【2025年最新】ドラッグストアで検査キットを確実に買う!マツキヨ・ウェルシアなど主要販売店の在庫状況と失敗しない正しい選び方

こんにちは!筆者のどこストアです。
体調が少しでも優れない時、「今すぐ検査キットが欲しい!」と思うこと、ありますよね。病院に行くべきか迷う時や、大事な予定の前にサクッと確認したい時、ドラッグストアは本当に心強い味方です。
特に新型コロナウイルスの抗原検査キットは、以前よりも手に入りやすくなりましたが、「種類が多すぎてどれを選べばいいの?」「どこのお店に行けば確実に買えるの?」といった疑問を持つ方は少なくありません。
この記事では、2025年現在、マツモトキヨシやウエルシアといった主要なドラッグストアでの検査キットの販売状況から、失敗しない選び方、そして使用上の注意点まで、皆さんが安心してキットを選べるように詳しく解説していきます!
・【体外診断用医薬品と研究用試薬】購入前に知っておきたい決定的な違い
・新型コロナ抗原検査キットはどこの店舗で販売されている?
・マツモトキヨシ・ココカラファインなど大手ドラッグストアの在庫状況
・ウエルシア・スギ薬局で「薬剤師不在」の場合でも購入できる?
- ドラッグストアで検査キットが買える!2025年最新の販売状況
- 【体外診断用医薬品と研究用試薬】購入前に知っておきたい決定的な違い
- 新型コロナ抗原検査キットはどこの店舗で販売されている?
- マツモトキヨシ・ココカラファインなど大手ドラッグストアの在庫状況
- ウエルシア・スギ薬局で「薬剤師不在」の場合でも購入できる?
- ドン・キホーテやコンビニエンスストアでの販売状況と比較
- ドラッグストアで買える検査キットの価格帯と費用目安
- 正確性(精度)が高い!承認済みの主要メーカーと製品を比較
- 【購入から使用まで】検査キットの正しい使い方と失敗しないコツ
- 検査結果が「陽性」だった場合の正しい行動と注意点
- コロナ以外の検査キット(インフルエンザ、性感染症など)の販売状況
- 検査キット購入・利用に関するQ&A(よくある質問)
- まとめ:ドラッグストアで安心できる検査キットを選ぶためのチェックリスト
ドラッグストアで検査キットが買える!2025年最新の販売状況

2025年現在、検査キットの販売状況は、パンデミック初期と比べて大きく変化しています。
現在は、「体外診断用医薬品」として国が承認した、信頼性の高い検査キットが、全国の主要ドラッグストアの店頭で日常的に購入できるようになりました。これは、私たち一般消費者にとって非常に大きな進歩だと言えます。
しかし、まだ一部の店舗では在庫が不安定だったり、購入できる時間帯が限られたりするケースがあります。
特に知っておいていただきたいのは、検査キットが医薬品(第一類医薬品)として扱われているため、購入場所や購入方法にルールがあるという点です。インターネットで気軽に買えるものと、店頭でしか買えないもの、さらには薬剤師さんの説明が必要なものなど、いくつかのパターンがあります。
このセクションでは、最新の動向を踏まえつつ、皆さんがスムーズに検査キットを手に入れるための現状の販売ルートと、どの店舗が最も入手しやすいかについて、筆者の経験も交えながら詳しくお話ししていきます。「急いでいるから、今すぐ確実に手に入れたい!」という方は、まずこの情報をチェックしてくださいね。
2025年の販売ルートは多様化!店頭販売のメリットとは
2025年時点では、検査キットの購入ルートは「店頭販売(ドラッグストア・薬局)」と「オンライン販売(Amazon・楽天など)」の二つが主流です。
オンライン購入は便利ですが、店頭販売にはいくつかの大きなメリットがあります。
それは、「すぐに手に入る即時性」と「薬剤師による対面説明を受けられる安心感」です。
体調不良で一刻を争う場合、配送を待つ必要がないのは大きな利点ですよね。
また、体外診断用医薬品(承認キット)を購入する際は、薬剤師さんから使用方法や注意点について具体的な説明を受けることが義務付けられています。この対面での説明は、初めてキットを使う方や不安を抱えている方にとって、検査の失敗を防ぎ、正確な結果を得るために非常に重要になります。
店頭で「体外診断用医薬品」を選べば、信頼できる製品を、正しい知識とともに持ち帰ることができるため、安心感が格段に違いますよ。
【体外診断用医薬品と研究用試薬】購入前に知っておきたい決定的な違い

