【2025年最新】ドラッグストアで買えるコロナ検査キット徹底解説!選び方・主要メーカー・値段・もしもの対処法まで完全網羅

こんにちは、筆者のどこストアです!
「なんか喉がイガイガするな…」「念のため、旅行前にサクッと検査しておきたい!」
そんな時、私たちの生活にすっかり定着したのが、ドラッグストアで手軽に買える新型コロナウイルス抗原検査キットですよね。
でも、「医療用」「研究用」「第1類医薬品」など、言葉がたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、2025年最新の販売状況を基に、あなたにぴったりのキットを選べるように、選び方から正しい使い方、そしてもしもの時の行動までを、わかりやすく徹底解説していきます!
・「どこで買える?」主要ドラッグストア・薬局の販売店舗をチェック
・購入前に絶対確認!「一般用検査薬」と「研究用」の決定的な違い
・失敗しないための承認済みキットの選び方とチェックポイント
・【第1類医薬品】薬剤師がいなくても買えるの?購入時の注意点
- コロナ検査キットはドラッグストアでまだ買えるの?【2025年最新販売状況】
- 「どこで買える?」主要ドラッグストア・薬局の販売店舗をチェック
- 購入前に絶対確認!「一般用検査薬」と「研究用」の決定的な違い
- 失敗しないための承認済みキットの選び方とチェックポイント
- 【第1類医薬品】薬剤師がいなくても買えるの?購入時の注意点
- ドラッグストアで手に入る主要メーカーのキット一覧と特徴
- 気になる値段は?抗原検査キットの価格帯とコストを抑える方法
- キットには何が入ってる?内容物と検体採取の準備
- 【画像で解説】鼻腔ぬぐい液の正しい採取方法と失敗しないコツ
- 検査結果の「陽性」「陰性」はどこで判断する?ラインの見方
- もし陽性が出たら?その後の流れと取るべき行動
- まとめ:ドラッグストアで安心できるキットを選ぶための総まとめ
コロナ検査キットはドラッグストアでまだ買えるの?【2025年最新販売状況】

結論からお伝えしますと、はい、2025年現在も、主要なドラッグストアや薬局でコロナ検査キットは引き続き購入可能です!
ただし、販売されているキットの種類や購入方法については、流行のピーク時とは少し状況が変わってきています。
かつて、一時期は店頭から姿を消すほど品薄になった検査キットですが、現在は国内メーカーの安定供給体制が整い、店頭で探しても見つからないという事態はほとんどなくなりました。また、インターネット通販でも、国が承認したキットを安心して購入できる環境が整っています。
2025年における検査キットの役割の変化
新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが変化したことで、検査キットの役割も変わりました。
以前は「感染拡大を防ぐためのスクリーニング」という公的な意味合いが強かったのですが、現在は「個人の体調管理と、自己判断で医療機関を受診するための判断材料」としての役割が主となっています。
つまり、発熱や喉の痛みといった症状が出た際に、「これは風邪かな?それともコロナかな?」と迷う時に、まず自宅でセルフチェックするための必須アイテムになっているわけです。
検査キットの需要は、インフルエンザ流行期や、年末年始、ゴールデンウィークといった人の移動が多くなる時期に高まる傾向がありますので、不安な時期に入る前に、予備を数個ストックしておくのが「どこストア」のおすすめです!
ただし、最も重要な注意点があります。それは、「承認されたキット」を選ぶことです。
ドラッグストアで販売されているキットは、ほとんどが国(厚生労働省)の厳正な審査を経て承認された「体外診断用医薬品」または「一般用検査薬」ですが、今でもインターネットの一部や雑貨店などで「研究用」と称するキットが売られていることがあります。
「研究用」キットについては、後の見出しで詳しく解説しますが、その正確性は国によって保証されていません。セルフチェックの信頼性を確保するためにも、必ず承認済みのキットを選んでくださいね。
承認済みのキットリストは、厚生労働省のウェブサイトで最新の情報が公開されています。
(最新の承認情報はこちらからご確認いただけます)
また、現在はPCR検査よりも、手軽に短時間で結果が出る「抗原検査キット」が主流となっています。もしあなたが今すぐ結果を知りたいのであれば、抗原検査キットを選ぶのが最適でしょう。
検査キットを選ぶ際のポイントを、分かりやすく表にまとめました。
| 項目 | 承認済みキット(体外診断用医薬品/一般用検査薬) | 研究用キット |
| 品質・性能 | 国が定めた基準に基づき、有効性・安全性が確認されている | 国による確認は一切されていない |
| 販売場所 | 薬局、薬剤師のいるドラッグストア、承認済みのネット通販 | 雑貨店、一部のネット通販 |
| 診断の参考 | 診断の補助的な情報として利用可能 | 診断の参考にはできない |
| 価格帯 | 一般的に高め(数百円~千円台) | 安価なものもあるが、精度に不安が残る |
このように、安心と信頼性で選ぶなら、迷わず「承認済みキット」一択です!
