5円切手はどこで買える?コンビニ(セブン・ローソン・ファミマ)販売状況とニホンザル切手の詳細

こんにちは!あなたの「どこ?」を解決する、筆者の「どこストア」です。
急に「5円切手」が必要になる時、ありますよね。「あれ、ハガキの料金足りない!」「あと5円だけなのに!」そんな時、一番身近なコンビニで買えたら便利すぎませんか?
この記事では、5円切手がコンビニで本当に売ってるのか、売ってるとしたらどこなのか、そしてあの「ニホンザル」の切手の秘密まで、アホでもわかるように(失礼!)徹底的に解説しちゃいます!
・主要コンビニ3社(セブン・ローソン・ファミマ)の販売状況を徹底比較
・【在庫対策】5円切手を確実に手に入れるための裏ワザと時間帯
・切手が売り場にないのはなぜ?コンビニ店員さんへの正しい伝え方
・実は大事!5円普通切手が持つ郵便料金の「差額調整」という役割
- 結論!5円切手はコンビニで本当に買える?(販売の有無)
- 主要コンビニ3社(セブン・ローソン・ファミマ)の販売状況を徹底比較
- 【在庫対策】5円切手を確実に手に入れるための裏ワザと時間帯
- 切手が売り場にないのはなぜ?コンビニ店員さんへの正しい伝え方
- 実は大事!5円普通切手が持つ郵便料金の「差額調整」という役割
- ニホンザルがデザイン!5円切手の正式名称、サイズ、発行元
- 5円切手が必要になる具体的なシーン(ハガキ料金改定時など)
- もし5円切手がなかったら?他の切手を組み合わせて使う方法
- コンビニで切手を買う時の支払い方法は?電子マネーは使えるか
- 1円切手や2円切手など「少額切手」のコンビニでの取り扱い
- 知っておきたい!コンビニでの切手販売に関する注意点と非課税の仕組み
- 郵便局とコンビニ、5円切手を買うならどちらがおすすめ?
結論!5円切手はコンビニで本当に買える?(販売の有無)

いきなり結論から言っちゃいますね!
5円切手は、コンビニで「買える可能性はあるけど、売ってないお店も多い」というのが正直な答えです!
「えー!ハッキリしてよ!」って声が聞こえてきそうですが、これにはちゃーんとした理由があるんです。
まず、大前提として、セブン-イレブンやローソン、ファミリーマートといった主要なコンビニのほとんどは、「郵便切手類販売所」という看板を掲げていて、切手やハガキ、収入印紙などを販売する許可を持っています。
だから、理論上は「売ることができる」んです。
でも、実際にどんな種類の切手を、どれくらいの量お店に置くか(在庫を持つか)は、ぶっちゃけ、そのお店の店長さんやオーナーさんの判断(裁量)に任されている部分が大きいんですよ。
考えてみてください。コンビニのあの限られたスペースで、何を優先して置きたいか。
お弁当、飲み物、お菓子、雑誌…。これらは毎日飛ぶように売れていきますよね。
じゃあ「切手」はどうでしょう?
84円切手(定形郵便)や100円切手(ちょっと重いもの)、63円のハガキ(2025年現在、料金改定に注意!)あたりは、まぁまぁ需要があります。
でも、「5円切手」って、毎日何十枚も売れるイメージ、ありますか…?
…ないですよね?(笑)
そうなんです。5円切手は、主に「料金が足りない時の調整用」として使われる、ちょっとニッチな存在。
だから、お店側からすると、
「うーん、5円切手を100枚シート(500円分)で仕入れても、全部売れるのに1年かかるかも…」
「それなら、そのスペースに新しいグミでも置いたほうが儲かるなぁ」
って考えちゃうわけです。
もちろん、例外もありますよ!
例えば、オフィス街にあるコンビニ。
会社では郵便物をたくさん出すので、経理の人が「あ!5円足りない!」って駆け込んでくるケースが多いかもしれません。そういうお店は、需要をわかってて、1円や5円の切手もバッチリ用意してくれていることがあります。
逆に、住宅街のコンビニだと、
「あら、昔の52円ハガキが出てきたわ。今の料金(※)との差額分くださいな」
(※郵便料金は変動します。2025年現在は日本郵便の最新情報を確認してくださいね!)
というおじいちゃん、おばあちゃんが来るかもしれないので、意外と置いてあることも。
要するに、「そのお店の地域性やオーナーさんの判断次第」ってことなんです。
だから、「近所のセブンになかった!」と諦めず、別のセブンやローソン、ファミマも回ってみると、アッサリ見つかる…なんてことも、コンビニあるあるなんですよ。
「コンビニ=切手は全部ある」と思い込まず、「あったらラッキー!」くらいの気持ちで探しに行くのが、精神衛生上よろしいかと思います(笑)
主要コンビニ3社(セブン・ローソン・ファミマ)の販売状況を徹底比較

「店舗によるのはわかったけど、結局どこが一番マシなのよ!?」
そうですよね、気になりますよね。
ここでは、コンビニ界のビッグ3、「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」の5円切手取り扱いについて、筆者どこストアの独自調査と傾向をまとめてみました!
セブン-イレブンの場合:「nanaco」が使えるのが最大の魅力!
まずは王者セブン-イレブン。
セブン-イレブンは、店舗数が圧倒的No.1なので、そもそも「出会う確率」が高いのが強みです。
5円切手の取り扱いについては、やっぱり「店舗による」というのが大前提。
ただ、セブン-イレブンの最大のメリットは、「nanaco(ナナコ)」で切手やハガキが買えること!
「え、切手って現金だけじゃないの?」と思ったあなた、鋭い!
