2025年最新版|コンビニで買える接着剤(ボンド)販売状況!セブン・ローソン・ファミマ別種類と緊急時の対処法完全ガイド

こんにちは!あなたの「困った!」を解決したい、筆者の「どこストア」です。
「あっ!靴底が剥がれた!」「子どものおもちゃが壊れた!」「大事なフィギュアが…!」そんな緊急事態、ありますよね。
今すぐ接着剤(ボンド)が欲しいけど、ホームセンターは遠い…。そんな時、一番身近なコンビニに売ってるんでしょうか?
この記事では、2025年最新のコンビニ(セブン、ファミマ、ローソン)での接着剤の販売状況、種類、そして緊急時の対処法まで、あなたの疑問をまるっと解決します!
・2. 【セブン-イレブン】接着剤の取り扱い棚と人気商品!在庫が確実な店舗の特徴
・3. 【ファミリーマート】ボンド・グルーの在庫はどこに?置いてある場所のパターン
・4. 【ローソン】急な修理に必要な瞬間接着剤はある?PB(プライベートブランド)商品もチェック
・5. コンビニで主に販売されている「瞬間接着剤」の種類と特徴を解説
- コンビニでボンド(瞬間接着剤)は本当に買えるのか?店舗ごとの基本情報
- 【セブン-イレブン】接着剤の取り扱い棚と人気商品!在庫が確実な店舗の特徴
- 【ファミリーマート】ボンド・グルーの在庫はどこに?置いてある場所のパターン
- 【ローソン】急な修理に必要な瞬間接着剤はある?PB(プライベートブランド)商品もチェック
- コンビニで主に販売されている「瞬間接着剤」の種類と特徴を解説
- コンビニで買える接着剤の主成分「シアノアクリレート」とは?効果と仕組み
- 【要注意】コンビニの接着剤で接着できるもの・できないもの(プラスチック・木・金属別)
- 「瞬間接着剤」がない時の緊急対策!コンビニで買える応急処置の代替品3選
- コンビニの接着剤の価格帯は高い?ドラッグストアや100均との徹底比較
- 接着剤を使用する際の注意点と安全な使い方!皮膚についた場合の対処法
- 【Q&A】コンビニ接着剤のよくある疑問を徹底解決!開封後の保存方法など
- まとめ:コンビニは「緊急時の瞬間接着剤」に強い!賢く活用しよう
コンビニでボンド(瞬間接着剤)は本当に買えるのか?店舗ごとの基本情報

「コンビニに接着剤なんて売ってるの?」
急に必要になった時、真っ先に浮かぶ疑問ですよね。私も以前、出先でカバンの取っ手が壊れかけて、慌ててコンビニに駆け込んだ経験があります。
結論から言いますと、コンビニで接着剤(ボンド)は買えます!
ただし、これには少し注意が必要です。
あなたが想像する「ボンド」が、もし小学校の図工で使ったような黄色のボトルに入った「木工用ボンド」だとしたら、それはコンビニではほぼ見つかりません。
コンビニは、あくまで「緊急需要」に応える場所。そのため、品揃えは非常に限定的なんです。
なぜコンビニに接着剤が置いてあるのか?
コンビニの品揃えは、「今すぐコレが必要!」というニーズに基づいて決められています。
例えば、急な雨の日の「ビニール傘」、出張先で忘れた「スマホの充電器」、会議前の「ボールペン」などと同じカテゴリーですね。
接着剤もその一つ。
・出先で靴底がパカッと剥がれた
・メガネのフレームがポキッと折れた(応急処置)
・大事な書類を留めているクリップが壊れた
こんな「今すぐ何とかしたい!」という緊急事態に対応するため、多くのコンビニでは接着剤を常備しているんです。
コンビニで買えるのは「瞬間接着剤」がメイン
コンビニの限られた棚スペースで、あらゆる種類の接着剤を置くことはできません。
そのため、最も汎用性が高く、すぐに効果が出る「瞬間接着剤」が主流です。
「アロンアルファ」や「セメダインC」などの有名ブランドの、小容量(2g~4g程度)パッケージが一般的ですね。
これらは数秒から数十秒で強力に接着できるため、まさに緊急時の修理にピッタリというわけです。
逆に言えば、広い面積に塗ったり、ゆっくり位置を調整しながら接着したりする用途には不向き。あくまで「その場しのぎ」や「ピンポイントの修理」用と割り切るのが大切です。
木工用ボンド(白いやつ)はコンビニにある?
先ほども触れましたが、あの懐かしい「木工用ボンド」(酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤)は、コンビニではまず売っていません。
理由は簡単で、乾くまでに時間がかかり、緊急需要に合わないからです。
また、用途が木材、紙、布などに限定されるため、コンビニの客層が求める「何でもくっつく(ように見える)」というニーズからも外れます。
もし木工用ボンドが必要な場合は、残念ですがコンビニは諦めて、文房具店、100円ショップ、またはホームセンターへ向かいましょう。
「水のり」や「スティックのり」は文具コーナーにありますが、これらは紙専用なので、木材やプラスチックの代わりには絶対になりませんからね!
「じゃあ、どこのコンビニにどんな瞬間接着剤があるの?」
次の章から、大手3社(セブン、ファミマ、ローソン)の具体的な状況を詳しく見ていきましょう!
ちなみに、もしじっくり選びたい、または特定の接着剤が必要なら、最初からネット通販を頼るのが賢い選択です。
Amazonや楽天市場なら、ホームセンター顔負けの品揃えですし、翌日には届くことも多いですからね。
【セブン-イレブン】接着剤の取り扱い棚と人気商品!在庫が確実な店舗の特徴

さて、まずはコンビニ業界最大手のセブン-イレブンから見ていきましょう。
「近くて便利」を掲げるだけあって、緊急時に必要なアイテムの取り揃えには期待が持てますよね。
セブン-イレブンの接着剤コーナーはここだ!
