コンビニスイーツ消費期限近いものは安くで売ってたりする?大手3社ローソンセブンファミマの割引対策と食品ロス削減の現実

仕事や家事の合間に食べるコンビニスイーツ、最高のご褒美ですよね!あのきらびやかな棚を見ているだけで幸せな気分になります。
でも、ふと「あれ?スーパーみたいに消費期限が近い商品が安くなってることって、なくない?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、そんなあなたの素朴な疑問にお答えします!2025年の最新情報をもとに、コンビニスイーツの割引事情、特にローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの大手3社がどうしているのか、食品ロス対策の裏側まで、どこストアが徹底的に調査しました!
・2. スーパーと大違い!コンビニで値引きシールを見かけないたった一つの理由
・3. 【ローソン】販売期限切れデザートを半額で手に入れる裏ワザアプリ活用術
・4. 【セブンイレブン・ファミマ】スイーツやお弁当の割引・ポイント還元施策の現状
・5. 知っておきたい「販売期限」と「消費期限」の決定的な違い
- コンビニスイーツの「消費期限間近」は本当に安くなる?読者が知りたい最新事情
- スーパーと大違い!コンビニで値引きシールを見かけないたった一つの理由
- 【ローソン】販売期限切れデザートを半額で手に入れる裏ワザアプリ活用術
- 【セブンイレブン・ファミマ】スイーツやお弁当の割引・ポイント還元施策の現状
- 知っておきたい「販売期限」と「消費期限」の決定的な違い
- そもそもなぜコンビニは割引販売に消極的なのか?ブランドイメージの秘密
- 値引き品を狙うならこの時間帯!スイーツがお得になる可能性が高い店舗の特徴
- フードロス対策に貢献!賢い消費者になるためのスイーツ選びの視点
- 半額スイーツは安全?消費期限間近の商品でも美味しく食べるための注意点
- 【2025年最新】AIやロボットを活用したコンビニの最新フードロス削減戦略
- 「Tabete」など外部アプリとコンビニスイーツの連携実態
- まとめ:お得にスイーツを楽しみながら食品ロス削減に貢献する道
コンビニスイーツの「消費期限間近」は本当に安くなる?読者が知りたい最新事情

さて、いきなり結論から言ってしまうと、「スーパーのように、消費期限間近のスイーツに『30%オフ』みたいな値引きシールが貼られて売っていることは、コンビニではほぼありません!」
「えー、やっぱりそうなんだ…」とガッカリした皆さん、ちょっと待ってください。確かに、あの黄色いシールをコンビニで見かけることは滅多にありませんよね。いつも新作スイーツがピシッと並んでいて、「値引き」という雰囲気があまりないのがコンビニです。
でも、「じゃあ、全部定価で買うしかないの?」というと、実は最近、その常識が少しずつ変わってきているんです。
「値引きシール」は見ないけど…水面下で進む「お得」の仕組み
2025年現在、コンビニ業界全体が「食品ロス(フードロス)を減らそう!」という大きな課題に取り組んでいます。まだ食べられるのに捨てられてしまうなんてもったいない、という考え方ですね。
この流れの中で、「値引きシールを貼る」のとは別の方法で、消費者に「お得」を提供しようとする動きが出てきているんです。
例えば、特定のアプリを使った割引販売や、直接の値引きではなくポイントで還元する、といった方法です。これなら、お店の「いつも新しい・キレイ」というイメージを保ちつつ、賢く商品を手に入れたい私たち消費者にもメリットがありますよね。
なぜコンビニスイーツの値引きは「分かりにくい」のか?
「でも、それってすごく分かりにくい!」
そうなんです。スーパーなら、夕方に行けば「あ、安くなってる!」と一目でわかりますが、コンビニの場合は、知っている人だけが得をする、ちょっと「裏ワザ」的な要素が強いのが現状です。
この記事では、そんな分かりにくいコンビニのお得情報を、誰にでも分かるように、一つひとつ丁寧に解説していきます。
「ローソンだけがやっている特別な方法」や、「セブンやファミマはどうなの?」といった、皆さんが本当に知りたい各社の違いについても、バッチリ掘り下げていきますよ!
もし、コンビニでお得に買えなくても、どうしてもあのスイーツが食べたい!という時は、Amazonや楽天市場で似たような人気スイーツや、お得な「訳あり」品を探してみるのも一つの手です。コンビニスイーツを作っているメーカーの工場直送品なんかが、大容量で安く売られていることもありますからね。
スーパーと大違い!コンビニで値引きシールを見かけないたった一つの理由

「コンビニって、なんでスーパーみたいに値引きしないの?」
これは、多くの人が抱く最大の疑問だと思います。スーパーではあんなに当たり前の光景なのに、コンビニではなぜダメなのか。
その理由は、コンビニ独特の「ビジネスモデル」と「ブランドイメージ」に隠されています。
一つずつ、分かりやすく説明しますね。
理由その1:コンビニの「定価販売」というお約束
コンビニエンスストアは、基本的に「定価で販売すること」を前提にビジネスが成り立っています。
24時間365日、いつ行っても同じ商品が同じ価格で手に入る「便利さ」を提供することが、コンビニの最大の価値だからです。
もし、行く時間によって値段がコロコロ変わってしまったらどうでしょう?
