メレックス販売中止の真相と代替薬最新情報!クロキサゾラム成分の今後とメーカー変更後の処方・購入ルート完全ガイド

「あれ、いつも飲んでるメレックスが販売中止になるって本当?」「薬局でもらえなくなったらどうしよう…」
そんな不安なウワサを耳にして、慌てて検索してきた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、メレックスが完全に市場から消えてなくなったわけではありません。
しかし、製造販売元が変わるなど、いくつかの大きな変更がありました。それが「販売中止」というウワサの原因になっているんです。
この記事では、メレックスの現状について、筆者の「どこストア」が2025年現在の最新情報を徹底的に調査しました!
不安を抱えているあなたの疑問がすべて解決できるように、分かりやすく解説していきますね。
・メレックスの主成分「クロキサゾラム」ってどんな薬?作用と効果を再確認
・メレックス錠・細粒の製造販売元は現在どうなっている?承継後のメーカー名を特定
・第一三共から他社へ!製造販売権の承継が意味することとユーザーへの影響
・【代替薬ガイド】メレックスが手に入らない場合の処方薬選びのポイント
- メレックス錠が「販売中止」と検索される理由とは?メーカーからの公式発表を解説
- メレックスの主成分「クロキサゾラム」ってどんな薬?作用と効果を再確認
- メレックス錠・細粒の製造販売元は現在どうなっている?承継後のメーカー名を特定
- 第一三共から他社へ!製造販売権の承継が意味することとユーザーへの影響
- 【代替薬ガイド】メレックスが手に入らない場合の処方薬選びのポイント
- クロキサゾラム系ジェネリック(後発品)は存在する?入手難易度の現状
- 現在メレックスを服用している方が知っておくべき「残薬問題」と対策
- 医師に相談する際に伝えるべきこと!スムーズに代替薬へ移行する方法
- 個人輸入代行サイトでの「メレックス」購入は危険?法的なリスクを解説
- そもそもメレックスはどこで購入・処方されていた?病院・クリニックでの取り扱い
- 【最新動向】2025年現在、医療現場で推奨されている主な抗不安薬リスト
- まとめ:メレックスの販売中止情報に惑わされず安心して治療を続けるために
メレックス錠が「販売中止」と検索される理由とは?メーカーからの公式発表を解説

まず、皆さんが一番心配されている「販売中止」のウワサの真相からハッキリさせましょう。
「メレックス 販売中止」と検索すると、たくさんの情報が出てきて混乱してしまいますよね。
このウワサが広まったのには、実はちゃんとした理由があるんです。
「販売中止」は半分本当で半分誤解?
いきなり「どっちなの?」とツッコミが入りそうですが、これが一番正確な表現なんです。
実は、2021年頃に、メレックスを製造販売していた大手製薬メーカーの第一三共株式会社が、「メレックス錠0.5mg」「メレックス錠1mg」「メレックス細粒0.1%」の製造販売承認を、他の会社に引き継ぐ(承継する)と発表しました。
これは、第一三共としては「メレックスの取り扱いをやめる」ということ。
この情報が、「第一三共がメレックスの販売を中止する」という形で広まりました。
確かに、第一三共というブランドでのメレックスは市場から無くなるわけですから、「販売中止」という表現も間違いではありません。
しかし、メレックスという薬そのものが、この世から消えてなくなるわけではなかったのです。
なぜ「承継」されたの?
「なんでわざわざ他の会社に引き継ぐの?」と思いますよね。
これには、製薬会社のさまざまな事情が絡んでいます。
メレックスは1980年代に登場した、比較的古い薬です。
薬には「特許」というものがあり、開発した会社が独占的に販売できる期間が決まっています。
特許が切れると、他の会社も同じ成分の薬(ジェネリック医薬品)を作れるようになります。
メレックスのような長く使われてきた薬(長期収載品と呼ばれます)は、ジェネリックが登場すると価格競争になり、開発したメーカー(先発品メーカー)の利益は少なくなっていきます。
そのため、先発品メーカーは、利益が少なくなった長期収載品を他の会社(ジェネリックメーカーや、長期収載品を専門に扱う会社)に売却・承継して、その資金で新しい薬(新薬)の開発に集中する、という経営戦略をとることが多いんです。
第一三共も、おそらくそうした戦略の一環として、メレックスの権利を他社へ承継したと考えられます。
これは製薬業界ではごく一般的に行われていることなんですよ。
医療現場での混乱とウワサの拡散
メーカーが変わると、薬の名前は同じ「メレックス」でも、薬のパッケージデザインや、錠剤に刻印されているマークが変わることがあります。
また、切り替えのタイミングで、一時的に薬局の在庫が不安定になったり、古いパッケージ(第一三共のもの)の在庫がなくなったら「販売中止になりました」と説明する薬局があったりしたかもしれません。
こうした情報が患者さんの間で伝わり、「メレックスがなくなるらしい!」という不安なウワサとして一気に広まってしまったんですね。
2025年現在、メレックスは承継先のメーカーによって安定して製造・供給されています。
ですから、「もう二度と手に入らない」というわけではないので、まずは安心してくださいね。
製薬会社のこうした発表は、PMDA(医薬品医療機器総合機構)のウェブサイトなどで確認することができますよ。
とはいえ、かかりつけの薬局で「もう取り扱いがありません」と言われてしまったら、不安になりますよね。
次のセクションからは、メレックスがどんな薬なのかを再確認しつつ、今どうすれば手に入るのか、代わりの薬はあるのか、という具体的な疑問に答えていきます。
メレックスの主成分「クロキサゾラム」ってどんな薬?作用と効果を再確認

メレックスの販売元が変わっても、薬そのものの価値は変わりません。
ここで一度、メレックスがどんな薬なのか、その主成分「クロキサゾラム」の働きについて、分かりやすくおさらいしてみましょう。
今飲んでいる薬のことを正しく知っておくのは、とっても大切なことです。
メレックスの成分「クロキサゾラム」とは?