セブン-イレブンで接着剤を探すなら、真っ先に向かうべきは「文具・日用品コーナー」です。
多くの店舗では、ボールペン、ノート、ガムテープ、乾電池などがまとめて置かれている棚があります。その一角に、接着剤もひっそりと吊り下げられていることが多いです。
店舗のレイアウトにもよりますが、大抵はレジから遠い、雑誌コーナーの近くや奥の壁際にあることが多い印象ですね。
見つからない場合は、恥ずかしがらずに店員さんに「瞬間接着剤はありますか?」と聞くのが一番早いです。「ボンドありますか?」と聞くと、木工用ボンドと勘違いされる可能性もあるので、「瞬間接着剤」と指定するのがポイントですよ。
よく見る定番商品(アロンアルファなど)
セブン-イレブンで最もよく見かけるのは、やはり瞬間接着剤の代名詞とも言える「アロンアルファ」(東亞合成株式会社)です。
特に「アロンアルファ EXTRA ゼリー状」や「アロンアルファ 一般用」の小容量パックが定番商品として置かれています。
なぜゼリー状が多いのか?
これは、液体タイプだと垂れやすく、垂直な面や染み込みやすい素材(ちょっとした布製品のほつれ止めなど)には使いにくいため。ゼリー状なら「垂れずにピタッと留まる」ので、緊急時の雑な作業(失礼!)でも失敗が少ないからだと考えられます。
他にも、セメダイン株式会社の「セメダインC」や、コニシ株式会社の「ボンド アロンアルファ」シリーズ(名前がややこしいですが、コニシが販売しているアロンアルファです)が置かれていることもあります。
セブンのPB商品(セブンプレミアム)に接着剤はある?
食品から日用品まで幅広く展開するセブン-イレブンのプライベートブランド(PB)、「セブンプレミアム」。
「もしかして、安くて大容量のPB接着剤があるかも?」と期待してしまいますが、2025年現在、セブンプレミアムブランドでの瞬間接着剤は、あまり積極的に展開されていないようです。
これは、接着剤という商品が非常に専門性が高く、製造メーカーのブランド力(「アロンアルファ」という名前の安心感)が売上に直結するからだと思われます。
PBで中途半端なものを作るより、信頼と実績のあるナショナルブランド品を確実に置く、という戦略なのでしょう。
在庫がある可能性が高い店舗
「どこのセブンに行けば確実にあるの?」と思いますよね。
コンビニは店舗ごとのオーナーさんの裁量で品揃えが結構変わる(フランチャイズの面白いところでもありますが)ため、100%とは言えません。
しかし、以下の特徴がある店舗は、接着剤を置いている可能性が比較的高いです。
- オフィス街の店舗:
ビジネスマンが急な備品の破損(メガネ、靴、カバン)などで駆け込む需要が多いため。 - 住宅街の中にある店舗:
近所にホームセンターがない地域で、「ちょっとした家の修理」需要を拾うため。 - 観光地や駅ナカの店舗:
旅行者のスーツケースのキャスター破損や、お土産の破損など、緊急修理の需要が見込めるため。
逆に、幹線道路沿いのトラック運転手さんがメインの店舗や、極端に売り場面積が狭い店舗では、優先順位が低く、置いていない可能性もあります。
結局のところ、「緊急時に探す」という性質上、見つからなかった時のためにAmazonや楽天で「お守り」として一つ常備しておくのが、一番ストレスがないかもしれませんね。特にジェルタイプは使い勝手がいいのでおすすめです。
【ファミリーマート】ボンド・グルーの在庫はどこに?置いてある場所のパターン

続いては、ファミリーマートです。
ファミマもセブンに負けず劣らず、日用品や文具の充実に力を入れていますよね。「あなたと、コンビに、」のキャッチフレーズ通り、困った時に寄り添ってくれるでしょうか。
ファミマの文具・日用品コーナーを探せ
ファミリーマートも基本はセブン-イレブンと同じです。
探すべき場所は「文具・日用品棚」です。
乾電池やテープ類、筆記用具などが集まっているコーナーを探してください。その棚のフックに、ブリスターパック(透明なプラスチックで台紙に固定されたパッケージ)に入った瞬間接着剤が吊り下げられています。
ファミマは店舗によって棚の配置がかなり異なりますが、だいたい以下のパターンが多いです。
- パターンA:雑誌コーナーの隣(文具と雑誌は親和性が高いため)
- パターンB:カップ麺コーナーの向かい側(日用品として)
- パターンC:レジのすぐ横(小物を置くスペース)
店員さんに聞く際は、やはり「瞬間接着剤」と伝えるのがスムーズです。「ボンド」や「グルー」(グルーは特に、化粧品や雑貨のイメージが強い)だと、うまく伝わらない可能性があります。
ファミマで見かける接着剤のブランド (コニシ、セメダインなど)
ファミリーマートの品揃えも、ナショナルブランドの瞬間接着剤が中心です。
よく見かけるのは、コニシ株式会社の「ボンド」シリーズや、セメダイン株式会社の「セメダイン」シリーズです。
「アロンアルファ」ももちろん強力なライバルですが、ファミマではコニシやセメダインの製品を見かける頻度も高い印象があります。
例えば、コニシの「ボンド アロンアルファ ゼリー状」や、セメダインの「セメダイン3000 ゴールド」など、緊急時に使いやすい多用途タイプが選ばれているようです。
これらも容量は2g~4g程度の使い切りに近いサイズ感で、価格は300円~500円程度が相場です。
「ファミマ!!」や都市型店舗での取り扱い
ファミリーマートには、通常の店舗とは別に「ファミマ!!(ふぁみま)」という、ちょっとオシャレな都市型店舗(オフィスビル内など)があります。
こうした店舗は、文具や雑貨のセレクトにこだわっていることが多く、一般的なファミマよりも高機能な接着剤や、デザイン性の高い文具が置かれている可能性があります。
もしあなたの職場や近くに「ファミマ!!」があれば、接着剤を探す場所として覗いてみる価値はありますよ。ただし、価格帯は少し高めかもしれません。
無印良品コーナーに接着剤はある?