次のセクションでは、実際にどこのドラッグストアで手に入るのか、具体的な店舗名に触れながら解説していきますね。
「どこで買える?」主要ドラッグストア・薬局の販売店舗をチェック

いざキットを買おうと思っても、「あそこの店舗で売ってるかな?」と心配になりますよね。
現在、国が承認した抗原検査キット(一般用検査薬)は、原則として「薬剤師が常駐している薬局・ドラッグストア」での販売が義務付けられています。
これは、検査キットが「第1類医薬品」という分類に属し、購入者に正しい使用方法や注意点を説明する必要があるからです。
各チェーン店の販売状況と在庫傾向
ほとんどの主要なドラッグストアチェーンでは、コロナ検査キットを取り扱っていますが、店舗によっては薬剤師が不在の時間帯(深夜や早朝など)や、調剤部門のない小型店舗では販売していない場合があります。
以下に、大手ドラッグストアチェーンでの一般的な販売状況をまとめました。
| チェーン名 | 販売状況(一般傾向) | 購入のポイント |
| マツモトキヨシ | 調剤薬局併設店を中心に販売 | 薬剤師のいる調剤コーナー付近を探す |
| ウエルシア | 調剤併設率が高く、比較的多くの店舗で取り扱い | 夜間も薬剤師が勤務している店舗が多い |
| スギ薬局 | ほとんどの調剤併設店で販売 | 店舗によっては在庫が偏る可能性あり |
| ツルハドラッグ | グループ全体で取り扱いを強化しているチェーン | 事前に電話で在庫確認するのが確実 |
| ココカラファイン | 調剤併設店で販売 | オンラインでの在庫確認サービスがあれば利用する |
| 独立系薬局・調剤薬局 | 基本的に取り扱いあり | 大手チェーンよりも丁寧な説明を受けられることが多い |
このように、どのチェーン店でも「薬剤師がいること」が共通の条件となります。購入する際は、必ず「薬剤師のいる時間帯」に店舗を訪れるようにしましょう。特に大型連休前やインフルエンザとの同時流行期は、在庫が一時的に少なくなることもあるので、心配な場合は事前に店舗に電話で確認することをおすすめします。
【どこストアからの裏技アドバイス】
もし近所のドラッグストアの営業時間と合わない場合は、承認済みキットを扱っているインターネット通販サイトを利用するのも手です。ネット通販であれば、24時間いつでも注文でき、自宅まで届けてもらえるため非常に便利です。ただし、ネットで買う場合でも、そのキットが必ず「体外診断用医薬品」と明記されていることを確認してくださいね!
また、地域の薬局によっては、新型コロナウイルスの検査に関する相談窓口を設けている場合もあります。
もし、症状に関する相談や、検査キットの使用で不安な点があれば、お近くの薬局に問い合わせてみるのも良いでしょう。
さらに、一部の自治体では、特定の対象者に対して無料で検査キットを配布するプログラムを実施していた時期もありますが、2025年現在ではそうした公的な配布は縮小または終了していることがほとんどです。そのため、基本的には自己負担での購入が前提となります。
「薬剤師さんの説明を受ける」というひと手間はありますが、それは私たちが安心して正確な検査を行うための大切なステップだと理解しておきましょう。次のセクションでは、その「承認済み」と「研究用」の違いについて、もっと深く掘り下げていきますね!
購入前に絶対確認!「一般用検査薬」と「研究用」の決定的な違い

コロナ検査キットを選ぶ上で、最も重要で、絶対に間違えてはいけないのが、この「一般用検査薬」と「研究用」の違いです!
正直、見た目はほとんど同じ商品が多いので、「安いから」「すぐ手に入ったから」という理由で「研究用」を選んでしまうと、後で大変なことになりかねません。
「研究用」キットの危険性と避けるべき理由
「研究用」キットとは、その名の通り、病気の診断を目的とせず、あくまで研究のために使われる試薬として販売されているものです。
つまり、国(厚生労働省)の薬事承認プロセスを経ていません。これは、どういうことを意味するのでしょうか?