他のコンビニや郵便局でさえ、切手・ハガキ類は「現金のみ」という場所がほとんどなんです。
でも、セブン-イレブンだけは、自社の電子マネー「nanaco」での支払いをOKにしているんです。(※残念ながらnanacoポイントは付きませんが…)
「今、お財布に現金ないけど、5円切手だけ欲しい!」
そんなピンチな状況でも、nanacoにチャージさえあれば乗り切れる可能性があるのは、セブン-イレブンだけの特権です。
ただし、前述の通り、5円切手の在庫はオーナー判断。
オフィス街の店舗なら期待できるかもしれませんが、まずはレジで「5円切手、ありますか?」と聞いてみましょう。
ローソンの場合:「郵便局との連携」で期待度アップ?
次にローソンです。
ローソンといえば、青い看板。そして、「郵便局と提携している」ことが大きな特徴ですよね。
店内に赤い郵便ポストが設置されていたり、「ゆうパック」の取り扱いを大々的にやっていたり。
「ローソン銀行」なんてのもありますし、他のコンビニと比べて「郵便・金融」に強いイメージがありませんか?
そのイメージ、あながち間違っていません。
郵便局との連携が強い分、切手の種類に関しても、他のコンビニよりは「少額切手(1円、2円、5円など)の取り扱いに積極的な店舗が多い」という傾向が(筆者の体感ですが)あります!
「郵便のことならローソン」と考えるお客さんが多いことを見越して、オーナーさんも「よーし、5円切手も仕入れとくか!」となっている可能性が高いわけです。
特に、店内にポストが設置されている「郵便局サービス取り扱い」の看板(ローソンポスト)がある店舗は狙い目かもしれません。
ただし、注意点がひとつ。
「ローソンストア100」は、通常のローソンとは別物と考えたほうがいいです。あちらは生鮮食品や100円グッズがメインなので、切手の取り扱いは、通常のローソンよりも期待薄かもしれません…。
支払い方法は、残念ながら「現金のみ」の店舗がほとんどです。Pontaポイントも付きません。
ファミリーマートの場合:「FamiPay(ファミペイ)」が使える!
最後はファミリーマート。
ファミマも、切手やハガキの取り扱いはもちろんあります。
5円切手の在庫状況は、やはりセブンやローソンと同じく「店舗次第」。
こればっかりは、もうコンビニの宿命ですね…。
ただ、ファミマにも支払い方法で大きな特徴があります。
それは、「FamiPay(ファミペイ)」での支払いが可能なこと!
セブン-イレブンがnanacoなら、ファミマはFamiPay。
「切手・ハガキ・印紙…公共料金など」の支払いには、FamiPayが使えるルールになっています。
(※ただし、FamiPayボーナスやポイントは対象外です。あくまで「支払える」だけ)
「現金持ってないけど、FamiPay残高ならある!」
そんなあなたは、ファミマに駆け込んで「5円切手ありますか!?」と聞いてみる価値アリです。
ちなみに、Tポイントや楽天ポイント、dポイントの提示はできますが、ポイントは付きません。あくまで「提示できる」だけ…。ちょっとややこしいですね(笑)
【コンビニ3社 比較まとめ(5円切手)】
| コンビニ名 | 5円切手の在庫 | 特徴的な支払い方法 |
|---|---|---|
| セブン-イレブン | 店舗による(かなりマチマチ) | nanaco(電子マネー)が使える |
| ローソン | 店舗による(郵便局提携店は期待大) | 原則、現金のみ |
| ファミリーマート | 店舗による(かなりマチマチ) | FamiPay(コード決済)が使える |
結局のところ、「あそこなら絶対ある!」というコンビニは存在しません。
でも、ローソン(特に郵便局提携店)はちょっとだけ期待値が高いかも?というのが筆者の見解です!
【在庫対策】5円切手を確実に手に入れるための裏ワザと時間帯

「コンビニを何軒もハシゴするのは面倒!」「今すぐ必要なのに!」
そんなあなたのための、5円切手をコンビニでゲットするための「ちょっとしたコツ(裏ワザ)」をお教えします!
裏ワザ①:「電話確認」こそが最強の時短術
これ、当たり前だと思うかもしれませんが、一番確実で、一番早い方法です。
家を出る前、あるいは次のコンビニに向かう前に、スマホで「(地名) コンビニ」と検索して、電話番号を調べちゃいましょう。
そして、電話をかけてこう聞くんです。
「そちらで、5円切手は売っていますでしょうか?」
たったこれだけ!
これだけで、無駄な移動時間と「なかった…」というガッカリ感をゼロにできます。
「え、切手1枚(5円)のために電話するなんて、迷惑じゃない?」
大丈夫、気にする必要ありません!
店員さんだって、あなたがわざわざお店まで来て、在庫がなくてガッカリして帰る姿を見るほうが心苦しいはずです(たぶん)。
ただし、電話をかける時間帯には、ちょっとだけ配慮してあげてください。
裏ワザ②:電話・訪問の「狙い目時間帯」を知る
コンビニが一番忙しい時間帯って、いつだと思いますか?
そうです。
・朝の通勤・通学ラッシュ(7時~9時頃)
・お昼休み(12時~13時頃)
・夕方の帰宅ラッシュ(17時~19時頃)
この時間帯は、レジが長蛇の列になり、店員さんはお弁当の温めや商品の補充で走り回っています。
そんな時に、「5円切手ありますか?」なんて電話がかかってきたり、レジで聞かれたりしたら…。
店員さんも人間です。
「今、それどころじゃねーよ!」(とは言わないまでも)と、心の中で叫んでいるかもしれません。
切手はレジの奥の金庫や、引き出しの奥深く(普段使わないから)にしまわれていることが多いです。
忙しい時間帯に「えーっと、5円切手…どこだっけ…」と探させてしまうのは、お互いにとって不幸ですよね。
狙い目は、ずばり「平日の午後(14時~16時頃)」!