ファミリーマートの大きな特徴の一つが、「無印良品」の商品を取り扱っていることですよね。
「無印のシンプルな文具コーナーに、接着剤もあるかも?」と期待する方も多いでしょう。
しかし、残念ながら2025年現在、ファミリーマートに置かれている無印良品のラインナップは、ノート、ペン、化粧品、靴下、レトルトカレーなどが中心。
瞬間接着剤のような専門的な修理用品は、基本的に取り扱いがありません。
無印良品の店舗に行けば、もちろん専用の接着剤(アクリル樹脂用のものなど)が売っていますが、コンビニで手に入る無印製品には含まれていない、と覚えておきましょう。
やはりコンビニは「緊急用」。もし特定の素材(例えば、無印のアクリルケースを直したいとか)に使うなら、それに適した接着剤をAmazonや楽天市場で探すのが確実です。最近は「プラスチック用プライマー付き」なんて便利なセットも通販なら簡単に手に入りますからね。
【ローソン】急な修理に必要な瞬間接着剤はある?PB(プライベートブランド)商品もチェック

最後に、ローソンです。「マチのほっとステーション」として、地域密着型の品揃えに強みがあるローソンですが、接着剤の状況はどうでしょうか。
ローソンの接着剤はどこ?
もうお分かりですね。ローソンでも探す場所は同じ、「文具・日用品棚」です。
ローソンは店舗のレイアウトが比較的似通っていることが多く、入り口から入って奥の壁際(冷凍食品やアイスケースの手前あたり)に日用品・文具コーナーが設けられていることが多いです。
乾電池、スマホアクセサリー、筆記具などが集まっている場所をチェックしてみてください。
ここでも、他のチェーンと同じく、アロンアルファやセメダインなどの瞬間接着剤がフックに掛かっているはずです。
ローソンセレクト(PB)に接着剤はあるか?
ローソンにも「ローソンセレクト」という強力なプライベートブランド(PB)があります。
食品や日用品で高品質なものが多く、ファンも多いですよね。
では、接着剤はどうか?
セブン-イレブンと同様、ローソンもPBとして接着剤を積極的に展開している様子はありません。
やはり、専門性が高く、使用頻度が低い商品は、PBで開発・製造するコストメリットよりも、信頼できるナショナルブランドを仕入れて販売する方が効率的と判断されているのでしょう。
たまに、PBのようなシンプルなパッケージの接着剤を見かけることもありますが、よく見ると製造元が大手メーカー(コニシやセメダインなど)で、ローソン向けにパッケージを簡素化したOEM商品だったりします。
ローソンストア100での取り扱い
ローソングループには「ローソンストア100」という、100円(税抜)の商品を中心に取り扱う店舗があります。
「100円なら、接着剤もあるんじゃない?」と思いますよね。
その通り!ローソンストア100は、通常のローソンよりも接着剤の取り扱いがある可能性が高いです。
もちろん100円(税抜)で、小容量の瞬間接着剤(液体タイプやジェルタイプ)が文具コーナーや工具コーナー(あれば)に置かれています。
ただし、品質は「それなり」の場合もあります。強力な接着を期待するよりは、「本当に今この場だけくっつけばいい」という割り切りが必要です。
100均(ダイソーやセリア)が近くにあればそちらの方が種類は豊富ですが、ローソンストア100も選択肢としてはアリですね。
他チェーンとの品揃えの違い
大手3社を比較してきましたが、正直なところ、「接着剤」というカテゴリーにおいて、3社間で大きな品揃えの差はありません。
どこも「緊急用の小容量・瞬間接着剤(主にジェルタイプ)」を「文具・日用品棚」で「ナショナルブランド品」を「300円~500円」で売っている、というのが結論です。
ですから、「セブンになかったからファミマに行こう」とハシゴしても、同じ結果になる可能性はあります。それよりも、同じチェーンでも別の店舗(例えば、オフィス街の店舗や住宅街の大型店舗)を覗いてみる方が、在庫に出会える確率は高いかもしれません。
もし、急ぎではないけれど「そろそろ接着剤がなくなりそう」という状況なら、Amazonや楽天でレビューを見ながら、自分の用途に合った一本(多用途タイプや、プラスチック専用など)を選んで購入しておくのが、一番スマートな方法ですね。
・7. 【要注意】コンビニの接着剤で接着できるもの・できないもの(プラスチック・木・金属別)
・8. 「瞬間接着剤」がない時の緊急対策!コンビニで買える応急処置の代替品3選
・9. コンビニの接着剤の価格帯は高い?ドラッグストアや100均との徹底比較
・10. 接着剤を使用する際の注意点と安全な使い方!皮膚についた場合の対処法
コンビニで主に販売されている「瞬間接着剤」の種類と特徴を解説

さて、コンビニで買えるのは「瞬間接着剤」がメインだということが分かりました。
でも、いざ棚の前に立ってみると、「液体タイプ」と「ジェル(ゼリー)タイプ」があって、どっちを選べばいいか悩みませんか?
ここで、コンビニでよく見かける瞬間接着剤の「種類」と、それぞれの「特徴」を分かりやすく解説します!これを読めば、あなたの緊急事態に最適な一本が選べるようになりますよ。
なぜ「瞬間」接着剤ばかりなのか?
