化させた形と言えます。

• 主な特徴：
  • 調剤薬局機能があり、処方箋を受け付けている。
  • 薬剤師が常駐しているため、第1類医薬品や要指導医薬品も取り扱い可能（薬剤師勤務時間内）。
  • OTC医薬品（第2類・第3類）の品揃えも充実している。
  • 介護相談や健康に関するサポートサービスも提供している場合がある。
• メリット： 病院でもらった処方薬の受け取りと、日用品や食料品の買い物が同時に済ませられます。専門家から薬の飲み合わせや相談も可能です。

ヘルスケアローソン：生活サポートとOTC医薬品を強化したモデル

「ヘルスケアローソン」は、調剤薬局の併設はなくとも、通常のローソンよりもOTC医薬品や健康志向の商品を強化している店舗です。こちらは主に登録販売者が医薬品の販売を担当します。

• 主な特徴：
  • 生活サポートの品揃え（日用品、介護用品など）が充実している。
  • 医薬品は主に第2類、第3類医薬品を中心に取り扱う。
  • 登録販売者の勤務時間内での販売となる。
• メリット： 薬とドラッグストアのような品揃えの多くを、家の近くのコンビニで手に入れることができます。

複合店舗の進化：「ドラッグストアとの融合」

近年では、ローソンと大手ドラッグストアがコラボレーションした複合店舗も増えています。例えば、「ローソン ツルハドラッグ〇〇店」や「ローソン ドラッグミック〇〇店」といった店舗です。これらは、コンビニの便利さとドラッグストアの専門性・品揃えを融合させた最強の店舗形態と言えるでしょう。夜間でもOTC医薬品の購入チャンスが増えるため、利用者にとっては非常にありがたい存在です。

このように、ローソンは様々な形で「マチの健康ステーション」を具体化しています。急な体調不良の際は、まず「くすり＋ローソン」を探すのが最も幅広い薬を手に入れられる近道になりますね。 「くすり＋ローソン」の店舗をGoogle検索で探す

【分類別】ローソンで買える市販薬の種類と「第1類」の現状

市販薬（OTC医薬品）は、そのリスクの程度によって「第1類」「第2類」「第3類」に分類されています。ローソンでどの分類の薬が買えるのか、そして最も注意が必要な「第1類」の取り扱いについて詳しく見ていきましょう。

まず、医薬品の分類と販売に必要な専門家をまとめたのが以下の表です。

医薬品の分類	リスクの程度	主な薬の例	販売に必要な専門家
要指導医薬品	最もリスクが高い	新規に承認されたスイッチOTC薬など	薬剤師のみ
第1類医薬品	リスクが比較的高い	H2ブロッカー胃腸薬、一部の解熱鎮痛剤など	薬剤師のみ
第2類医薬品	日常的によく使われる	かぜ薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬など	薬剤師 or 登録販売者
第3類医薬品	リスクが比較的低い	ビタミン剤、整腸薬、湿布薬など	薬剤師 or 登録販売者

ローソンで最も主流なのは「第2類・第3類医薬品」

一般的な医薬品販売の許可を持つローソン店舗（ヘルスケアローソンなど）で主に販売されているのは、第2類医薬品と第3類医薬品です。
これらは、登録販売者が対応できるため、多くの店舗で安定して提供されています。急な発熱や軽い下痢、栄養補給が必要な時など、多くのケースで役立つ薬が揃っています。

第1類医薬品は「くすり＋ローソン」ならチャンスあり

最も注意が必要なのが、第1類医薬品です。これは副作用などのリスクが比較的高く、販売時には必ず薬剤師による情報提供が義務付けられているため、登録販売者だけでは販売できません。
したがって、通常のローソンでは取り扱いが非常に難しいです。しかし、前述の「くすり＋ローソン」のように、調剤薬局を併設し薬剤師が常駐している店舗であれば、勤務時間内に限り、第1類医薬品を購入できる可能性があります。もしロキソニンSのような一部の高性能な解熱鎮痛剤や、H2ブロッカーを含む胃腸薬といった第1類医薬品を探している場合は、「くすり＋ローソン」を狙うのが賢明です。
なお、「要指導医薬品」はさらに取り扱いが難しく、ローソンに限らず、薬剤師が対面で指導する必要があるため、購入できる場所はかなり限定されます。