「夕方に行けば安くなるかも」と考える人が増えると、日中の売上が落ちてしまうかもしれません(これを「買い控え」と言います)。
コンビニの本部としては、全店舗で安定した売上を上げてもらう必要があるので、この「買い控え」が起こるような「値引き」にはとても慎重なんです。
理由その2:「廃棄ロス」は誰が負担する?お店の事情
ちょっと難しい話になりますが、コンビニで売れ残った商品(廃棄)の損失(ロス)は、多くの場合、お店のオーナーさんが負担する仕組みになっています(※契約内容によります)。
「それなら、捨てるくらいなら安く売った方がオーナーさんも嬉しいはずじゃ?」と思いますよね。
確かにその通りなんですが、ここで「理由その1」に戻ります。本部が「買い控え」を恐れて、オーナーさんが自由に値引きすることをカンタンに認めなかった、という背景があるんです。
もし自由に値引きOKにしてしまうと、「あそこの店はすぐ値引きするから、新商品のうちは行かなくていいや」とお客様に思われてしまうかもしれません。そうなると、お店の経営が不安定になってしまいますよね。
理由その3:「いつも新しい」というブランドイメージ
これが一番大きな理由かもしれません。
私たちがコンビニに期待するのは、「いつ行っても清潔で、新しい商品がキレイに並んでいる」という安心感やワクワク感です。
もし、店内のあちこちに「値引きシール」が貼られていたら、どう感じますか?
「なんだか、売れ残りばっかりだな…」
「新しい商品が入ってないのかな?」
と、少しネガティブな印象を持ってしまうかもしれません。
コンビニは「トレンドの発信地」でもあります。次々と新しいスイーツが登場する、あの「キラキラした感じ」を守ることも、実はとても大事な戦略なんです。
こうした理由が複雑に絡み合って、コンビニでは「値引きシール」を見かけない、というわけですね。
とはいえ、前述の通り「食品ロス」の問題は待ったなし。だからこそ、各社はイメージを壊さない「新しい方法」を模索しているんです。その最先端が、次にご紹介するローソンの取り組みです。
【ローソン】販売期限切れデザートを半額で手に入れる裏ワザアプリ活用術

お待たせしました!「じゃあ、どうすればお得に買えるの?」という疑問に、具体的にお答えしていきます。コンビニ業界の中で、今一番「お得」にスイーツをゲットできる可能性を秘めているのが、ローソンです。
ただし、普通のローソンにふらっと行ってもダメですよ。
キーワードは、「専用アプリ」と「販売期限切れ」です!
ローソンの「半額スイーツ」はこうして手に入れる!
ローソンでは、数年前から一部の店舗で、食品ロス削減のための実証実験を行っています。
それが、「販売期限が切れて、お店の棚から撤去したデザート(スイーツ)」を、専用アプリを通じて「半額程度」で販売するというものです!
「え、販売期限切れって大丈夫なの?」と心配になりますよね。大丈夫です、ここがポイントなんです。詳しくは次のH2-5で解説しますが、ローソンには「消費期限」とは別に、社内ルールである「販売期限」というものがあります。
これは、消費期限よりも前に設定されています。
つまり、「まだ安全に食べられる(消費期限内)けど、お店のルールで棚から下げた商品」が、お得に買えるチャンスがあるんです!
具体的な「裏ワザ」アプリ活用術
この半額スイーツを手に入れるために使われていたのが、例えば「クックパッドマート」というアプリです。(※実験に使われるアプリやサービスは時期によって変わる可能性があります)
流れはこんな感じです。
- ローソンの店員さんが、夜間(例:午前0時など)に「販売期限」を迎えたスイーツを棚から撤去します。
- 店員さんが、その商品を専用アプリ(クックパッドマートなど)に「半額商品」として登録します。
- 私たち消費者は、朝起きたらアプリをチェック!近所の対象ローソンに商品が登録されていたら、すかさずアプリ上で注文・決済します。(※注文には締切時間があります)
- 指定された時間(例:当日のお昼12時以降)に、そのローソンへ行き、店内に設置された専用のロッカーや宅配ボックス(「マートステーション」などと呼ばれます)から、自分で商品を受け取ります。
どうですか?