もう一度おさらいですが、コンビニは「今すぐ!」に応える場所。
木工用ボンドのように「塗って、固定して、数時間待つ」なんて悠長なことは言ってられません。
「塗って、押さえて、数秒でくっつく」というスピード感が、コンビニの客層のニーズに完璧にマッチしているからなんですね。
だから、品揃えが瞬間接着剤に偏るのは、ごく自然なことなんです。
種類1:液体タイプ(サラサラ系)の特徴と用途
昔からある、透明でサラサラした液体の瞬間接着剤です。
【特徴】
・浸透力が高い:
狭い隙間や、ひび割れ(クラック)にスッと染み込んでいくのが最大の特徴です。割れた陶器の断面など、ピッタリ合わさる面の接着に向いています。
・硬化が速い:
ジェルタイプに比べて、水分との反応が速く、接着スピードが速い傾向があります。
・垂れやすい:
サラサラしているため、垂直な面や傾いた面では「タラーッ」と垂れてしまいがち。関係ない場所にくっついて大惨事…なんてことも。
【こんな時にオススメ】
・割れたお皿や陶器のフィギュアの接着
・プラスチック製品の「ヒビ」の補修
・ピッタリと面が合う、硬い素材同士の接着
種類2:ジェル(ゼリー)タイプの特徴と用途
ここ数年で主流になってきた、少し粘度のある「ジェル(ゼリー)状」の瞬間接着剤です。コンビニでも、こちらをメインに置いているお店が多いですね。
【特徴】
・垂れない:
これが最大のメリット!垂直な面(壁にかけたフックの補修など)や、上向きの面でも、液が垂れずにその場に留まってくれます。
・染み込まない:
木材や革、布などの「染み込みやすい素材」に使っても、表面で留まってくれるため、しっかり接着層を作ることができます。(液体タイプだと全部吸い込まれてしまうことがある)
・多少の隙間もOK:
少しデコボコした面や、完全にピッタリ合わない面同士でも、ジェルが隙間を埋めるような形で接着してくれます(これを充填接着と言います)。
【こんな時にオススメ】
・靴底の剥がれ(緊急処置)
・カバンの取っ手やベルトの補修(革製品など)
・木製家具の小さな欠け
・デコボコしたオモチャの修理
コンビニでどちらか迷ったら、汎用性の高い「ジェルタイプ」を選んでおくのが失敗が少ないですよ!
種類3:ブラシ付きタイプの特徴
マニキュアのハケのように、キャップに小さなブラシが付いているタイプです。
【特徴】
・塗りやすい:
広い面(と言っても瞬間接着剤の範囲ですが)に薄く均一に塗りたい時に便利です。
・細かい作業に:
ノズルから直接出すと「ドバッ」と出てしまいそうな細かい部品の接着にも、ブラシで「チョン」と付けることができます。
【こんな時にオススメ】
・プラモデルや模型の細かいパーツの接着(緊急時)
・ネイルアートやデコパーツの接着
ただ、このタイプはコンビニではあまり見かけません。どちらかというと100均(ダイソーなど)や手芸店、模型店、ドラッグストアのネイルコーナーに多い商品ですね。
自分の用途に合わせて選ぶのが一番ですが、緊急時は「ジェルタイプ」が万能選手と覚えておきましょう。
もちろん、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなら、これらすべてのタイプが、さらに大容量や多機能なものまで選び放題です。一家に一本、多用途ジェルタイプを常備しておくことをオススメします。
コンビニで買える接着剤の主成分「シアノアクリレート」とは?効果と仕組み

さて、コンビニで買える接着剤が「瞬間接着剤」で、その主成分が「シアノアクリレート」だという話をしました。
なんだか難しそうな名前が出てきましたね。
でも、この「シアノアクリレート」君の正体を知っておくと、接着剤をより上手に、そして安全に使うことができるんです。
ここでは、アホでもわかるように(笑)、この成分について簡単に解説しますね!
難しい話ぬき!「シアノアクリレート」って何者?
ものすごく簡単に言うと、シアノアクリレートは、「空気中やモノの表面にある、ほんのちょっとの『水分』に触れると、カチンコチンに固まる」という特殊な性質を持った液体です。
普段はチューブの中で、安定剤というガードマンに守られて液体(モノマーというサラリーマンみたいな状態)でいます。
しかし、チューブから出されて空気に触れた瞬間、ガードマンがいなくなり、空気中の水分(湿気)に反応します。
水分に触れたシアノアクリレート君は、「うおー!」と覚醒して、隣にいる仲間(モノマー)と次々に合体!
「合体!合体!合体!」と、数珠つなぎのように長く、強くなって(ポリマーという屈強な戦士の状態)、最終的にカチカチの固い樹脂になるんです。
これが、瞬間接着剤が一瞬でくっつく仕組みです。化学反応なんですね。
一瞬でくっつく秘密は「空気中の水分」
この仕組みがわかると、色々なことが理解できます。
・なぜ指と指がくっつくとヤバいのか?
→ 人間の皮膚の表面には、適度な「水分(湿気)」が常にあるからです。接着剤にとって、指は最高の反応場所!あっという間に強力にくっついてしまいます。
・なぜ冬場はくっつきにくい時があるのか?
→ 冬は空気が乾燥していて、「水分(湿気)」が少ないからです。反応が遅くなるんですね。逆に、梅雨時や夏場は、湿気が多いので接着スピードが速まります。
・なぜ「フッ」と息を吹きかけると良いと言われるのか?