【研究用キットの3大リスク】
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- リスク1: 偽陰性・偽陽性のリスクが高い
国が定める高い精度基準を満たしていないため、感染しているのに「陰性」と出たり(偽陰性)、感染していないのに「陽性」と出る(偽陽性)リスクが格段に高まります。これでは、セルフチェックの意味がありませんよね。
- リスク1: 偽陰性・偽陽性のリスクが高い
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- リスク2: 使用方法や安全性が不確か
承認キットであれば、検体を安全に扱うための容器や、適切な量の抽出液が保証されていますが、「研究用」ではその安全性が確認されていません。使用方法もあいまいなものが多く、誤った使い方をしてしまう危険性もあります。
- リスク2: 使用方法や安全性が不確か
- リスク3: 診断の判断材料にならない
もし「研究用」キットで陽性が出たとしても、医療機関ではその結果を診断の根拠として利用することができません。結局、改めて承認済みの検査を受ける必要が出てくるため、二度手間になる可能性が高いです。
一方、「一般用検査薬」として承認されたキットは、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、国が有効性(精度)と安全性、品質を厳しく審査し、クリアしたものだけが市場で販売を許可されています。
店頭でキットを選ぶ際は、パッケージを手に取り、以下の表示があることを必ず確認してください。
| 確認すべき表示 | 承認済みキットの表示例 | 研究用キットの表示例 |
| 名称 | 体外診断用医薬品 または 一般用検査薬 |
研究用試薬 または 研究用キット |
| 承認番号 | 〇〇承認(認証)番号(例:30400EZX00000000)の記載がある | 記載がない、もしくは不明瞭な記載 |
| リスク区分 | 第1類医薬品(薬剤師からの説明が必要) | 記載なし |
特に、「研究用試薬」と大きく書かれている商品は、絶対に避けてくださいね!
安さに惑わされず、正確な結果を得るために、「体外診断用医薬品」と記載されたキットを選ぶことが、自分自身と周りの大切な人を守るための第一歩です。
最近では、ネットショップでも「体外診断用医薬品」であることを明確に表示している優良なショップが増えています。後ほどおすすめの購入方法もご紹介しますが、とにかくこの表示の有無を絶対的な基準にしてくださいね。
より詳しい情報や、承認キットの一覧を知りたい場合は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイトで確認することができますよ。
失敗しないための承認済みキットの選び方とチェックポイント

「承認済みキットを選ぶのは分かったけど、その中でも種類がたくさんあって迷う!」
そうなんです。承認済みキットだけでも、メーカーや採取方法によっていくつかの種類があります。ここでは、自分に合ったキットを失敗なく選ぶための具体的なチェックポイントを解説します。
特に重要なのは、「検体採取の方法」です。主に「鼻腔ぬぐい液」と「唾液(だえき)」の2種類があります。
鼻腔ぬぐい液と唾液(だえき)タイプのメリット・デメリット比較
抗原検査キットは、検体を採取する方法によって、使い勝手や精度に違いが出ます。
| 採取方法 | メリット | デメリット |
| 鼻腔ぬぐい液(鼻に綿棒) | ・精度が高い傾向にある(発症初期のウイルス検出に優れる)。 ・採取が比較的簡単で、短時間で済む。 |
・人によっては不快感や、少々の痛みを感じる場合がある。 ・採取が不十分だと、偽陰性になるリスクがある。 |
| 唾液(だえき) | ・痛みが全くなく、小さな子供でも抵抗感が少ない。 ・鼻腔採取よりもストレスが少ない。 |
・鼻腔ぬぐい液に比べて発症初期の検出力が若干劣る傾向がある。 ・採取前に飲食、歯磨き、うがいなどが制限される場合がある。 |
【どこストア流!選び分けの基準】
- 高い精度を重視するなら: 鼻腔ぬぐい液タイプ
- 痛みや不快感を避けたいなら: 唾液タイプ
- 発症初期でウイルス量が多いと予想されるなら: 鼻腔ぬぐい液タイプ
また、これ以外にも、結果を待つ時間や、キットの保管方法などもチェックしておきましょう。
【その他の重要チェックポイント】
-
- 判定までの時間: ほとんどのキットは10分~15分程度ですが、中には30分かかるものもあります。急いでいる場合は、判定時間をチェックしましょう。
-
- 必要な保管温度: 常温で保管できるキットがほとんどですが、特に夏場など高温になる時期に備蓄する場合は、パッケージに記載された保管温度を確認してください。
- 同梱物のわかりやすさ: 初めて検査する方は、手順がイラスト付きで丁寧に解説されているか、必要な部品(綿棒、チューブ、ノズルなど)がすべて揃っているかを確認しましょう。シンプルでわかりやすいキットを選ぶのが、失敗を防ぐ最大のコツです!
