コンビニ切手は現金のみ?クレカや電子マネーの支払い可否をセブン・ファミマ・ローソン別に徹底解説

「急に切手が必要になった!でも郵便局は閉まってる…」そんな時、コンビニって本当に便利ですよね。
でも、レジで「あ、切手は現金のみです」って言われて、お財布に現金がなくて焦った経験、ありませんか?
この記事では、なぜコンビニで切手を買うと現金払いが基本なのか、そして本当にクレカや電子マネーは使えないのか、セブンイレブンやファミマ、ローソンなど主要コンビニの最新情報を、筆者の「どこストア」が徹底的に解説していきます!
・切手が「現金のみ」とされる根本的な理由(金券・非課税の壁)
・【注意】クレジットカードやQRコード決済が使えないのはなぜ?
・例外あり!電子マネーで切手が買えるコンビニと条件を解説
・セブン-イレブンでnanaco払いは可能?(ポイント付与の真実)
- コンビニで切手は本当に買える?【結論】主要チェーンの最新取扱状況
- 切手が「現金のみ」とされる根本的な理由(金券・非課税の壁)
- 【注意】クレジットカードやQRコード決済が使えないのはなぜ?
- 例外あり!電子マネーで切手が買えるコンビニと条件を解説
- セブン-イレブンでnanaco払いは可能?(ポイント付与の真実)
- ファミリーマートでFamiPay払いは可能?(お得な決済の裏技)
- ローソンとミニストップの切手購入時の支払いルールまとめ
- コンビニで買える切手の種類と額面一覧(85円/110円/レターパック)
- 少額切手(1円・2円など)の取り扱いはある?欲しい切手を確実に買う方法
- 複数枚の切手を組み合わせて貼るのは問題ない?(素朴な疑問を解決)
- 切手を買う前に!コンビニでの在庫確認や郵便料金を調べる方法
- 郵便局とコンビニ、切手を買うなら結局どちらがお得で便利か比較
コンビニで切手は本当に買える?【結論】主要チェーンの最新取扱状況

まず、そもそもの疑問からお答えします。
コンビニで切手は、買えます!
これ、意外と「知らなかった」という人も多いんですよね。
昔は「切手=郵便局」のイメージが強かったですし、コンビニの店頭に切手が並んでいるわけではないので、分かりにくいのも無理はありません。
でも安心してください。2025年現在、主要なコンビニチェーンのほとんどで切手を取り扱っています。
ただし、いくつかの「コンビニならではのルール」があるので、そこをしっかり押さえておきましょう。
コンビニで切手を買うときの基本ルール
コンビニで切手を買うとき、まず覚えておいてほしいのは、「店頭に陳列されていない」ということです。
お菓子や雑誌のように棚に並んでいることは、まずありません。
じゃあ、どうやって買うのか?
答えは簡単。
レジで店員さんに直接「〇〇円切手をください」と伝えるだけです。
タバコと同じ買い方ですね。
切手は金券扱い(これについては後で詳しく説明します!)なので、万引き防止や管理の観点から、レジのバックヤードで厳重に保管されているんです。
主要コンビニチェーンの取扱状況
「じゃあ、どこのコンビニでも買えるの?」と気になりますよね。
はい、基本的には大丈夫です。
- セブン-イレブン
- ファミリーマート
- ローソン(ローソンストア100を除く)
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
これらの主要チェーンでは、ほぼ全店で切手やハガキ、収入印紙などの郵便関連商品を取り扱っています。
ただし、ローソンストア100(100円ローソン)など、一部の特殊な業態の店舗では取り扱いがない場合があるので注意してくださいね。
また、これは大事なことですが、コンビニはあくまで「販売窓口」であるということ。
日本郵便から委託されて「売っているだけ」なんです。
だから、郵便局の窓口のように「この手紙、何円分の切手が必要ですか?」と重さを測ってもらうことはできません。
コンビニに行く前に、自分送りたい郵便物に必要な切手の金額を、Googleなどで「郵便料金」と検索して、しっかり調べておく必要があります。
これがコンビニで切手を買うときの一番大事なポイントかもしれません。
「重さが分からない…」という場合は、少し多めの金額の切手を貼っておくか、素直に郵便局の窓口や、最近増えている「ゆうパケットポスト」などのサービスを利用する方が確実ですよ。
切手が「現金のみ」とされる根本的な理由(金券・非課税の壁)

さて、ここからが本題です。
なぜ、コンビニで切手を買おうとすると「現金のみです」と言われることが多いのでしょうか?