「検査キットならどれでも同じでしょ?」と思ったら大間違い!
ドラッグストアやインターネットで見かける検査キットには、大きく分けて「体外診断用医薬品(承認品)」と「研究用試薬(非承認品)」の2種類があり、その違いを知らないまま購入すると、後で「使えなかった」「結果が信用できない」といったトラブルになりかねません。
特に、診断や公的な手続きのために検査をする必要がある場合は、この違いが非常に重要になりますので、しっかり確認しておきましょう。
「承認品」のメリット:公的な信頼性の高さと精度
体外診断用医薬品とは、厚生労働省による厳格な審査を経て、その性能、安全性、品質が認められた製品のことです。
これは医薬品と同じく、法律に基づいて製造・販売されています。承認品を選ぶ最大のメリットは、その「高い信頼性」です。
承認品のメリット
| 診断への利用 | 医師の確定診断の補助として利用可能(ただし最終判断は医師) |
| 精度・信頼性 | 国の基準を満たした精度が保証されている |
| 販売ルール | 薬剤師のいる店舗で、対面またはオンライン(一定の条件あり)で購入可能 |
| 保険適用 | 条件によっては公費や保険適用となる場合がある |
現在、ドラッグストアの店頭で薬剤師さんが販売しているのは、原則としてこの「体外診断用医薬品」です。パッケージに大きくその旨が記載されているので、パッケージをしっかり確認しましょう。
「研究用試薬」の危険性:診断目的には使えない
一方で、「研究用試薬」と表示されているキットは、国による性能や安全性の確認を受けていません。
これらはあくまで「研究」や「自己の判断の参考」のために作られたものであり、病気の診断に用いることはできません。
「値段が安いから」「ネットで手軽に買えるから」といった理由で研究用試薬を選んでしまうと、偽陽性(本当は陰性なのに陽性となる)や偽陰性(本当は陽性なのに陰性となる)のリスクが高まるため、正確な判断が求められる場面では絶対に避けるべきです。
もし結果が陽性だった場合でも、公的な機関(保健所や医療機関など)に報告する際の根拠として認められないことがほとんどです。
繰り返しになりますが、ドラッグストアで検査キットを探す際は、必ず「体外診断用医薬品」であることを確認してくださいね。
新型コロナ抗原検査キットはどこの店舗で販売されている?

さあ、いよいよ本題です。どこのドラッグストアに行けば、承認された検査キットを確実に手に入れられるのでしょうか?
新型コロナウイルス抗原検査キット(体外診断用医薬品)は、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)上、「第一類医薬品」として扱われます。
第一類医薬品は、薬剤師による対面での情報提供と説明が義務付けられているため、どのドラッグストアでも販売しているわけではありません。
具体的に、承認キットが販売されている店舗の条件と、代表的な販売チェーンをまとめました。
承認キットが買える店舗の条件
承認された新型コロナウイルス抗原検査キットを購入できるのは、以下の条件を満たす店舗に限られます。
購入可能店舗の必須条件
- 薬剤師が常駐していること: 薬剤師が不在の時間帯は販売できません。
- 「店舗販売業許可」を持っていること: 医薬品を販売するための公的な許可が必要です。
- 対面で説明を受けること: 購入者は薬剤師から使用上の注意や手順について説明を受ける必要があります。
つまり、「薬剤師がカウンターにいる時間帯」が購入のチャンスとなります。夕方や土日など、薬剤師が少ない時間帯や不在になりがちな店舗では、注意が必要です。
事前に店舗に電話で確認してみるのが最も確実な方法です。 お近くのドラッグストアの営業時間と薬剤師の配置状況をチェックする
主要ドラッグストアチェーンの販売状況
国内の主要なドラッグストアチェーンは、ほとんどの店舗で承認キットの販売を行っています。
しかし、店舗の規模や地域によって品揃えや在庫状況に差がありますので、あくまで目安として参考にしてください。
| チェーン名 | 販売形態 | 注意点 |
| マツモトキヨシ | 医薬品コーナーまたはレジ裏 | 薬剤師が常駐している店舗限定。品揃えが豊富。 |
| ウエルシア | レジカウンター | 24時間営業でも、薬剤師不在時は販売不可。 |
| スギ薬局 | レジまたは薬局カウンター | 特に週末や閉店間際は薬剤師の在席を確認しましょう。 |
| ココカラファイン | レジまたはカウンター | 店舗によってドラッグストア併設型か調剤薬局併設型かが異なる。 |
| ツルハドラッグ | 医薬品コーナー | 地方の大型店舗ほど在庫が安定している傾向。 |
マツモトキヨシ・ココカラファインなど大手ドラッグストアの在庫状況