特に鼻腔ぬぐい液タイプのキットでは、綿棒を鼻に入れる深さが重要になりますが、承認済みのキットの多くは「鼻の入り口から2cm程度」といったように、自宅で安全に採取できる方法が採用されています。
ただし、ごくまれに医療機関向けの「鼻咽頭(びいんとう)ぬぐい液」(鼻の奥深くまで入れるタイプ)が一般に流通している場合もあるため、パッケージの採取方法をよく確認し、不安な場合は薬剤師さんに尋ねるようにしてくださいね!
このセクションで解説したように、採取方法の特性を理解して選ぶことで、より安心で正確なセルフチェックが可能になります。
【第1類医薬品】薬剤師がいなくても買えるの?購入時の注意点

承認済みのコロナ検査キットは、薬機法上「第1類医薬品」という特別な分類に指定されています。
この「第1類医薬品」という響きだけで、「難しそう」「面倒くさそう」と感じる方もいるかもしれませんね。ですが、これは私たちの安全を守るための、非常に重要なルールなんです!
薬剤師による情報提供の義務とオンライン購入のルール
「第1類医薬品」は、副作用のリスクなどが比較的高く、特に注意が必要な医薬品とされています。そのため、販売時には以下のルールが義務付けられています。
【第1類医薬品の販売ルール】
-
- 店頭販売の場合: 薬剤師が常駐していることが必須であり、購入者に対して、検査キットの使用方法や注意点、副作用などの情報を提供することが義務づけられています。
-
- 薬剤師不在時の販売: 薬剤師が不在の時間帯(例えば、深夜営業のドラッグストアの調剤部門が閉まっている時間など)は、原則として販売できません。
- オンライン購入の場合: 注文後、薬剤師からメールなどで情報提供が行われ、購入者がそれを理解した上で「同意する」という意思表示をする必要があります。この確認が取れないと、商品は発送されません。
したがって、「薬剤師がいなくても買えるの?」という疑問の答えは、「いいえ、店頭では薬剤師がいる時間帯にしか買えません」となります。
もし、あなたが深夜や早朝に急に必要になった場合は、24時間営業のドラッグストアであっても、調剤部門の営業時間を確認するか、または事前にオンラインで購入しておくのが賢明です。
【購入時に薬剤師から聞かれること】
薬剤師さんから聞かれることは、主に以下の3点です。
| 聞かれること | 回答のポイント |
| 誰が使用しますか? | ご自身、またはご家族など、使用する人を伝える |
| 現在、症状はありますか? | 発熱、咳、喉の痛みなど、現在の具体的な症状を伝える |
| 以前に検査キットを使用したことがありますか? | 使用経験があれば伝える。初めてであればその旨を伝えることで、より丁寧な説明を受けられます |
これらの質問は、あなたに検査キットを正しく使ってもらい、誤った自己判断を防ぐためのものです。面倒だと思わずに、しっかりと薬剤師さんの説明を聞き、理解してから購入手続きに進んでくださいね。
ちなみに、ドラッグストアでは、検査キットが鍵のかかった棚や、調剤室の近くなど、薬剤師の管理下にある場所に陳列されていることがほとんどです。見当たらない場合は、店員さんに「コロナの検査キットはどこにありますか?」と尋ねれば、薬剤師さんのいる場所へ案内してもらえますよ。
また、オンラインでの購入をお考えなら、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでも、承認済みの「第1類医薬品」として販売されています。
重要なのは、「商品の詳細ページに必ず薬剤師からの情報提供に関する案内があること」です。このプロセスがない通販サイトは、違法に販売している可能性が高いので注意が必要です!
ドラッグストアで手に入る主要メーカーのキット一覧と特徴

さて、ここからは実際に店頭やオンラインでよく見かける、国が承認した主要なメーカーとキットについて、その特徴をご紹介します。どのキットも精度は保証されていますが、使いやすさや判定までの時間に違いがありますので、あなたに合うものを見つけてくださいね!