キャッシュレス決済が当たり前になったこのご時世に、ちょっと不便ですよね。
その理由は、切手が持つ2つの大きな特徴に隠されています。
それは、切手が「金券(きんけん)」であり、かつ「非課税(ひかぜい)」である、という点です。
「うわ、なんか難しい言葉出てきた…」と思ったあなた、大丈夫です!
アホでもわかるように(失礼!)、誰でもわかるように、かみ砕いて説明しますね。
理由1:切手は「商品」ではなく「金券」だから
まず、コンビニで売られている「おにぎり」や「ジュース」と、「切手」は、根本的にモノが違います。
おにぎりは食べたらなくなりますが、切手は「郵便サービスを受けるための権利」を証明する紙切れです。
極端な話、85円切手は「85円分の郵便サービスを受けられる券」であり、ほぼ「85円そのもの」に近い価値を持っています。
こういうのを「金券」と呼びます。デパートの商品券や図書カード、プリペイドカードなんかも同じ仲間ですね。
コンビニ側からすると、この「金券」を売るのって、実はあまり儲からないんです。
切手を売っても、その売上の大半(ほぼ全部)は日本郵便のものになります。コンビニの取り分(販売手数料)は、ほんのわずか。
ジュースやおにぎりを売るのとは、利益の仕組みが全然違うんですね。
理由2:切手は「非課税」だから
これが一番大きな理由かもしれません。
皆さんがコンビニで買い物をすると、通常「消費税」がかかりますよね。100円のお茶なら108円(軽減税率)か110円(標準税率)を支払います。
でも、切手を買うとき、85円切手を買うのに消費税ってかかりますか?
かかりませんよね。85円切手は、85円で買えます。
これは、切手や商品券などを「買う」行為は、「消費」ではなく「交換」とみなされるため、消費税がかからない「非課税取引」と法律で決まっているからです。
(※厳密には、郵便局やコンビニなどの「指定販売所」で買う場合が非課税です)
切手を買う時点では税金はかからず、その切手を「使う(郵便サービスを受ける)」時点で、そのサービス料に消費税が含まれている、という考え方なんです。
この「非課税」というのが、次のクレジットカードの話に大きく関わってきます。
【注意】クレジットカードやQRコード決済が使えないのはなぜ?

「切手が金券で非課税なのはわかった。でも、それがなんでクレカやPayPayが使えない理由になるの?」
そう思いますよね。ごもっともです。
これも、コンビニ側の「事情」と「法律」が絡んできます。
クレジットカードが使えない最大の理由
コンビニでクレジットカード決済を使うと、お客さん(私たち)は便利ですが、コンビニ側はカード会社に「決済手数料」を支払わなければなりません。
売上の数%(3%~5%とか言われます)を、カード会社に持っていかれちゃうわけです。
思い出してください。
切手販売は、コンビニにとって「利益がめちゃくちゃ少ない」んでしたよね。
それなのに、売上の数%も手数料として取られてしまったら…?
はい、赤字です。
売れば売るほど損しちゃう、なんてことになりかねません。
だから、コンビニとしては「利益の少ない切手や金券類は、手数料のかかるクレジットカード払いはご遠慮ください!」というのが本音なんです。
QRコード決済(PayPayなど)も基本は同じ
これはPayPayやLINE Pay、楽天ペイなどのQRコード決済(バーコード決済)もまったく同じ理屈です。
これらもキャッシュレス決済である以上、お店側は決済事業者(PayPayなど)に手数料を支払っています。
だから、クレジットカードと同様に、切手の支払いには使えないのが基本ルールとなっています。
「非課税」と「ポイント」のややこしい関係
もう一つの理由が「非課税」と「ポイント」の問題です。
もし、非課税である85円切手を、ポイントが1%付くクレジットカードで買えたとします。
すると、実質84円(小数点以下は切り捨て)で85円の価値のものを手に入れたことになりますよね?
これは「非課税のものを値引きして売買した」とみなされる可能性があり、税務上ちょっとグレーな(というか、ややこしい)処理が必要になってしまうんです。
お店側としては、そんな面倒なことは避けたいわけです。
さらに、「クレジットカードの現金化」という、カード会社が禁止している行為に利用されるリスクもあります。
換金性の高い金券(切手)をクレカで大量に買い、それを金券ショップで売って現金を手に入れる…という悪いことを考える人がいるんですね。
これを防ぐためにも、コンビニは金券類のカード決済を原則NGとしているのです。
これらの理由から、「切手=金券=利益が少ない=手数料を払いたくない=非課税で面倒=現金化リスクあり」という図式が成り立ち、結果として「現金のみ」という対応になっているんです。
例外あり!電子マネーで切手が買えるコンビニと条件を解説

「じゃあ、もう絶対に現金がないと切手は買えないんだ…」
と、がっかりしたあなたに朗報です!