これなら、店頭には値引き商品が並ばないので、お店のイメージは崩れません。レジを通す必要もないので、店員さんの手間も増えません。そして私たちは、人気のスイーツ(例えば「バスチー」や「プレミアムロールケーキ」なんかが対象になることも!)を半額でゲットできる…まさに一石三鳥ですよね!
ただし…全店舗じゃないのが最大の注意点
「最高じゃん!今すぐアプリ入れる!」と思った皆さん、ごめんなさい。これが最大の注意点なのですが、この取り組みは、まだ「実証実験」の段階で、対象は一部の店舗(主に都心部など)に限られているのが現状です。
2025年現在、全国のローソンで一斉にやっているわけではありません。
お近くのローソンが対象かどうかは、クックパッドマートなどのアプリをダウンロードして、受け取り場所(マートステーション)に設定できるかを確認する必要があります。
とはいえ、この実験は「食品ロス削減にかなり効果アリ」と評価されています。今後、対象店舗が全国に広がっていく可能性は十分ありますので、ぜひアンテナを張っておいてください!
もし対象地域外でも、ローソンのスイーツが食べたくなったら…やっぱり通販は便利です。Amazonや楽天で「ローソン スイーツ」と検索すると、直接は売っていなくても、似た系統の人気商品や、製造元が同じメーカーのお得な商品が見つかるかもしれませんよ。
【セブンイレブン・ファミマ】スイーツやお弁当の割引・ポイント還元施策の現状

「ローソンの裏ワザは分かった。じゃあ、業界トップのセブンイレブンや、ファミリーマートはどうなの?」
当然、気になりますよね。特に利用者の多いこの2社の動向を調べてみました!
結論から言うと、セブンもファミマも、ローソンのような「アプリを使った半額販売」は、今のところ(2025年時点)、大々的には行っていません。
ですが、もちろん何もしないわけではありません。各社、違ったアプローチで食品ロス対策(=実質的な割引)に取り組んでいます。
セブンイレブンは「エシカルプロジェクト」でポイント還元
セブンイレブンで見かけるかもしれないのが、「エシカルプロジェクト」という緑色のマークです。
これは、「地球環境に配慮した商品」という意味ですが、私たち消費者にとっては「実質値引き」のマークとして知られています。
どういうことかというと…
- 販売期限が近くなったお弁当やおにぎり、パン、一部のデザートなどに、この「エシカルプロジェクト」のシールが貼られます。
- このシールが貼られた商品を、電子マネーの「nanaco」で支払って購入すると…
- なんと、税抜価格の5%分が、後日nanacoポイントとして還元されるんです!
直接現金が安くなるわけではありませんが、nanacoを普段から使っている人にとっては、実質5%オフと同じですよね。
「値引き」という言葉を使わずに「ポイント還元」とすることで、お店のイメージを保ちつつ、お得感も出す。さすがセブンイレブン、うまいやり方です。
ただし、これも全店舗、全商品でやっているとは限りません。お店のオーナーさんの判断によるところも大きいので、「あの店はやってるな」というのを見つけるのも楽しみの一つかもしれません。
ファミリーマートは「ファミマ!! eco」や地域密着の取り組み
ファミリーマートも、食品ロス削減には積極的です。
「ファミマ!! eco(ファミまえ エコ)」と名付けた取り組みで、セブンのエシカルプロジェクトと同じように、消費期限・販売期限の近い商品(おむすび、弁当、パン、デザートなど)を購入すると、Tポイントやdポイント、楽天ポイントなどで「おトク」になるキャンペーンを、時期や地域を限定して行うことがあります。
また、ファミリーマートは、地域のお店(フランチャイズ)の裁量を比較的広く認めているとも言われています。そのため、店舗によっては、本部のキャンペーンとは別に、オーナーさんの判断で独自の値引き(例えば「パン全品20円引き」など)を行っているケースも、他のチェーンに比べて見かけることがあるかもしれません。
とはいえ、やはり「スイーツ」単体での大胆な割引は少なく、お弁当やおにぎりと一緒の「ついで買い」を狙った施策が中心のようです。
結局、コンビニで確実にスイーツをお得に手に入れるのは、なかなかハードルが高いのが現実…。
「あー、もう考えるの面倒!今すぐ甘いものが食べたい!」という時は、Amazonや楽天で高評価のスイーツをお取り寄せするのも、一つの「確実なご褒美」と言えますよね。レビューを見ながら選ぶのも楽しいですよ。
知っておきたい「販売期限」と「消費期限」の決定的な違い

さて、ここまで「販売期限切れ」という言葉が何回も出てきました。
ローソンの半額スイーツも、セブンのエシカルプロジェクトも、この「販売期限」がカギになっています。
「消費期限と何が違うの?」
「期限切れって…本当に大丈夫?」
その不安、よく分かります。この2つの「キゲン」の違いを、アホでも(失礼!)…いえ、誰でも分かるように、ハッキリさせましょう!