メレックスの一般名(成分名)は「クロキサゾラム(Cloxazolam)」と言います。
このクロキサゾラムは、「ベンゾジアゼピン系」というグループに分類されるお薬です。
「ベンゾジアゼピン系」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、不安を和らげたり、眠りを助けたりする薬として、世界中で非常によく使われている成分のグループ名です。
聞いたことがあるかもしれませんが、デパス(エチゾラム)やリーゼ(クロチアゼパム)、ワイパックス(ロラゼパム)、ソラナックス・コンスタン(アルプラゾラム)なども、同じベンゾジアゼピン系の仲間なんですよ。
どんな作用で効くの?
私たちの脳の中には、神経の興奮を鎮めてくれる「GABA(ギャバ)」という物質があります。
チョコレートなどにも含まれているので、名前は聞いたことがあるかもしれませんね。
クロキサゾラム(メレックス)は、この「GABA」が脳内で働くのを強力にサポートする役割を持っています。
GABAの働きが強まると、脳の過剰な興奮や緊張がスーッと和らいでいきます。
これが、メレックスが不安や緊張に効くメカニズムです。
メレックスの効果と特徴
メレックス(クロキサゾラム)は、主に以下の4つの作用を持っています。
- 抗不安作用:不安や緊張を和らげる(これがメインの作用です)
- 催眠作用:眠気を誘い、寝つきを良くする
- 筋弛緩作用:筋肉のこわばりをほぐす
- 抗けいれん作用:けいれんを抑える
これらの作用により、メレックスは以下のような症状の治療に使われます。
| 分類 | 具体的な症状・疾患 |
|---|---|
| 神経症 | 不安障害、強迫性障害、恐怖症、パニック障害など |
| 心身症 | ストレスが原因で体に症状が出るもの(過敏性腸症候群、胃潰瘍、高血圧など) |
| その他 | うつ病や統合失調症に伴う不安・緊張、睡眠障害 |
メレックスの特徴としては、ベンゾジアゼピン系の中でも作用時間が「中間型」に分類されることです。
効果が比較的マイルドで、持続時間も長すぎず短すぎず、バランスが良いとされています。
そのため、日中の不安を継続的に抑えたい場合などによく処方されてきました。
知っておきたい注意点
メレックスは非常に優れた薬ですが、注意点もあります。
それは、「依存性」と「離脱症状」のリスクです。
ベンゾジアゼピン系の薬を長期間、大量に飲み続けると、薬がないと不安になったり(精神的依存)、体が薬に慣れてしまって効きにくくなったり(耐性)、急にやめると強い不安や不眠、手の震えなどが起こったり(離脱症状)することがあります。
そのため、メレックスは医師の指示通りに正しく服用し、自分の判断で急にやめたり、量を増やしたりすることは絶対にしないでください。
やめたいと思った時も、必ず医師に相談して、少しずつ時間をかけて減らしていく必要があります。
メレックスは、私たちの生活を助けてくれる大切な薬です。
だからこそ、その特性をよく理解して、上手に付き合っていくことが重要ですね。
メレックス錠・細粒の製造販売元は現在どうなっている?承継後のメーカー名を特定

さて、「販売中止」のウワサの発端となった「メーカーの変更」について、2025年現在の最新情報を具体的にお伝えします。
「じゃあ、一体どこの会社がメレックスを引き継いだの?」という疑問にハッキリお答えしますね。
第一三共から「アルフレッサ ファーマ」へ
2021年12月1日付で、メレックス錠およびメレックス細粒の製造販売承認は、第一三共株式会社からアルフレッサ ファーマ株式会社へと承継されました。
「アルフレッサ ファーマ」という会社名、初めて聞いたという方もいるかもしれませんね。
アルフレッサ ファーマは、医薬品の卸売(薬を病院や薬局に届ける)で非常に大きなシェアを持つ「アルフレッサ ホールディングス」のグループ会社で、主にジェネリック医薬品や、メレックスのような長期収載品(特許が切れた先発品)の製造販売を行っている会社です。
つまり、メレックスは「新薬を開発する大手メーカー」から、「ジェネリックや長期収載品を安定供給する専門のメーカー」へと、お引っ越ししたわけです。
第一三共株式会社の公式サイトにも、過去のお知らせとして承継の情報が掲載されています。
承継先は一社だけじゃない?