実は、この「現金のみ」ルールには、いくつかの「例外」が存在します。
「クレジットカード」や「QRコード決済」は全滅に近いのですが、「特定の電子マネー」なら切手が買えるコンビニがあるんです!
ただし、これには大事な条件があります。
それは、「そのコンビニチェーン(またはグループ会社)が独自に発行・運営している電子マネーであること」です。
なぜ「自社系電子マネー」ならOKなのか?
クレジットカードやPayPayがダメだった理由は、「決済手数料」をお店の外(カード会社など)に支払う必要があったからですよね。
でも、自社(グループ会社)が運営する電子マネーならどうでしょう?
例えば、セブン&アイ・ホールディングスが運営する「nanaco」。
セブン-イレブンでnanacoが使われても、その決済手数料は(細かい会社間のやり取りはあるにせよ)グループ内で処理されます。
「よそ」にお金を払うのに比べれば、手数料の負担は実質的になかったり、非常に低く抑えられたりします。
お店側(コンビニ)の「赤字になるから嫌だ!」という理由がなくなるわけです。
これが、「現金のみ」の壁を突破できる唯一の抜け道なんです。
代表的な「切手が買える電子マネー」
2025年現在、切手やハガキ、収入印紙などの金券類(=収納代行扱いになるもの)の支払いに使えることが公式に認められている、または一般的に知られている電子マネーは以下の通りです。
- セブン-イレブン → nanaco(ナナコ)
- ファミリーマート → FamiPay(ファミペイ)
- ミニストップ → WAON(ワオン)
これ、めちゃくちゃ重要なのでもう一度言いますね。
セブンで切手を買うならnanaco、ファミマならFamiPay、ミニストップならWAON。
これ以外の組み合わせ(例えばセブンでWAONとか、ファミマでnanaco)は使えません。
「あれ?ローソンは?」
いい質問です。ローソンは、残念ながらこの「例外」がありません。
ローソンにはPontaポイントがありますが、あれは決済機能ではないですし、au PAYなども「よそ」の決済サービスなので、切手の支払いには使えません。
ローソンは、今のところ「原則、現金のみ」というスタンスなんです。(※店舗によっては独自の判断があるかもしれませんが、基本はNGです)
この「例外」を知っているかどうかで、現金がないときの対応力がまったく変わってきますよ!
セブン-イレブンでnanaco払いは可能?(ポイント付与の真実)

では、各コンビニの例外ルールを、もっと詳しく見ていきましょう。
まずは、コンビニ業界の王様、セブン-イレブンです。
結論から言うと、セブン-イレブンでは「nanaco(ナナコ)」で切手を買うことができます!
これはセブン&アイ・ホールディングスが公式に認めているルールなので、全国どこのセブン-イレブンでも(店員さんが新人さんでなければ…)対応してもらえるはずです。
nanacoで切手を買う方法
方法は簡単です。
レジで「〇〇円切手をください」と伝えた後、支払い方法を聞かれたら「nanacoでお願いします」と言うだけ。
いつもの買い物と同じように、リーダーにnanacoカードやスマホ(Apple Payのnanacoなど)をかざせば決済完了です。
これは、切手だけでなく、ハガキ、収入印紙、レターパック、ゆうパックの送料、さらには公共料金や税金の支払い(収納代行)も、ぜんぶnanacoで支払うことができます。
現金を持ち歩きたくない人にとって、セブン-イレブンとnanacoの組み合わせは最強ですね。
【重要】nanacoで支払ってもポイントは付かない
「よっしゃ!nanacoで切手買いまくってポイント貯めるぞ!」
…と思ったあなた、残念ながら、そんな甘い話はありません。
ここが大事なところですが、nanacoで切手や公共料金を支払っても、nanacoポイントは一切付きません。
これは「非課税」と「ポイント」のややこしい関係を避けるため、システム側で「ポイント付与対象外」としてしっかり区別されているからです。
nanacoで支払うメリットは、あくまで「現金を使わずに済む」という一点に尽きます。
「ポイントが付かないなら意味ないじゃん」と思うかもしれませんが、お財布に現金が1円もない時に、チャージ残高で切手が買えるというのは、本当にありがたいことですよ。
裏技?nanacoへのチャージでポイントを稼ぐ
ただし、抜け道(というか、お得ワザ)は存在します。
nanacoで支払うときにポイントが付かないなら、「nanacoにチャージするとき」にポイントを付ければいいんです。
例えば、「セブンカード・プラス」というクレジットカードがあります。
このカードからnanacoにチャージすると、チャージ金額に応じてポイントが貯まります。(※時期によって還元率は変わるので要確認)