この時間帯は、ランチのピークが終わり、夕方のラッシュが始まる前で、比較的お店が落ち着いています。
店員さんも心に余裕がある時間帯なので、
「5円切手ですね?少々お待ちください…あ、ありましたよ!何枚ですか?」
と、優しく対応してくれる確率がグーンと上がります。
電話確認するにも、お店に訪問するにも、この「アイドルタイム(空き時間)」を狙うのが、賢い大人のやり方ですよ!
裏ワザ③:「狙い目の立地」を考える
最初のほうでも少し触れましたが、「どんな場所にあるコンビニか」も大事なポイントです。
・オフィス街、官公庁の近く
→ 会社や役所が郵便物を出す需要を見込んで、少額切手の在庫を置いている可能性が高いです。
・郵便局(本局)の近く
→「郵便局が閉まった後」の駆け込み需要(「あ!5円足りなかった!」)に応えるため、あえて置いている可能性があります。
・古くからの住宅街
→ 昔のハガキを持っている住民の方の需要に応えている可能性があります。
逆に、観光地や駅ナカ、高速道路のサービスエリアにあるコンビニは、5円切手の需要がほぼない(観光客は記念切手か主要な切手しか買わない)ため、置いてある可能性は低いでしょう。
「5円切手ハンター」になるなら、立地まで考えて行動すると、成功率が上がりますよ!
切手が売り場にないのはなぜ?コンビニ店員さんへの正しい伝え方

「そもそも、なんで切手ってお菓子みたいに棚に並んでないの?」
これ、素朴な疑問ですよね。
もし5円切手がガムやチョコの横にぶら下がっていたら、レジで聞く必要もなくて楽なのに…。
これには、ちゃんとした理由が2つあります。
理由①:切手は「金券」扱いだから
切手って、5円なら5円の、84円なら84円の「価値」がある、お金(現金)とほぼ同じ扱いのものなんです。
こういうのを「金券(きんけん)」って言います。
(他にも、ハガキ、収入印紙、ビール券、図書カードなども金券ですね)
もし、こんな価値のあるものが売り場にポンと置かれていたら…?
そう、「万引き」のターゲットになりやすいんです!
お店としては、5円切手1枚盗まれたら5円の損害、84円切手100枚シート(8,400円分)なんて盗まれた日には、目も当てられません…。
だから、タバコと同じように、お客さんから見える場所には置かず、店員さんが管理できるレジの奥や金庫に、厳重に保管しているんです。
これは、コンビニだけでなく、郵便局やスーパーでも同じですね。
理由②:種類が多すぎて管理できないから
切手って、5円だけじゃありません。
1円、2円、10円、20円、50円、63円、84円、94円、100円、120円、140円…
さらに記念切手なんて入れたら、もう無限にあります。
こんなの全部を売り場に並べていたら、棚がいくつあっても足りません!
それに、お客さんが「えーっと、5円はどこだ…」と探すのも大変ですよね。
だから、「欲しい切手の種類と枚数をレジで言う」というスタイルが、一番効率的というわけなんです。
【実践】コンビニ店員さんへの「正しい伝え方」
さて、理由がわかったところで、いよいよ実践編です。
レジに行ったら、どう伝えればスマートでしょうか?
ポイントは「ハッキリ、具体的に」伝えること。
一番忙しい時間帯(朝・昼・夕方)は避けつつ、レジが空いたタイミングを見計らって、店員さんにこう話しかけましょう。
パターン①(一番シンプル)
「すみません、5円切手はありますか?(あれば、〇枚ください)」
パターン②(新人の店員さんかも?と配慮)
「すみません、切手で5円のものはありますか?」
(※たまに「5円切手」という単語でピンとこない店員さんもいる…かも?)
パターン③(何に使うか伝える)
「すみません、ハガキに貼る切手で、5円分(の調整)のが欲しいんですが…」
これでOK!
もし店員さんが「え?5円ですか?」と驚いた顔をしたり、奥のベテラン店員さんに「5円切手ってありますー?」と聞きに行ったりしても、焦らず待ちましょう。
コンビニの店員さんは、切手の種類を全部覚えているわけではありません(それが普通です)。
「5円切手を探してる客=ちょっと珍しいけど、まぁいるよね」くらいの認識なので、恥ずかしがる必要はまったくありませんよ!
一番ダメなのは、
「あの…切手…えーっと…」
とモジモジすること。
忙しい店員さんをイライラさせてしまうかもしれないので、「5円切手!〇枚!」と、堂々と聞いちゃいましょう!
実は大事!5円普通切手が持つ郵便料金の「差額調整」という役割

「たかが5円、されど5円…」
普段、5円玉を「あ、ラッキー」くらいにしか思っていないかもしれませんが、郵便の世界において「5円」という金額は、めちゃくちゃ重要な役割を持っているんです!
それが、「差額調整(さがくちょうせい)」というお仕事です。
「差額調整」って、なに?
「差額調整」とは、その名の通り、「足りない料金の差額を、ちょうどいい感じに調整すること」です。
郵便料金って、すごく細かく決まっていますよね。
手紙(定形郵便)は25gまでなら84円、50gまでなら94円。
ハガキは63円。(※これらは2025年現在の例です。最新料金は必ず確認してください!)
この「〇〇円」というピッタリの金額の切手(=84円切手や63円切手)を貼るのが、一番シンプルです。
でも、世の中そんなにシンプルじゃありません。
例えば、こんな時どうしますか?
・家に、昔買った「62円」のハガキがたくさん残ってる…。
・手紙を出したいけど、「82円」切手しかない…。
・定形外郵便で送ったら、窓口で「あ、重さで5円だけ足りませんね」って言われた!