「消費期限」=安全に食べられるリミット(法律)
まず、「消費期限」です。
これは、国(法律)が定めたルールです。袋や容器に「消費期限 2025.11.13」みたいに書かれていますよね。
意味は、「この日までに食べてくださいね。この日を過ぎたら、安全じゃなくなるかもしれませんよ」という、私たち消費者への最後通告です。
お弁当、サンドイッチ、生菓子(ケーキやシュークリームなど)といった、急速に品質が劣化しやすい食品に表示されています。
当然ですが、消費期限を過ぎたものは、安くても買ってはいけませんし、お店も売ってはいけません。
「販売期限」=お店(コンビニ)の内部ルール
次に、「販売期限」です。
これは、パッケージのどこにも書かれていません。なぜなら、コンビニ各社が独自に決めている「お店の内部ルール」だからです。
意味は、「この時間までに売り切ってくださいね。この時間を過ぎたら、棚から撤去してください」という、店員さんへのお店の指示です。
そして、ここが最重要ポイント!
「販売期限」は、「消費期限」よりも必ず【前】に設定されています。
例えば、こんな感じです。
| 項目 | 例:あるコンビニスイーツ |
|---|---|
| 工場で作られた日 | 11月11日の夜 |
| お店に並ぶ日 | 11月12日の朝 |
| 【販売期限】(お店のルール) | 11月13日の午前0時(この時間で棚から撤去!) |
| 【消費期限】(法律のルール) | 11月13日の午後11時(この時間まで安全に食べられる) |
※上記はあくまで一例です。実際の商品や時間とは異なります。
結論:ローソンの半額スイーツは「安全」
もうお分かりですね。
ローソンのアプリで売られている「販売期限切れ」のスイーツは、上の例で言うと「11月13日の午前0時」に棚から撤去されたものです。
でも、法律上の「消費期限」は、まだ「11月13日の午後11時」までたっぷり残っています。
だから、ローソンの半額スイーツは「期限切れ」と聞くとドキッとしますが、実際は「消費期限内だけど、お店のルールで店頭に置けなくなった、安全な商品」ということなんです。これなら安心して利用できますよね!
・7. 値引き品を狙うならこの時間帯!スイーツがお得になる可能性が高い店舗の特徴
・8. フードロス対策に貢献!賢い消費者になるためのスイーツ選びの視点
・9. 半額スイーツは安全?消費期限間近の商品でも美味しく食べるための注意点
・10. 【2025年最新】AIやロボットを活用したコンビニの最新フードロス削減戦略
そもそもなぜコンビニは割引販売に消極的なのか?ブランドイメージの秘密

「販売期限」と「消費期限」の違いは分かりました。安全だということも理解できました。
「じゃあ、なおさら、もっと堂々とお店で値引きすればいいのに!なんでローソンはコソコソ(?)とアプリなんかで売るの?」
そう思いますよね。H2-2でも少し触れましたが、コンビニが「店頭での値引き」に消極的なのには、もっと深い、「ブランドイメージ」戦略が関わっています。
「コンビニ=新しい」というイメージを守りたい
私たちがコンビニに行く時、何を期待しているでしょうか?
「あ、テレビで見た新作スイーツ、もう出てるかな?」
「小腹が空いたから、何か目新しいパンでもないかな?」
そう、コンビニは私たちにとって「新しいモノ・コトとの出会いの場」でもあるんです。
その「トレンド発信地」であるコンビニの棚に、もし「半額」「30%オフ」のシールがベタベタと貼られていたら…。
「なんだか、売れ残りの掃き溜めみたい…」
「この店、人気ないのかな?」
と感じさせてしまうリスクがあります。
常に「新鮮」「最先端」というイメージを保つことは、コンビニにとって命綱。だから、ローソンは「店頭」ではなく「アプリ」という別の場所で、こっそり販売する戦略を選んだわけです。
「値引き待ち」をされたら、経営が成り立たない
もう一つの大きな理由が「買い控え」の防止です。
もし、「夜8時になったら、スイーツが全部半額になる」ということが常識になったら、どうなりますか?
日中に、定価でスイーツを買う人が激減します。
「どうせ夜まで待てば安くなるし」と、みんなが考えるからです。
スーパーは、そもそも日中に大量の食材を売る「まとめ買い」がメインなので、夕方の値引きタイムセールは「最後のおまけ」として成立します。
でも、コンビニは「今すぐ欲しい」というお客さんの「ついで買い」や「少量買い」で成り立っています。そのお客さんたちに「待つ」ことを覚えさせてしまったら、お店の売上はガタ落ちです。
コンビニスイーツは、原価も高く、利益率を支える重要な商品の一つ。だからこそ、カンタンに値引きして「商品の価値」を下げたくない、というのが本部のホンネなんです。(コンビニのブランド戦略についてもっと知る)
シールを貼る「手間」もバカにならない
意外と見落とされがちなのが、店員さんの手間(オペレーション)の問題です。
コンビニの店員さんは、レジ打ち、品出し、清掃、揚げ物、宅配便の受付…と、本当にやることが多いですよね。
そこに「値引きシールを貼る作業」が加わったらどうでしょう?