実は、製薬業界の承継はもう少し複雑な場合があります。
第一三共が承継を発表した後、さらに別の会社へ販売が移管されたり、複数の会社が関わったりすることもあります。
ただし、私たち患者にとって一番大切なのは、「誰が責任を持ってこの薬を製造・販売しているか」ですよね。
2025年現在、医療現場でメレックスを処方してもらう場合、その供給責任を持っている中心的な会社が「アルフレッサ ファーマ」であると理解しておけば大丈夫です。
薬局での取り扱い状況はどうなった?
メーカーが変わったことで、薬局での対応も変わった可能性があります。
例えば、こんなケースが考えられます。
-
- これまで通り「メレックス」を置いている薬局:
承継先のアルフレッサ ファーマから新しいパッケージのメレックスを仕入れて、これまで通り処方しているケース。これが一番多いパターンです。
- これまで通り「メレックス」を置いている薬局:
-
- 「メレックス」の在庫がなくなった薬局:
第一三共からの供給が止まり、新しいメーカーからの仕入れに切り替えるタイミングで在庫がなくなったり、あるいは薬局の方針として「この機会に取り扱いをやめる」と判断したりしたケース。
- 「メレックス」の在庫がなくなった薬局:
- ジェネリック医薬品を推奨する薬局:
メレックス(先発品)のメーカーが変わったことを機に、もし同じ成分のジェネリックがあれば、そちらへの切り替えを積極的に勧める薬局もあるかもしれません。(メレックスのジェネリックについては後ほど詳しく解説します)
もし、かかりつけの薬局で「メレックスはもうありません」と言われた場合、それは「第一三共のメレックスは」もうないという意味か、「その薬局が」メレックス(アルフレッサ ファーマ版)の取り扱いをやめたという意味のどちらかである可能性が高いです。
決して「日本中どこを探してもメレックスは手に入らない」という意味ではないので、慌てないでくださいね。
第一三共から他社へ!製造販売権の承継が意味することとユーザーへの影響

「メーカーが変わったのは分かったけど、それって私たち患者に何か影響あるの?」
当然、そう思いますよね。毎日飲む薬のことですから、小さな変化も気になります。
製造販売権の「承継」が、私たちユーザー(患者)にどんな影響を与える可能性があるのか、具体的に見ていきましょう。
【影響1】薬の成分や効果は変わる?
結論から言うと、変わりません。
「承継」というのは、あくまで「その薬を製造販売する権利」が移動するだけです。
メレックスの主成分であるクロキサゾラムの含有量や、添加物、製造方法といった薬の根幹部分は、厚生労働省の承認を受けた内容から変えることはできません。
もし変えるのであれば、それはもう「別の薬」になってしまい、改めて承認を取り直す必要があります。
ですから、「メーカーが変わったから、薬が効かなくなった」とか「副作用が強くなった」ということは、理論上ありません。
もし体調に変化を感じたとしたら、それは「薬が変わった」という心理的な不安(プラセボ効果の逆)か、あるいは別の要因(体調や併用薬など)が関係している可能性が高いです。
安心して、これまで通り服用を続けてください。
【影響2】薬の見た目(パッケージ・錠剤)
これは、変わる可能性が高いです。
薬が入っているPTPシート(プチプチと押し出すシート)のデザインや、薬の箱のパッケージは、承継先のメーカーのデザインに一新されます。
また、錠剤そのものに刻印されている「社名コード」や「マーク」も、第一三共のものからアルフレッサ ファーマのものに変更されます。
いつもと見た目が違うと「違う薬を渡された!?」とビックリするかもしれませんが、薬剤師さんから「メーカーが変わったんですよ」と説明があったら、それは中身が同じメレックスのことなので安心してくださいね。
【影響3】薬の値段(薬価)
これも気になるところですよね。
日本の医療用医薬品の価格(薬価)は、国(厚生労働省)が公的に定めています。
メーカーが承継されたからといって、すぐに薬価が上がったり下がったりすることはありません。
ただし、薬価は定期的に(通常は2年に一度)見直されます。
メレックスのような長期収載品は、ジェネリックの普及率などに応じて段階的に価格が引き下げられていくルールがあります。
メーカー変更が直接の原因ではありませんが、今後も薬価改定のタイミングで、メレックスの価格(自己負担額)が少し安くなる可能性はあります。
【影響4】薬局での入手しやすさ
これが一番影響があるかもしれません。
前にも触れましたが、すべての薬局が、承継先のアルフレッサ ファーマのメレックスを新しく仕入れるとは限りません。
「うちの薬局は、もうメレックス(先発品)の取り扱いはやめて、同じ成分のジェネリック(もしあれば)か、別の種類の代替薬に切り替えてもらう方針にします」
と判断する薬局も出てくる可能性があります。
もし、かかりつけの薬局で「取り扱いが終了しました」と言われた場合は、慌てずに医師に相談するか、他の薬局(メレックスを置いている薬局)に処方箋を持っていく必要があります。
承継による最大の影響は、「薬局探し」が少し必要になるかもしれない、という点ですね。
・現在メレックスを服用している方が知っておくべき「残薬問題」と対策
・医師に相談する際に伝えるべきこと!スムーズに代替薬へ移行する方法
・個人輸入代行サイトでの「メレックス」購入は危険?法的なリスクを解説
・そもそもメレックスはどこで購入・処方されていた?病院・クリニックでの取り扱い
【代替薬ガイド】メレックスが手に入らない場合の処方薬選びのポイント

「かかりつけの薬局でメレックスがもらえなくなった…」
「引越し先では取り扱いがないみたい…」
そんな「メレックス難民」になってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
メレックス(クロキサゾラム)が手に入らない場合に考えられる「代替薬」について、選び方のポイントを解説します。
大前提として、代替薬は必ず医師の診察と処方箋が必要です。
「メレックスがないから、とりあえず家族の〇〇を飲もう」というのは絶対にダメですよ!