このように、ローソンで買える薬の範囲は店舗形態と専門家の有無に依存します。必要な薬の種類によって、どのローソンに行くべきか戦略を立てておきましょう。

風邪薬・解熱剤・胃腸薬…具体的にどんなメーカーの薬がある？

いざローソンにたどり着いた時、「一体どのメーカーの、どんな薬が置いてあるのだろう？」と不安になりますよね。
コンビニで取り扱われる市販薬は、ドラッグストアほどの圧倒的な品揃えはありませんが、知名度が高く、効果も信頼できる定番商品が中心に選ばれています。

過去の取り扱い事例から見る主なラインナップ

過去のニュースリリースや報道内容から、ローソンで販売されている、または販売実績のある主な市販薬のメーカーと種類をリストアップします。ただし、取り扱いは店舗や時期によって変動するため、あくまで参考情報としてご覧ください。

ローソンで取り扱いのある主な薬のメーカーと商品例（第2類・第3類中心）

メーカー名	主な薬の種類	商品例（過去の取り扱い）
興和新薬	うがい薬	新コルゲンコーワうがいぐすり
第一三共ヘルスケア(旧ゼファーマ)	整腸薬	エール整腸薬（ヨーグルト味顆粒）
佐藤製薬	滋養強壮、肌荒れ	ユンケルローヤル錠、ジェイユンケルC、ひび・あかぎれ薬
大正製薬	かぜ関連、うがい薬	パブロンうがい薬、カコナールかぜハップ（医薬部外品）
小林製薬	便秘薬、のどケア	スルーラックナチュール、のどぬ～るスプレークリアミント
明治製薬	整腸・便秘薬	サトラックスライト（植物繊維の便秘・整腸薬）

特に注目すべきは、かぜ薬や解熱鎮痛剤のラインナップです。これらは「急な症状」に対応するため、コンビニでの需要が非常に高いです。夜中に突然の頭痛や発熱に襲われた時、家に常備薬がなければ、ローソンで手に入るこれらの薬が非常に頼りになります。
また、ビタミン剤や栄養ドリンク、滋養強壮剤（ユンケルなど）は医薬部外品として扱われるものも多いですが、医薬品登録販売者がいる店舗では、さらに効果の高い「医薬品」としてのユンケルローヤル錠なども購入できるのが魅力です。

メーカーを選ぶ際のポイント

ドラッグストアに慣れていると、コンビニの品揃えに物足りなさを感じるかもしれません。しかし、コンビニで販売されている薬は、そのほとんどが長年の実績と信頼のある大手メーカーのものです。迷った際は、以下の点を参考に選ぶと良いでしょう。

• 症状特化型を選ぶ： 「総合かぜ薬」よりも、「鼻水・鼻づまりに特化した薬」「のどの痛みに特化した薬」のように、一番つらい症状にピンポイントで効く薬を選ぶと、効果を実感しやすいです。
• 飲み慣れたメーカーを選ぶ： 初めて飲む薬で不安がある場合は、日頃から使っているメーカー（大正製薬、興和など）のものを選ぶと安心感があります。

もちろん、購入時には店頭にいる登録販売者や薬剤師に相談するのが最も安全で確実です。専門家のアドバイスを受けて、ご自身の体質や症状に合った薬を選んでくださいね。

薬の販売時間は24時間じゃない！知っておきたい販売時間とルール

ローソンが24時間営業だからといって、医薬品の販売も24時間行われているとは限りません。ここがコンビニで薬を購入する際に、最も誤解しやすいポイントであり、注意が必要です。

販売時間は「専門家の勤務時間」に依存する

医薬品（第2類、第3類、第1類）の販売は、法律により、必ず専門家（登録販売者または薬剤師）が常駐している時間帯に限定されています。専門家が休憩中であったり、シフトの関係で不在であったりする時間帯は、たとえ深夜でも昼間でも、医薬品の販売はストップします。

