【コスパ最強】ドンキのヘッドライトは本当に登山で使える?失敗しない選び方とドンキホーテの店頭在庫を徹底調査!

こんにちは!登山とコスパアイテム探しが大好きな、どこストアです。
「登山を始めたいけど、道具を全部揃えるとお金が…」「ヘッドライトって高いし、たまにしか使わないかも」そんな悩み、ありませんか?
そんな時、ふと目に入るのが「ドン・キホーテ」の激安アイテム。
でも、「ドンキのヘッドライトって、安すぎて逆に不安…登山で本当に使えるの?」と疑問に思いますよね。
この記事では、そんなあなたの疑問を徹底的に解消します!
・登山利用でヘッドライトに求められる【最低限の性能】基準を解説
・ドンキホーテで買えるヘッドライトの種類と【情熱価格】のラインナップを深掘り
・【徹底比較】ドンキ製品と有名メーカー品の価格差・性能差はどこにある?
・登山に必須!ドンキのヘッドライトの明るさ(ルーメン)と照射時間をチェック
- ドンキのヘッドライトを登山で使うのはアリ?最初に知るべきこと
- 登山利用でヘッドライトに求められる【最低限の性能】基準を解説
- ドンキホーテで買えるヘッドライトの種類と【情熱価格】のラインナップを深掘り
- 【徹底比較】ドンキ製品と有名メーカー品の価格差・性能差はどこにある?
- 登山に必須!ドンキのヘッドライトのルーメン数と照射時間をチェック
- 夜間登山で命綱!防水・防塵性能(IPX規格)は本当に大丈夫?
- ドンキで買う前に確認したい!バッテリーの種類と充電方法の注意点
- 重さや装着感は?長時間使用する登山ならではの快適性チェックポイント
- 【失敗談から学ぶ】ドンキ製品を登山で使って後悔しないための裏技と工夫
- ドンキホーテ店舗での在庫確認方法と賢く見つけるコツ
- ドンキオンラインストアでは買える?店頭とネットの価格差を比較
- 【結論】ドンキのヘッドライトはこんな登山スタイルにおすすめ!
- より本格的な山行を目指すなら次に選ぶべきヘッドライトはこれ!
ドンキのヘッドライトを登山で使うのはアリ?最初に知るべきこと

いきなり結論から言っちゃいますが、「使い方と山行スタイルを選べば、ドンキのヘッドライトは全然アリ!」です。
「え、本当に?安かろう悪かろうじゃないの?」って思いますよね。
確かに、何万円もするような一流登山メーカー(ペツルなど)の高性能ヘッドライトと比べたら、機能面で劣る部分はあります。
でも、考えてみてください。
あなたが今、ドンキのヘッドライトに興味を持っているということは、「できるだけコストを抑えたい」という気持ちが少なからずあるはずです。
大事なのは、「自分が登る山やスタイルに対して、そのヘッドライトが最低限の安全を確保できるか」を見極めることなんです。
ドンキ製品を選ぶメリットとは?
なんといっても、その圧倒的な価格ですよね。
一般的な登山用ヘッドライトが安くても3,000円~、高性能なものだと1万円を超える中で、ドンキの「情熱価格」製品なら、1,000円台、なんなら数百円で手に入ることもあります。
これは、特に「登山を始めたばかりで、続くかどうかわからない」という人や、「年に1回、夏フェスやキャンプで使う程度」という人にとっては、めちゃくちゃ大きな魅力です。
また、ドンキホーテは全国各地に店舗があり、深夜まで営業していることも多いですよね。
「あ!明日の登山、ヘッドライト忘れた!」なんていう緊急事態にも、サッと買いに走れる手軽さも、他の登山専門店にはない大きな強みと言えます。
逆に、知っておくべきデメリットや不安要素
もちろん、安いからには理由があります。
ドンキのヘッドライトを選ぶ際に、必ず頭に入れておいてほしい注意点は以下の通りです。
- 性能(特に明るさ・防水性)が不明確な場合がある
- バッテリーの持ち(照射時間)が短い可能性がある
- 耐久性が低く、衝撃や悪天候で壊れやすいかもしれない
- 装着感がイマイチで、長時間の使用で頭が痛くなることも
- そもそも「登山用」として設計されていない製品が多い
特に怖いのが、「いざ使おうとしたら電池が切れてた」とか「雨に濡れたら壊れた」というパターンです。
街灯のない山の中での「暗闇」は、即、遭難につながる危険があります。
「じゃあ、やっぱりダメじゃん!」
そう思うのはまだ早いです!
これらのデメリットは、「どんな山で、どのように使うか」をしっかり線引きすれば、十分カバーできるんです。
例えば、
【OKな例】
・万が一のために持っておく「予備のサブライト」として
・日帰りの低山登山で、下山が少し遅れた時用のお守りとして
・山小屋泊やテント泊の際、手元を照らすため(読書や荷物整理)
【NGな例】
・富士山のご来光登山(夜通し歩く)のメインライトとして
・大雨や吹雪が予想される悪天候時の登山
・道迷いのリスクがある、難易度の高い山行
このように、「命を預けるメインライト」としてではなく、「短時間・短距離の補助」や「万が一の備え」として割り切って使うなら、ドンキのヘッドライトは最強のコスパアイテムになり得ます。
次の章からは、じゃあ登山で使うには「最低限どれくらいの性能が必要なのか?」という具体的な基準を、一緒に見ていきましょう。
ちなみに、ドンキで良さそうなのが見つからなかった時や、やっぱりちょっと不安だな…という時は、Amazonや楽天市場で、他の格安ヘッドライトと性能を比較検討してみるのも賢い方法ですよ。
登山利用でヘッドライトに求められる【最低限の性能】基準を解説

ドンキでヘッドライトを選ぶ前に、まずは「登山用」として最低限クリアしていてほしい性能基準を知っておきましょう。
これを知らないと、ただ「安い!」というだけで選んでしまい、「暗すぎて全然見えない…」「すぐ壊れた…」と後悔することになりますよ。
登山用ヘッドライト選びで重要なのは、大きく分けて「明るさ」「照射時間」「防水性」「重量・装着感」の4つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 明るさ (ルーメン / lm)
ヘッドライトの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。
この数値が大きければ大きいほど、明るく遠くまで照らせるということですね。
じゃあ、登山にはどれくらいのルーメンが必要なの?