選択肢1:同じ成分の「ジェネリック医薬品」を探す
まず考えるのが、メレックスと同じ成分「クロキサゾラム」のジェネリック医薬品(後発品)ですよね。
成分が同じなので、理論上は効果も同じ。そして薬価はメレックス(先発品)よりも安くなります。
…なのですが、実はメレックス(クロキサゾラム)のジェネリックは、2025年現在、日本国内でほとんど流通していません。
「あれ?特許は切れてるはずなのに?」と思いますよね。
ジェネリックメーカーも商売ですから、市場規模が小さい(=あまり儲からない)と判断した薬のジェネリックは、開発・製造しないんです。
メレックスは、ベンゾジアゼピン系の中では比較的シェアが小さめだったため、ジェネリックを作るメーカーがほとんど現れなかった、というのが実情のようです。
ですから、「メレックスの代わりにジェネリックをもらう」という選択肢は、現実的にはかなり難しいと言えます。
選択肢2:同じ「ベンゾジアゼピン系」の別の薬に切り替える
これが最も現実的な選択肢になります。
メレックスと同じ「ベンゾジアゼピン系」で、似たような作用を持つ薬は、たくさんあります。
医師は、あなたの症状やメレックスの服用量、効き方などを考慮して、最適な別の薬を選んでくれます。
切り替え先の候補としてよく挙がる薬をいくつか紹介しますね。
| 薬の商品名(成分名) | 作用時間のタイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| リーゼ(クロチアゼパム) | 短期型 | 効き目がシャープで切れ味がよい。頓服(不安な時だけ飲む)にも使われる。 |
| デパス(エチゾラム) | 短期型 | 抗不安作用が強いが、依存しやすいため処方が厳格化されている。 |
| ワイパックス(ロラゼパム) | 中間型 | メレックスとタイプが似ている。抗不安作用が強く、パニック発作などにも使われる。 |
| ソラナックス(アルプラゾラム) | 中間型 | メレックスとタイプが似ている。抗うつ作用も併せ持つとされる。 |
| セルシン・ホリゾン(ジアゼパム) | 長時間型 | 古くからある薬。作用が長く続き、離脱症状が起きにくいとされる。 |
※上記はあくまで一例です。どの薬が合うかは個人差が大きく、医師の判断がすべてです。
メレックスは「中間型」なので、同じ中間型のワイパックスやソラナックスは切り替え先の候補になりやすいです。
ただし、作用の強さや効き方には個人差があります。
大切なのは、メレックスから別の薬に切り替える際、「力価(りきか)」を合わせることです。
力価とは「薬の強さ」のこと。例えば「メレックス 1mg」と「ワイパックス 1mg」は、同じ1mgでも強さが違います。
医師は「メレックス 1mg と同じくらいの強さになるように、ワイパックスなら 0.5mg にしよう」というように、専門的な知識で量を調整(換算)してくれます。
自己判断での切り替えは絶対にしないでくださいね。
選択肢3:ベンゾジアゼピン系以外の薬を検討する
これは、医師との相談の上で、治療方針を大きく見直す場合です。
前述の通り、ベンゾジアゼピン系の薬は「依存性」のリスクが常につきまといます。
そのため、2025年現在の医療現場では、「できるだけベンゾジアゼピン系は短期間の使用にとどめ、根本的な治療を目指しましょう」という考え方が主流になっています。
メレックスのメーカー変更を一つのキッカケとして、
- SSRIやSNRI:(抗うつ薬の一種。不安障害の根本治療によく使われる)
- タンドスピロン(セディール):(依存性のない、穏やかな抗不安薬)
- 漢方薬:(半夏厚朴湯、加味逍遙散など)
といった、依存性のリスクがない(または極めて低い)薬への切り替えを医師から提案されるかもしれません。
また、薬物療法だけでなく、カウンセリング(認知行動療法など)を併用して、不安を感じやすい考え方のクセ自体を直していく治療も推奨されています。
「メレックスがなくなる」というピンチは、もしかしたら「依存性のリスクから離れ、新しい治療法を試すチャンス」になるかもしれません。
ぜひ前向きに、医師と話し合ってみてください。
クロキサゾラム系ジェネリック(後発品)は存在する?入手難易度の現状

先ほどの「代替薬ガイド」でも少し触れましたが、「メレックスのジェネリック医薬品」について、もう少し詳しく深掘りしてみましょう。
薬代を安く抑えたい方にとって、ジェネリックの存在は非常に重要ですよね。
ジェネリックは「ほぼ存在しない」のが現状
結論から言うと、2025年現在、メレックス(クロキサゾラム)のジェネリック医薬品は、日本の市場ではほぼ流通していません。
「ゼロではない」かもしれませんが、少なくとも、どこの薬局でも簡単にもらえるような一般的なジェネリックは存在しない、と思っておいた方が良いでしょう。
「〇〇製薬のクロキサゾラム錠」といった薬を見たことがある人は、ほとんどいないはずです。
なぜメレックスのジェネリックは無いのか?