多くのローソン店舗では、例えば以下のような販売時間の設定が見られます。

【販売時間の一例】

店舗形態	専門家	販売時間の傾向	注意点
ヘルスケアローソンなど（登録販売者）	登録販売者	9時～18時、または10時～22時など、日中の主要時間帯	24時間ではない。深夜早朝は販売休止。
くすり＋ローソン（薬剤師/登録販売者）	薬剤師/登録販売者	薬局の営業時間に準じる（例：9時～19時）。OTCは延長販売の可能性あり	調剤薬局の営業時間が優先される場合が多い。

販売時間を確認する方法は？

確実に薬を手に入れるためには、事前に以下の方法で販売時間を確認しましょう。

1. 店頭の掲示を確認： 医薬品取り扱い店舗は、店外または医薬品コーナーに「営業時間のうち、医薬品を販売する時間」を明記した掲示物を出す義務があります。店舗に到着したら、まずこれをチェックしましょう。
2. ローソン公式サイトを確認： 店舗情報ページに、医薬品販売時間に関する情報が記載されている場合があります。
3. 電話で問い合わせ： 一番確実なのは、店舗に直接電話で問い合わせることです。「今、薬の販売はしていますか？」と聞けば、すぐに教えてもらえます。

特に夜間に薬が必要になった場合は、事前に電話で確認することをおすすめします。
「登録販売者の氏名」と「医薬品の販売時間」は、薬事法によって表示が義務付けられている重要事項です。これらの情報が明確に表示されている店舗だけが、安心して薬を購入できる店舗だと覚えておきましょう。

購入前に必須確認！「登録販売者」がいないと買えない薬があるって本当？

「登録販売者」という資格は、コンビニで市販薬を購入する上で、非常に重要なカギを握っています。
なぜなら、第2類医薬品と第3類医薬品は、薬剤師だけでなく、この登録販売者でも販売できると定められているからです。ローソンをはじめとする多くのコンビニやスーパーでは、この登録販売者を配置することで、お客様に薬を提供しています。

登録販売者とは？

登録販売者は、一般用医薬品（第2類・第3類）の販売を専門とする資格です。薬剤師ではないため、調剤や第1類医薬品の販売はできませんが、第2類以下の医薬品については、お客様からの相談に対応し、適切な情報提供を行うことができます。彼らの役割は、お客様が薬を安全に、正しく使用できるようにサポートすることです。

専門家の「不在時間帯」は販売停止に

繰り返しになりますが、医薬品の販売は「専門家の対応が可能な時間」でなければなりません。これは、薬の陳列方法にも関係しています。

• 対応時間内： 専門家が勤務しているため、相談に応じながら薬を販売できます。薬は、お客様が手に取れないように（鍵のかかった棚や、レジカウンター越しなど）管理されています。
• 対応時間外（不在時）： 専門家がいない場合、お客様への情報提供や相談対応ができません。そのため、医薬品が陳列されている棚全体を完全にシャットアウトしたり、鍵をかけて販売を中止したりする必要があります。

つまり、あなたがローソンを訪れた時、医薬品コーナーに鍵がかかっていたり、目隠しがされていたりしたら、それは「今は登録販売者（または薬剤師）が不在なので、薬を販売できません」というサインなのです。せっかく店舗を見分けても、この時間帯に当たってしまうと購入は不可能になってしまいます。

だからこそ、薬を確実に手に入れるためには、「そのローソンが薬を売っているか」だけでなく、「今、専門家がいる時間帯か」という2つの条件を満たすことが必須となります。特に、深夜帯や早朝帯は不在になりやすいので、急を要する場合は必ず事前に電話などで確認する習慣をつけましょう。

忙しい人の味方！Uber Eatsなどで医薬品をデリバリーできるか

「熱があって動けない」「深夜だけど、どうしても薬が欲しい」—そんな時、ローソンまで歩いていくことすらつらい場合がありますよね。そんな忙しい人や、自宅から出られない人のために、ローソンはデリバリーサービスを活用した医薬品の販売にも取り組んでいます。

国内初！Uber Eatsでの医薬品デリバリー

ローソンは、2021年2月頃に日本のUber Eatsでは初めて、OTC医薬品（市販薬）の取り扱いを開始しました。これは、コンビニでの医薬品販売の新しい形として大きな話題となりました。