代表的なメーカーと製品の比較表
特に店頭で見かける機会が多い、代表的なメーカーと製品の概要をまとめました。(※あくまで一例であり、最新の製品情報は各メーカーの公式情報をご確認ください)
| メーカー名 | 代表的なキット名 | 採取方法 | 判定時間(目安) | 製品の特徴・補足 |
| アボット ダイアグノスティクス |
Panbio COVID-19 Antigen ラピッド テスト | 鼻腔ぬぐい液 | 15分 | 世界的に広く使われているキット。シンプルで視認性が高い。大正製薬などが販売元として流通していることが多い。 |
| 富士レビオ | エスプライン® SARS-CoV-2 Ag | 鼻腔ぬぐい液 | 10~30分 | 日本で初めて承認された抗原検査キットを開発したメーカー。医療現場での信頼性が非常に高い。 |
| デンカ(DENKA) | クイックナビ™-COVID19 Ag | 鼻腔ぬぐい液 | 15分 | 日本の化学メーカー。精度の高さと安定供給に定評があり、医療機関でも採用実績が多い。 |
| ミズホメディー | クイックチェック (特定の一般用検査薬) |
鼻腔ぬぐい液 | 15分 | 比較的安価で手に入りやすいキットを製造。一般向けに流通している製品が多い。 |
| ロシュ・ダイアグノスティックス | SARS-CoV-2ラピッド抗原テスト | 鼻腔ぬぐい液など | 15分 | 国際的な医療機器メーカー。デザインがシンプルで使いやすいものが多い。 |
【メーカーごとの傾向と選び方】
・信頼性を重視するなら:
富士レビオやデンカのように、もともと医療機関向けに広く供給実績があるメーカーのキットは、安心して使用できます。
・初めてで簡単なものを選ぶなら:
Panbioやミズホメディーのように、パッケージや説明書が分かりやすく、検体採取の手順がシンプルに記載されているキットを選ぶのがおすすめです。
ただし、注意していただきたいのが、キットには「有効期限」があるということです。いざという時のためにストックしておくのは大切ですが、購入の際には必ずパッケージに記載されている有効期限を確認してください。
有効期限が切れたキットは、正しい結果が出ない可能性があります。古いものは使わずに、新しいものと交換するようにしてくださいね。
また、一部のキットでは、季節性のインフルエンザウイルスと新型コロナウイルスを同時に検査できる「コンボキット」も登場しています。特に冬場など、どちらの感染症も流行しやすい時期には、一度の検査で両方の結果がわかるコンボキットを選ぶと、手間が省けて非常に便利です。
インフルエンザの検査とコロナの検査を別々に行うのは、時間も手間も二倍になってしまいます。コンボキットなら、綿棒一本の採取で済むため、ぜひ検討してみてくださいね。
これらのキットは、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった主要なECサイトでも、適切な手続き(薬剤師による情報提供)を経て購入することができます。店頭で探す時間がない方は、ネット通販も賢く活用してください!
気になる値段は?抗原検査キットの価格帯とコストを抑える方法

「結局、いくらくらいするの?」
コロナ検査キットの価格は、ピーク時よりもかなり落ち着いてきましたが、それでもメーカーや入数、販売ルートによって差があります。
国が承認した「一般用検査薬」の価格帯は、1個あたり数百円~2,000円程度が主流です。
ネット通販サイトと店舗価格の違い
結論から言うと、単価が最も安くなるのは、「ネット通販で複数個パックを購入する」場合が多いです。
【価格帯の目安(承認済みキット1個あたり)】
| 購入場所 | 一般的な価格帯(1個あたり) | 特徴 |
| ドラッグストア店頭 | 1,000円~2,000円程度 | 薬剤師の説明を直接受けられる安心感がある。急ぎで必要な場合に便利。 |
| ネット通販(1~2個パック) | 800円~1,500円程度 | 24時間注文可能。価格変動が大きいが、ポイント還元などを利用できる。 |
| ネット通販(5個パック以上) | 600円~1,200円程度 | 単価が最も安くなる。家族で備蓄したい場合におすすめ。 |
【コストを抑える賢い買い方】
- 予備としてストックするなら: 5個や10個といった複数個パックを楽天市場やYahoo!ショッピングで購入し、単価を下げるのがおすすめです。有効期限を確認し、切れる前に使い切れる量を購入しましょう。
- ポイントデーを狙う: ウエルシアやマツキヨなどのドラッグストアは、特定の日にポイント還元率が高くなることがあります。急がない場合は、そうした日を狙って購入すると、実質的なコストを抑えられます。
- メルカリなどのフリマアプリは避ける: 個人間取引のフリマアプリ(メルカリなど)で未承認のキットや有効期限切れのキットが売られていることがあります。「第1類医薬品」の検査キットは、フリマアプリでの出品・購入は危険性が高いため、必ず正規の販売ルートを利用してください。
ここで強調したいのは、価格の安さだけで「研究用」キットに手を出さないことです。仮に「研究用」が300円で買えたとしても、その結果が信頼できなければ、結局は医療機関を受診したり、改めて承認キットを買い直したりすることになり、時間も費用も無駄になってしまいます。
数千円の差で、安心と正確な判断材料が手に入るのですから、ここはケチらずに承認済みキットを選びましょう。
また、オンラインショップでは、Amazonプライムデーや楽天スーパーセールといった大型セール時期に、メーカー側が販促のために価格を下げることもあります。狙っているキットがある場合は、そうしたセール情報をチェックしておくのも良い方法ですよ!
キットには何が入ってる?内容物と検体採取の準備

初めて検査キットを使う方は、「部品が多そう」「手順が複雑そう」と不安に感じるかもしれませんね。でも大丈夫!