「この商品は何時から30%オフで…」「あ、こっちは半額で…」と、商品ごと、時間ごとに管理するのは、とてつもない手間です。レジのシステムも複雑になります。
「そんな手間をかけるくらいなら、いっそ時間になったら全部廃棄した方が早い」
これまでは、そう考えられてきた側面も否めません。
だからこそ、ローソンの「アプリで注文→お客さんがロッカーから勝手に(?)持っていく」という方法は、店員さんの手間を一切増やさない、画期的なアイデアだったわけです。
値引き品を狙うならこの時間帯!スイーツがお得になる可能性が高い店舗の特徴

ここまで読んで、「コンビニでの値引きは、やっぱりハードルが高いなぁ…」と感じているかもしれません。
ローソンのアプリも対象地域外だし、セブンのポイント還元も、いつ出会えるか分からない…。
でも、諦めるのはまだ早いです!
数は少ないですが、お店の判断で独自の値引きをしているコンビニも、ゼロではありません。
もし、そんな「レア」な値引きスイーツに出会う確率を少しでも上げたいなら、狙うべき「時間帯」と「店舗の特徴」があります!
狙い目は「廃棄が出る直前」の時間帯
まず時間帯です。
コンビニでは、お弁当やスイーツなど、商品カテゴリーごとに1日に2~3回、棚から撤去する「販売期限」(廃棄時間)が設定されています。
例えば、スイーツの販売期限が「深夜0時」に設定されているお店があったとします。
もしオーナーさんが「捨てるくらいなら、少しでも安く売りたい」と考える人なら、その直前の「夜9時~11時頃」に、値引きシールを貼り始めるかもしれません。
「夕方」にスーパーのような値引きを期待するよりは、「廃棄時間(多くは夜間)の数時間前」というのが、一つの目安になります。
ただし!夜遅くにスイーツを買いに行っても、人気商品はそもそも売り切れている可能性も高いので、ご注意を…。
オフィス街 vs 住宅街 どっちが狙い目?
次に、場所(立地)です。
ズバリ、狙い目は「オフィス街」や「駅前」の店舗です。
なぜなら、これらの店舗は、平日のお昼や夕方のピークタイムに売上の大半を稼いでおり、夜遅くや土日はお客さんがガクッと減るからです。
「このままだと、週末に大量に廃棄が出てしまう!」というピンチが訪れやすいため、金曜日の夜などに、思い切った値引き(お弁当やパンとセットで、など)に踏み切る可能性があるんです。
逆に、住宅街の店舗は、一日中お客さんがダラダラと(失礼!)…いえ、コンスタントに来店されるので、そこまで大胆な値引きをする必要がないことが多いです。
最大の特徴は「オーナーさんの裁量」
結局のところ、一番大事なのは、そのお店の「オーナーさんの考え方」です。
コンビニは、本部が直接経営している「直営店」と、個人オーナーさんが経営している「フランチャイズ(FC)店」がほとんどです(大半がFC店です)。
本部のマニュアルをカッチリ守るオーナーさんもいれば、「うちはうちのやり方で、フードロスを減らす!」と柔軟に考えるオーナーさんもいます。
見分け方は難しいですが、例えば…
- 手書きのポップ(広告)が多い
- 店員さんとお客さんが世間話をしているなど、アットホームな雰囲気
- お店の前に、野菜や果物など、コンビニっぽくないものが並んでいることがある
こんなお店は、オーナーさんの「色」が出ている証拠。もしかしたら、スイーツの値引きにも柔軟かもしれません。
「あそこのコンビニ、なんか独特だな」と思うお店があったら、ぜひ夜の時間帯にチェックしてみてください。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。
とはいえ、そんな「当たり」のお店を探し回るのは大変ですよね…。
手っ取り早くお得を見つけたいなら、Amazonや楽天の「スイーツ・訳あり」カテゴリをチェックする方が、時間も交通費も節約できるかもしれません。
フードロス対策に貢献!賢い消費者になるためのスイーツ選びの視点

ここまで、「いかに安く買うか」という視点でお話をしてきました。
でも、コンビニスイーツと「食品ロス」の問題は、私たち消費者も無関係ではありません。
私たちが毎日、棚の奥から新しい商品ばかりを選んでいたら、どうなるでしょう?