【デリバリーサービスの特徴】

利用サービス	Uber Eatsなど
取り扱い品目	第2類医薬品、第3類医薬品（風邪薬、胃腸薬、目薬など）
販売店舗	店舗販売業許可を得ている一部の店舗
重要な注意点	デリバリー対応店舗はごく一部であり、専門家の勤務時間内での受付となる。

デリバリーの場合も、実店舗での販売と同じく、必ず専門家が勤務している時間帯に限定されます。注文を受けた後、店舗の登録販売者が薬を選び、注文者に対して情報提供を行うというプロセスが必要になるためです。そのため、24時間デリバリーサービスを利用できるわけではありません。

デリバリーを活用するメリットとデメリット

デリバリーサービスの最大のメリットは、「自宅から一歩も出ずに薬が届く」という点です。体調が優れない時や、小さな子どもがいて家を離れられない時に、これほど心強いサービスはありません。

一方でデメリットもあります。まず、対応店舗が限られていること。そして、配送料がかかること、待ち時間が発生することです。急を要する場合は、対応可能な近隣店舗を検索し、配送料と待ち時間を加味して判断する必要があります。

デリバリー対応店舗は順次拡大されていますが、あなたの地域が対応エリアかどうかは、Uber Eatsやローソンの公式アプリ・ウェブサイトで確認してみましょう。いざという時の選択肢として、非常に便利なサービスです。

注意点まとめ：ローソンで薬を買う際に失敗しないためのチェックリスト

ローソンは非常に便利な薬の購入場所ですが、「コンビニだから」という先入観で失敗することもあります。ここで、薬の購入を検討する際に失敗しないための最終チェックリストをまとめました。これらの点をしっかり確認して、スムーズに薬を手に入れましょう。

購入直前の最終チェックリスト

• 【最重要】専門家はいるか？： 店頭の掲示や医薬品コーナーの状況を確認し、登録販売者または薬剤師が勤務している時間帯かどうかをチェックしましょう。鍵がかかっている場合は諦めるしかありません。
• 【分類の確認】必要な薬は第2類・第3類か？： H2ブロッカーや一部の高機能解熱剤など、第1類医薬品は基本的に「くすり＋ローソン」など薬剤師がいる店舗でしか買えません。一般的な風邪薬・胃腸薬なら第2類・第3類なのでOKです。
• 【販売時間の確認】24時間ではない： 24時間営業の店舗でも、薬の販売時間は日中の数時間に限定されていることが多いです。深夜や早朝は販売休止となるため、必ず販売時間を確認するか、電話で問い合わせましょう。
• 【品揃えの確認】ピンポイントの薬はあるか？： ドラッグストアのような豊富な品揃えは期待できません。特定の成分や薬を探している場合は、事前にメーカーや商品名をメモしておき、店員さんに確認すると間違いがありません。
• 【デリバリーの確認】エリア内か？： デリバリーサービスを利用したい場合は、その店舗がサービスに対応しているか、また専門家が対応できる時間帯であるかを確認する必要があります。

これらの注意点を踏まえ、ローソンをうまく利用するコツは、「いざという時の緊急避難場所」として認識することです。普段から使う薬はドラッグストアで購入し、夜間や休日など、他に選択肢がない時だけローソンを利用する、という使い分けが最も賢明と言えるでしょう。
もし薬の飲み合わせや症状について少しでも不安があれば、購入前に必ず店内の専門家（登録販売者・薬剤師）に相談するようにしてください。それが、市販薬を安全に使用するための基本です。

2025年最新の規制緩和！販売時間のルールは今後どう変わる？

ローソンが医薬品販売に力を入れる上で、最大のネックとなっていたのが「販売時間」に関する厳しい規制でした。しかし、近年、この規制が緩和されつつあり、私たち消費者にとってはさらに利便性が高まる可能性があります。

かつての厳しい「2分の1ルール」

以前は、医薬品を販売する店舗は、「店舗の営業時間の2分の1以上の時間」は、必ず薬を販売していなければならないというルールがありました。ローソンのような24時間営業の店舗では、「24時間の半分＝12時間以上」も専門家（登録販売者など）を常駐させる必要があり、これが人件費や人材確保の面で大きな負担となっていました。