→ 人間の息には「水分(湿気)」がたっぷり含まれているからです。接着剤に息を吹きかけるのは、反応を促進させる(=早く固まれと応援する)行為なんです。(ただし、やりすぎると白化の原因にもなります)
メリット:速さ、強さ
シアノアクリレートのメリットは、言うまでもなくその圧倒的な「スピード」と「接着力」です。
特に、プラスチックや金属、陶器などの硬い素材同士を「点」でくっつける力は絶大です。
緊急時にコンビニで買う理由そのものですね。
デメリット:衝撃に弱い、白化現象
しかし、弱点もあります。
1. 衝撃に弱い(脆い)
カチカチに固まるということは、裏返せば「柔軟性がない」ということです。
接着した部分に、横からの「ペキッ」という力や、「ゴンッ」という衝撃が加わると、意外とあっさり剥がれてしまうことがあります。
(靴底の修理に使っても、歩いているうちの「曲げ伸ばし」ですぐに剥がれやすいのはこのためです)
2. 白化(はっか)現象
接着剤を塗った周りが、白く粉を吹いたように汚れてしまう現象です。
これは、固まりきれなかったシアノアクリレートの成分が蒸発して、空気中の水分と反応し、細かい白い粉になって付着するものです。
特に接着剤を塗りすぎた時に起こりやすいです。
黒いプラスチック製品や、透明なパーツに使うと非常に目立つので注意が必要ですね。
(「瞬間接着剤 白化現象 対策」などで検索すると、防止法(塗りすぎない、換気する)が出てきますよ)
医療用にも使われる「シアノアクリレート」
実はこのシアノアクリレート、成分を調整して、医療用の「傷口をふさぐ接着剤」としても使われているんです。(商品名:アロンアルファAなど)
もちろん、コンビニで売っている工業用のものとは別物なので、絶対にマネして傷口に使ってはいけませんよ!(発熱してヤケドします)
こんな風に、成分の正体を知っておくと、得意なこと、苦手なことが分かり、失敗も減らせますね。
【要注意】コンビニの接着剤で接着できるもの・できないもの(プラスチック・木・金属別)

コンビニで無事に瞬間接着剤(シアノアクリレート系)をゲット!
「さあ、これで何でもくっつくぞ!」…と、その前に。ちょっと待ってください。
瞬間接着剤は万能ではありません。
「くっつく素材」と「まったくくっつかない素材」がハッキリ分かれているんです。
これを間違えると、「全然くっつかないじゃないか!」とイライラするだけでなく、大切なものを汚して台無しにしてしまう可能性も…。
ここで、素材別の相性をしっかり確認しておきましょう!
コンビニの瞬間接着剤が得意な素材
まずは、瞬間接着剤が「得意」とする素材、つまりガッチリくっつきやすい素材です。
基本的に、「硬くて」「表面がツルツル(またはザラザラ)していて」「水分を吸い込みにくい」ものが得意です。
| 素材カテゴリー | 具体的な例 | コンビニ接着剤との相性 |
|---|---|---|
| 硬質プラスチック | プラモデル(スチロール樹脂)、家電のリモコン(ABS樹脂)、アクリル板 | ◎(とても得意) |
| 金属 | アルミ、ステンレス、鉄、アクセサリーの金具 | ◎(とても得意) |
| 陶器・磁器 | 割れたお皿、カップ、陶器の置物 | ◎(とても得意) ※液体タイプが染み込みやすい |
| ゴム | ゴムパッキン(シリコーンゴムは除く) | ○(得意) |
| 木材 | 木製家具の欠け、工作品(染み込みに注意) | ○(ジェルタイプ推奨) ※液体だと染み込みすぎる |
苦手な素材・くっつかない素材
次に、瞬間接着剤が「苦手」、あるいは「まったく歯が立たない」素材です。
これを知らないと、本当に無駄な努力になります。
| 素材カテゴリー | 具体的な例 | コンビニ接着剤との相性 |
|---|---|---|
| ポリエチレン (PE) | ポリバケツ、灯油タンク、ラップ、ビニール袋 | ✕(絶対にくっつかない) |
| ポリプロピレン (PP) | タッパー、クリアファイル、一部のオモチャ、PPバンド | ✕(絶対にくっつかない) |
| シリコーンゴム | キッチンのゴムパッキン、スマホケース(柔らかいもの) | ✕(絶対にくっつかない) |
| フッ素樹脂 | テフロン加工のフライパン | ✕(絶対にくっつかない) |
| ガラス | コップ、窓ガラス | △(一時的にはつくが、すぐ取れる) ※専用接着剤が必要 |
| 柔らかい素材 | 柔らかいビニール(浮き輪など)、布、革 | △(カチカチに固まり、すぐ割れる) ※ジェルタイプで応急処置のみ |
【最重要】プラスチックの種類に注意!PE・PP・フッ素樹脂は専用プライマーが必要
表の中でも、PE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)は超重要です。
これらは私たちの生活に溢れています。タッパー、ポリ袋、クリアファイル、子供のオモチャの多く…。
これらの素材は、接着剤の成分を弾いてしまう性質があるため、コンビニの瞬間接着剤をどれだけ塗っても、絶対に接着できません。
「じゃあ、PPのオモチャが壊れたら諦めるしかないの?」
いいえ、そんなことはありません。
これらの素材を接着するためには、「プライマー」と呼ばれる下地処理剤がセットになった「PE・PP用 瞬間接着剤」という専用品が必要です。
残念ながら、この特殊な接着剤はコンビニにはまず置いていません。
ホームセンターに行くか、Amazonや楽天で「PP用 接着剤」と検索して購入する必要があります。
靴底の修理にコンビニの接着剤は使える?
緊急事態で一番多いのが「靴底の剥がれ」ですよね。
コンビニの接着剤(ジェルタイプ)で応急処置は「可能」です。
ただし、あくまで「次の修理場所まで持たせる」ための一時的なもの。
前にも書きましたが、瞬間接着剤は「衝撃」や「曲げ伸ばし」に弱いからです。
歩き続けると、せっかく接着した面も、カチカチに固まっているためすぐにパリパリと剥がれてきてしまいます。
本格的に靴を修理するなら、靴専用の「シューグー」のような、固まった後もゴムのように柔軟性を保つ接着剤が必要です。これもコンビニにはないので、ネット通販やホームセンターで探しましょう。
「瞬間接着剤」がない時の緊急対策!コンビニで買える応急処置の代替品3選

「コンビニに駆け込んだけど、まさかの接着剤が売り切れ!」
「そもそも、瞬間接着剤ではくっつかない素材(PPとか)だった…」
そんな絶望的な状況でも、諦めるのはまだ早いです。
コンビニには、接着剤の代わりとして「一時的に」モノを固定できるアイテムが他にもあります。
あくまで応急処置ですが、知っておくと本当に役立ちますよ!