「チャージでポイントが付くクレカ」→「nanacoにチャージ」→「そのnanacoで切手を買う」
この流れなら、切手を買う行為そのものではポイントは付きませんが、間接的にクレジットカードのポイントをゲットできることになります。
これは切手だけでなく、税金や公共料金をセブン-イレブンで支払う際にも使える、有名な節約術ですね。
ただし、最近はこの「チャージでポイント付与」の対象外になるカードも増えているので、自分の持っているカードが対応しているか、最新情報をしっかり確認してくださいね。
・ローソンとミニストップの切手購入時の支払いルールまとめ
・コンビニで買える切手の種類と額面一覧(85円/110円/レターパック)
・少額切手(1円・2円など)の取り扱いはある?欲しい切手を確実に買う方法
・複数枚の切手を組み合わせて貼るのは問題ない?(素朴な疑問を解決)
ファミリーマートでFamiPay払いは可能?(お得な決済の裏技)

続いては、ファミリーマートです。
ファミリーマートも、セブン-イレブンと同様に「例外」を持っています。
結論から言うと、ファミリーマートでは「FamiPay(ファミペイ)」で切手を買うことができます!
FamiPayは、ファミリーマートが独自に展開しているバーコード決済サービスですね。
FamiPayで切手を買う方法
これもやり方は簡単。
レジで「〇〇円切手をください」と伝え、支払い時に「FamiPayで」と言って、スマホのFamiPayアプリのバーコードを提示するだけです。
FamiPayもnanacoと同様に、切手、ハガキ、収入印紙、レターパック、ゆうパック送料、そして公共料金や税金の支払いに利用することができます。
【注目】FamiPayは「ポイントが付く」のが熱い!
「どうせFamiPayで払っても、nanacoみたいにポイント付かないんでしょ?」
そう思ったあなた、驚かないでください。
なんと、FamiPayで切手や公共料金を支払うと、FamiPayボーナス(ポイント)が付与されます!
これは他のコンビニ決済と比べても、かなり大きなメリットです。
「現金のみ」の壁を突破できるだけでなく、しっかりポイントまで還元してくれるなんて、太っ腹ですよね。
ただし、付与されるボーナスには上限があったり、キャンペーンによって変動したりするので、アプリのお知らせなどをチェックしておくと良いでしょう。
それでも、通常はポイントが付かないはずの切手や税金の支払いで、ポイントがもらえるというのは、FamiPayを選ぶ大きな動機になります。
FamiPayチャージもお得に
FamiPayも、チャージ方法を工夫することでさらにお得になります。
ファミリーマートのクレジットカードである「ファミマTカード」からチャージすると、チャージ時にもポイントが貯まります(※Tポイントですが)。
また、JCBブランドのクレジットカードなら、FamiPayにチャージできるカードが多いのも特徴です。
「チャージでポイントが付くクレカ」→「FamiPayにチャージ」→「そのFamiPayで切手を買う(ここでFamiPayボーナスも付く)」
という、ポイントの二重取り、三重取りも夢じゃないのがFamiPayのすごいところ。
現金がない時に切手を買う必要があるなら、FamiPayが使えるファミリーマートは、現在(2025年)最強の選択肢と言えるかもしれませんね。
ちなみに、ファミリーマートでは「ファミマTカード」そのもの(クレジットカード)でも、切手類や公共料金の支払いが可能です。ただし、この場合ポイント付与のルールがFamiPay払いと異なる場合があるので、お得度で言えばFamiPayに軍配が上がることが多いようです。
ローソンとミニストップの切手購入時の支払いルールまとめ

セブンとファミマが「例外あり」だったのに対し、他のコンビニはどうなっているのでしょうか。
ローソンとミニストップのルールをまとめて見ていきましょう。
ローソンは「原則、現金のみ」の堅実派
まずはローソンです。
先ほども少し触れましたが、ローソン(およびナチュラルローソン)では、切手、ハガキ、収入印紙などの支払いは「原則、現金のみ」となっています。
ローソンには「Pontaポイント」がありますが、これは決済機能ではありません。
また、決済サービスとして「au PAY」や「d払い」を強力に推していますが、これらはあくまで「よそ」の決済サービス。
切手のような利益の薄い金券類の支払いに、手数料を払ってまで対応する必要はない、という判断なのでしょう。
「クレジットカード」や「QRコード決済」はもちろん、「Suica」や「PASMO」などの交通系電子マネーも、切手の支払いには使えません。
ローソンで切手を買うときは、必ず現金が必要だと覚えておいてください。
「Pontaポイントカードはお持ちですか?」とは聞かれますが、ポイントも付きませんよ!