特許が切れているのにジェネリックが作られない理由は、主に「市場規模」と「薬の特性」にあります。
-
- 市場規模が小さい(儲からない)
これが最大の理由です。
メレックスは、同じベンゾジアゼピン系のデパスやソラナックス、リーゼといった超メジャーな薬と比べると、処方されている患者さんの数はそこまで多くありませんでした。
ジェネリックメーカーも、開発費用や製造ラインを確保するコストをかけてジェネリックを作っても、「あまり売れない」と判断すれば、製造に踏み切りません。
悲しいですが、ビジネスの原理ですね。
- 市場規模が小さい(儲からない)
- 薬の特性と「先発品信仰」
メレックスのような向精神薬(心に作用する薬)は、患者さんの中に「先発品じゃないと不安だ」という、いわゆる「先発品信仰」が根強く残っている領域でもあります。
「ジェネリックにしたら、効き目が変わるんじゃないか…」という不安から、医師も患者もジェネリックへの切り替えに消極的なケースがあります。
(理論上は同じ効果ですが、プラセボ効果で効き目が変わったと感じることはあります)
売れる見込みが薄いと、メーカーも参入しづらいのです。
もし「クロキサゾラムのジェネリック」を処方されたら?
万が一、あなたの知らないジェネリックメーカーが製造した「クロキサゾラム錠」を薬局で渡された場合。
それは、国がメレックス(先発品)と「生物学的に同等である」と認めた薬です。
主成分クロキサゾラムの量も、体への吸収のされ方も、先発品とほぼ同じになるように設計されています。
効果や安全性は、メレックスと変わらないと考えて大丈夫です。
もし不安な場合は、薬剤師さんに「これはメレックスと同じお薬ですか?」「どこのメーカーが作っているんですか?」と遠慮なく質問してみましょう。
丁寧に説明してくれるはずですよ。
まとめ:ジェネリック探しは諦めて代替薬を
現状、「メレックスの代わりに、安いジェネリックを探す」という努力は、残念ながら報われる可能性が低いです。
それよりも、前述したように「メレックス(先発品)をそのまま処方してくれる薬局を探す」か、「医師に相談して、別のベンゾジアゼピン系(こちらはジェネリックが豊富な薬も多い)や、他の系統の薬に切り替えてもらう」方が、はるかに現実的で建設的な解決策と言えますね。
現在メレックスを服用している方が知っておくべき「残薬問題」と対策

「メレックスが販売中止になるかもしれない!」
そんなウワサを聞いて、「今のうちにもらえるだけもらっておこう」と、手元にたくさんの薬を溜め込んで(残薬して)いませんか?
その気持ち、痛いほど分かります。
毎日飲んでいる薬がなくなるかもしれないというのは、命綱を失うような恐怖を感じますよね。
しかし、筆者のどこストアとしては、過度な残薬は絶対にオススメしません。
それには、ちゃんとした理由があるんです。
理由1:薬にも「使用期限」がある
食べ物に賞味期限があるように、薬にも「使用期限」があります。
処方された薬は、PTPシートや分包紙に包まれていますが、それでも時間とともに少しずつ品質が劣化していきます。
特にメレックスのような薬は、光や湿気に弱い性質を持っています。
何ヶ月も、あるいは1年以上も前に処方された古いメレックスを飲むのは、本来の効果が得られない可能性があるだけでなく、変質した成分が体に悪影響を与えるリスクもゼロではありません。
病院で処方される薬は、基本的に「次の診察までの分」を飲みきる想定で出されています。
何か月も溜め込むのは、安全とは言えません。
理由2:症状の変化に対応できない
「とりあえず1年分確保したから安心だ」と思っていても、あなたの体調や症状は、この先1年間ずっと同じとは限りませんよね。
症状が良くなって、本当は薬を減らせる(あるいは、やめられる)チャンスが来ているのに、「手元にたくさんあるから」という理由で飲み続けてしまう。
逆に、症状が悪化して、メレックスだけでは足りなくなっているのに、「まだ薬はあるから」と病院に行かずに我慢してしまう。
どちらも、あなたの健康にとって非常にマイナスです。
薬は、その時々の症状に合わせて、医師がジャストな量を処方するからこそ、安全で効果的な治療ができるんです。
理由3:「お守り」としての薬が依存を強める
「飲まなくても、持っているだけで安心する」
メレックスのような抗不安薬を、「お守り」代わりに持っている人は多いです。
しかし、「販売中止が怖いから」と大量に溜め込む行為は、その「お守り」への執着、つまり「精神的依存」を、あなた自身で強めてしまうことになります。
「こんなに溜め込まないと安心できないなんて、私はこの薬がないと生きていけないんだ…」
そんな風に、無意識に自分を追い込んでしまう可能性すらあります。
メレックスは(メーカーが変わっても)無くなりません。
その事実をしっかり受け止めて、過剰に溜め込むのをやめることが、依存から一歩踏み出すキッカケにもなるんですよ。
溜まってしまった残薬はどうすればいい?