承認済みのキットは、誰でも簡単にセルフチェックができるように、必要なものがすべてセットになっています。ここでは、一般的な「鼻腔ぬぐい液タイプ」のキットの中身と、検査前の準備について解説します。
必ず確認すべき同梱物リスト
パッケージを開けると、主に以下の5つのアイテムが入っています。
【抗原検査キットの基本セット】
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- 検出用カセット(検査プレート):
これがメインの「判定部分」です。窓のような部分があり、ここにC(コントロール)とT(テスト)のラインが表示されます。
- 検出用カセット(検査プレート):
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- 滅菌済み綿棒(スワブ):
検体(鼻汁)を採取するための、個別包装された綿棒です。先端が柔らかいので、優しく扱うようにしましょう。
- 滅菌済み綿棒(スワブ):
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- 抽出バッファー(抽出液):
綿棒で採取した鼻汁を溶かし、検査に適した状態にするための液体が入ったチューブです。この液体は、キットの性能を保つために非常に重要です。
- 抽出バッファー(抽出液):
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- ノズルキャップ:
抽出バッファーのチューブに取り付ける、小さなキャップです。このノズルから、カセットに正確な量の液を滴下します。
- ノズルキャップ:
- 取扱説明書:
カラーのイラスト付きで、手順、判定方法、注意点が詳しく書かれています。必ず最初に目を通しましょう!
【検査を始める前の超重要準備】
検査を始める前に、結果の正確性を高めるために、必ず以下の準備を行ってください。
- 手を洗う:
まず石鹸で手を洗い、清潔な状態にします。これは、検体に余計なものが混入するのを防ぐためです。 - キットを室温に戻す:
キットが冷蔵庫などに保管されていた場合は、使用する15分~30分前に取り出し、室温に戻しておきましょう。冷たいままだと、検査液の反応が悪くなり、正確な結果が出ない場合があります。 - 場所の確保:
平らで清潔な場所(テーブルなど)に、すべての部品を広げます。抽出バッファーをこぼさないように、安定した場所を選びましょう。 - 時計の準備:
判定時間は非常に重要です。スマホのタイマーなど、正確に時間を測れるものを手元に準備しておきましょう。
特に、抽出バッファーのチューブは、プラスチックでできていますが、勢いよく開けると液体が飛び散る可能性があります。静かに、ゆっくりとキャップを開けてください。
また、唾液タイプのキットの場合は、採取前に30分間飲食や歯磨きが禁止されていることが多いです。これは、口の中の食べかすや成分が検査結果に影響するのを防ぐためです。
準備が整ったら、いよいよ次のセクションで解説する「検体の正しい採取方法」に進みます。焦らず、説明書を読みながら、一つずつ確実に進めていきましょう!
【画像で解説】鼻腔ぬぐい液の正しい採取方法と失敗しないコツ

ここでは、現在最も普及している「鼻腔ぬぐい液」タイプの、正しい検体採取の方法を解説します。実際のキットにはイラスト付きの説明書がありますが、事前に流れを知っておくと安心感が違いますよ!
正しい手順と痛みを感じにくい方法
鼻腔ぬぐい液タイプの採取は、「痛そう…」というイメージがあるかもしれませんが、国が承認した一般用検査薬は、鼻の奥(鼻咽頭)ではなく、鼻の入り口(鼻腔)から2cm程度の比較的浅い部分で採取するように設計されています。だから、ほとんど痛みを感じることはありません。
【失敗しない!鼻腔ぬぐい液採取の4ステップ】
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- 綿棒を準備:
滅菌済みの綿棒を袋から取り出します。先端(採取する部分)には絶対に触れないように注意してください。
- 綿棒を準備:
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- 鼻に挿入:
綿棒の先端を、鼻の穴(左右どちらでもOK)にそっと挿入します。目安は綿球全体が隠れる程度(約2cm)です。決して無理に奥に入れようとしないでください。
- 鼻に挿入:
-
- 粘膜を拭う:
鼻の壁(粘膜)に綿棒の先端を当てながら、5回~10回ほど優しく回転させます。この時、粘膜をしっかりとこすりつけることで、ウイルスを多く含む鼻汁を確実に採取できます。反対側の鼻の穴でも、同様に採取を行うキットもありますので、説明書を確認してください。
- 粘膜を拭う:
- 抽出液に浸す:
採取した綿棒の先端を、用意しておいた抽出バッファー(抽出液)のチューブに浸します。チューブの外から、綿棒を10回以上回転させながら、ウイルスを抽出液に溶かし出します。その後、チューブの壁を押しつぶすようにしながら綿棒を抜き取り、抽出液チューブを密閉します。
【採取を成功させるための「どこストア」のコツ】
- コツ1: 緊張しないこと!