大手ドラッグストアは、商品の仕入れ量が多いため、個人経営の薬局よりも在庫が安定している傾向にあります。
特にマツモトキヨシやココカラファインは都市部に多く、利用しやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、これらの大手チェーンでの具体的な購入方法や在庫の傾向について詳しく見ていきましょう。
マツモトキヨシ(マツキヨ)での購入ポイント
マツキヨは、そのブランド力と立地の良さから、多くの人が最初に訪れる場所の一つです。
承認キットは、たいていレジ裏の棚や、第一類医薬品が陳列されているガラスケースの中に保管されています。自分で手に取って選ぶことはできず、店員さんに声をかける必要があります。
【マツキヨ攻略のヒント】
- 時間帯: 午前中から昼過ぎ(10時~15時頃)が薬剤師の配置が安定していることが多いです。
- 在庫確認: 公式サイトの店舗情報をチェックするか、事前に電話で「新型コロナ抗原検査キットの体外診断用医薬品を販売しているか」を確認するとスムーズです。
- 製品の種類: 富士レビオやアボットなど、主要メーカーの承認品を複数取り扱っている店舗が多いです。
ココカラファインでの購入ポイントと特徴
ココカラファインは、調剤薬局併設型の店舗も多く、医療連携が強いのが特徴です。
そのため、薬剤師さんが常駐している時間が長く、購入しやすい環境が整っていると言えます。
【ココカラファイン攻略のヒント】
- 購入場所: ほとんどの店舗で調剤薬局カウンター付近のレジで購入できます。
- 説明: 薬剤師さんが、キットの検体採取方法(鼻腔ぬぐい液など)について、具体的に説明してくれるため、初めての方でも安心感があります。
- オンライン: 一部のECサイトではオンライン販売も行っていますが、第一類医薬品のため、購入前にウェブ上で詳細な質問に回答する必要があります。
ドラッグストアで検査キットを買う=「薬剤師さんとのやり取り」だと認識しておくと、店頭で慌てずに済むはずですよ。
ウエルシア・スギ薬局で「薬剤師不在」の場合でも購入できる?

ウエルシアやスギ薬局は、地域によっては生活に欠かせないインフラとなっています。
特にウエルシアは24時間営業の店舗も多いため、「夜中でも買えるのでは?」と期待する方もいるでしょう。しかし、結論から言うと、薬剤師が不在の場合は「体外診断用医薬品」である承認キットは絶対に購入できません。
これは法律で定められたルールであり、お店側の都合ではなく、皆さんの安全を最優先するための規制なのです。
ウエルシアの24時間営業と販売時間
ウエルシアの多くの店舗は24時間営業ですが、医薬品売り場全体が24時間開いているわけではありません。
薬剤師が勤務している時間帯は、おおむね朝9時から夜22時までとしている店舗が多いですが、これも地域や店舗によってバラバラです。夜間や早朝に急に必要になった場合でも、承認キットの購入は諦める必要があります。
ウエルシアでの購入を成功させるためには、以下の対策が有効です。
- 対策1: Googleマップの店舗情報で「薬局」や「調剤」の営業時間を確認する。(医薬品販売時間と連動していることが多い)
- 対策2: 日中に予備を確保しておく。(本当に必要な時に手に入らない事態を避けるため)
- 対策3: オンライン販売を利用し、翌日配送などのサービスを使う。
夜間にどうしても必要な場合は、救急外来を受診するか、夜間・休日に対応している調剤薬局を探す必要があります。 夜間対応の薬局をGoogle検索で探してみる
スギ薬局での在庫確保と購入のコツ
スギ薬局も地域密着型の店舗が多く、品揃えが豊富ですが、やはり薬剤師さんの在籍が必須条件です。
スギ薬局で購入する際のコツは、レジに並ぶ前に「検査キット(承認品)を購入希望で、薬剤師さんはいますか?」と、近くの店員さんに声をかけておくことです。先に確認しておくことで、いざレジにたどり着いた時に「薬剤師不在で販売できません」と言われる事態を防げます。
また、承認キットの販売コーナーは人目につきにくい場所にあることも多いため、見つからなければすぐに店員さんに尋ねるのが一番ですよ。
ドン・キホーテやコンビニエンスストアでの販売状況と比較