このルールがあったために、多くのコンビニが医薬品販売への参入を躊躇したり、販売時間を短く設定せざるを得なかったりしたのです。

2025年現在の規制緩和動向

しかし、超高齢社会の到来や、地域住民の生活サポートという観点から、この規制は一部見直されました。「営業時間の半分以上」という縛りがなくなり、1日1時間からでも医薬品の販売が可能になるなど、販売時間の柔軟性が大幅に向上しました。

規制緩和による変化

• 販売時間の柔軟化： 少ない人数の専門家でも、医薬品の取り扱いが可能になりました。週に数日、特定の時間帯だけでも販売できるようになり、店舗側の負担が軽減。
• 取り扱い店舗の増加： 規制緩和の追い風を受け、ローソンは医薬品の取り扱い店舗数をさらに増やす方針を打ち出しています。
• 深夜・早朝販売の可能性： 規制緩和は販売時間そのものの延長を保証するものではありませんが、店舗側が人件費を計算しやすくなったことで、地域によっては深夜帯の販売をトライアルする店舗も出てくるかもしれません。

この流れは、ローソンが目指す「マチの健康ステーション」の進化を加速させるものであり、今後ますます、近所のローソンで薬が手に入るチャンスが増えることが期待できます。
ただし、緩和されたとはいえ、専門家がいない時間帯は絶対に薬を販売できないという大原則は変わっていません。規制緩和はあくまで「販売できる環境を整えやすくなった」という点であり、利用者が事前に販売時間を確認する重要性は依然として高いと言えます。

今後のローソンの取り組みにも注目していきましょう。 医薬品販売規制緩和の最新情報をGoogle検索でチェック

購入前に相談できる！専門家からアドバイスを受ける重要性

コンビニで薬を買うメリットは「手軽さ」ですが、安易に自己判断で購入するのは危険です。市販薬とはいえ、体に作用する「薬」である以上、副作用のリスクはゼロではありません。ローソンで薬を買う時こそ、専門家のアドバイスが非常に重要になります。

登録販売者・薬剤師の役割

店頭にいる登録販売者や薬剤師は、単に薬を売る人ではありません。彼らは以下の重要な役割を担っています。

1. 症状の確認と薬の選定： お客様の現在の症状（熱、痛み、飲み込みやすさなど）を聞き取り、最適な薬を選んでくれます。
2. 飲み合わせの確認： お客様が現在服用している他の薬（病院の薬やサプリメントなど）との飲み合わせ（相互作用）を確認し、問題がないかを判断してくれます。
3. 使用上の注意喚起： 薬の副作用や、特に注意が必要な人（妊婦、授乳婦、持病のある方など）に対して、リスクを説明し、安全な使い方を教えてくれます。

特に、コンビニで扱う薬は「第2類医薬品」が中心です。第2類医薬品は、まれにですが入院相当以上の健康被害が生じる可能性があるため、専門家からの情報提供を受けることが「努力義務」とされています。つまり、こちらから積極的に相談することが推奨されているということです。

「ちょっと相談するだけ」でも大丈夫！

「こんなこと聞いてもいいのかな？」と遠慮する必要は一切ありません。「今飲んでいるサプリとこの風邪薬は大丈夫ですか？」「この薬を飲むと眠くなりますか？」といった、どんな小さな疑問でも構いません。専門家は、あなたの不安を取り除くためにそこにいます。

ローソンが目指す「マチの健康ステーション」とは、ただ商品を陳列するだけでなく、適切な「情報」と「安心」を提供することです。この機会を最大限に活用し、薬を安全に使いましょう。もし店頭で専門家が見当たらなくても、レジなどで声をかければ対応してくれることが多いです。

【競合比較】セブンイレブンやファミマなど他社コンビニの医薬品販売事情

ローソンが医薬品販売に積極的であることがわかりましたが、他の大手コンビニチェーン、セブンイレブンやファミリーマート（ファミマ）はどうでしょうか？比較することで、コンビニでの薬の購入におけるローソンの立ち位置が明確になります。

セブンイレブン：調剤薬局併設モデルも展開

セブンイレブンも、地域によっては医薬品の取り扱い店舗を増やしています。特に目立つのは、調剤薬局チェーンとの提携による薬局併設型店舗です。

• 傾向： ドラッグストアとの複合店舗や、調剤薬局を併設した店舗形態で医薬品を販売しています。
• 取り扱い： ローソンと同様、第2類・第3類医薬品が中心ですが、薬剤師がいる店舗では第1類も扱います。
• 特徴： セブンイレブンは特に高齢化が進む地域での「地域包括ケア」への貢献を意識しており、薬局機能とコンビニ機能を融合させた店舗を戦略的に増やしています。