当然、手前にあった商品は「販売期限」を迎えて、廃棄されてしまいます。
「だって、どうせ同じ値段なら、少しでも期限が長い方がいいじゃない!」
その気持ち、痛いほど分かります!私も昔はそうでした。
でも、その結果、日本全体でとんでもない量の食べ物が捨てられている(年間約500万トン以上!)という現実も知っておく必要があります。
そこで今、私たち消費者にできる、とてもカンタンな「貢献」があります。
今日からできる「てまえどり」運動
聞いたことがあるかもしれません。「てまえどり」という言葉です。
これは、農林水産省や消費者庁も呼びかけている国民運動で、
「すぐに食べるものなら、棚の【手前】にある商品(販売期限が近いもの)から【取ろう】」
という、とってもシンプルな行動です。(「てまえどり」について詳しく調べる)
「家に帰ってすぐ食べるスイーツ」
「会社のお昼休みにすぐ食べるお弁当」
これらを買う時に、わざわざ棚の奥に手を突っ込んで、期限が一日長い商品を選ぶ必要が、本当にあるでしょうか?
どうせ今すぐ食べるなら、手前の商品でも、奥の商品でも、味も品質も全く同じです。
「てまえどり」は、未来のお得につながる?
「でも、てまえどりしても、私には何のメリットもないじゃん。定価だし」
そう、それが今までの「当たり前」でした。
でも、思い出してください。セブンイレブンの「エシカルプロジェクト」を。
あの「5%ポイント還元」シールは、まさに「てまえどり」を促すための仕組みです。
「手前の商品(販売期限が近いもの)を選んでくれたら、ポイントでお礼しますよ」というわけです。
今はまだセブンの一部やローソンのアプリだけですが、もし、私たち消費者の間で「てまえどり」がもっともっと当たり前になったら…
「ウチも、てまえどりしてくれた人にはポイント付けようかな」(ファミマ)
「手前の商品を選んだら、レジで10円引きになるようにしようか」(ミニストップ)
と、他のコンビニも追随して、「てまえどり=お得」という仕組みが、当たり前になるかもしれません!
私たちが「奥から取る」のをやめれば、お店は「廃棄」が減ってハッピー。
私たちは「手前から取る」ことで「お得(ポイントなど)」がもらえてハッピー。
地球も「ゴミ(食品ロス)」が減ってハッピー。
「てまえどり」は、そんな未来につながる、賢い消費者になるための第一歩なんです。
もちろん、すぐに食べないで、次の日の朝に食べるパンなどを買う時は、無理せず奥から取ってもいいんですよ。あくまで「すぐに食べるものなら」という視点、ぜひ持ってみてくださいね。
半額スイーツは安全?消費期限間近の商品でも美味しく食べるための注意点

「てまえどり」の大切さは分かったし、ローソンのアプリの仕組み(販売期限切れ=消費期限内)も理解しました。
「よし、これからはお得な商品や、期限が近いものを積極的に選んでみよう!」
そう思ったあなたは、もう立派な「賢い消費者」です!
でも、そんな商品を選ぶからには、私たち消費者側にも「自己責任」として、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
特に、生クリームやカスタードをたっぷり使ったコンビニスイーツは、とってもデリケート。美味しく、安全に食べるための「最後の砦」は、私たち自身です!
注意点1:持ち帰ったら、何よりも先に冷蔵庫へ!
当たり前ですが、これが一番大事です。
ローソンのアプリで半額ゲットしたスイーツも、セブンでポイント還元されたスイーツも、すべて「要冷蔵(10℃以下で保存)」と書かれているはずです。
彼ら(スイーツ)は、消費期限ギリギリまで頑張っている、言わば「体力(鮮度)がギリギリの状態」です。
そんな彼らを、買い物帰りの車の中(特に夏場は地獄です)や、暖房の効いた部屋に放置したら、どうなるでしょう?
あっという間に菌が増殖して、消費期限内であっても、お腹を壊す原因になってしまいます。
「てまえどり」した商品や、割引で買った生鮮食品は、家に帰ったら、他の何よりも優先して、冷蔵庫に叩き込む!これを鉄のルールにしてください。
注意点2:「消費期限」は、あくまで「未開封」が前提
パッケージに書かれている「消費期限」は、
「未開封の状態で」
「指定された方法で(要冷蔵など)保存した場合に」
安全性が保たれる期限のことです。
一度開けてしまったら、もうその期限は関係ありません。空気中の雑菌が入り込みますから、開けたらすぐに食べきるのが大原則です。
また、買う時も、パッケージが破れていたり、フタが少し開いていたりしないか、チェックするクセをつけると良いですね(コンビニでそんな商品はまず無いと思いますが)。
注意点3:最後は自分の「五感」を信じる
万が一、消費期限内ではあるけれど、「あれ?」っと思ったら…
食べる前に、自分の「五感」(目・鼻・舌)で最終チェックをしましょう。
- 目で見る:変な色になっていないか?カビらしきものはないか?