こういう「あー!ちょっとだけ足りない!」という時に、スーパーヒーローのように現れるのが、1円切手や2円切手、そして我らが「5円切手」なんです!
・62円ハガキ + 1円切手1枚 = 63円(OK!)
・82円切手 + 2円切手1枚 = 84円(OK!)
・料金不足 + 5円切手1枚 = 支払い完了!(OK!)
どうです?
この「かゆいところに手が届く」感じ!
もし、少額切手が「10円切手」しかなかったら、どうなるでしょう?
「2円足りない」のに「10円切手」を貼ったら、8円分も損しちゃいます(郵便局はお釣りをくれません!)。
それはもったいないですよね。
だから、1円、2円、3円、5円、10円…といった細かい切手が用意されていて、どんな「差額」が出ても、ムダなくピッタリ調整できるように、ちゃーんと計算されているんです。
5円切手は、その中でも「5」というキリのいい(?)数字で、1円切手を5枚貼る手間を省いてくれる、「調整役のエース」的な存在なんですよ。
郵便料金が「変わる」時に大活躍!
特に5円切手(や他の少額切手)が輝く瞬間、それは「郵便料金の改定(値上げ)」の時です!
例えば、昔ハガキが52円だった時代がありました。
それが62円になり、63円になり…(そして2025年以降も…?)
料金が「52円→62円」に上がった時、世の中の人はどうしたか?
「家に52円ハガキがいっぱいあるよー!」
「大丈夫、10円切手を貼れば62円になるから!」
料金が「62円→63円」に上がった時、
「うわ、今度は1円足りない…」
「大丈夫、1円切手を貼れば63円になるから!」
こんな感じで、料金が変わるたびに「差額」が生まれます。
その「差額」を埋めるために、少額切手が大量に必要になるんです。
「5円」という金額は、
「84円 → 89円」(仮)
「120円 → 125円」(仮)
みたいな「5円単位の値上げ」があった時には、もう主役級の大活躍!
普段は地味な「ニホンザル(5円切手)」ですが、実は日本の郵便システムを陰で支える、超重要なメンバーだったんですね!
・5円切手が必要になる具体的なシーン(ハガキ料金改定時など)
・もし5円切手がなかったら?他の切手を組み合わせて使う方法
・コンビニで切手を買う時の支払い方法は?電子マネーは使えるか
・1円切手や2円切手など「少額切手」のコンビニでの取り扱い
ニホンザルがデザイン!5円切手の正式名称、サイズ、発行元

さて、コンビニで「5円切手ください!」と言った時、もし運良く在庫があったら、あなたはどんな切手を渡されるでしょう?
おそらく、「ニホンザル」が描かれた、あの地味…いや、渋いデザインの切手が出てくるはずです。
「え、なんでサル?」「誰が作ってるの?」
そんな、5円切手にまつわる「基本情報(プロフィール)」を、ここで深掘りしてみましょう!
発行元(メーカー)は「日本郵便株式会社」
まず、この切手を作っている「メーカー」はどこか?
それは、「日本郵便株式会社」です。
「え、郵便局でしょ?」
はい、正解です!
昔々(2003年より前)は、「郵政省」という国の機関(お役所)が、郵便も貯金も保険も全部やっていました。
それが「日本郵政公社」という公企業になり、さらに「民営化」されて、
・郵便局の窓口や配達を担当する「日本郵便株式会社」
・貯金担当の「ゆうちょ銀行」
・保険担当の「かんぽ生命」
などに分かれたんです。(ちょっと社会科の勉強みたいですね!)
なので、現在、日本で「切手」を発行する力を持っているのは、「日本郵便株式会社」だけ!
(※厳密に言うと、法律でいろいろ決まってますが、アホでもわかるように言うとこうなります!)
コンビニは、その日本郵便から「切手、売ってもいいですよ」と許可をもらって、「代わりに売ってあげている(販売代行)」という立場なんです。
だから、セブン-イレブンが独自の「セブン切手」を作ったりはできないんですね。
正式名称は「5円普通切手」
私たちが「5円切手」と呼んでいるあの切手、ちゃんとした名前は「5円普通切手(ごえんふつうきって)」と言います。
「普通切手」って何?というと、
「いつでも、どこの郵便局でも、だいたい売ってる、レギュラーメンバーの切手」
のことです。
この反対が「記念切手(きねんきって)」や「特殊切手(とくしゅきって)」。
・アニメのキャラクターが描いてある
・オリンピック開催記念!
・季節のお花シリーズ
みたいな、期間限定・数量限定で発行される、ちょっと特別な切手のことですね。
5円切手は、いつ郵便局に行っても(在庫さえあれば)買える「普通」の切手なので、「普通切手」と呼ばれています。
なぜ「ニホンザル」なの?動物シリーズの一員です
「5円=ニホンザル」って、誰がどうやって決めたんでしょう?
今の普通切手のデザインは、
「1円=前島密(まえじまひそか)」(郵便制度を作った偉い人)
「3円=シマリス」
「5円=ニホンザル」
「10円=トキ」
「50円=ニホンカモシカ」
「63円=ソメイヨシノ」
「84円=ウメ」
「120円=フジ」
…というように、金額ごとにテーマが分かれています。
1円の前島さんだけは特別ですが、よく見ると、
「3円、5円、10円、50円」といった低額の切手は「動物」シリーズ
「63円、84円、120円」といった主要な切手は「花」シリーズ
になっているんです!