ファミリーマート：ドラッグストアとの提携を加速

ファミリーマートも医薬品販売を強化しており、大手ドラッグストアチェーン（例：ツルハドラッグ、コクミンなど）との一体型店舗を積極的に展開しています。これは、ドラッグストアの品揃えと専門性を、コンビニの利便性に取り込む戦略です。

• 傾向： ドラッグストアブランドとの共同出店・一体型店舗が主流です。
• 取り扱い： 提携するドラッグストアの品揃えに準じるため、店舗によっては非常に豊富な種類の医薬品（第1類含む）を取り扱っている場合があります。

ローソンがリードする「ヘルスケア特化」の姿勢

他社も医薬品販売を強化していますが、ローソンは「くすり＋ローソン」「ヘルスケアローソン」といった独自のブランド展開を通じて、自社主導で「健康」の旗を掲げている点で一歩リードしていると言えます。
特に、調剤薬局併設店舗の展開は、ローソンが単なる小売店から「地域の健康を支えるインフラ」へと進化しようとする強い意志の表れです。

結論として、どの大手コンビニでも薬は買えますが、ローソンは選択肢が比較的多く、デリバリーなど新しいサービスにも積極的です。急な薬のニーズが発生した場合は、ローソンに加えて、近くのセブンイレブンやファミマもチェックしてみるのが賢明ですね。

まとめ：ローソンを「かかりつけ薬局」として活用するメリット

ここまで、ローソンで市販薬を購入するためのあらゆる情報をお伝えしてきました。最後に、ローソンを「いざという時の頼れる薬箱」として活用するメリットをまとめ、この記事を終わりにしたいと思います。

ローソンで薬を買う3つの大きなメリット

1. 深夜・早朝でも購入チャンスがある： ドラッグストアが閉まっている時間帯でも、ローソンなら専門家が勤務している数少ないチャンスを狙うことができます。これが最大のメリットです。
2. 日常の買い物と同時に済ませられる： 薬が必要な時、他に飲み物や食べ物も欲しくなることが多いですよね。ローソンなら、風邪薬とスポーツドリンク、お粥などを一度に購入でき、効率的です。
3. 専門家への相談機会が得られる： 登録販売者や薬剤師が在中しているため、薬の飲み方や飲み合わせについて、無料で気軽に専門的なアドバイスを受けることができます。

ローソンを活用するための筆者からの提言

ローソンを最大限に活用するために、筆者：どこストアから以下の行動を提案します。

• 事前リサーチを習慣に： 自宅や職場の近くのローソンで、「医薬品取り扱い店舗」と「販売時間」を事前に調べておくことを強くおすすめします。いざという時のために、Googleマップにお気に入り登録しておくと完璧です。
• 第1類は「くすり＋ローソン」一択： ロキソニンSなどの強力な薬が必要な時は、薬剤師がいる「くすり＋ローソン」をピンポイントで目指しましょう。
• 「通販」も視野に入れる： もし急ぎでなければ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった通販サイトも非常に便利です。特に第2類や第3類医薬品の多くは、ネットでも購入可能です。体調が落ち着いてから、常備薬の補充として利用すると賢い選択と言えます。

ローソンは、ただのコンビニではなく、私たちの健康を支える「マチの健康ステーション」へと進化を続けています。
この記事の情報が、あなたの「困った！」を解決し、毎日を安心して過ごすための一助となれば幸いです。もし、この記事で紹介した薬を探していて、すぐに手に入らない場合は、以下の通販サイトで探してみてくださいね。家に届けてくれるので、体調が悪い時は特に心強いですよ。

急ぎでない場合は、通販での購入も便利です！
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなら、必要な市販薬を自宅にいながら手軽に購入でき、常備薬の補充にも最適です。この機会に、ご自宅の救急箱の中身も見直してみてはいかがでしょうか。

筆者：どこストア

市販薬の通販サイトをGoogle検索で比較する
登録販売者への相談の重要性について調べる