ただし、ローソンには店内に郵便ポストが設置されている「郵便局ローソン」や、通常のローソンでもポストが併設されている店舗が多いというメリットがあります。
切手を買って、そのまま投函できるのは便利ですよね。
ミニストップは「WAON(ワオン)」が使える!
続いては、イオングループのミニストップです。
イオングループといえば、あの電子マネーですよね?
はい、その通り!
ミニストップでは、イオングループの電子マネー「WAON(ワオン)」で切手を買うことができます!
これもセブン-イレブンのnanacoと同じ理屈です。
自社(イオングループ)の電子マネーだから、決済手数料の問題をクリアできるんですね。
切手、ハガキ、収入印紙、レターパック、ゆうパック送料、公共料金などがWAONで支払えます。
ただし、残念ながらセブンのnanacoと同様、WAONで切手や公共料金を支払っても、WAONポイントは付与されません。
あくまで「現金代わり」として使える、という位置づけです。
「イオンカードセレクト」など、WAONへのオートチャージでポイントが貯まるクレジットカードと組み合わせれば、間接的にポイントをゲットすることは可能です。
普段からWAONを使っている人にとっては、ミニストップは心強い味方になりますね。
まとめると、
- ローソン → 現金のみ
- ミニストップ → 現金 または WAON(ポイント対象外)
となります。自分の生活圏にあるコンビニと、自分が持っている決済手段を照らし合わせて、どこで買うのが一番スマートか考えておくと良いですね。
コンビニで買える切手の種類と額面一覧(85円/110円/レターパック)

「支払い方法はわかったけど、そもそもコンビニってどんな種類の切手を売ってるの?」
という疑問にお答えします。
郵便局に行けば、記念切手やキャラクターもの、1円単位の細かい切手まですべて揃っていますが、コンビニはそうはいきません。
コンビニはあくまで「よく使われるものを、便利に売る」のが仕事。
なので、コンビニで買えるのは、基本的に「使用頻度の高い、ごく普通の切手」だけです。
コンビニで買える切手・郵便商品
店舗によって多少のバラツキはありますが、ほとんどのコンビニで取り扱っているのは以下のラインナップです。
コンビニの主な取扱品(郵便関連)
| 種類 | 額面・価格 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 普通切手 | 85円 | 通常ハガキ |
| 普通切手 | 110円 | 定形郵便物 (25gまで) |
| 普通切手 | 140円 | 定形外郵便物 (50gまで) など |
| 通常ハガキ | 85円 | そのまま投函 |
| レターパックライト | 370円 | A4サイズ・4kgまで (厚さ3cmまで) |
| レターパックプラス | 520円 | A4サイズ・4kgまで (厚さ3cm超OK) |
| 収入印紙 | 200円 | 領収書など (5万円以上) |
※上記は2025年時点の一般的な郵便料金・取扱品です。料金改定や店舗の仕入れ状況により変動します。
見ての通り、「85円」と「110円」の切手がメインです。
これは、日本の郵便物で最も多く使われる「ハガキ」と「手紙(定形郵便物)」に対応しているからです。
逆に言えば、これ以外の「120円」とか「210円」といった中途半端な(失礼!)額面の切手は、置いていないことがほとんどです。
また、慶事用(お祝いの手紙用)の華やかなデザインの切手や、キャラクターが印刷された記念切手なども、コンビニでは取り扱いがありません。
そういった特殊な切手が必要な場合は、やはり郵便局の窓口に行くしかありません。
「でも、郵便局に行く時間がない!」という人は、最近ではメルカリなどのフリマアプリで、過去の記念切手などが「コレクションアイテム」として売買されていることもあります。
ただし、送料が別途かかったり、額面以上の価格(プレ値)が付いていたりすることもあるので、緊急用としては不向きかもしれませんね。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでも、「切手収集」のカテゴリーで探すと見つかることがありますが、これも基本的にはコレクター向けです。
普通に使う切手は、コンビニか郵便局で買うのが一番です。
少額切手(1円・2円など)の取り扱いはある?欲しい切手を確実に買う方法

「ハガキや手紙の料金が値上がりして、昔の安い切手が余っちゃった…」
「85円で送りたいけど、手元には80円切手しかない…」
そんな時、「5円切手」や「2円切手」のような、端数を調整するための「少額切手」が欲しくなりますよね。
では、そういった少額切手はコンビニに売っているのでしょうか?