ドラッグストア以外の小売店でも検査キットを見かけることがありますが、それらの場所ではどのようなキットが売られているのでしょうか?
特にドン・キホーテやコンビニエンスストアは利用頻度が高い場所なので、販売状況を把握しておくと安心です。
ドン・キホーテで見かける検査キットの正体
ドン・キホーテは、多種多様な商品を扱っているため、検査キットも販売されています。
しかし、注意が必要です!ドン・キホーテで販売されているのは、基本的に「研究用試薬」であるケースが多いです。
なぜドン・キホーテで承認キットは買えないのか?
ドン・キホーテは、一般的には「店舗販売業許可」を持っているものの、「第一類医薬品の販売に必要な薬剤師の常駐」という条件を満たしていない店舗が多いためです。薬剤師がいない店舗では、承認品の抗原検査キットを販売することはできません。
もしドン・キホーテで販売されているキットを買う場合は、それが「研究用」であることを理解し、診断目的ではなく、あくまで「参考情報」として使うという認識を持つことが大切です。
コンビニエンスストア(セブン・ファミマ・ローソン)の状況
コンビニエンスストアは、最も手軽で24時間開いているため、利用できれば便利ですよね。
現在のところ、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニチェーンでは、基本的に承認された新型コロナ抗原検査キットの販売は行われていません。
これは、医薬品販売の許認可や薬剤師の配置が、コンビニのビジネスモデルと合致しないためです。
ただし、一部のコンビニ併設型ドラッグストアや、地域限定の薬局併設型店舗では販売されている例も報告されていますが、非常に稀なケースです。
ネット通販での購入も選択肢に入れよう
「夜間や土日にどうしても欲しいけど、お店は閉まっている…」
そんなときは、オンライン販売も強力な選択肢になります。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの認定ショップでは、承認された検査キットも購入可能です。ただし、購入前に薬剤師からの情報提供をウェブ上で受ける必要があります。
急ぎの場合は、お急ぎ便や当日発送に対応している店舗を選ぶと、翌日には手元に届く可能性が高まりますよ。
ドラッグストアで買える検査キットの価格帯と費用目安

承認された検査キットは、研究用試薬と比べて少し高価になる傾向があります。
しかし、その「安心」と「信頼性」を考えれば、適正な価格だと理解できるでしょう。ここでは、ドラッグストアで購入できる検査キットの一般的な価格帯と、費用を抑えるためのヒントをご紹介します。
承認キットの一般的な価格帯
現在、ドラッグストアで販売されている体外診断用医薬品の抗原検査キットは、製品やメーカー、販売店によって多少の価格差はありますが、おおむね以下の価格帯で推移しています。
| タイプ | 価格帯(1回分・税込) | 販売形態 |
| 1回分個包装 | 1,500円~2,500円程度 | 急な発熱時など、単発利用に便利。 |
| 複数回セット | 1,200円~1,800円程度/1回分 | 5回分セットなどで販売。1回あたりの単価が安くなる。 |
以前は3,000円を超えていた時期もありますが、現在は競争により価格が落ち着いています。
もし、あまりにも安価(数百円など)なものを見かけた場合は、それが「体外診断用医薬品」なのか「研究用試薬」なのかを、必ず確認してください。安いものには、それなりの理由がある可能性が高いです。
費用を抑えるための賢い購入方法
「家族全員分の予備を買っておきたい」という場合、費用は馬鹿になりませんよね。
費用を抑えつつ、信頼性の高いキットを手に入れるための賢い方法がいくつかあります。
- 複数回セットを選ぶ: 上記の表の通り、5回分などのセットで購入すると、1回あたりの単価が数百円安くなります。予備としてストックしておくのに最適です。
- ポイントデーを狙う: ウエルシアなら「Tポイント2倍デー」や「お客様感謝デー(20日)」、マツキヨなら独自のポイントアップデーなど、各ドラッグストアの特売日やポイントアップデーを狙うと、実質的な負担額を軽減できます。
- オンラインショップのクーポンを利用: Amazonや楽天市場の認定ショップが発行する割引クーポンを活用するのも手です。
また、自治体によっては、現在も無料で検査キットを配布している場合があるかもしれません。お住まいの地域の情報を確認してみるのも一つの方法です。 お住まいの自治体の検査キット配布情報をチェックする
正確性(精度)が高い!承認済みの主要メーカーと製品を比較