- 鼻で嗅ぐ:すっぱいニオイ、アンモニアみたいなツンとしたニオイがしないか?
- 舌で味わう:ほんの少しだけ口に含んで、ピリピリしないか?いつもの味と違う「違和感」はないか?
少しでも「おかしい」と感じたら、勇気を持って捨てること。
「もったいない」精神は大事ですが、それでお腹を壊して病院代がかかったら、元も子もありません。
特に、抵抗力の弱い小さなお子さんや、お年寄りの方がいるご家庭では、期限間近の商品は無理に選ばず、新しいものを買ってあげる配慮も大切ですね。
【2025年最新】AIやロボットを活用したコンビニの最新フードロス削減戦略

ここまで、コンビニの「値引き」や「ポイント還元」といった、「今ある商品」をどう売り切るか、というお話をしてきました。
でも、コンビニ各社は、もっと根本的な問題解決にも取り組んでいます。
「そもそも、廃棄が出るほど、たくさん仕入れなきゃいいんじゃない?」
まさにその通り!
昔は、お店のオーナーさんやベテラン店員さんの「勘と経験」に頼って、「明日は雨だから、お弁当は少なめにしよう」とか「週末はスイーツが売れるから、多めに発注しよう」と決めていました。
でも、人間の「勘」には限界があります。外れることも多く、それが大量の食品ロスにつながっていました。
そこで今、急速に進化しているのが、AI(人工知能)を活用した「需要予測」です!
AI店長が「明日の天気と客層」を予測する
2025年現在、セブンイレブンやローソンなどの大手コンビニでは、AIによる「需要予測システム」の導入が当たり前になっています。
このAI店長、めちゃくちゃ賢いんです。
- 過去の売上データ(何曜日に何が売れたか)
- 未来の天気予報(気温が30℃超えるならアイス、雨なら揚げ物)
- 近くのイベント情報(「お祭があるから、おにぎり多め」など)
- SNSでのトレンド(「テレビで紹介されたから、あのスイーツが来る!」)
こいった、人間では処理しきれない膨大な情報を一瞬で分析して、「明日の午後3時には、新作シュークリームが15個売れるでしょう。だから18個発注してください」と、超具体的な数字でオーナーさんにアドバイスしてくれるんです。(コンビニのAI需要予測について学ぶ)
このAIの精度が上がれば上がるほど、お店は「ちょうど売り切れるピッタリの数」だけ仕入れられるようになります。
つまり、値引きするまでもなく、廃棄(食品ロス)そのものが劇的に減る、というわけです。これが、コンビニが目指す「一番スマートな」食品ロス対策なんですね。
「自動値引き」や「ロボット」が当たり前の未来?
さらに未来の話をすると、こんな技術も研究されています。
・ダイナミック・プライシング(自動価格変動)
商品の棚に、紙の値札ではなく、小さな電子画面(電子棚札)を設置します。そして、AIが「あ、このままだと廃棄が出そう」と判断したら、自動的にその画面の表示を「10%オフ」に書き換える、という技術です。これなら店員さんがシールを貼る手間もありません。
・廃棄ロボット
販売期限をチェックして、棚から商品を撤去する作業を、人間の代わりにロボットが行う研究も進んでいます。人手不足の解消と、正確な在庫管理に役立つと期待されています。
AIやロボットが進化すれば、「値引き品を探し回る」なんてことも、いつか過去の話になるのかもしれませんね。
とはいえ、技術がどれだけ進化しても、「今日は頑張ったから、ご褒美にアレが食べたい!」という私たちの「スイーツ愛」は、AIには予測できないかも…?
・12. まとめ:お得にスイーツを楽しみながら食品ロス削減に貢献する道
「Tabete」など外部アプリとコンビニスイーツの連携実態

ローソンの「クックパッドマート」活用術はご紹介しました。
でも、世の中には他にも「食品ロスを減らしたいお店」と「お得に買いたい消費者」をつなぐ、素晴らしいアプリ(フードシェアリングサービス)がたくさんあります。
その代表格が、「Tabete(タベテ)」や「No Food Loss(ノーフードロス)」といったアプリです。
「もしかして、こういうアプリに、ローソン以外のコンビニ(セブンやファミマ)のスイーツも出品されてるんじゃないの?」
その疑問、調べてみました!
「Tabete」ってどんなアプリ?