コンビニに「少額切手」は、ほぼ無い
残念ながら、1円、2円、5円、10円といった少額切手は、コンビニでは取り扱っていないことがほとんどです。
理由はもうお分かりですよね。
コンビニは「よく売れるもの」を「効率よく」売る場所です。
1円切手や2円切手なんて、郵便局の窓口ですら、そう頻繁に出るものではありません。
そんな「たまにしか売れない」ものの在庫を、狭いコンビニのバックヤードに置いておく余裕はないんです。
管理する手間(「1円切手、あと何枚残ってる?」なんて数えるのは大変です)を考えても、コンビニが置きたがらないのは当然ですよね。
なので、「郵便料金の端数調整」をしたい場合は、コンビニでは解決できません。
素直に郵便局の窓口に行ってください。
欲しい額面の切手がコンビニに無かったら?
例えば、「140円分の切手が欲しい」と思ったとします。
コンビニの取扱一覧(さっきの表)を見ると、140円切手を置いている店もありますが、もしかしたら「85円と110円しか置いてません」と言われるかもしれません。
そんな時、どうすればいいか?
諦めるのはまだ早いです。
「切手を組み合わせて」140円にすればいいんです。
店員さんに「140円切手はないけど、85円切手と110円切手ならあります」と言われたら、どうしますか?
…この組み合わせだと140円になりませんね(笑)
例えば、「85円切手」と「(仮に)60円切手」があったら…ダメですね。
うーん、例えが悪かったです。
「85円切手」と「110円切手」しか置いていないお店で、どうしても140円分を貼りたい場合。
これはもう、コンビニでは無理です。
でも、もし「10円切手」と「85円切手」と「110円切手」があったら?
これでも140円にはなりませんね…。
つまり、コンビニにある切手(主に85円と110円)の組み合わせで作れない金額は、どうしようもない、ということです。
140円が必要なら、素直に140円切手を置いている店を探すか、郵便局に行くしかありません。
「195円分(85円+110円)貼るから、多くてもいい!」というなら止めませんが、55円分も損しちゃいますよ。
欲しい切手を確実に買う方法
では、どうすれば欲しい切手をコンビニで確実に買えるのか?
1. 予め、電話で在庫を確認する
一番確実なのはこれです。
「今からそちらに伺いたいんですが、〇〇円切手の在庫はありますか?」と、行く予定のコンビニに電話で聞いてみましょう。
忙しい時間帯(お昼休みなど)は避けて、店員さんの手が空いてそうな時間にかけるのがマナーですね。
2. 複数のコンビニをハシゴする覚悟を持つ
A店になくても、B店にはあるかもしれません。
コンビニによって、オーナーさんや店長さんの仕入れのクセ(?)があります。「うちはレターパックをよく使うお客さんが多いから、多めに仕入れておこう」とか、「85円と110円以外は置かない」と決めているとか、お店ごとに方針が違うんです。
3. 郵便局が併設されているローソンを探す
数は少ないですが、郵便局の窓口機能とローソンが一体化した「郵便局ローソン」という店舗があります。
そこなら、コンビニでありながら郵便局のフルサービス(に近いこと)が受けられるので、ほぼ確実にどんな切手でも買えます。
「郵便局ローソン どこ」などで検索して、近くにあるか調べてみるのも手ですね。
複数枚の切手を組み合わせて貼るのは問題ない?(素朴な疑問を解決)

さっき「切手を組み合わせる」という話が出ましたが、ここで素朴な疑問が湧いてきませんか?
「そもそも、切手って2枚とか3枚とか、ベタベタ貼ってもいいの?」
「貼る場所がなくなったらどうするの?」
はい、これもスッキリ解決しておきましょう。
切手は複数枚貼ってもOK!