用途別に、必要な明るさの目安をまとめてみました。
| 必要な明るさ (目安) | 主な用途 |
|---|---|
| 20~50ルーメン | 山小屋やテント内の手元作業(読書、荷物整理) |
| 100~150ルーメン | 日帰り登山の「お守り」(日没が迫った時の下山) |
| 200~300ルーメン | ご来光登山、夜間の登山道歩行(これが標準的) |
| 400ルーメン以上 | 悪天候時、道迷いの可能性があるルート、スピードハイク |
ドンキで選ぶなら、最低でも100ルーメン以上、できれば200ルーメン前後のスペック表記があるものを選びたいところです。
ただし、安価な製品の場合、この「ルーメン表記」がどこまで正確かは少し怪しい部分もあります…。
「最大300ルーメン!」と書いてあっても、それは一瞬の最大の明るさで、すぐに暗くなってしまう…なんてことも。
なので、ドンキ製品をメインで使いたいなら、「自分が思っているよりもワンランク上のルーメン数」を選ぶか、「予備のライトをもう一つ持っていく」という対策が必要ですね。
② 照射時間 (バッテリーの持ち)
明るさと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に重要なのが「照射時間」です。
「最大500ルーメン!」と書かれていても、その明るさが10分しか持続しないなら、登山のメインライトとしては失格ですよね。
山の中で真っ暗闇になることほど、怖いことはありません。
登山メーカーのヘッドライトは、「〇〇ルーメンで〇時間」というように、明るさごとの照射時間が細かく記載されていることが多いです。
しかし、ドンキなどの格安品では「最大照射〇時間」としか書かれていないことも…。
最低でも、「自分が夜間に歩く可能性のある時間」の1.5倍~2倍は、実用的な明るさ(100ルーメン程度)で点灯し続けてくれるものを選びましょう。
また、「予備の電池(またはモバイルバッテリー)」を必ず持っていくことは、ドンキ製品を使うかどうかにかかわらず、登山の鉄則ですよ!
③ 防水性能 (IPX規格)
山の天気は本当に変わりやすいです。
さっきまで晴れていたのに、急に土砂降りの雨に見舞われることも日常茶飯事。
そんな時、ヘッドライトが雨で壊れてしまったら…想像するだけでゾッとしますよね。
そこでチェックしたいのが「IPX規格」という防水性能を示すマークです。
- IPX4 (防沫形): あらゆる方向からの「水しぶき」に耐えられる。
→ 登山用としては、これが最低ラインです。小雨程度なら耐えられます。 - IPX6 (耐水形): 強い「ジェット噴流」に耐えられる。
→ 土砂降りの雨でも安心です。 - IPX7 (浸漬形): 一時的に水中に沈めても大丈夫。
→ 沢登りなどでも使えますが、通常の登山ではオーバースペックな場合も。
ドンキの製品を選ぶ際、「防水」としか書かれていない場合は要注意です。
できればパッケージの裏側などをよく見て、「IPX4」以上の表記があることを確認しましょう。
もし表記がない、あるいは「生活防水」程度の場合は、「雨が降ったら使えない」(=晴れの日限定のお守り)と割り切るか、ジップロックに入れるなどの防水対策を自分で行う必要があります。
④ 重さ・装着感
これは、長時間使う場合にジワジワと効いてくるポイントです。
重すぎるヘッドライトは、首や頭に負担がかかり、頭痛の原因になります。
また、バンドの質が悪いと、ズレやすかったり、締め付け感が強すぎて不快だったりします。
特に、バッテリーボックスが後ろにある「分離型」は、前後の重量バランスは良いのですが、配線が邪魔だったり、全体として重くなりがちです。
ドンキで選ぶなら、電池込みで100g以下を目安に、できるだけ軽く、構造がシンプルなもの(ライトと電池が一体型になっているもの)がおすすめです。
可能であれば、パッケージから出して(出せなければ、パッケージの上からでも)バンドの質感や、頭に当たる部分のクッション性をチェックしてみてくださいね。
ドンキホーテで買えるヘッドライトの種類と【情熱価格】のラインナップを深掘り

さて、登山に必要な最低限のスペックがわかったところで、いよいよ「じゃあ、ドンキには一体どんなヘッドライトが売ってるの?」という核心に迫っていきましょう。
正直に言うと、ドンキホーテの品揃えは、店舗や時期によって「ものすごく変わります」。
アウトドア用品コーナーが充実している店舗もあれば、ほんの片隅に申し訳程度に置いてあるだけの店舗もあります。
ですが、だいたいどこのドンキでも見かける可能性のあるヘッドライトの「系統」は、大きく分けて3つあります。
ドンキのプライベートブランドである「情熱価格(JONETZ)」の製品も含めて、深掘りしていきましょう。
① とにかく激安!「数百円」の簡易LEDライト系
まず、一番ドンキらしいのがコレ。
「え、こんな値段でいいの?」と二度見してしまうような、300円~800円くらいの、ブリスターパックに入った簡易的なLEDヘッドライトです。
【特徴】
- 価格: とにかく安い。ワンコインでお釣りがくることも。
- 性能: 明るさは「手元を照らせる」程度(~50ルーメンくらい?)。照射時間も不明瞭なことが多い。
- 防水: ほぼ期待できません。「生活防水」と書いてあればラッキーなレベル。
- 電源: ボタン電池(CR2032など)や、単4電池×2本など、小型のものが多い。
【登山で使える?】
メインライトとしては、絶対にNGです。
これは、登山の「お守り」にもなりません。どちらかというと、夜の犬の散歩や、押入れの中を探す用ですね…。
唯一、登山で使い道があるとしたら、「山小屋やテントの中で、手元の荷物整理や読書に使う」という限定的な用途です。
メインライト(例えば200ルーメン)をテント内で使うと明るすぎて周りの人に迷惑ですが、このくらいの弱い光なら、手元だけを優しく照らせて便利、という見方もできます。
ただ、その用途ならスマホのライトでも代用できちゃうことが多いので、あえて登山のためにこれを買う必要は薄いかもしれません。
② 「情熱価格」のアウトドア・作業用ライト系
ドンキのプライベートブランド「情熱価格」や、それに準ずる扱いの、1,000円~2,000円前後のヘッドライトです。
「アウトドア特集」や「DIY・作業用」コーナーに置いてあることが多いですね。
【特徴】
- 価格: 1,000円~2,500円程度。
- 性能: パッケージに「最大150ルーメン!」「連続点灯〇時間!」など、具体的なスペックが書かれていることが多い。
- 防水: 「IPX4」や「防沫仕様」など、登山でギリギリ使えるレベルの防水表記がある製品も増えてきています。
- 電源: 単4電池×3本、またはUSB充電式(リチウムイオン電池内蔵)が増えてきます。
【登山で使える?】
ここが、一番の「狙い目」ゾーンです!