「Tabete」は、パン屋さん、お惣菜屋さん、飲食店などが、「このままだと売れ残ってしまいそう…!」という商品を、「お得な詰め合わせセット」などにして出品(レスキュー)してくれるアプリです。
私たちは、アプリで近所のお店をチェックし、「あ、このお店のパンセット、まだ残ってる!美味しそう!」と見つけたら、アプリ上で決済。あとは、指定された時間にお店まで取りに行くだけ。
定価よりもかなり安く(30%~50%オフは当たり前)買えるので、環境にもお財布にも優しい、素晴らしい仕組みです。(「Tabete」の使い方を検索)
コンビニスイーツの出品は…「ほぼ無い」のが現実
で、肝心の「コンビニスイーツ」の出品はどうなのか。
2025年現在、残念ながら、「Tabete」などの外部アプリに、セブンイレブンやファミリーマート、ローソンといった大手コンビニが【公式に】参加しているケースは、ほとんどありません。
なぜか?
- ブランドイメージの問題:やはり「値引き」のイメージが付くのを恐れています。(H2-6参照)
- オペレーションの問題:「Tabete」に出品するには、「今日はこれが何個売れ残りそう」と店員さんが判断し、スマホで写真を撮って登録し、売れたら袋詰めして…という手間が発生します。ただでさえ忙しいコンビニの現場では、非現実的です。
- 自社でやりたい:ローソンが「クックパッドマート」(ロッカー受け取り)を選んだように、やるとしても、自社の管理下で、店員の手間が増えない方法を優先したいのです。
ただし、例外もあります。
例えば、「ナチュラルローソン」や、一部の特殊な立地(駅ナカなど)の店舗が、実験的に参加した例は過去にありました。また、大手チェーンではない「個人経営」のコンビニ(〇〇商店みたいな)が、独自に登録している可能性はゼロではありません。
「Tabete」は、コンビニスイーツ狙いというよりは、「近所の美味しいパン屋さんや、お弁当屋さんの『知らなかったお得』を見つけるアプリ」として使うのが、一番賢い活用法と言えそうです。
結局、コンビニスイーツを「お得」に手に入れる方法は、本当に限られている、というのが現実ですね…。
こうなると、たまのご褒美として定価で買うか、あるいは、Amazonや楽天、メルカリなどで、自分の好きなスイーツや、お得な「訳あり品」を心ゆくまで探す方が、精神衛生上いいかもしれません(笑)。
特にメルカリでは、地域限定でしか手に入らなかったスイーツの空箱(!)や、関連グッズが出品されていることもあり、見ているだけでも楽しいですよ。
まとめ:お得にスイーツを楽しみながら食品ロス削減に貢献する道

長い時間、お付き合いいただきありがとうございました!
「コンビニスイーツが安くならないかな?」という素朴な疑問から、コンビニ業界の裏側、最新AI技術、そして私たち消費者の行動まで、盛りだくさんでお届けしてきました。
最後に、これまでの内容をギュッとまとめておさらいしましょう!
【結論】コンビニスイーツの「値引き」はどうなってる?
- スーパーのような「値引きシール」は、ほぼ無い!
(理由:ブランドイメージの維持、買い控え防止、店員の手間など) - 【ローソン】は一部店舗で「アプリ」を使った半額販売(実験)あり!
(キーワード:「販売期限切れ(=消費期限内)」、「クックパッドマート」、「専用ロッカー」) - 【セブン・ファミマ】は「ポイント還元」が主流!
(セブン:「エシカルプロジェクト」でnanacoポイント5%還元)
(ファミマ:キャンペーンや、オーナー裁量での値引きも稀にある) - 「Tabete」など外部アプリへの出品は、ほぼ期待できない。
私たち消費者に、今できること
「じゃあ、結局お得に買うのは無理なんだ…」と落ち込む必要はありません。
私たちには、2つの「賢い」選択肢があります。
1. 「てまえどり」を実践して、未来のお得を作る
すぐに食べるものなら、棚の手前から取る。この小さな行動が、セブンの「エシカルプロジェクト」のような、「てまえどり=お得」という仕組みを、他のコンビニにも広げるキッカケになります。廃棄が減れば、回り回って、商品の価格が安定することにもつながるかもしれません。
2. 通販(Amazon・楽天・メルカリ)を賢く利用する
コンビニでのお得探しに疲れたら(笑)、いっそ通販の世界に飛び込みましょう!
Amazonや楽天市場には、コンビニスイーツに負けない高評価のスイーツや、工場直送の「訳あり」大容量パックなど、お得な商品が溢れています。「レビュー」という、たくさんの人の「美味しい!」というお墨付きがあるのも安心ですよね。
また、メルカリなどで、地域限定で買いそびれた商品の関連グッズを探したりするのも、また違った楽しみ方です。
店頭での「てまえどり」と、家での「通販お取り寄せ」。
この2つを上手に使い分けて、お得に、賢く、そして美味しく!スイーツを楽しみながら、食品ロス削減にも貢献していく…それが、2025年を生きる私たちの、一番スマートなスタイルなのかもしれませんね。