リラックスして、鏡を見ながら行うとやりやすいです。緊張すると鼻の粘膜が敏感になり、くしゃみが出やすくなります。 - コツ2: 少し上を向く:
綿棒を挿入する際、少しだけ顎を上げて上を向くと、鼻の内部の構造的にスムーズに入りやすくなります。 - コツ3: 左右の鼻で迷ったら:
説明書に「片鼻のみ」とあれば片方で、「両鼻」とあれば両方で採取します。基本は説明書通りですが、片鼻採取の場合は、鼻炎などで詰まっていない方の鼻を選ぶと採取しやすいです。
採取が終わったら、綿棒を抽出液から取り出す際に、チューブの壁でしっかり水分を絞り切ることが重要です。抽出液に残った鼻汁の量が、検査の正確性に直結するからです。綿棒を取り出したら、すぐにノズルキャップを装着し、次の滴下のステップへ進みましょう。
もし、あなたが唾液採取タイプのキットを選んだ場合は、以下の手順が一般的です。
【唾液採取の簡単な流れ】
- 採取前に30分間、飲食・歯磨き・うがいをしない。
- 唾液採取用の容器に、指定された量の唾液(泡ではなく、粘性のある唾液)を採取する。
- 唾液を抽出液チューブに入れ、よく混ぜる。
採取方法が異なっても、基本は「説明書通りに、清潔に、正確な量で」行うことが大切です。
検査結果の「陽性」「陰性」はどこで判断する?ラインの見方

検体をカセットに滴下し、いよいよドキドキの判定時間です。
「15分後」など、指定された時間が経過したら、すぐに結果を確認しましょう。時間が経ちすぎると、判定ラインが薄くなったり、逆に濃く出すぎたりして、誤った結果を招く可能性があるので注意が必要です。
Cライン・Tラインの明確な判定基準
抗原検査キットのカセットには、結果を表示する窓があり、通常、2本のラインが表示される場所があります。
| ラインの記号 | 名称 | 意味 |
| C (Control) | コントロールライン(対照線) | 検査が正しく行われ、キットが正常に動作したことを示すライン。必ず出現しなければならない。 |
| T (Test) | テストライン(判定線) | 新型コロナウイルスの抗原が検出されたことを示すライン。陽性の場合に出現する。 |
このCラインとTラインの出方によって、結果が判断されます。
【結果判定の3パターン】
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- パターン1: 陰性(コロナ抗原なし)
Cラインのみが出現し、Tラインは全く出現しない場合です。これは、現時点では新型コロナウイルスの抗原が検出されなかったことを意味します。
- パターン1: 陰性(コロナ抗原なし)
-
- パターン2: 陽性(コロナ抗原あり)
CラインとTラインの両方が出現した場合です。Tラインの色がどんなに薄くても、線が見えたら陽性と判断します。すぐに医療機関に連絡しましょう。
- パターン2: 陽性(コロナ抗原あり)
- パターン3: 判定無効(検査失敗)
CラインとTラインのどちらも出現しない場合、またはTラインのみが出現し、Cラインが出ない場合です。これは、検査自体が正しく行われなかった(失敗)ことを意味します。この場合、すぐに別の新しいキットを使って検査をやり直す必要があります。
【どこストアからの最重要注意点】
Tラインがうっすらとしか見えない場合でも、「陽性」と判断してください!