もし、パッケージに
「明るさ: 100ルーメン以上(できれば150~200ルーメン)」
「防水: IPX4以上」
「電源: 単4電池×3本(予備電池が使いやすい)」
という3つの条件が(ある程度)揃っている「情熱価格」製品を見つけたら、それは「日帰り低山のお守り」や「サブライト」として、十分「買い」の可能性があります。
特に「USB充電式」は要注意。一見便利そうですが、登山中にモバイルバッテリーで充電しながら歩くのは現実的ではありません。
「充電が切れたら即交換できる」という点で、登山用としては乾電池式(特に単3か単4)の方が、実は信頼性が高いんです。
情熱価格の製品は、ドン・キホーテの公式ウェブサイトでも一部紹介されていますが、ヘッドライトのような小物は入れ替わりが激しいので、やはり店頭でのチェックが必須ですね。
③ なぜか置いてある「型落ち?」の有名メーカー品
これはレアケースですが、ドンキの店舗によっては、たまに「GENTOS(ジェントス)」や、その他の(登山用とは限らない)有名ライトメーカーの製品が、「在庫処分価格」でポツンと置いてあることがあります。
【特徴】
- 価格: 元値は3,000~5,000円くらいするものが、2,000円台などで売られている。
- 性能: メーカー品なので、ルーメンや照射時間、防水性能(IPX規格)などのスペック表記は非常に信頼できます。
- 防水: GENTOSなどは作業用・業務用も多いため、IPX4どころかIPX6やIPX7といった高性能なものも。
【登山で使える?】
もし出会えたら、これは「大当たり」です!
ドンキの情熱価格のよくわからない製品を1,500円で買うよりも、型落ちでもGENTOSの2,000円の製品を買う方が、登山での安全性・信頼性は格段に上です。
ただし、GENTOS製品は「作業用」に特化していることが多く、「重い」「デカい」「バンドがゴツい」という登山には不向きな特性を持っている場合もあります。
「性能はバッチリだけど、重すぎて登山にはちょっと…」というオチも考えられるので、重さ(電池込み)と装着感だけは、しっかり確認してからカゴに入れましょう。
もしドンキでピンとくるものがなければ、Yahoo!ショッピングなどで「GENTOS ヘッドライト 型落ち」と検索してみると、ドンキより安く買えることもあったりしますよ。
【徹底比較】ドンキ製品と有名メーカー品の価格差・性能差はどこにある?

「ドンキでも登山に使えそうなライトがあるのはわかったけど、やっぱりブラックダイヤモンドとかのちゃんとしたメーカー品と、具体的に何が違うの?」
その疑問、ごもっともです。
ここでは、仮に「ドンキの2,000円ヘッドライト」と「有名メーカーの5,000円ヘッドライト」を比べた場合、どんな差が出てくるのかを、項目別に徹底比較してみましょう。
比較①:価格(コストパフォーマンス)
・ドンキ製品 (2,000円)
圧勝です。初期費用が半分以下で済みます。「とりあえず光ればいい」「年に1回使うかどうか」という人にとっては、これ以上ないコスパの良さです。
・有名メーカー品 (5,000円)
初期投資は高いです。しかし、これが「高い」かどうかは、次の「性能差」を知ると変わってくるかもしれません。
比較②:性能の信頼性(ルーメン・照射時間)
・ドンキ製品 (2,000円)
「最大200ルーメン」と書かれていても、それがどのくらいの時間持続するのか、本当に200ルーメン出ているのかが、正直なところ「不明確」です。
また、安価なLEDチップや基板を使っている場合、すぐに暗くなったり、チラついたりする可能性があります。
・有名メーカー品 (5,000円)
「最大200ルーメン(3時間)、100ルーメン(8時間)、6ルーメン(100時間)」というように、明るさごとの照射時間が細かく、かつ正確に表記されています。
これは「ANSI FL1 Standard」といった世界標準規格に基づいて計測されていることが多く、信頼性が桁違いです。
また、バッテリー残量が減っても明るさを一定に保つ「コンスタントライティング機能」などが搭載されているモデルも多く、最後の最後まで安心して使えます。
比較③:機能の多様性(赤色LED・ロック機能など)
・ドンキ製品 (2,000円)
機能はごくシンプル。「ON/OFF」と「明るさ強弱」くらいあれば良い方です。
texclass=”marker-under”>登山では非常に便利な「赤色LED」(夜間に点けても目が眩惑しにくい、山小屋で重宝する)や、カバンの中で誤って点灯するのを防ぐ「ロック機能」などは、まず付いていません。
・有名メーカー品 (5,000円)
赤色LED、ロック機能は、今やほぼ標準装備です。
さらに、手元を広く照らす「ワイドビーム」と、遠くをピンポイントで照らす「スポットビーム」を瞬時に切り替えられたり、無段階で明るさを調整(ディミング)できたりと、登山中のあらゆるシーンを想定した機能が満載です。
比較④:耐久性・防水性
・ドンキ製品 (2,000円)
「IPX4」と書かれていても、ボディのプラスチックが薄かったり、電池フタのパッキンが甘かったりすることがあります。
落としたら一発で壊れた、雨が染み込んで点かなくなった、というリスクは、メーカー品より確実に高いです。
・有名メーカー品 (5,000円)
IPX4はもちろん、IPX7(水没OK)やIP67(防塵・防水)など、過酷な環境を想定した設計になっています。
ボディも頑丈で、多少岩場にぶつけたり、落としたりしてもビクともしない耐久性があります。
比較⑤:重さ・装着感
・ドンキ製品 (2,000円)
「軽く」は作られているかもしれませんが、それは「耐久性を犠牲にして」軽いだけかもしれません。
バンドの質は二の次で作られていることが多く、ゴムがすぐ伸びたり、アジャスターが緩みやすかったりします。
・有名メーカー品 (5,000円)
「軽量化」と「耐久性」を両立させるために、素材や設計にコストをかけています。
バンドも汗を吸いやすく乾きやすい素材を使ったり、頭の形にフィットするように計算されていたりと、「長時間着けていても疲れない」工夫が凝らされています。
まとめ:価格差=「安全と快適」への投資
こうして比べてみると、ドンキ製品と有名メーカー品の価格差(この場合3,000円)は、そのまま「登山の安全と快適さ」の差になっていることがわかります。
ドンキ製品は「とりあえず光る」という機能は満たしてくれます。
しかし、有名メーカー品は「どんな状況でも、安全に、快適に光り続ける」という「信頼性」を売っているわけですね。
だからこそ、ドンキ製品は「万が一の備え」や「短時間の使用」に留め、夜間行動が少しでも長くなる可能性があるなら、有名メーカー品を一つ持っておくのが、賢い登山者の選択と言えるでしょう。
登山に必須!ドンキのヘッドライトのルーメン数と照射時間をチェック

前の章でも触れましたが、「明るさ(ルーメン)」と「照射時間」は、ヘッドライトの命です。
ドンキホーテで「これ、登山に使えそうかも?」という製品を見つけたら、他の情報はいったん無視してでも、まずこの2つのスペック表記を血眼になって探してください。
ここでは、ドンキ製品のパッケージを読むときに、特に注意してほしいポイントを解説します。
「最大〇〇ルーメン!」のワナ
ドンキの店頭で、デカデカと「500ルーメン!」とか「1000ルーメン!」と書かれたヘッドライトを見たことはありませんか?