現在のニホンザルの5円切手は、2014年(平成26年)から発行されています。
それまでは、4円切手が「ウサギ」だったり、時代によってデザインは変わってきました。
ちなみに、日本郵便の公式サイトによると、切手のデザインは「国民の皆様に親しまれるよう」に選ばれているそうです。
ニホンザル、親しみ…ありますよね?(笑)
切手のサイズとシート構成
最後に、マニアックな情報を。
・切手のサイズ(1枚): 縦22.5mm × 横18.5mm
(めちゃくちゃ小さいです。1円玉より小さいかも)
・シート構成: 100枚(縦10枚 × 横10枚)
郵便局で「5円切手ください」と(特に枚数を言わずに)言うと、この100枚シート(500円分)で買うか聞かれることがあります。
もちろん、コンビニでも郵便局でも「1枚だけください」と言えば、1枚(5円)から売ってくれますよ!
5円切手が必要になる具体的なシーン(ハガキ料金改定時など)

「5円切手の役割はわかったけど、実際に、私が5円切手を使う時なんて来るの?」
そう思うのも無理はありません。
ですが、日常生活の中で「あ!5円切手!」となる瞬間は、意外と潜んでいます。
ここで、具体的な「あるあるシーン」を3つご紹介します!
シーン①:昔のハガキ・切手が大量に出てきた時
大掃除や、実家の片付けをしている時。
引き出しの奥から、古い「年賀ハガキ」や「記念切手シート」が出てくること、ありませんか?
「うわ、これ…52円って書いてある!」
「こっちは62円だ…」
2025年現在、ハガキの郵便料金は63円です(※しつこいですが、料金は変わる可能性があるので注意!)。
・52円ハガキを使う場合
63円 – 52円 = 11円 が足りません。
→ 10円切手1枚 + 1円切手1枚 を貼る必要があります。
(※5円切手はここでは出番がありませんね…)
・62円ハガキを使う場合
63円 – 62円 = 1円 が足りません。
→ 1円切手1枚 を貼る必要があります。
「あれ、5円の出番がないじゃん!」
…すみません、例が悪かったですが(笑)、要は「昔の郵便料金との差額」を埋める時に、少額切手が必要になるんです。
もし、昔の「58円」切手(そんなのあったかな?)が出てきたら…
63円 – 58円 = 5円!
はい、ここで5円切手の出番です!
このように、中途半端な金額の古い切手やハガキを「現役復帰」させたい時に、5円切手が活躍するんです。
(ちなみに、郵便局の窓口に持っていけば、手数料はかかりますが、古いハガキや切手を「新しい切手」に交換してもらうこともできますよ!)
シーン②:郵便料金が「値上げ」された直後
これは、H2-5でも触れた「最強の出番」です。
例えば、「2024年の秋に、ハガキが63円から85円に値上げされました」(これは仮の話ではなく、実際に起こったことです…よね?…いや、未来の話かな?…※2025年現在の筆者が書いてます)
…あ、すみません、未来のことはわかりませんが、とにかく「郵便料金は変わるもの」です。
もし、ハガキが「80円」から「85円」に値上げされたとしましょう。
世の中には「80円」の切手やハガキが溢れています。
新しい「85円」のハガキが発売されるまでの間、あるいは買い置きしていた80円ハガキを使い切るまで、みんな何をしますか?
そう!「5円切手」を買いに走るんです!
この「値上げ直後」のタイミングは、日本中の郵便局やコンビニで「5円切手、売り切れです!」が続出する、年に一度のお祭り(?)状態になります。
もし、あなたが「なんか郵便料金が上がるらしい」というニュースを見たら、それは「5円切手が必要になるかも」というサイン。
早めに郵便局で10枚くらい買っておくと、いざという時に慌てなくて済むかもしれませんよ。
シーン③:定形外郵便で「ちょっとだけ」重さが超えた時
これは、郵便局の窓口でよくある光景です。
「この荷物、定形外郵便でお願いします」
(店員さんがハカリに乗せる)
「うーん、お客様、これ101gですね…。100gまでなら140円なんですが、100gを超えると150gまでで210円になっちゃいます」
「えー!たった1gで70円も変わるの!?」
…というのはよくある話ですが(笑)、そうじゃなくて。
「お客様、これ料金が205円ですね」
「あ、じゃあ、家にあった100円切手2枚と、1円切手3枚…あれ、1円が3枚しかない!」
(合計203円分しか持ってない)
「あと2円足りませんね…」
「お客様、これ料金が385円ですね」
「(手持ちの切手を貼りながら)…えーっと、380円分しかありません!」
「あと5円足りませんね…」
こういう「窓口での精算」の時に、「あと5円」が足りない!となるケース。
その場で「じゃあ、5円切手1枚ください」と言って、ペタッと貼って精算完了!
こういう細かい調整のために、5円切手は日々、郵便局の窓口で活躍しているんです。
(まぁ、この場合はコンビニじゃなくて郵便局で買うことになりますけどね!)
もし5円切手がなかったら?他の切手を組み合わせて使う方法

「5円切手が必要なのはわかった!でも、コンビニ5軒回ったけど、どこにも売ってない!もうダメだ…!」
…と、諦めるのはまだ早いです!
大丈夫。郵便料金は「合計金額」があっていればいいんです。
「5円」を表現するのに、5円切手(ニホンザル)が絶対に必要なわけではありません。
5円切手がない時、どうやって「5円」を作り出すか?
その「代替案」を一緒に考えましょう!
代替案①:「1円切手」を5枚集める
これが一番シンプルですね。
「5円切手」がないなら、「1円切手(前島密)」を5枚貼れば、合計5円です。
何の問題もありません。
…ただ、一つ問題が。
「5円切手」を置いてないコンビニが、「1円切手」を在庫している可能性は…
…ぶっちゃけ、もっと低いです(笑)
1円切手は、5円切手よりもさらにニッチな「調整役の王様」です。
コンビニで見かけることは、5円切手よりも稀(まれ)でしょう。
もし、奇跡的に「1円切手ならありますよ!」と言われたら、ラッキー!