「体外診断用医薬品」と一口に言っても、様々なメーカーから多数の製品が販売されています。
いずれも国に承認された信頼できるキットですが、それぞれに特徴や検体採取の方法が異なります。特に重要なのは、「鼻腔ぬぐい液」か「唾液」かという採取方法の違いです。
自分にとって使いやすいキットを選ぶことで、検査の失敗を防ぎ、より正確な結果を得ることができます。
主流の採取方法:「鼻腔ぬぐい液」と「唾液」の違い
承認キットの主流な採取方法は、主に「鼻腔ぬぐい液」と「唾液」の2種類です。
| 採取方法 | 特徴・メリット | 注意点 |
| 鼻腔ぬぐい液 | 検出感度が高く、高い精度が期待できる。 | 綿棒を鼻の奥に入れるため、人によっては不快感がある。 |
| 唾液 | 綿棒を使わないため、採取が非常に簡単で痛みがない。 | 飲食直後は結果に影響が出る可能性があり、採取前の準備が必要。 |
痛みに敏感な方や小さなお子様がいるご家庭では、唾液採取タイプのキットが人気を集めていますが、一般的に鼻腔ぬぐい液の方が検出感度が高いと言われています。ご自身の体力や状況に合わせて選ぶのがベストです。
ドラッグストアでよく見かける主要メーカーの比較
主要なメーカーのキットは、多くのドラッグストアで取り扱われています。信頼と実績のあるメーカーをいくつかご紹介します。
主要メーカーと製品例
| メーカー名 | 代表的な製品名 | 主な採取方法 | 特徴 |
| 富士レビオ | エスプライン® SARS-CoV-2 Ag | 鼻腔ぬぐい液 | 長年の実績があり、医療現場でも使用される信頼性の高さ。 |
| ロート製薬 | ロート製薬の抗原検査キット | 鼻腔ぬぐい液 | 誰もが知る大手製薬会社。分かりやすい説明書が人気。 |
| アボット ダイアグノスティクス | ビナクス®NOW™ | 鼻腔ぬぐい液 | 世界的にシェアの高い海外メーカー。クイックな判定時間。 |
| ミズホメディー | クイックナビ®-COVID19 Ag | 鼻腔ぬぐい液 | 国内メーカーで、比較的取り扱い店舗が多い。 |
パッケージに「体外診断用医薬品」と書かれていることを確認したら、次は「採取方法」と「判定時間」をチェックして、ご自身にぴったりのキットを選びましょう。
【購入から使用まで】検査キットの正しい使い方と失敗しないコツ

せっかく信頼できるキットを手に入れても、使い方を間違ってしまうと、正確な結果は得られません。特に、鼻腔ぬぐい液の採取方法や、検体を抽出液に入れる手順など、わずかなミスが「偽陰性」を引き起こす可能性があります。
ここでは、薬剤師さんから教わる内容も含めて、検査を成功させるための具体的な手順と、失敗を避けるためのコツを分かりやすくお伝えします。
購入直後から始めるべき準備
検査キットを購入したら、すぐに使う予定がなくても、以下の準備をしておきましょう。
・保管場所: 多くのキットは「冷蔵」または「冷暗所」保管が指定されています。直射日光や高温多湿を避ける。
・必要なものを揃える: キットの他に、ストップウォッチ(またはスマホのタイマー)、清潔なティッシュ、手を洗うための石鹸を用意する。
特に重要なのは、タイマーの準備です。判定時間(15分や30分など)を正確に守らないと、結果が不正確になります。
正確な結果を得るための「採取」のコツ
検査の成否は、9割が「検体採取」にかかっていると言っても過言ではありません。
【採取の黄金ルール】
- 手を洗う: 石鹸で30秒以上かけてしっかり手を洗い、感染や汚染を防ぐ。
- 鼻腔ぬぐい液の場合: 綿棒を鼻の穴から2cmほど、「奥ではなく、壁に沿って」回転させながら入れる。痛みを感じるところまで入れなくて大丈夫です。
- 唾液の場合: 採取の10分前は飲食、喫煙、歯磨きをしない。唾液は、口の奥から分泌されるものを綿棒にしみこませるか、容器に出す。
- 採取後の処理: 綿棒を抽出液入りチューブに入れ、説明書に指定された回数(例えば10回)回転させてから、上から絞り出して綿棒を捨てる。
ここで雑にしてしまうと、ウイルス量が足りず「偽陰性」となるリスクが高まります。必ず丁寧に行いましょう。
判定ラインの見方と注意点
抽出液をテストカセットに滴下したら、あとは待つだけです。
【判定ラインの見方】
- Cライン(コントロール): 必ず出る線。この線が出ないと検査失敗(無効)です。
- Tライン(テスト): ウイルスが検出された場合に現れる線。薄くても線が出たら「陽性」です。
「判定時間(例:15分)を過ぎてから現れた薄い線」は、基本的に無効(陰性)と判断されます。必ずタイマーをセットし、時間内に確認するようにしてください。
検査結果が「陽性」だった場合の正しい行動と注意点