「おお、こんなに明るくて2,000円は安い!」と飛びつきたくなる気持ちは、痛いほどわかります。
でも、ちょっと待ってください。
その「最大ルーメン」、本当に必要ですか? そして、何分間持続しますか?
先ほどの表で見たように、一般的な登山道歩行なら200~300ルーメンあれば十分すぎます。
500ルーメン以上となると、もはや自転車用ライトや、遠くの獲物を探すハンティング用レベルの明るさです。
そして、安価な製品で無理やり高ルーメンを出している場合、
- LEDチップとバッテリーに猛烈な負荷がかかる
- そのため、数分で本体がアツアツになる
- 安全装置が働いて、強制的に暗いモードに移行する
- あるいは、バッテリーが一瞬で空になる
ということが、非常に(とっっっても!)よくあります。
パッケージに「最大500ルーメン!」と書かれていても、その横に小さな文字で「※最大モードでの連続点灯は約5分です」なんて書かれていたら、それは登山用ライトとしては使えませんよね。
「最大ルーメン」の数字に踊らされず、「実用的な明るさ(100~150ルーメンくらい)で、何時間点灯し続けるのか」という表記を探してください。
もし、その表記がどこにも見当たらなければ、そのヘッドライトは「登山用としてはスペック不明(=危険)」と判断するのが賢明です。
「連続点灯〇〇時間!」の落とし穴
次に、「照射時間」の表記です。
「連続点灯 最大50時間!」なんて書いてあったら、「おお、バッテリー持ち最強じゃん!」と思いますよね。
でも、これもワナの可能性があります。
その「最大50時間」というのは、「一番暗いモード(例えば10ルーメンとか)で点灯させた場合」の時間である可能性が非常に高いです。
10ルーメンの明るさでできることと言えば、テント内で手元を照らすことくらい。
そんな明るさで夜の登山道を歩くことは不可能です。
私たちが知りたいのは、「登山道を歩ける実用的な明るさ(100ルーメン以上)で、何時間持つのか」ですよね。
ちゃんとしたメーカー品なら、「ハイモード:200ルーメン(3時間)」「ミドルモード:100ルーメン(8時間)」「ローモード:10ルーメン(50時間)」というように、モード別のスペックが明記されています。
ドンキ製品で、もし「最大〇時間」という表記しかなかったら、それは「一番暗いモードでの時間」だと疑ってかかりましょう。
ドンキで「使える」ライトを見抜くには?
では、どうすればいいのか。
ドンキの店頭でパッケージを眺めながら、以下の点を確認してください。
- 「モード別」のスペック表記があるか?
(例:強 150lm/4h、弱 30lm/20h)
→ これが書いてあれば、かなり信頼できる製品です。 - モード別表記がない場合、「実用点灯時間」という表記があるか?
→ 「最大〇時間」ではなく、「実用」と書かれている場合、ある程度の明るさを維持できる時間を示している可能性があります。 - 使用する「電池の種類」は何か?
→ 単4×3本(約4.5V)なら、ある程度の明るさと持ちが期待できます。
→ ボタン電池×2個(約3V)とかだと、パワー不足ですぐに暗くなる可能性が高いです。
もし、これらの情報がパッケージから一切読み取れない場合は…
それはもう、「買って試してみる」しかない、ある種の「ギャンブル」になります。
そのギャンブル、登山の「安全」を賭けてまでやりますか?
私は…あまりオススメしません。
もしスペックが不明瞭で不安なら、ドンキで買うのは諦めて、Amazonや楽天市場で、レビューがしっかり付いている(=実際に使った人の声がわかる)1,000円~2,000円台の格安ヘッドライトを探す方が、よほど賢明な判断と言えるでしょう。
・ドンキで買う前に確認したい!バッテリーの種類と充電方法の注意点
・重さや装着感は?長時間使用する登山ならではの快適性チェックポイント
・【失敗談から学ぶ】ドンキ製品を登山で使って後悔しないための裏技と工夫
・ドンキホーテ店舗での在庫確認方法と賢く見つけるコツ
夜間登山で命綱!防水・防塵性能(IPX規格)は本当に大丈夫?

山の天気は本当に読めません。
「今日は降水確率0%だから大丈夫!」と油断していたら、山の上だけ局地的なゲリラ豪雨に…なんてことは、登山では「あるある」です。
そんな時、雨でヘッドライトがショートして点かなくなったら?
考えるだけで恐ろしいですよね。
だからこそ、「防水性能」は、明るさやバッテリーと同じくらい、いや、シチュエーションによってはそれ以上に重要な「命綱」になるんです。
「防水」と「防滴」と「防沫」の違い、わかりますか?
ドンキの製品パッケージを見ていると、「防水仕様!」とか「生活防水」とか、いろんな言葉が書かれています。
でも、これらの言葉、実はメーカーが「言ったもん勝ち」な部分があり、明確な基準がないことが多いんです。
そこで、私たちが信頼すべきなのは、国際的な基準である「IPコード」、特に防水性能を示す「IPX」の表記です。
先ほども少し触れましたが、もう一度、登山に関係するIPX規格をおさらいしましょう。
- IPX0~3 (無保護~防雨形)
→ 論外です。「小雨程度なら…」と書いてあっても、登山用としては全く信頼できません。 - IPX4 (防沫形)
→「あらゆる方向からの水しぶき(飛沫)を防ぐ」
→ これが登山用ヘッドライトの最低ライン!普通の雨なら、これで十分防げます。 - IPX5 / IPX6 (防噴流 / 耐水形)
→「あらゆる方向からの強い水(ジェット噴流)を防ぐ」
→ 土砂降り、台風レベルの暴風雨でも安心できるレベルです。オーバースペック気味ですが、信頼性は抜群。 - IPX7 / IPX8 (浸漬 / 水中形)
→「水中に沈めても大丈夫」
→ 沢登りやカヌーでもない限り、通常の登山では不要です。
ドンキ製品の「防水表記」の現実
では、ドンキで売られている1,000円~2,000円のヘッドライトに、この「IPX」表記があるかというと…
残念ながら、書かれていない製品もまだまだ多いのが現実です。
「防滴」とか「雨天時もOK!」としか書かれていない場合、それは「IPX3(防雨形)以下」、つまり「小雨で短時間なら…大丈夫かも?」くらいの性能だと考えた方が安全です。
もし、あなたがドンキで「これ良さそう!」と思ったヘッドライトのパッケージに、「IPX4」以上の表記がハッキリと書かれていたら、それはかなり「当たり」の製品かもしれません。
(もちろん、その表記自体がどこまで本当か…という疑いは残りますが、何も書かれていないよりは100倍マシです)
もし、防水性能がないライトを登山に持っていくなら?