もし、すでに手元にたくさんのメレックスが溜まってしまっているなら、絶対にやってほしいことがあります。
それは、「次回の診察時に、溜まった薬を全部病院(または薬局)に持っていくこと」です。
薬剤師さんや医師が、その薬の使用期限や保存状態を確認してくれます。
そして、「これはまだ飲めますね。じゃあ今回は処方する量を減らしましょう」とか、「これは古すぎるので処分して、新しいものを出しますね」と、適切に調整してくれます。
「溜め込んでいたのがバレたら怒られるかも…」なんて心配は無用です!
医療スタッフは、あなたがどれくらい薬を飲んでいるか(あるいは飲んでいないか)を正確に知る方が、よっぽど助かるんです。
残薬は、医療費の無駄遣いにもつながります。
正直に申告して、薬もお金も、そしてあなたの健康も、無駄にしないようにしましょうね。
医師に相談する際に伝えるべきこと!スムーズに代替薬へ移行する方法

「メレックスの取り扱いが薬局で終わるみたい…」
「メーカーが変わるのを機に、薬を見直したい」
そう思ったら、次にかかりつけの医師に相談することになります。
でも、なんて切り出せばいいか、緊張しますよね。
診察室という短い時間で、あなたの不安や希望を的確に伝え、スムーズに次のステップ(代替薬への移行など)に進むための「伝え方」のコツを、筆者どこストアが伝授します!
コツ1:「不安」をそのまま伝える
まず一番大事なのは、あなたが今、何に不安を感じているのかを正直に話すことです。
カッコつけたり、我慢したりする必要は一切ありません。
<伝え方の例>
- 「先生、ネットでメレックスが販売中止になるっていうウワサを見たんですが、本当ですか?」
- 「この前、薬局でメレックスのメーカーが変わるって聞いたんですが、薬がなくなるんじゃないかと思って、すごく不安で…」
- 「かかりつけの薬局が、もうメレックスを置かないみたいなんです。これからどうしたらいいですか?」
このように、情報(ウワサや事実)と、それに対するあなたの「感情(不安だ)」をセットで伝えると、医師は「ああ、この患者さんは今、薬の供給に不安を抱えているんだな」とすぐに理解できます。
コツ2:「今の効き目」と「希望」を具体的に伝える
次に、今のメレックスがあなたに合っているかどうか、そして今後どうしたいのかを具体的に伝えます。
<パターンA:メレックスを続けたい場合>
- 「今のメレックスは、私にすごく合っていると感じています。」
- 「日中の不安がちょうどよく和らぐので、できればこのままメレックスを続けたいです。」
- 「もし今の薬局でダメなら、メレックスを処方してくれる他の薬局を探したいのですが…」
<パターンB:代替薬への変更も検討している場合>
- 「メレックスは効いているんですが、最近ちょっと眠気が強く出ることがあって気になっていました。」
- 「メーカーが変わるこのタイミングで、もしメレックスと同じくらい効いて、もう少し眠気の少ない薬があれば、試してみたいです。」
- 「依存性も気になっているので、依存性のないタイプの薬(SSRIや漢方など)も選択肢になりますか?」
このように、現状の評価(合っている or 不満がある)と、具体的な希望(続けたい or 変えたい)を明確にすることで、医師は次の手を考えやすくなります。
コツ3:メモを持参する
診察室に入ると、緊張して言いたいことの半分も言えなかった…なんてことは、よくありますよね。
そうならないために、聞きたいことや伝えたいことを、簡単なメモに箇条書きにして持っていくことを強くお勧めします。
「ちょっとメモを見ていいですか」と断って、それを見ながら話せば、伝え漏れがありません。
医師も、患者さんが真剣に自分の治療と向き合っていることが伝わって、嬉しく思うはずですよ。
<メモの例>
- メレックス販売中止のウワサは本当?
- メーカーが変わったのはなぜ?
- 今の薬局で、もらえなくなる?
- もし変えるなら、どんな薬がある?(眠気少なめ希望)
- ジェネリックはある?
メレックスのメーカー変更は、不安のタネであると同時に、あなたの治療全体を見直す良い機会でもあります。
このチャンスを活かして、かかりつけ医と「作戦会議」をするつもりで、前向きに相談してみてくださいね。
個人輸入代行サイトでの「メレックス」購入は危険?法的なリスクを解説

「病院に行くのが面倒だ」
「薬局でもらえないなら、ネットで買えばいいや」
そう考えて、Amazonや楽天市場、あるいは海外の医薬品を扱う「個人輸入代行サイト」でメレックスを検索したことはありませんか?
筆者のどこストアから、声を大にして言わせてください。
それ、絶対にダメです!!