もし検査の結果、Tラインが出て「陽性」と判定されてしまったら、誰もが不安になるはずです。
しかし、パニックになる必要はありません。2025年現在では、以前のように行動が厳しく制限されることは少なくなりましたが、適切な行動を取ることで、周囲への感染拡大を防ぎ、ご自身の回復を早めることができます。
承認キットを使ったセルフチェックで陽性が出た場合の、正しい行動手順と注意点について解説します。
陽性判明後の「最初の行動」
陽性だと分かったら、まずは以下の3つのステップを実行してください。
・医療機関に連絡: かかりつけ医や地域の相談窓口に電話で連絡し、検査キットの結果を伝える。
・症状を記録: 発熱の有無、喉の痛みなど、現在の症状と発症日をメモしておく。
いきなり病院に駆け込むのはNGです。必ず事前に電話で連絡を入れ、指示に従って受診してください。これは、病院内で他の患者さんに感染を広げるのを防ぐためです。 地域の新型コロナ相談窓口を検索する
使用済みキットの正しい廃棄方法
陽性の場合、使用済みのキットは感染性廃棄物として正しく処理する必要があります。
- 二重に包む: 使用後のテストカセットや綿棒、チューブなどを、ビニール袋に入れ、しっかりと口を縛る。(キット付属のバイオハザード袋があればそれを使う)
- 指定日まで保管: その袋をさらに別のビニール袋に入れ、二重包装にする。
- 通常のゴミとは分ける: 処理する際は、「燃えるゴミ」として出すのが一般的ですが、自治体によって特別な指示がある場合もあるため、ホームページなどで確認が必要です。
素手で触ったり、そのままゴミ箱に捨てたりするのは絶対にやめてくださいね。
コロナ以外の検査キット(インフルエンザ、性感染症など)の販売状況

ドラッグストアには、新型コロナウイルス抗原検査キット以外にも、様々なセルフチェックキットが販売されています。
特に需要が高いのはインフルエンザキットや、性感染症(STD)の検査キットなどです。これらのキットの販売状況や購入時の注意点についても見ていきましょう。
インフルエンザ抗原検査キットの販売状況
インフルエンザの抗原検査キットは、新型コロナと同様に体外診断用医薬品として承認されており、ドラッグストアの店頭で薬剤師がいる場合に購入できます。
ただし、インフルエンザの検査は、新型コロナと異なり、発症から12時間〜24時間経過しないと正確な結果が出にくいという特徴があります。そのため、購入前に「今すぐ使って正しい結果が出るのか」を薬剤師さんと相談するのが望ましいです。
新型コロナとインフルエンザが同時に流行するシーズンは、両方をチェックできる「コンボキット(同時検査キット)」の需要が高まります。このコンボキットも、承認品を選べばドラッグストアで購入が可能です。
性感染症(STD)の検査キットはドラッグストアで買える?
性感染症(クラミジア、HIV、梅毒など)のセルフ検査キットは、原則としてドラッグストアの店頭では販売されていません。
これらの検査は、高度な専門性が求められるため、インターネット上の専門業者(登録衛生検査所など)を通じて購入し、検体を郵送して検査結果を受け取る「郵送検査キット」が一般的です。
郵送検査キットは、匿名性や手軽さから利用者が増えていますが、これも「体外診断用医薬品」ではなく、あくまで「検査サービス」として提供されています。信頼できる業者を選び、疑問点があればサポートセンターに問い合わせることが重要です。 STD郵送検査キットを比較してみる
検査キット購入・利用に関するQ&A(よくある質問)