「もう買っちゃったよ!」
「晴れの日しか使わないから、防水はいらないと思ったんだよ!」
という方もいるかもしれません。
その場合でも、「防水対策」だけは絶対にやってください。
一番簡単で確実な方法は、「ジップロック(フリーザーバッグ)」です。
- ヘッドライト本体と、予備の電池を、「Sサイズのジップロック」に一緒に入れておく。
- それをザックの中(雨が直接かからない場所)に常に入れておく。
たったこれだけです。
これなら、ザック自体がビショビショになっても、ヘッドライト本体は守られます。
「え、雨の中で使うときはどうするの?」
…残念ながら、「雨が降ってきたら、そのライトは使えません」。
防水性能がないということは、そういうことです。
だからこそ、日帰りの低山であっても、「IPX4」は最低限の「お守り」として、絶対に妥協してほしくないポイントなんです。
ちなみに、防塵性能(IPの後のXじゃない方の数字。例:IP67の「6」)は、通常の登山ではそこまで気にする必要はありません。
砂漠や、ものすごい砂埃の立つ場所に行くのでなければ、「防水性能(IPX)」だけをしっかりチェックしましょう。
ドンキで買う前に確認したい!バッテリーの種類と充電方法の注意点

ヘッドライトの性能を左右する超重要なパーツ、それが「バッテリー(電源)」です。
どんなに明るいLEDチップを積んでいても、それを光らせる「力」がなければ意味がありませんよね。
ドンキで売られているヘッドライトの電源は、大きく分けて「乾電池式」と「USB充電式」の2種類があります。
これ、どちらも一長一短があって、「登山のスタイル」によって、どっちが正解か変わってくるんです。
① 乾電池式(単3、単4など)
昔ながらの、コンビニでも買える「乾電池」を使うタイプです。
ドンキの格安品だと、「単4電池 × 3本」という仕様が一番多いですね。
【メリット】
◎ 予備の確保が最強に楽!
→ 予備の乾電池を数本持っていくだけで、バッテリー切れの不安がゼロになります。山小屋でも売っていることが多いです。
◎ 電池がなくなっても、その場で即交換・即復活できる。
→ これが登山の安全上、最大のメリットです。
【デメリット】
△ ランニングコストがかかる。
→ 毎回使い捨てだと、地味にお金がかかります。(充電式の乾電池(エネループなど)を使えば解決できますが)
△ 電池の分だけ、重くなる。
△ 低温に弱い。
→ アルカリ乾電池は、冬山などの氷点下では急激にパワーが落ちます。(対策としては、低温に強い「リチウム乾電池」を使う方法があります)
② USB充電式(リチウムイオン電池内蔵)
最近、ドンキの「情熱価格」でも増えてきたのが、スマホなどと同じようにUSBで充電するタイプです。
本体にリチウムイオン電池が内蔵されています。
【メリット】
◎ ランニングコストがほぼゼロ。
→ 繰り返し充電して使えるので、お財布に優しいです。
◎ 比較的、軽量・コンパクトなモデルが多い。
◎ 低温でも性能が落ちにくい。
【デメリット】
▼ 山の中でバッテリーが切れたら「詰む」。
→ これが最大の弱点です。
→ 「モバイルバッテリーで充電すればいいじゃん」と思うかもしれませんが、真っ暗な登山道で、凍える手で、小さなUSB端子を繋いで、充電されるまで待つ…なんて、現実的ではありません。
▼ バッテリーが劣化する。
→ スマホと同じで、使っているうちにだんだん持ちが悪くなります。久しぶりに使おうとしたら、全然持たなかった…ということも。
登山初心者に、ドンキストア(私)がおすすめするのはどっち?
もし、ドンキで「登山用のファーストライト」あるいは「予備ライト」を買うのであれば、私は断然「乾電池式(単4×3本)」をおすすめします。
理由は、「安全マージン(余裕)を、お金(予備電池)で簡単に買えるから」です。
USB充電式は、「あとどれくらい持つか」が非常に分かりにくいのが、登山では致命的な弱点になります。
「フル充電してきたから大丈夫!」と思っても、それがドンキの安価な内蔵バッテリーだった場合、「実はもう劣化していて、30分しか持たなかった」なんてことが、本当にあり得るからです。
その点、乾電池式なら、「新品のアルカリ乾電池の予備」をワンセット(3本)持っていくだけで、「最低でも、もう一回フルで使える」という絶対的な安心感が手に入ります。
最近は、有名メーカー品でも「専用充電池」と「乾電池」のどっちも使える「ハイブリッド型」が増えていますが、ドンキの格安品にそれを求めるのは酷でしょう。
ドンキで選ぶなら、「単4電池×3本」、「IPX4」、「100ルーメン以上(モード別表記あり)」。
この3つの条件が揃う製品を探すのが、失敗しないための一番の近道ですよ。
重さや装着感は?長時間使用する登山ならではの快適性チェックポイント

さあ、スペック(明るさ、防水、電池)はだいたいOK!
これで登山に使える!…と判断するのは、まだ早いかもしれません。
忘れてはいけないのが、「あなたの頭に、それがフィットするか?」という、超・基本的な問題、「装着感」です。
登山って、短いコースでも1~2時間、長いと5~6時間、時にはそれ以上、道具を身に着け続けますよね。
ヘッドライトも例外ではありません。
「ちょっと下山が遅れちゃった」という時、そこから1時間、2時間と暗い道を歩くことになります。
その1~2時間の間、「なんかオデコが痛い…」「バンドがズレてきてイライラする…」なんてことになったら、集中力が途切れて、転倒や道迷いの原因になりかねません。
チェックポイント①:重さ(電池込みで100gの壁)
まず、単純な「重さ」です。
「たった数十グラムの違いでしょ?」と思うかもしれませんが、その数十グラムが、1時間後、2時間後には「鉛」のように効いてきます。
一般的な登山用ヘッドライトは、電池込みで「100g(グラム)」を切ると、「軽量モデル」と言われます。
ドンキの格安品は、プラスチックの質や設計でコストを削っているため、意外と「軽い」製品も多いです。
しかし、それが「快適な軽さ」とは限りません。
「軽いけど、前後のバランスが悪い」とか、「軽いけど、オデコに当たる部分がただの硬いプラスチック」とか…。
一つの目安として、電池を入れた状態で120gを超えてくると、長時間装着しているのは結構しんどくなってきます。
(※バッテリーが後ろにある「分離型」は、重くてもバランスが良いので、一概には言えませんが)
パッケージに「本体重量〇〇g」と書かれていても、それは「電池抜き」の重さであることがほとんどです。
「単4アルカリ乾電池」は、1本あたり約11gです。
「単4×3本」なら、約33g。
「本体重量50g」+「電池33g」=「総重量83g」
これなら、登山用としても十分「軽量」の部類に入りますね!