メレックスのような処方薬を、医師の処方箋なしにネットで購入する行為は、あなたの健康を脅かす、非常に危険な行為なんです。
危険1:偽造薬(ニセモノ)のリスク
個人輸入代行サイトで売られている薬が、本物のメレックスである保証はどこにもありません。
海外の劣悪な環境で作られた、まったく効果のないニセモノ(有効成分が小麦粉だった、など)かもしれません。
それどころか、体に有害な不純物が混入している可能性すらあります。
見た目がそっくりでも、中身は別物。そんな偽造薬が、世界中で大きな健康被害を引き起こしています。
特にメレックスのような向精神薬は、偽造品のターゲットになりやすいと言われています。
「安いから」「手軽だから」という理由で、命を危険にさらすようなものです。
危険2:成分量や品質がデタラメ
たとえ本物の「クロキサゾラム」が使われていたとしても、その品質管理はずさんなものです。
「1mg錠」と書かれていても、実際には0.5mgしか入っていなかったり、逆に2mgも入っていたり…。
そんな不安定な薬を飲んでいたら、体調が安定するはずがありません。
効果がなかったり、副作用が強く出すぎたり、健康状態はメチャクチャになってしまいます。
危険3:Amazon、楽天、メルカリでは絶対に買えない
まず大前提として、Amazonや楽天市場のような日本の大手ECサイトでは、メレックスのような「医療用医薬品」は絶対に販売されていません。(一部の一般用医薬品を除く)
もし「メレックス」という名前で何かが出品されていたら、それはサプリメントか何か、名前が似ているだけの全くの別物です。
そして、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリでの医薬品の売買は、法律(医薬品医療機器等法)で固く禁止されています。
「病院で処方されたけど余ったから」といってメレックスを出品するのも、それを購入するのも、両方とも犯罪です。
絶対に手を出さないでください。
危険4:法律違反と「医薬品副作用被害救済制度」の対象外
個人輸入で入手した薬を服用して、万が一、重篤な健康被害(アレルギー反応、肝機能障害など)が起きた場合。
それはすべて自己責任です。
日本国内で正規に処方された薬で副作用が出た場合は、「医薬品副作用被害救済制度」という公的な制度によって、医療費や年金が給付される仕組みがあります。
しかし、個人輸入の薬は、この制度の対象外です。
あなたは、何の補償も受けられないまま、健康被害と治療費に苦しむことになります。
メレックスは、医師があなたの体調を管理し、薬剤師が品質をチェックするという、日本の厳格な医療制度のもとで使われるからこそ、安全性が保たれている薬です。
そのルートを外れることが、どれほど恐ろしいことか、ご理解いただけたでしょうか。
そもそもメレックスはどこで購入・処方されていた?病院・クリニックでの取り扱い

前のセクションで「ネットで買うのは危険!」と強くお伝えしましたが、じゃあ、そもそもメレックスはどこで手に入れるのが「正解」なのか。
当たり前のことかもしれませんが、基本に立ち返って確認しておきましょう。
メレックスは「医療用医薬品」です
メレックス(クロキサゾラム)は、医師の診断と処方箋が絶対に必要な「医療用医薬品」に分類されます。
さらに、その中でも「向精神薬」に指定されており、法律で厳しく管理されています。
(デパス(エチゾラム)やソラナックス(アルプラゾラム)なども同じです)
ですから、ドラッグストアや薬局の棚に並んでいて、レジで「メレックスください」と言って買えるようなものでは、断じてありません。
ステップ1:病院・クリニックで診察を受ける
まずは、医師の診察を受けなければ始まりません。
メレックスが処方されるのは、主に以下のような診療科です。
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- 精神科・心療内科:
不安障害、パニック障害、うつ病、睡眠障害など、心の不調を専門に診る科です。メレックスの処方が最も多い診療科と言えます。
- 精神科・心療内科:
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- 内科・消化器内科など:
ストレスが原因で体の不調(胃痛、過敏性腸症候群、動悸など)が出ている「心身症」の場合、内科の先生が不安を和らげる目的でメレックスを処方することがあります。
- 内科・消化器内科など:
- その他(婦人科、耳鼻咽喉科など):
更年期障害に伴う不安・イライラや、めまいに伴う不安感などに対しても、補助的に処方されるケースがあります。
あなたの主な症状に合わせて、まずはかかりつけ医に相談してみるのが良いでしょう。
そこで医師が「あなたの症状には、不安を和らげるメレックス(あるいは類似の薬)が必要です」と判断して、初めて「処方箋」が発行されます。
ステップ2:調剤薬局で処方箋を渡す
医師から処方箋を受け取ったら、それを持って「調剤薬局」(保険薬局)に行きます。
病院のすぐ隣にある門前薬局でも、街なかのドラッグストアに併設された調剤カウンターでも、あなたの好きな薬局で構いません。
ただし、ここで「メレックス(アルフレッサ ファーマ版)の在庫がある薬局」を選ぶ必要があります。
もし、かかりつけの薬局で「メレックスはもう置いていません」と言われたら、
- 医師に電話して、代替薬(ワイパックスなど)の処方箋に切り替えてもらう。
- メレックスの在庫がある別の薬局を探して、そこに処方箋を持っていく。
のどちらかのアクションが必要になります。
(処方箋には有効期限(通常4日間)があるので注意してくださいね!)
オンライン診療での処方は?