結論:まったく問題ありません。
郵便局が知りたいのは、「あなたが送りたい郵便物に対して、定められた正規の料金が支払われているか」ということだけです。
その証明である切手が、1枚(110円)だろうと、2枚(85円+25円 ※25円切手はないですが)だろうと、合計金額が正しければ、郵便局は文句を言わずに配達してくれます。
例えば、110円の郵便物を送りたいのに、手元に85円切手しかなかった場合。
郵便局で25円分の切手(※実際には25円切手はないので、10円切手2枚と5円切手1枚とか)を買ってきて、85円切手と並べて貼れば、合計110円になるのでOKです。
昔の郵便料金が安かった頃(50円とか60円とか)の切手が大量に余っている人も、複数枚組み合わせて現在の料金(85円や110円)にすれば、ちゃんと使えますよ。
ただし「貼り方」にはマナーとルールがある
「じゃあ、封筒の表も裏も、切手だらけにして送ってやるぜ!」
…というのは、さすがにマナー違反ですし、郵便局の人を困らせるのでやめましょう。
切手を貼る場所には、一応「推奨されるルール」があります。
- 貼る場所:
- 縦長の封筒・ハガキ → 左上
- 横長の封筒 → 右上
- 貼り方:
- 切手は「縦に並べて貼る」のが基本です。(横に並べてもOKですが、縦の方が見栄えが良いとされます)
- 機械が読み取りやすいように、切手と切手の間は少し(数ミリ)空けるのがベターです。
- 封筒の裏面に貼るのはNGです。機械が読み取れず、配達が遅れたり、料金不足で返送されたりする原因になります。
大事なのは、郵便番号や宛名が切手で隠れないようにすること、そして機械が「あ、ここに切手が貼ってあるな」と認識できるように、所定の場所(だいたい左上か右上)に、キレイにまとめて貼ることです。
あまりにも切手の枚数が多くなりすぎて、貼るスペース(縦7.6cm × 横3.5cm の枠内が推奨)に収まらない場合は、その枠からはみ出しても構いませんが、くれぐれも宛名にかからないように注意してください。
特に、目上の方への手紙や、ビジネス文書(請求書など)で、少額切手をベタベタと何枚も貼るのは、見た目が悪く「失礼だ」と感じる人もいます。
TPO(時と場合)を考えて、貼る枚数はなるべく少なく(1枚か2枚)なるように、スマートに調整したいものですね。
・郵便局とコンビニ、切手を買うなら結局どちらがお得で便利か比較
切手を買う前に!コンビニでの在庫確認や郵便料金を調べる方法

さて、ここまで読んで「コンビニ切手のことは大体わかった!」という感じだと思います。
支払い方法のナゾも、買える切手の種類も、貼り方のルールもOKですね。
最後は、実際にコンビニへ行く「直前」の準備について、おさらいしておきましょう。
これをサボると、せっかくコンビニに行ったのに「買えなかった…」という悲しい結果になりかねません。
ステップ1:送りたい郵便物の「重さ」と「サイズ」を知る
これが全ての始まりです。
コンビニ店員さんは、郵便局員さんではないので、重さやサイズを測ってくれません。
自分で確認するしかありません。
・ハガキ(通常ハガキ)
→ 重さもサイズも気にする必要なし。85円です。
・手紙(定形郵便物)
→ A4の紙が3つ折りで入る、よくある長形3号などの封筒。
→ 25g以内なら110円。50g以内なら120円です。(※2025年時点)
キッチンスケール(料理用のはかり)がある人は、封筒ごと測ってみるのが一番確実です。
「A4のコピー用紙1枚が約4g」と覚えておけば、大体の重さは計算できます。
(例:封筒1枚+A4用紙3枚+送り状1枚 ≒ 5g + 12g + 4g = 21g → 25g以内だから110円だな!)
・それ以上の大きさ・重さ(定形外郵便物)
→ サイズ(縦横厚さ)や重さによって、料金がめちゃくちゃ細かく分かれます。
→ こうなったら、コンビニで切手を買って送るのは諦めた方が早いかもしれません。
→ 素直に郵便局に持ち込むか、レターパック(370円/520円)に入るなら、コンビニでレターパックを買うのが正解です。
ステップ2:最新の郵便料金をGoogleで検索する
「確か85円だったはず…」という記憶は危険です。
郵便料金は、結構な頻度で値上がりしています(悲しいですが…)。
コンビニに行く直前に、必ず「郵便料金 最新」とGoogle検索しましょう。
日本郵便の公式サイトが一番上に出てくるはずなので、そこで「定形郵便物 25g以内」がいくらになっているかを確認します。
この一手間を惜しむと、料金不足で手紙が自分に戻ってくる…という最悪の事態(しかも恥ずかしい)を招きます。
ステップ3:行くコンビニの「支払い方法」と「在庫」を考える
必要な金額が「110円」と確定したとします。
・自分の持っている決済手段は?