チェックポイント②:バンド(ゴム紐)の質
これ、地味ですが、めちゃくちゃ大事です。
ドンキの格安品で、一番コストカットの犠牲になりやすいのが、この「バンド」部分です。
- ゴムがペラペラで、すぐに伸びてヨレヨレになる。
- アジャスター(長さ調節の金具)がプラスチック製で、歩いている振動で緩んでくる。
- 肌触りがゴワゴワしていて、汗をかくとチクチクする。
こんなバンドだと、本当にストレスが溜まります。
一方、有名メーカー品は、このバンドにめちゃくちゃこだわっています。
汗を吸ってもすぐ乾く素材を使ったり、内側に滑り止めのシリコンを付けたり、アジャスターがなくてもフィットする構造になっていたり…。
ドンキで選ぶ際は、せめて「バンドにしっかりとした厚みと弾力があるか」「アジャスターが簡単に滑らないか」くらいは、パッケージの上からでも指で触って確認したいところです。
チェックポイント③:おでこに当たる部分(プレート)の形状
ヘッドライト本体の、おでこに直接当たる裏側の部分です。
ここが「ただの平らなプラスチック」だと、最悪です。
人間のおでこは、そんなに平らじゃありません。
点でしか支えられないので、安定せず、グラグラします。
グラグラしないようにバンドをキツく締めると、今度はプラスチックの角が食い込んできて、めちゃくちゃ痛いです。
良いヘッドライトは、このプレート部分が
- おでこのカーブに合わせて、緩やかに湾曲している
- クッション性のある素材(スポンジやゴム)が貼られている
という工夫がされています。
ドンキ製品では、さすがにクッション素材まで使われているものは少ないかもしれませんが、「せめて、おでこに当たる部分が、ちゃんと丸くカーブしているか」は、買う前に必ず確認しましょう。
重さ、バンド、プレート。
この3点が、「まあ、我慢できるかな」というレベルに達していない製品は、たとえスペックが良くても、登山で使うのはやめておいた方が無難ですよ。
【失敗談から学ぶ】ドンキ製品を登山で使って後悔しないための裏技と工夫

ここまで、ドンキのヘッドライトを「買う前」のチェックポイントを厳しく解説してきました。
「うーん、やっぱりドンキ製品って、いろいろと面倒くさそう…」と思ったかもしれません。
でも、大丈夫です!
安さには代えがたい魅力があります。
ここでは、「安いなり」のデメリットを、ちょっとした工夫(裏技)でカバーして、賢くドンキ製品と付き合っていく方法を、私や友人の「やっちまった…」という失敗談とともにお伝えします。
失敗談①:「いざ使おうとしたら、カバンの中で点きっぱなし…電池カラッカラ」
これは、登山用ヘッドライトあるあるNo.1の失敗です。
特にドンキの格安品は、カバンの中で誤ってスイッチがONになるのを防ぐ「ロック機能」が付いていません。
スイッチがちょっと出っ張っているタイプだと、ザックの中で他の荷物に押されて、勝手に点灯してしまうんですね。
そして、いざ暗くなって使おうとした時には、もう電池が空っぽ…。山の中でこれに気づいた時の絶望感は、半端じゃありません。
【対策(裏技)】
電池を「逆向き」に入れておく!
これは、乾電池式のヘッドライト(特に単4×3本タイプ)で使える最強の裏技です。
3本のうち1本だけでいいので、プラスとマイナスを「逆向き」にしてフタを閉めておきます。
これだけで、物理的に通電しなくなるので、スイッチが押されても絶対に点灯しません。
使う時だけ、その1本を正しい向きに直せばOK。
「ロック機能?そんなもん、電池を逆にすりゃいいんだよ!」という、アナログですが最強の誤点灯防止策です。
(※ただし、電池を逆に入れることをメーカーが推奨しているわけではないので、自己責任でお願いしますね)
失敗談②:「小雨だと思ってたら、浸水して壊れた…」
「IPX4って書いてあったじゃん!」と怒りたくなるパターンですね。
安価な製品の場合、パッケージの「IPX4」表記を信じすぎてはいけません。
電池フタのパッキン(ゴムの輪っか)が貧弱だったり、そもそもパッキンがなかったりして、思った以上に簡単に水が浸入します。
【対策(裏技)】
「ジップロック」を常にかぶせておく!
先ほども出ましたが、やはり「ジップロック(Sサイズ)」は最強です。
「雨が降ってきたら入れよう」では遅いので、「最初から、ジップロックに入れたままおでこに装着する」という荒業もあります。
(かなり見た目が怪しくなりますが…)
現実的なのは、「ビニールテープ」です。
あらかじめ、電池フタの「隙間」や、本体の「合わせ目」を、ビニールテープでぐるぐる巻きにして、物理的に水の浸入経路を塞いでおくのです。
これなら、電池交換は面倒になりますが、防水性は格段にアップします。
「そこまでして使うか?」と言われると微妙ですが、「もうこれしかない!」という時には有効な手段です。
失敗談③:「バンドが緩すぎて、歩くたびにズレてくる!」
これもイライラしますよね。
安物バンドのアジャスターは、本当に信用できません。
キツく締めたはずなのに、歩行の振動でだんだん緩んできて、ライトが「お辞儀」してくるんです。
【対策(裏技)】
「安全ピン」または「ヘアゴム」で固定する!
自分の頭のサイズにピッタリ合うようにアジャスターを調整したら、そのアジャスターが動かないように「安全ピン」でバンドごと留めてしまいます。
あるいは、余ったバンドの部分を、キツめの「ヘアゴム」で縛ってしまうのも手です。
これなら、もう緩みようがありません。
「微調整?そんなもん、一回決めたら動かすな!」という、これまた原始的ですが効果的な方法です。
これらの裏技を見て、「なんだかみすぼらしいな…」と思った方。
…そうなんです。その「みすぼらしさ」を解消するために、有名メーカーは数千円高いお金を取って、ロック機能や高品質なバンドを開発しているんですね。
ドンキ製品は、「安い」代わりに、「自分で工夫する手間」が必要になる、ということです。
ドンキホーテ店舗での在庫確認方法と賢く見つけるコツ

「よし、ドンキのヘッドライト、ちょっと実物を見たくなってきたぞ!」
そう思ったあなたに、ドンキホーテの店舗で効率よくお目当ての(かもしれない)アイテムを見つけるコツをお伝えします。
ドンキの店内って、ジャングルみたいで、どこに何があるか探すだけでも一苦労ですよね…。
ドンキでヘッドライトが置いてある「可能性のある場所」
まず、ヘッドライトが置いてありそうなコーナーを、優先度順にリストアップします。
【優先度:高】★★★★★
① アウトドア・キャンプ用品コーナー
→ もし、あなたの行くドンキに「アウトドアコーナー」がしっかりあるなら、まずここです。ランタンやバーベキューコンロと一緒に並んでいる可能性大。
② DIY・作業用品・工具コーナー
→ 登山用ではなく、「現場作業用」としてのヘッドライト(GENTOSなど)が置いてある可能性が高いです。性能的にはこっちの方が上かも?