Tラインの色の濃さは、検体に含まれるウイルスの量に比例することが多いですが、色が薄いからといって「軽度の陽性」と自己判断せず、線が見えたら即座に陽性として対応するのが正しい行動です。
また、陰性という結果が出たとしても、それは「その時点」での結果です。ウイルスが増殖する潜伏期間中は陰性となる可能性もあります。症状があるのに陰性だった場合は、24時間後に再度検査をしたり、症状が続くようであれば、かかりつけ医や地域の相談窓口に連絡するようにしてください。
抗原検査キットはあくまで「スクリーニング(ふるい分け)」のための補助的なツールであり、確定診断は医療機関が行うということを常に覚えておきましょう。結果が出たら、次は最終セクションで解説する「もし陽性だった場合の対応」を確認してくださいね。
もし陽性が出たら?その後の流れと取るべき行動

自宅でセルフチェックをして、Tラインが出現してしまった…。動揺してしまうかもしれませんが、ご安心ください。冷静になって、正しいステップを踏めば大丈夫です。
陽性が出た場合の最も重要な行動は、「医療機関への連絡」です。
【陽性判定後の3つのステップ】
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- ステップ1: 冷静になり、まずは隔離
陽性反応が出た時点から、家族や同居人との接触を可能な限り避けてください。マスクを着用し、別室で過ごすなど、自主的な隔離を始めましょう。
- ステップ1: 冷静になり、まずは隔離
-
- ステップ2: かかりつけ医または相談窓口に電話
セルフチェックで陽性が出たことを伝え、受診の予約をします。発熱外来や、コロナ患者を受け入れている医療機関に事前に電話をしてください。直接医療機関に行くのは絶対にやめてください(他の患者さんに感染を広げるリスクがあるため)。
- ステップ2: かかりつけ医または相談窓口に電話
- ステップ3: 確定診断と療養に関する指示を受ける
医療機関では、改めて確定診断のための検査(多くはPCR検査など)が行われ、その後の自宅療養期間や、必要な薬の処方などについて指示を受けます。
自宅療養のポイントと相談窓口の活用法
医療機関での確定診断後、症状が軽ければ「自宅療養」となるケースがほとんどです。自宅療養を安全かつ快適に過ごすために、以下のポイントを押さえておきましょう。
【自宅療養で用意すべきものリスト】
| 項目 | 具体的に用意するもの |
| 体調管理 | 体温計、パルスオキシメーター(持っていれば)、解熱鎮痛剤、喉の痛み止め |
| 水分補給 | 経口補水液(OS-1など)、スポーツドリンク、ゼリー飲料 |
| 衛生用品 | 多めのマスク、使い捨て手袋、消毒液、ゴミ袋(二重にする) |
| 食料品 | レトルト食品、カップ麺、冷凍食品など、すぐに食べられるもの |
【家族・同居人への感染対策】
- 食事は別々の部屋で、時間をずらしてとる。
- 換気をこまめに行う。
- トイレやお風呂は、可能であれば最後に使うか、使用後に消毒を行う。
- タオルや食器は共有しない。
自宅療養中に症状が悪化したと感じた場合(例:呼吸が苦しい、意識がもうろうとする、高熱が続くなど)は、すぐに医療機関または自治体が設置している体調急変時の相談窓口に連絡してください。連絡先は、確定診断を受けた際に病院や保健所から伝えられます。連絡先をすぐに確認できる場所にメモしておきましょう。
また、不安や疑問がある場合は、日本医師会のウェブサイトなども参考にしながら、正しい情報を得るように努めてください。とにかく、自己判断で無理をせず、専門家の指示に従うことが、回復への一番の近道です!
まとめ:ドラッグストアで安心できるキットを選ぶための総まとめ

さて、ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
ドラッグストアでコロナ検査キットを購入し、自宅でセルフチェックを行うための知識はすべて網羅できたかと思います。
最後に、「どこストア」が考える、安心できるキット選びの総まとめとして、特に重要なポイントを再確認しましょう!
【失敗しないキット選びの絶対原則】
| 原則1 | 承認済みの表示を確認 | 「研究用」は避けて、必ず「体外診断用医薬品」または「一般用検査薬」と書かれたキットを選びましょう。 |
| 原則2 | 採取方法で選ぶ | 高い精度を求めるなら「鼻腔ぬぐい液」、痛みが嫌なら「唾液」と、自分の目的に合わせて選び分けましょう。 |
| 原則3 | 薬剤師から説明を受ける | 店頭で購入する場合は、必ず薬剤師から説明を受け、正しい使い方や注意点を理解してから使用しましょう。 |
| 原則4 | 有効期限をチェック | 備蓄する場合でも、有効期限が切れていないかを必ず確認し、期限内に使用しましょう。 |
これらの原則を守るだけで、あなたのセルフチェックの信頼性は格段に向上します。
そして、忘れてはいけないのが、検査キットはあくまで「病気の可能性をチェックする道具」であり、確定診断は必ず医療機関が行うということです。陰性であっても症状が続く場合は、自己判断せずに医療機関に相談してくださいね。
【賢く購入するならオンライン活用を!】
最近は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手通販サイトでも、承認済みのキットが手軽に購入できるようになりました。
店頭での購入が難しい方や、家族分の予備をまとめてお得にストックしておきたい方は、ネット通販の複数パックを活用するのが一番おすすめです。ネットなら、価格比較が簡単で、ポイントを賢く貯めることもできますよ!
ただし、オンライン購入の場合も、購入手続きの途中で薬剤師からの情報提供をしっかり確認し、同意するステップが必ずあることを覚えておいてください。
私たち「どこストア」は、皆さんが安心して、健康で過ごせるよう、これからも最新の生活情報をお届けしていきます。
コロナとの付き合い方は変わってきていますが、自分で自分の健康を守る意識は大切です。この記事が、あなたの安心につながれば幸いです!
また次の記事でお会いしましょう!
筆者:どこストア
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