「現金がない!」→ ローソンはダメ。セブン(nanaco)かファミマ(FamiPay)かミニストップ(WAON)に行く必要がある。
「現金ある」→ どこのコンビニでもOK。
・そのコンビニに110円切手はあるか?
85円と110円は、どこのコンビニでも「ほぼ」置いています。
でも、万が一、直前のお客さんが100枚とか買い占めていったら、品切れになっている可能性もゼロではありません。
心配なら、前述の通り「電話で在庫確認」するのが最強です。
「140円切手」とか「レターパック」が欲しい場合は、電話確認の重要度がさらに上がります。
これらは85円/110円切手に比べて、在庫を置いていない店、品切れしている店が多いからです。
この3ステップを踏まえれば、もうコンビニでの切手購入で失敗することはありませんよ!
郵便局とコンビニ、切手を買うなら結局どちらがお得で便利か比較

さて、長々とコンビニで切手を買う方法について解説してきました。
最後に、結局「郵便局」と「コンビニ」どっちで買うのが一番いいの?という疑問に、筆者どこストアがお答えして、この記事を締めくくりたいと思います。
これはもう、あなたの「状況」と「何を最優先にするか」によって、答えが変わってきます。
郵便局で買うメリット・デメリット
▼ メリット
- 品揃えが完璧: 1円切手から特殊な切手まで、無いものは無い。
- プロがいる安心感: 重さやサイズを正確に測ってくれ、最適な料金を教えてくれる。
- 郵便サービスが万全: ゆうパック、書留、速達など、切手以外のあらゆる発送方法に対応できる。
- (一部の局で)キャッシュレス決済が使える: 郵便局の窓口でも、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済が使える局が増えてきている(※切手類は対象外の場合もあるので要確認)。
▼ デメリット
- 営業時間が短い: 基本的に平日(9時~17時)しか開いていない。土日祝はほぼ全滅。
- 場所が限られる: コンビニほど、あちこちにあるわけではない。
- 混雑する: 時間帯によって(特に午前中やお昼休み)は、かなり待たされることがある。
コンビニで買うメリット・デメリット
▼ メリット
- 24時間365日開いている: これが最大の強み。夜中でも早朝でも土日でも買える。
- 圧倒的な店舗数: 「ちょっとそこまで」の距離に必ずある。
- (一部)電子マネーが使える: nanacoやFamiPayがあれば、現金がなくても買える。
▼ デメリット
- 品揃えが限定的: 85円、110円、レターパックくらいしか無い。
- 料金を自分で調べる必要がある: 重さやサイズを測ってくれない。
- 支払いが基本現金: 一部の例外を除き、クレカやQR決済は全滅。
【結論】あなたの状況別・最適解
もうお分かりですね。
あなたの「今」に当てはめてみてください。
▼ 郵便局に行くべき人
- 送りたい手紙の重さやサイズが、自分では分からない人
- 1円や10円などの「少額切手」が必要な人
- お祝い用の「慶事用切手」や、記念切手が欲しい人
- 平日の日中に、郵便局へ行く時間が作れる人
▼ コンビニで買うべき人
- 「ハガキ(85円)」か「定形郵便(110円)」を送ることが確定している人
- レターパック(370円/520円)を送りたい人
- 土日祝や、夜中・早朝にしか買いに行けない人
- とにかく今すぐ!現金(またはnanaco/FamiPay/WAON)で切手を手に入れたい人
「料金が確定していて、定番の切手でいいなら、コンビニ」
「料金が不明だったり、特殊な切手が必要なら、郵便局」
これが、筆者どこストアが出した結論です!
自分の状況に合わせて、賢く使い分けてくださいね。
ちなみに、「郵便局もコンビニも行くのが面倒!」という人は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで「レターパック」をまとめ買いしておくのも手です。
これなら家から出ずに、A4サイズの荷物を送る準備ができます。
ただし、切手そのものは(金券なので)ネット通販ではほとんど売られていません。「コンビニ切手」という商品名で売られているものも、基本的にはコレクション用の記念切手などが多いため、実用性はありませんのでご注意を。
便利な世の中ですが、切手に関しては、まだまだリアルな店舗(郵便局かコンビニ)が最強、ということですね!