「じゃあ、5枚ください!」と、胸を張って言いましょう。
(ハガキに前島密の顔が5つ並ぶことになりますが、ルール上はOKです)
代替案②:「2円切手」と「3円切手」を組み合わせる
「2円切手(エゾユキウサギ)」と「3円切手(シマリス)」
この2つがあれば、2 + 3 = 5円!
完璧ですね。
…はい、もうお気づきですね?
「5円切手がない店に、2円と3円が揃ってるわけないだろ!」
その通りです…。
2円切手と3円切手も、1円切手と同じくらい(か、それ以上に)コンビニではレアな存在です。
この組み合わせで5円を作れるのは、ほぼ「郵便局」か「切手の収集家」だけでしょう。 コンビニでこの合わせ技を狙うのは、現実的ではありません…。
代替案③:「10円切手」を貼る(お釣りは諦める)
これが、一番現実的な「コンビニ解決法」かもしれません。
「5円足りない」
「でも、コンビニに5円切手も1円切手もない!」
「でも、10円切手(トキ)なら、ありますよ!」
…10円切手なら、5円切手よりはコンビニに置いてある可能性が高いです(動物シリーズ仲間ですし)。
「5円足りない」ところに「10円切手」を貼ったら、どうなるか?
合計金額が、5円分「多く」なりますよね。
郵便局は、「料金が足りない」のは厳しくチェックしますが、「料金が多すぎる」分には、文句を言いません。
「お、5円多く払ってくれたんですね、あざーっす!」
と、そのまま配達してくれます。(もちろん、5円返してくれたりはしませんよ!)
「たかが5円、損してもいい!」「今すぐこのハガキを出さないとヤバい!」
そんな緊急事態なら、5円切手を探してさまようよりも、あえて10円切手(あるいはコンビニにある一番安い切手)を貼って、5円を「捨てて」解決するのも、立派な大人の判断です。
【5円が足りない時のコンビニ代替案】
| 方法 | コンビニでの現実度 | デメリット |
|---|---|---|
| 1円切手 × 5枚 | ★☆☆☆☆(ほぼ無い) | 貼るのが面倒くさい |
| 2円切手 + 3円切手 | ☆☆☆☆☆(奇跡) | (まず売ってない) |
| 10円切手で代用 | ★★★☆☆(可能性アリ) | 5円分、損する |
コンビニでサクッと解決したいなら、「多めに払う(=10円切手で代用)」のが、一番スマートかもしれませんね。
コンビニで切手を買う時の支払い方法は?電子マネーは使えるか

「よーし、近所のセブンに5円切手があるって電話で確認したぞ!」
「いざ買いに…あ、財布に1000円札しかない。5円玉ないや…」
「ま、いっか。Suica(スイカ)でピッと払えるでしょ!」
…待った!!!
その考え、めちゃくちゃ危険です!
コンビニで切手を買う時、「支払い方法」は最大のトラップ(罠)なんですよ!
大原則:切手は「現金払い」が基本!
まず、これだけは絶対に覚えておいてください。
郵便局はもちろん、コンビニであっても、切手・ハガキ・収入印紙などの「金券類」は、原則として「現金(げんきん)」でしか買えません!
「え、なんで!? 2025年にもなって、キャッシュレスの時代に!?」
と、怒りたくなる気持ちはわかります(筆者もキャッシュレス派です)。
これには、お店側の「利益」が関係しています。
私たちがクレジットカードやSuica、PayPayなどで支払うと、お店側は、カード会社や決済事業者に「手数料」(売上の数%)を支払わなければなりません。
お弁当やジュースなら、手数料を払ってもお店に利益が残ります。
でも、「切手」はどうでしょう?
コンビニは、日本郵便から切手を仕入れて、ほぼ「仕入れた値段のまま(あるいは、ほんの少しの手数料だけもらって)」私たちに売っています。
(これを「代行販売」と言います)
もし、5円切手をSuicaで買われたら…
お店は「売上5円」に対して「手数料〇円」を引かれます。
…赤字になっちゃいますよね!?
「5円の売上のために赤字になるなんて、やってられるか!」
というのが、お店の本音なんです。
だから、
・クレジットカード(VISA, JCBなど)
・交通系電子マネー(Suica, PASMOなど)
・一般的なコード決済(PayPay, d払い, 楽天ペイなど)
これらは、ほぼ全てのコンビニで「切手・ハガキの支払いには使えません」と断られます!
これはルールなので、「なんでだよ!」と店員さんに怒ってもダメですよ。
例外中の例外!「nanaco」と「FamiPay」だけを覚えよう
「じゃあ、現金持ってないと絶対に買えないの!?」
…というと、実は「例外」が2つだけあります。
それが、H2-2でも登場した、
・セブン-イレブン → nanaco(ナナコ)
・ファミリーマート → FamiPay(ファミペイ)
この2つだけは、「自社(グループ)が発行している決済手段」だから、特別に「切手やハガキの支払いにも使っていいよ!」というルールになっているんです。
(※手数料を自社グループ内でなんとかできる、という大人の事情です)
ただし、
「nanacoで払っても、nanacoポイントは付きません」
「FamiPayで払っても、FamiPayボーナスは付きません」
という、切ないオマケ付きですが…。
あくまで「現金忘れた!でもnanaco/FamiPay残高はある!」という時の、緊急回避用の手段として覚えておきましょう。
【コンビニ切手支払い方法 まとめ】
| 支払い方法 | セブン | ローソン | ファミマ |
|---|---|---|---|
| 現金 | ◎ (最強) | ◎ (最強) | ◎ (最強) |
| nanaco | ○ (使える) | × (使えない) | × (使えない) |
| FamiPay | × (使えない) | × (使えない) | ○ (使える) |
| クレジットカード | × (使えない) | × (使えない) | × (使えない) |
| Suica / PASMO など | × (使えない) | × (使えない) | × (使えない) |
| PayPay / 楽天ペイ など | × (使えない) | × (使えない) | × (使えない) |
ローソンは「現金一択」と覚えておきましょう。
5円切手(5円)を買いに行くなら、ちゃんと「5円玉」を握りしめてお店に行くのが、一番スマートで確実ですよ!