【優先度:中】★★★☆☆
③ 防災用品コーナー
→ 懐中電灯や非常食と並んで、「防災用ヘッドライト」が置いてあることがあります。スペックは控えめですが、乾電池式で長期保存が効くタイプが多いかも。
④ 自転車・カー用品コーナー
→ 自転車用のライト(ピカピカ点滅するやつ)と間違えやすいですが、たまに「夜間作業用」として置いてあることも。
【優先度:低】★☆☆☆☆
⑤ レジ前の「激安」ワゴンセール
㠪 → いわゆる「数百円」の簡易ライトが、他のガラクタ(失礼)と一緒に投げ込まれていることがあります。「メインライト」を探す場所ではありませんね…。
店舗によって、これらのコーナーの配置はバラバラです。
まずは「アウトドア」と「作業用品」の2ヶ所を重点的に探してみてください。
「majicaアプリ」や「電話」での在庫確認はできる?
ドンキホーテには「majica(マジカ)」という公式アプリがあります。
このアプリで、商品の在庫や取り扱い店舗を検索できたら便利ですよね。
しかし、残念ながら、ドンキのプライベートブランド(情熱価格)の小物や、スポットで入荷した格安品は、アプリのデータベースに登録されていないことがほとんどです。
「情熱価格」のウェブサイトで紹介されているような(比較的)定番商品ならまだしも、私たちがお目当てにしているような1,000円台のヘッドライトの在庫を、アプリでピンポイントに調べるのは非常に困難です。
じゃあ、店舗に電話して聞けばいいんじゃない?
これも、なかなかハードルが高いです。
「もしもし、そちらに登山で使えそうな、1,000円くらいのヘッドライトありますか?」
と電話で聞いても、店員さんは「(どんなのだよ…)」と困ってしまいますよね。
ドンキの店員さんは、膨大な商品量をさばくのに必死です。
「GENTOSの〇〇(品番)はありますか?」というように、メーカーと品番がハッキリわかっている商品ならともかく、「情熱価格の安いやつ」レベルの問い合わせに対応してもらうのは、難しいと考えた方がいいでしょう。
結論:ドンキは「行って見つける」アミューズメントパーク
結局のところ、ドンキのヘッドライト探しは、「宝探し」と同じです。
「今日はあのアウトドアコーナーが充実してる店舗に行ってみよう」
「お、こんなところに作業用ライトが!スペックは…IPX6!当たりだ!」
というような、「出会い」を楽しむのが、ドンキでの買い物の醍醐味です。
在庫確認なんていう無粋なことはせず、ジャングル(店内)に飛び込んで、自分の目で「掘り出し物」を見つけるしかありません。
もし、宝探しに疲れたら…
素直に、Amazonや楽天市場で、レビューとスペックが確定している商品を買うのが、時間的にも精神衛生的にも一番ですよ(笑)
・【結論】ドンキのヘッドライトはこんな登山スタイルにおすすめ!
・より本格的な山行を目指すなら次に選ぶべきヘッドライトはこれ!
ドンキオンラインストアでは買える?店頭とネットの価格差を比較

「ジャングルに飛び込むのは面倒だ…」
「近くにドンキがないよ!」
そんな方のために、ドンキホーテにも公式のオンラインストアがあります。
ここで買えれば、家から一歩も出ずにドンキのヘッドライトが手に入りますよね。
…と、期待させてしまうと申し訳ないのですが、
結論から言うと、ドンキのオンラインストアで「登山に使えそうな格安ヘッドライト」を見つけるのは、店頭で見つけるより難しいかもしれません。
ドンキのオンラインストアの「現実」
ドンキのオンラインストア(ドン・キホーテ公式通販サイト)は、どちらかというと「情熱価格」ブランドの中でも、家電や日用品、食品、ブランド品などがメインです。
私たちが探しているような、1,000円台の「ヘッドライト」のような小物は、
- そもそも取り扱いが(ほとんど)ない
- あっても、店頭より価格が高い(送料がかかるため)
- 「在庫限り」のスポット商品で、すぐに売り切れる
という状態なんです。
「ヘッドライト」と検索しても、なぜか美容系のアイテムがヒットしたり、全く関係ない商品が出てきたり…(これは2025年現在の私の体験談です)。
ドンキホーテという企業は、あくまで「実店舗での『圧縮陳列』ジャングル」をウリにしており、オンライン販売は「二の次」という印象が(特に小物に関しては)否めません。
「店頭」vs「ネット」の価格差は?
もし、運良くオンラインストアで「情熱価格 ヘッドライト 1,500円」という商品を見つけたとします。
「やった!これを買おう!」とポチると、
商品代金:1,500円
送 料: 600円(仮)
合 計: 2,100円
…となってしまうわけです。
これでは、「ドンキで買う」最大のメリットである「安さ」が、完全に消えてしまいますよね。
2,100円も出すなら、Amazonで送料無料の、もっと性能が良くてレビューも多い、別の格安ヘッドライトが買えてしまいます。
「ドンキのオンライン」より「Amazon・楽天・メルカリ」
ドンキのヘッドライトに興味があるけど、店舗に行けない…という方は、ドンキのオンラインストアを覗くのは、時間の無駄かもしれません。
その時間があるなら、
① Amazonや楽天市場で探す
→「ヘッドライト 登山 格安」などで検索すれば、ドンキの情熱価格と同等か、それ以上にコスパの良い製品が、大量のレビュー付きで見つかります。
② メルカリで探す
→「ドンキ ヘッドライト」で検索すると、「ドンキで買ってみたけど、使わなかった」という人が、新品同様のものを送料込み500円とかで出品していることがあります。
→ これが、もしかしたらドンキのヘッドライトを「最安」で手に入れる方法かもしれません。
→ あるいは、「GENTOS」や「ブラックダイヤモンド」などの有名メーカー品が、中古で安く出ていることもあります。信頼できる出品者からなら、ドンキの新品より、よっぽど「買い」ですよ。
結論として、ドンキのヘッドライトは「実店舗」で「宝探し」を楽しむもの。
ネットで買うなら、ドンキにこだわらず、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、そしてメルカリという、もっと大きなジャングル(市場)で、あなたの目的に合った最強コスパの一品を探すのが、一番賢いやり方だと言えそうですね。
【結論】ドンキのヘッドライトはこんな登山スタイルにおすすめ!

さあ、長かったドンキのヘッドライト徹底調査も、いよいよ結論です。
結局のところ、「ドンキのヘッドライトは、買いなのか?見送るべきなのか?」
私、どこストアの最終的な結論は、「こういう人になら、超おすすめです!」という条件付きイエス、です。
ドンキのヘッドライトが、あなたの登山を最高にハッピーにしてくれる(かもしれない)のは、こんなシチュエーションです!