目的別!何を固定したいかで選ぶ
まずは、「何を」「どうしたい」のかを冷静に考えましょう。
・「仮止め」でいいのか?(例:カバンの取っ手がブラブラするのを一時的に固定したい)
・「貼り合わせたい」のか?(例:書類の表紙が剥がれた)
・「縛り付けたい」のか?(例:折れた棒状のものを固定したい)
目的によって、選ぶべき代替品が変わってきます。
代替品1:強力な両面テープ (文具コーナー)
もし、接着剤が置いてある「文具・日用品コーナー」に、「強力タイプ」や「屋外用」と書かれた両面テープがあれば、それは強力な味方になります。
【メリット】
・接着剤と違って、PEやPPなどの「くっつきにくい素材」にも、ある程度の時間なら貼り付くことが多いです。
・液体ではないので、垂れたり汚れたりする心配がありません。
・ある程度のクッション性があるので、衝撃にも(瞬間接着剤よりは)耐えます。
【デメリット】
・あくまでテープ。水濡れや、強い力がかかり続ける場所には無力です。
・細かい場所や、デコボコした面には使いにくいです。
【こんな時に】
・靴底の「応急処置」(剥がれた部分に貼り込む)
・スマホケースの剥がれたパーツの固定
・カバンの内張りの浮き
代替品2:ガムテープ・養生テープ (日用品コーナー)
文具コーナーよりも、引越し用品や掃除用品が置いてある日用品棚にあるかもしれません。
布製の「ガムテープ(布テープ)」が一番強力です。
【メリット】
・固定力が強い。グルグル巻きにすれば、かなりの強度が出ます。
・手でちぎれるので、ハサミがなくても作業できます。
【デメリット】
・見た目が最悪(笑)。「修理しました!」感が満載になります。
・剥がした時にベタベタが残ります。(養生テープなら比較的マシですが、固定力は落ちます)
【こんな時に】
・スーツケースのキャスターが取れかけた時の固定
・折れた傘の骨の応急処置
・一時的に固定できれば見た目はどうでもいい時
代替品3:結束バンド (工具・日用品コーナー)
これは、置いてあるコンビニと置いていないコンビニがハッキリ分かれます。
乾電池やちょっとした工具(ドライバーなど)と一緒に置いてあることがあります。
【メリット】
・物理的に最強。一度締めれば、まず外れません。
・プラスチック(ナイロン)製なので、水にも強いです。
【デメリット】
・「縛る」ことしかできないので、用途が限られます。
・一度締めたら(基本的には)外せません。ニッパーやハサミが必要です。
【こんな時に】
・カバンのショルダーベルトの金具が壊れた時、代わりにDカン(金具)とベルトを縛り付ける
・折れた棒状のものの添え木を固定する
このように、接着剤がなくても、「テープで貼る」「テープで巻く」「バンドで縛る」という選択肢がコンビニには残されています。
「どうせ後でちゃんと修理するんだから」と割り切って、その場をしのぐアイテムを選びましょう。
もちろん、これらはすべて応急処置。家に帰ったら、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングで、用途に合った専用の接着剤や修理キットをポチるのを忘れずに!
コンビニの接着剤の価格帯は高い?ドラッグストアや100均との徹底比較

コンビニで接着剤を見つけた!…でも、値札を見て「えっ、高くない?」と思ったことはありませんか?
そうなんです。コンビニの接着剤は、はっきり言って「割高」です。
でも、それにはちゃんと理由があります。
ここでは、コンビニ接着剤の価格相場と、他の業態(100均、ドラッグストア、ホムセン)との比較をしてみましょう。
コンビニの接着剤の相場
コンビニで販売されている瞬間接着剤(アロンアルファやセメダインなど)の価格帯は、
大体 300円(税抜)~ 600円(税抜)
このあたりがボリュームゾーンです。
容量は2g~4g程度なのに、この値段。「グラム単価」で考えたら、かなりの高級品ですよね。
なぜ高い? → 定価販売、小容量でも高機能なものが多い
コンビニ価格が高い理由は、大きく分けて2つあります。
1. 基本的に「定価」で販売しているから
コンビニは「便利さ」を売る場所であり、安売り(ディスカウント)をする場所ではありません。
メーカー希望小売価格(定価)で販売するのが基本です。ホームセンターやドラッグストアのように、大量仕入れで安く売る、という戦略とは根本的に違うんですね。
2. 「利便性」という名の場所代・時間代
「24時間365日、今すぐ手に入る」という価値にお金を払っている、とも言えます。
夜中にホームセンターまで車を走らせるガソリン代や時間を考えれば、数百円高くてもコンビニで買う価値がある、という判断です。
3. 小容量でも「高機能タイプ」が選ばれがち
コンビニの棚に並んでいるのは、ただの安い瞬間接着剤ではなく、「ジェルタイプ」「耐衝撃タイプ」「多用途タイプ」など、少し付加価値のついた商品が多い傾向があります。
どうせ置くなら、緊急時に「これじゃ使えない」とならないよう、汎用性の高い高機能モデルを置こう、という配慮(と、単価アップ)の結果ですね。
100均(ダイソー・セリア)の接着剤との違い
「でも、100均なら100円(税抜)で売ってるよ!」
その通りです。ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップには、驚くほどたくさんの種類の接着剤が並んでいます。
【100均の接着剤】
・価格: もちろん100円(税抜)。圧倒的安さ。
・種類: 液体、ジェル、ブラシ付き、木工用、プラスチック用(PP/PE用プライマー付きも!)など、種類がとんでもなく豊富。
・品質: 「値段なり」のものから、「これで100円?」と驚くほど優秀なものまで、玉石混交です。
・デメリット: 大切なものの修理に使うには、ちょっと品質が不安な場合も。量が少ないことも多いです。
(「100均 接着剤 おすすめ レビュー」などで調べると、優秀な商品が見つかりますよ)
ドラッグストア、ホームセンターとの価格・品揃え比較
【ドラッグストア】
・価格: コンビニよりは安いが、ホームセンターよりは少し高い、という中間くらい。
・種類: コンビニよりは多い。アロンアルファのシリーズが数種類選べる程度。マニキュアコーナーに「ネイルグルー」があることも。
【ホームセンター】
・価格: 一番安い。特売になっていることも。
・種類: 圧巻の品揃え。選びきれないほどの種類があります。専門の店員さんに相談できることも。
緊急性を買うのがコンビニ。安さと種類を求めるなら他店。
まとめると、こうなります。
・緊急性(今すぐ!): コンビニ(高いけど仕方ない)
・安さと種類: 100均(品質は要見極め)
・確実な品質と安さ: ホームセンター(行くのが手間)
・手間と安さのバランス: ドラッグストア(そこそこの品揃え)
そして、これらすべての「いいとこ取り」ができるのが、ネット通販(Amazon, 楽天, Yahoo!ショッピング)です。
ホームセンター並みの品揃えと安さを、家から一歩も出ずに手に入れられます。
メルカリなどで、使いかけの特殊な接着剤を安く探す、なんていう裏ワザもありますね。
コンビニで高い値段を払うのは「緊急時」だけにして、普段使い用はネットで賢く常備しておくのが、デキる大人の選択ですね!