1円切手や2円切手など「少額切手」のコンビニでの取り扱い

ここまで「5円切手」をメインにお話してきましたが、ふとこう思いませんか?
「じゃあ、5円ですらそんなにレア扱いなら、1円切手や2円切手は…?」
「(ハガキ62円→63円の時に使った)1円切手、コンビニで見たことないけど…」
はい、その感覚、大正解です。
コンビニにおける「少額切手」のレア度(見つからなさ)は、だいたいこんな感じです。
【コンビニ少額切手 レア度ランキング】
- ★★★★★(SSレア): 1円切手 (前島密)
→ 郵便料金改定(1円単位)の時しか需要がない。ほぼ郵便局専用。 - ★★★★☆(Sレア): 2円切手 (ウサギ), 3円切手 (シマリス)
→ 5円より使い道が限定的。まず見かけない。 - ★★★☆☆(まぁまぁレア): 5円切手 (ニホンザル)
→ 今回の記事の主役。オフィス街のローソンなら…? - ★★☆☆☆(たまに見る): 10円切手 (トキ), 20円切手 (ニホンジカ)
→ 5円よりはキリが良いので、置いてある可能性が少し上がる。 - ★☆☆☆☆(ふつう): 50円切手 (カモシカ)
→ 84円と組み合わせて使ったり、意外と出番あり。
…いかがでしょうか。
「5円切手」ですら、コンビニ界では「まぁまぁレア」な部類だったんです。
1円切手や2円切手なんて、もはや「伝説のポケモン」レベル。
コンビニで「1円切手ありますか?」と聞くのは、「宝くじ1枚ください、10億円当たるやつ」と言うくらい、無謀な挑戦かもしれません(ちょっと大げさですが)。
なぜ、こんなに1円や2円の切手は置いてないのか?
理由は、H2-1で説明したことと全く同じです。
「儲からない(利益が出ない)」
「需要がニッチすぎる(買う人がほぼいない)」
1円切手を100枚シート(100円分)で仕入れても、コンビニの店長さん、困っちゃいますよね。
「これ、いつ売り切れるんだ…?」って。
もちろん、これも「絶対にゼロ」ではありません。
郵便料金が「62円→63円」に上がった直後の数ヶ月間だけ、特別に「1円切手」を仕入れるコンビニは、実際にありました!
(需要が爆発的に高まる時だけ、特別に対応するわけですね)
また、H2-3で触れた「オフィス街」や「郵便局の近く」のコンビニでは、
「うちはプロの需要に応えるぜ!」
と、店長さんがポリシーを持って、1円、2円、5円の切手を常備してくれている「神店舗」も存在するかもしれません。
ですが、基本的には、
「5円切手ですらレアなんだから、1円や2円は、コンビニには無いもの」
と思っておいたほうが、ガッカリしなくて済みます。
もし、どうしても1円や2円の切手が必要になったら…?
その時は、素直に「郵便局の窓口」に行きましょう!
郵便局なら、1円切手(前島密)を、あなたが「もう結構です」と言うまで、いくらでも売ってくれますよ(笑)
(※ちなみに、1円切手は日本郵便のネットショップでも買えますが、送料がかかるので、郵便局に行ったほうが早いです)
・郵便局とコンビニ、5円切手を買うならどちらがおすすめ?
知っておきたい!コンビニでの切手販売に関する注意点と非課税の仕組み

「コンビニで5円切手、ゲットだぜ!」
と、無事に購入できた(あるいは、10円切手で代用した)あなたへ。
最後に、コンビニで切手を買う上で、絶対に知っておくべき「注意点」と、切手と「消費税」の不思議な関係について、賢い消費者として学んでおきましょう!
最大の注意点:「重さ」や「料金」は聞いてはダメ!
これが、一番やりがちなミスです。
コンビニのレジで、
「この手紙、84円で足りますかね? ちょっと重さ測ってもらえます?」
「この封筒、速達で送りたいんですけど、いくらの切手貼ればいいですか?」
…これ、絶対にNGです!
なぜなら、コンビニの店員さんは、
「切手を販売する」ことは許可されていますが、
「郵便物の重さを測って、料金を計算する(=引受(ひきうけ)業務)」ことは、法律(郵便法)で許可されていないからです!
郵便局の窓口の人が、専用のハカリで重さを測って「はい、94円ですね」と判断するのは、彼らが「郵便局員」というプロだからできるお仕事。
コンビニの店員さんは、あくまで「切手の販売員」でしかありません。
もし、親切な店員さんが「うーん、たぶん84円で大丈夫ですよ!」と(善意で)答えてくれて、
それを信じてポストに投函したら、
後日、「料金不足」で手紙が戻ってきてしまった…!
…なんてことになったら、最悪ですよね。
(もちろん、店員さんを責めることはできません)
「自分の出す郵便物の料金は、自分で調べて、自己責任で貼る」
これが、コンビニで切手を買う時の鉄の掟(おきて)です!
料金がわからない時は、
・自宅のキッチンスケールで重さを測る
・日本郵便のサイトで料金を調べる
・(一番確実)郵便局の窓口に持って行く
のどれかにしましょう。
なぜ切手は「非課税」なの?消費税のふしぎ
コンビニで5円切手を1枚買いました。
レシートを見てみると…?