ドンキが「最強」になるシチュエーション
① 万が一の「予備の予備」ライトとして
→ メインライト(有名メーカー品)、予備ライト(有名メーカー品)は持っている。
→ でも、さらに万が一、同行者が忘れたり、両方壊れたりした時のために、「ザックの底に、ジップロックに入れて“無いもの”として」放り込んでおく。
→ この用途なら、ドンキの1,000円(IPX4・単4×3本)ライトは最強です。軽くて、電池を抜いておけば劣化もしません。
② 山小屋泊・テント泊での「室内灯」として
→ 夜の登山道を歩くためではなく、「山小屋の布団の中」や「テントの中」だけで使う、と割り切る。
→ 手元を照らすだけなら、50ルーメンもあれば十分。むしろメインライトより光が弱くて使いやすい。
→ 「赤色LED?なにそれ美味しいの?」という、大雑把な人にはピッタリです。
③ 「明日、急に登山に行くことになった!」緊急事態用
→ 本来持ってくるはずのライトを家に忘れた!
→ 登山専門店はもう閉まってる!でも、ドンキなら深夜まで開いてる!
→ そんな「その場しのぎ」の緊急登板用として。ただし、選ぶなら「IPX4・100ルーメン以上・乾電池式」のスペックは、深夜のドンキでも妥協しないでくださいね。
ドンキが「最悪」になるシチュエーション
逆に、絶対にドンキのヘッドライト(特にスペック不明の格安品)を使ってはいけないのは、こんなシチュエーションです。
① 富士山のご来光登山(夜間登山)の「メインライト」として
→ 絶対にダメです。周りも真っ暗、人も多い、高所で寒い。
→ そんな過酷な状況で、ドンキのライトが切れたり、壊れたりしたら、本当に命に関わります。
→ これから富士山に登るという人は、ケチらずに5,000円以上の「ちゃんとした」メーカー品を絶対に買ってください。
② 雨や雪が「確実に」予想される登山
→ ドンキ製品の「IPX4」表記は、信じすぎ厳禁です。
→ 悪天候がわかっているなら、もっと信頼性の高い(IPX6以上)ライトを持っていくか、そもそも登山を中止する勇気を持ちましょう。
③ 「まあ、大丈夫っしょ!」という、ノリと勢いだけの人
→ これが一番危ない。
→ 「安いから」という理由だけでドンキ製品を選び、スペックも確認せず、予備電池も持たず、防水対策もせず…
→ そういう「準備不足」が、山では一番の遭難原因になります。
結論:ドンキのヘッドライトは「余裕のある人」の遊び道具
ドンキのヘッドライトを使いこなせるのは、「これが壊れても、メインライトがあるから大丈夫」という「安全マージン(余裕)」を持っている人です。
あるいは、「この性能なら、この登山スタイルまで」と、自分でハッキリと「線引き」ができる、経験のある人です。
登山初心者が、「お金がないから、メインライトをドンキで済ませよう」と考えるのは、残念ながら一番危険なパターンだということを、覚えておいてくださいね。
より本格的な山行を目指すなら次に選ぶべきヘッドライトはこれ!

「ドンキのライトは、やっぱりサブ(予備)までかな…」
「メインで安心して使えるライトが、ちゃんと欲しくなった!」
そう思ったあなたは、もう立派な登山者です!
「安物買いの銭失い」にならず、「安全」に投資するマインドを持つことは、登山を長く楽しむ上で本当に大切なことです。
ドンキのヘッドライトを卒業し、「最初の一個」として、あるいは「ドンキからのステップアップ」として、自信を持っておすすめできる、登山ヘッドライトの「定番メーカー」を3つご紹介します。
これらのメーカーの製品(3,000円~7,000円クラス)をどれか一つ買っておけば、まず間違いありません。
① Petzl (ペツル)
フランスの登山用品メーカーで、ヘッドライト界の「王様」です。
プロの登山家やクライマー、洞窟探検家からの信頼も厚く、その性能と信頼性は折り紙付き。
【特徴】
・「ティキナ」「アクティックコア」などの定番モデルが超有名。
・操作がシンプルで、直感的に使いやすい。
・照射ビームが「広く、見やすい」と評判。
・最近は「コアバッテリー」という専用充電池と乾電池の両方が使えるハイブリッドモデルが主流。
【こんな人におすすめ】
・「どれがいいか分からないから、一番間違いないやつが欲しい!」という人。
・シンプルで洗練されたデザインが好きな人。
② Black Diamond (ブラックダイヤモンド)
アメリカのクライミング・スキー用品メーカー。
ペツルと人気を二分する、もう一方の雄です。質実剛健で、タフな製品が多いのが特徴。
【特徴】
・「スポット」「コズモ」などのモデルが人気。
・ペツルに比べて、より「高ルーメン」「高防水(IPX7やIP67)」なモデルが多い。
・無段階で明るさを調整できる「ディミング機能」や、叩くだけで最大光量になる「タップ機能」など、機能が多彩。
・ちょっとメカメカしい、カッコいいデザインが好きな人にウケます。
【こんな人におすすめ】
・機能性を重視したい人。「ガジェット」としてヘッドライトをいじりたい人。
・雨や雪の中など、ハードな環境でもガンガン使いたい人。
③ GENTOS (ジェントス)
これは日本のメーカーで、登山専用というよりは「作業用・業務用」ライトの国内トップシェアです。
ドンキの作業用品コーナーで出会えるかもしれない、と紹介したメーカーですね。
【特徴】
・とにかく「頑丈」で「明るい」。
・「デルタピーク」や「ヘッドウォーズ」など、強そうな名前のシリーズが多い。
・登山メーカー品に比べて、「同じくらいの性能でも、価格が安い」傾向がある。(コスパ◎)
・ただし、登山用に最適化されているわけではないので、「重い」「デカい」モデルも多い。
【こんな人におすすめ】
・ペツルやBDは高すぎる…でもドンキの情熱価格は不安…という、中間のコスパを求める人。
・重さやデザインよりも、「タフさ」と「明るさ」を最優先したい人。
どこで買うのが賢い?
これらの有名メーカー品は、全国の「登山用品専門店」に行けば、実際に手に取って試着することもできます。
ですが、もし「買うモデル」が決まっているなら、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で、「型落ち」や「セール」を狙うのが一番安く買えることが多いです。
ヘッドライトは数年ごとにモデルチェンジしますが、1~2世代前の型落ち品でも、性能は十分すぎるほど高いです。
ドンキの新品(2,000円)を買うよりも、有名メーカーの型落ち品(3,000円)を買う方が、あなたの登山ライフを、より安全で、より快適なものにしてくれることは間違いありませんよ!