接着剤を使用する際の注意点と安全な使い方!皮膚についた場合の対処法

コンビニで無事に接着剤を手に入れた!壊れたものも直った!
…と、安心したのも束の間、「あっ!指と指がくっついちゃった!」「なんか目がシパシパする…」
そう、瞬間接着剤は便利な反面、非常に強力で、使い方を間違えると危険な化学製品でもあります。
特に、緊急時に慌てて使うと、事故が起こりがち。
ここで、安全な使い方と、万が一の時の対処法をしっかり覚えておきましょう!
使う前に絶対確認!換気を忘れずに
瞬間接着剤(シアノアクリレート)は、特有の「ツン」とした刺激臭があります。
これは成分が蒸発(揮発)している証拠。この蒸気を大量に吸い込むと、目や鼻、喉の粘膜を刺激して、気分が悪くなることがあります。
必ず、窓を開ける、換気扇を回すなど、「換気」をしながら作業してください。
特に、狭い部屋や車の中で使う時は要注意です。
接着剤を出しすぎないコツ
「早く強力にくっつけたい!」と焦って、接着剤を「ドバーッ」と大量に塗っていませんか?
これは逆効果です!
瞬間接着剤は、水分と反応して固まります。量が多すぎると、内部まで水分が届かず、かえって固まるのが遅くなったり、生乾きの部分が残ったりします。
また、はみ出した接着剤が「白化現象」を起こして、見た目が最悪になる原因にも。
コツは「ごく少量を、薄く塗る」こと。
10円玉くらいの面積に対して、1滴(ひとしずく)で十分すぎるくらいです。
「ちょっと足りないかな?」と思うくらいが、一番速く、強く、キレイにくっつきます。
【危険】指と指がくっついた!絶対やってはいけないこと
瞬間接着剤の事故で一番多いのが、これですよね。「指と指がくっつく」。
人間の皮膚は水分とタンパク質の塊なので、接着剤にとっては最高の接着対象なんです。
もし、指がくっついてしまったら…パニックになりますが、
絶対に、無理やり引き剥がそうとしてはいけません!
皮膚が接着剤ごと剥がれて、出血し、大怪我につながります。本当に危険です。
正しい対処法:お湯でゆっくり揉みほぐす
慌てず、以下の手順で対処してください。
1. 40℃くらいのお湯(お風呂より少し熱いくらい)を洗面器などに用意します。
(熱湯はヤケドするのでダメですよ!)
2. くっついた指を、そのお湯の中に浸けます。
(瞬間接着剤は、熱と水分に弱い性質があります)
3. お湯の中で、指を「ゆっくり、優しく、揉みほぐす」ように動かします。
(剥がすのではなく、ずらすイメージです)
4. 数分間続けていると、接着剤がふやけて、少しずつ剥がれてきます。
これでも剥がれない場合は、「アセトン」という成分が入った「除光液(ネイルリムーバー)」を隙間に垂らすと剥がれやすくなります。
(ただし、アセトンは皮膚への刺激が強いので、あくまで最終手段。終わったらよく手を洗って保湿してください)
「瞬間接着剤 指についた 剥がし方」などで検索すれば、詳しい対処法がたくさん出てきますよ。
どうしても取れない場合や、広範囲にくっついた場合は、無理せず病院(皮膚科)に行ってくださいね。
目に入った場合の応急処置
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これは最も危険な事故です。失明の恐れがあります。
絶対に目をこすってはいけません。
(まぶたがくっついてしまう可能性があります)
すぐに、大量の流水(水道水でOK)で、最低でも15分以上、目を洗い流してください。
まぶたが閉じてしまっても、慌てず、まぶたの上から優しく水をかけ続けてください。
そして、すぐに眼科に行ってください!
「ちょっと入っただけ」と自己判断せず、必ず医師の診察を受けてください。
便利な道具は、危険と隣り合わせ。特に緊急時は焦りがちですが、安全に使うことだけは忘れないでくださいね。
・12. まとめ:コンビニは「緊急時の瞬間接着剤」に強い!賢く活用しよう
【Q&A】コンビニ接着剤のよくある疑問を徹底解決!開封後の保存方法など

さて、コンビニの接着剤について、かなり詳しくなってきましたね。
でも、まだ「あれ?こういう時はどうなの?」という小さな疑問が残っているかもしれません。
この章では、筆者「どこストア」が、コンビニ接着剤に関する「よくある疑問(Q&A)」に、ズバッと答えていきます!
開封後の接着剤、どうやって保存すれば長持ちする?