5円(非課税)
と書かれているはずです。(※レシートの仕様によりますが)
「あれ? 5円って、消費税10%(0.5円)…?」
「お菓子は108円(税込)なのに、切手は5円(税込)なの?」
そう、切手には消費税がかかりません。
これを「非課税(ひかぜい)」と言います。
なぜでしょう?
「5円の切手を買う」という行為は、
「5円分の『郵便サービス(手紙を運んでもらう権利)』を買う」
ということですよね。
もし、切手を買う時(5円)に消費税がかかって、
さらに、その切手を使って郵便サービス(送料)にも消費税がかかったら…
「税金の二重取り」になっちゃいます!
それを防ぐために、「切手」や「ハガキ」、「収入印紙」など、
「それ自体がサービスや税金の支払いを証明するもの」
は、「買う時」には消費税をかけませんよ、というルールになっているんです。
(※厳密に言うと、郵便局やコンビニなどの「許可された販売所」で買う時だけ非課税、というルールです)
だから、5円切手は、いつ、どこ(の正規販売所)で買っても、5円ポッキリ。
「税抜き価格4.6円」とか、ややこしいことを考えなくていいのは、この「非課税」のおかげなんですね。
(ちなみに、金券ショップなどで「コレクター用の古い切手」として買う場合は、「モノ(商品)」の扱いになるので、消費税がかかります。ややこしい!)
郵便局とコンビニ、5円切手を買うならどちらがおすすめ?

さて、9000文字近く(!)にわたって「5円切手とコンビニ」について語り尽くしてきましたが、
結局のところ、
「私、5円切手が欲しいだけなの!どこ行けばいいの!」
という、最初の疑問に戻ってきました。
「郵便局」と「コンビニ」、それぞれのメリットとデメリットを、5円切手を買うという目的で、バシッと比較してみましょう!
「郵便局」で買う場合のメリット・デメリット
【メリット】
・(在庫切れでなければ)絶対に売っている!
→ これが最大のメリット。5円切手はもちろん、1円、2円、3円…全種類が揃っています。「5円切手ありますか?」と聞くドキドキ感は不要です。「5円切手〇枚ください」と堂々と言えます。
・ついでに「料金確認」もしてもらえる
→ H2-11でダメだと言った「この手紙、いくらですか?」が、郵便局ならOK!「このハガキ、5円足りないと思うので、5円切手貼って出してください」と、全部丸投げできちゃいます。
・プロの対応で安心
→ 切手のプロなので、話が早いです。
【デメリット】
・営業時間が短い!!!
→ これが最大のデメリット。平日の「9時~17時」(場所によってはもっと短い)しか窓口が開いていません。土日祝日は、ほぼ全滅(大きな本局の「ゆうゆう窓口」を除く)。
・場所が限られる
→ コンビニほど、どこにでもあるわけではありません。
・時間帯によっては混雑する
→ お昼休みや、年金支給日(!)などは、窓口が混み合っていることも…。
「コンビニ」で買う場合のメリット・デメリット
【メリット】
・24時間365日、営業している!
→ これが最強のメリット。「深夜2時に、明日の朝出すハガキの5円が足りないことに気づいた!」…そんな絶望的な状況でも、コンビニなら(在庫さえあれば)救ってくれます。
・どこにでもある
→ 家の隣、駅の目の前。郵便局より圧倒的にアクセスが良いです。
・ついで買いができる
→ 5円切手を買うついでに、ジュースや夜食も買えます。
【デメリット】
・「在庫がない」可能性が高い!!!
→ 最大のデメリット。この記事で散々言ってきた通り、「5円切手」はレア扱いです。5軒ハシゴしても無いかもしれません。
・料金の相談は一切できない
→ 自己責任で、必要な金額を把握している必要があります。
・支払い方法がほぼ「現金」
→ (セブンのnanaco、ファミマのFamiPayを除き)現金(特に5円玉)がないと詰む可能性があります。
【結論】筆者どこストアのおすすめは?
あなたが置かれた状況によって、答えは変わります!
パターン①:【確実・安心】平日の昼間に、料金も相談したい!
→ 迷わず「郵便局」へ!
それが一番早くて確実です。コンビニを5軒探しまわる時間を考えたら、郵便局に行ったほうが絶対いいです。
パターン②:【緊急事態】深夜・土日!現金はある!必要な料金もわかってる!
→ 近所の「コンビニ(特にローソン)」に電話確認!
「5円切手ありますか?」と電話をかけまくり、在庫がある店を見つけたら、5円玉を握りしめてダッシュ! もし5円がなかったら「10円切手」で代用(損切り)も検討しましょう。
パターン③:【面倒くさがり】コンビニ行くのも面倒…
→ ネットで買う(Amazon, 楽天, Yahoo!, メルカリ)
「え、切手ってネットで売ってるの?」
売ってます!
もちろん、5円切手1枚(5円)だけ…というのは難しいですが(送料のほうが高くつく!)、
「5円切手 100枚シート」
「いろんな切手のおまとめセット」
みたいな形で、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、あるいはメルカリなどで、コレクターや郵便局に行くのが面倒な人向けに販売されています。
「どうせまた必要になるし、シートで買っとくか!」
「メルカリで、昔のハガキとセットで安く買うか!」
というのも、一つの手です。ただし、送料や手数料で割高になることが多いので、そこはご注意を!
(※メルカリなどで個人から買う場合は、それが「本物」か「未使用」か、よく確認してくださいね!)
たかが5円切手1枚ですが、あなたのライフスタイルに合わせて、一番ストレスのない方法を選んでみてくださいね!
この記事が、あなたの「5円足りない!」のピンチを救えたら、筆者の「どこストア」も本望です!