検査キットに関して、読者の皆さんからよくいただく疑問を、筆者「どこストア」がQ&A形式でまとめてお答えします。
Q1. 子どもに使うキットを選ぶ際の注意点は?
A. お子様に使う場合、最も重要なのは「採取のしやすさ」です。鼻腔ぬぐい液タイプは、綿棒の挿入に抵抗があるお子さんもいます。
その場合、唾液採取タイプや、鼻の入り口付近をぬぐうだけの「鼻腔前方を対象とした承認キット」を選ぶと、負担が少なくなります。必ず薬剤師さんに「子どもに使いたい」旨を伝え、適切なキットのアドバイスをもらいましょう。また、テストカセットが小さすぎる製品は、親御さんが操作しにくいため避ける方が無難です。
Q2. 購入時、薬剤師に聞かれることは?
A. 薬剤師は、購入者がそのキットを安全かつ正しく使えるかを確認する義務があるため、主に以下のことを尋ねます。
- 症状の有無: 発熱や咳などの症状があるか、何日目か。
- 使用経験: 過去にこの種の検査キットを使ったことがあるか。
- 使用目的: 自己判断のためか、仕事や学校の提出用か。(公的な提出にはPCR検査が必要な場合もあります)
- アレルギー: 含まれる成分や素材(例えば綿棒の素材)に対するアレルギーがないか。
これらは形式的なものではなく、皆さんの安全に関わる大切な質問です。正直に答え、疑問点があれば遠慮なく尋ねましょう。
Q3. 研究用試薬は本当に全く使えないの?
A. 「全く使えない」わけではありませんが、「診断・公的な証明に使えない」という点を理解してください。自己の興味や、純粋な「参考情報」として使う分には問題ありません。
ただし、研究用試薬の結果が「陰性」だったとしても、「自分は感染していない」と断定するのは非常に危険です。症状がある場合は必ず承認キットを使うか、医療機関を受診してください。
Q4. オンラインで購入する際の注意点は?
A. オンライン(Amazon、楽天市場など)で購入する際は、以下の2点を確認してください。
- 「体外診断用医薬品」の表示: 承認品であることを確認する。
- 販売元: 信頼できるドラッグストアや製薬会社のオンラインショップが販売しているか確認する。
特にAmazonや楽天市場では、多数の業者が販売しているため、信頼性の低い研究用試薬が紛れ込んでいる可能性があります。必ず商品説明を熟読し、不安な場合は評価の高い大手ドラッグストアの公式オンラインストアを利用しましょう。また、メルカリなどのフリマアプリでの購入は、品質管理や有効期限の面で問題があるため、避けるべきです。 承認キットのオンライン販売店をGoogle検索で探す
まとめ:ドラッグストアで安心できる検査キットを選ぶためのチェックリスト

ここまで、ドラッグストアで検査キットを購入するためのあらゆる情報をお伝えしてきました。最後に、皆さんが店頭で迷わないよう、「安心できるキット選びのための最終チェックリスト」としてまとめます。
購入前にチェックすべき最重要項目
お店に行く前に、このリストを確認して、完璧な準備を整えましょう。
・【在庫は?】来店前に電話で在庫と薬剤師の在籍時間を確認したか?
・【採取方法は?】鼻腔ぬぐい液か、唾液か、自分に合った方法か?
・【有効期限は?】購入後、すぐに使う予定がなくても、有効期限が十分にあるか確認したか?
・【価格は適正か?】安すぎないか?(単価1,500円~2,500円が目安)
このチェックリストがあれば、もう店頭で迷うことはありません。急な体調不良に備えて、承認済みの検査キットを一つ常備しておくと、心の安心にも繋がりますよ。
筆者「どこストア」からのメッセージ
検査キットの販売状況は、世の中の情勢によって日々変化しています。
しかし、「承認品を選ぶ」「薬剤師の説明を受ける」という基本のルールさえ守れば、ドラッグストアはあなたの健康を守る強力なパートナーになってくれます。
もし、今回ご紹介したキットが品切れだったとしても、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったオンラインでも信頼できるショップは増えていますので、ぜひ賢く活用してくださいね。
この記事が、皆さんの検査キット選びの一助となれば幸いです。
筆者:どこストア