A. 「冷蔵庫の野菜室」がベストです!
瞬間接着剤は「水分(湿気)」と「熱」で固まる、と説明しましたよね。
ということは、保存する時はその逆、「湿気が少なく、涼しい場所」に置くのが正解です。
そこで最適なのが、家庭にある「冷蔵庫」なんです。
特に、冷えすぎず、適度な乾燥が保たれている「野菜室」がベストポジションと言われています。
【保存のコツ】
1. 使い終わったら、ノズルの先をティッシュなどでキレイに拭き取ります。(液が残っていると、そこで固まってキャップが開かなくなります)
2. キャップをしっかり閉めます。
3. さらに、チャック付きのビニール袋や、密閉できるタッパーに入れます。
4. (もしあれば)乾燥剤(お菓子に入ってるシリカゲルなど)を一緒に入れると完璧です。
5. それを、冷蔵庫の野菜室(またはドアポケット)で「立てて」保存します。
こうすることで、次に使おうとしたら全部固まってた…という悲劇をかなり防ぐことができますよ。使う時は、常温に戻してから使ってくださいね。
木工用ボンド(白いやつ)は本当にないの?
A. はい、ほぼ100%ありません。
この記事で何度も言っていますが、本当によく聞かれる質問なので、もう一度。
コンビニは緊急需要に応える場所です。
乾くのに時間がかかる木工用ボンドは、そのニーズに合わないため、仕入れの優先順位が限りなく低いんです。
文具コーナーにある「アラビックヤマト(液体のり)」や「スティックのり」は、あくまで「紙用」です。
見た目が似ていても、木材やプラスチックを接着する力は全くないので、代用品にはなりません。ご注意を。
コンビニの接着剤でプラモデルは作れる?
A. 「作れないことはないが、絶対におすすめしない」です。
プラモデル(スチロール樹脂)は、瞬間接着剤が得意な素材です。なので、くっつくことはくっつきます。
出先で買ったプラモデルのパーツが折れて、緊急補修する…とかならアリです。
しかし、本格的に「作る」のには、以下の理由で向いていません。
1. 白化現象がひどい
塗装したパーツや、透明なキャノピー(操縦席の窓)の周りが真っ白になり、作品が台無しになります。
2. 接着シロがない
プラモデル専用の接着剤(セメダインのタミヤセメントなど)は、プラスチックの表面を「溶かして」くっつけます(溶着)。そのため、接着剤がはみ出ても、ヤスリで削ってキレイにできます。
しかし、瞬間接着剤は「樹脂で固める」だけなので、はみ出た部分がカチカチに残り、ヤスリがけが非常に困難になります。
3. スピードが速すぎる
パーツの位置を微調整するヒマもなく固まってしまうので、キレイな組み立てには向きません。
趣味のプラモデルには、コンビニの接着剤ではなく、必ず「プラモデル専用」の接着剤を使いましょう。これもAmazonや楽天で簡単に買えますね。
まとめ:コンビニは「緊急時の瞬間接着剤」に強い!賢く活用しよう

いやー、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!
「コンビニに接着剤(ボンド)は売ってるのか?」という単純な疑問からスタートしましたが、これであなたも「コンビニ接着剤マスター」になれたはずです(笑)。
最後に、これまでの内容をギュッとまとめておさらいしましょう。
コンビニ接着剤のメリット・デメリット総括
コンビニで接着剤を買うことには、ハッキリとしたメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・圧倒的な利便性:
24時間365日、必要な時にすぐ手に入る。これに尽きます。
・厳選されたラインナップ:
「ジェルタイプ」など、緊急時に失敗しにくい汎用性の高い商品が選ばれていることが多い。
【デメリット】
・価格が割高:
ホームセンターや100均、ネット通販と比べると、明らかに高い。「時間と便利さ」を買っています。
・種類がほぼ無い:
「瞬間接着剤」一択。木工用やPE/PP用、エポキシ系などは選べません。
・在庫が不安定:
店舗によっては、置いていない(売り切れている)ことも普通にある。
緊急時はコンビニ、じっくり選ぶならホームセンター
もうこの使い分けが鉄則ですね。
「今!この瞬間!何とかしたい!」
→ 迷わずコンビニへGO! セブン、ファミマ、ローソン、どこでもOK。文具・日用品棚を探しましょう。無ければ別のコンビニへ。
「週末にDIYで使いたい」「子供の工作の準備」
→ ホームセンターや100均へ。用途に合った専用の接着剤を、安くじっくり選びましょう。
ネット通販(Amazon, 楽天)なら種類も豊富で安い!
そして、私「どこストア」が現代人として一番オススメしたいのが、やはりネット通販の活用です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどを見れば、それこそ「この世の全ての接着剤があるのでは?」と思うほどの品揃えです。
ホームセンターでもお目にかかれないような、業務用の強力なものや、特定の素材に特化したマニアックなものまで、レビューを見ながら選べます。
価格ももちろん、コンビニよりずっと安い。
「靴の修理用」「プラスチック専用」「木工用速乾」「耐衝撃・耐水」など、自分の家に起こりそうなトラブルを想像して、数種類を「常備薬」ならぬ「常備接着剤」としてストックしておくのが、最強の危機管理術ではないでしょうか。
メルカリで特殊な接着剤を探す方法も?
ちょっと上級者向けですが、メルカリなどのフリマアプリも意外と狙い目です。
「高価な業務用接着剤を、少しだけ使ってみたかった」
「DIYで使ったけど、大量に余ってしまった」
こんな人が、使いかけの接着剤を安く出品していることがあります。
品質の保証はありませんが、お試しで使ってみたい時には、覗いてみるのも面白いかもしれませんね。
いやー、接着剤(ボンド)の世界、奥が深かったですね。
この記事が、あなたの「困った!」を解決する一助になれば、筆者としてこんなに嬉しいことはありません。
賢くコンビニとネット通販を使い分けて、快適なDIY&リペアライフを送りましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!