2025年現在、オンライン診療は非常に普及してきました。
しかし、メレックスのような向精神薬は、オンライン診療での処方には厳しい制限がかかっている場合があります。
特に初診からのオンライン診療で、いきなりメレックスが処方されることは、まず無いと考えてよいでしょう。
(依存性や乱用を防ぐためです)
長期間、同じ病院で対面診療を続けていて、症状が安定している患者さんに限り、医師の判断でオンライン診療(と薬の郵送)が許可されるケースはあるかもしれません。
これは、かかりつけの病院の方針によりますので、直接確認してみてください。
「病院で診察を受け、薬局で受け取る」
これが、メレックスを手に入れる唯一の安全で正規なルートです。
・まとめ:メレックスの販売中止情報に惑わされず安心して治療を続けるために
【最新動向】2025年現在、医療現場で推奨されている主な抗不安薬リスト

メレックスのメーカー変更というトピックをきっかけに、今、医療現場で「不安」に対してどんな薬が主流になっているのか、最新の動向(2025年時点)をご紹介します。
メレックスが登場した1980年代と今とでは、治療の考え方も大きく変わってきているんです。
トレンド1:「脱・ベンゾジアゼピン」の流れ
これが、ここ10年ほどの最大のトレンドです。
メレックス(クロキサゾラム)を含む「ベンゾジアゼピン系」の薬は、
- 即効性があり、不安をスッと消してくれる
- 効果が非常に高い
という素晴らしいメリットがあります。
しかし、その一方で、
- 依存性(やめられなくなる)
- 耐性(だんだん効かなくなる)
- 離脱症状(急にやめると体調が悪化する)
- ふらつき、眠気、認知機能の低下
といったデメリットが、世界的に大きな問題として認識されるようになりました。
そのため、2025年現在の医療ガイドラインでは、
「ベンゾジアゼピン系の薬は、症状が特につらい時の頓服(とんぷく)や、治療の初期段階だけ短期間(例:1ヶ月以内)の使用にとどめるべき」
「長期間、漫然と使い続けるべきではない」
という考え方が主流になっています。
メレックスを何年にもわたって飲み続けている方は、もしかしたら医師から「少しずつ減らしていきませんか?」と提案されるかもしれません。
それは、この「脱・ベンゾジアゼピン」という世界的な流れに沿った、あなたの将来の健康を考えた上での提案なんですよ。
トレンド2:根本治療薬「SSRI / SNRI」が第一選択
では、ベンゾジアゼピン系の代わりに、今何が不安治療の中心になっているのか。
それは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と呼ばれるタイプの薬です。
これらは一般に「抗うつ薬」として知られていますが、実は「不安障害」や「パニック障害」の治療の第一選択薬(最初に試すべき薬)として、世界中で推奨されています。
| 薬のタイプ | 主な商品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| SSRI | レクサプロ、ジェイゾロフト、パキシルCR など | 不安感を生み出す脳のセロトニンバランスを整える。 |
| SNRI | サインバルタ、イフェクサーSR など | セロトニンとノルアドレナリンに作用。意欲低下にも。 |
これらの薬は、メレックス(ベンゾジアゼピン系)と比べて、
<メリット>
- 依存性が(ほぼ)ない
- 不安を感じやすい脳の体質そのものを改善する(根本治療)
- 長期間、安全に服用できる
<デメリット>
- 効果が出るまでに時間がかかる(2~4週間)
- 飲み始めに吐き気などの副作用が出ることがある(徐々に慣れる)
メレックスが「火事(つらい不安)をすぐに消す消火器」だとしたら、SSRI/SNRIは「火事になりにくい家(不安を感じにくい脳)に建て替える」ようなイメージです。
治療の初期は、即効性のあるメレックスと、根本治療のSSRIを併用し、SSRIの効果が出てきたら、メレックスの方を少しずつ減らしていく…というのが、今の王道パターンです。
トレンド3:その他の選択肢(非ベンゾ系・漢方・心理療法)
SSRI/SNRIが体質に合わなかったり、もっとマイルドな薬を希望したりする場合には、他の選択肢も増えています。
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- セディール(タンドスピロン):
ベンゾジアゼピン系とは全く違う仕組みで不安を和らげる薬です。効果はマイルドですが、依存性や眠気が全くありません。
- セディール(タンドスピロン):
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- 漢方薬:
「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」は、喉のつっかえ感(ヒステリー球)を伴う不安に、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」は、イライラや更年期に伴う不安によく使われます。
- 漢方薬:
- 認知行動療法(CBT):
薬を使わない治療法のエースです。専門のカウンセラーと、「不安になりやすい考え方のクセ」を見つけて、それを修正していくトレーニングをします。
このように、2025年現在、不安に対するアプローチは非常に多様化しています。
「メレックスがなくなったら終わりだ」と絶望する必要は全くなく、むしろ、あなたにもっと合う、安全で新しい治療法に出会うチャンスが広がっているんですよ。
まとめ:メレックスの販売中止情報に惑わされず安心して治療を続けるために

ここまで、9000文字を超えるボリュームで「メレックス 販売中止」のウワサの真相から、薬の成分、メーカー変更、代替薬、そして最新の治療動向まで、筆者のどこストアが徹底的に解説してきました。
最後に、あなたの不安を解消するために、最も大切なポイントをまとめますね。
メレックスは「販売中止」で消滅したわけではない!
これが最大の結論です。
メレックスは、2021年に製造販売元が第一三共株式会社からアルフレッサ ファーマ株式会社へと「承継(お引っ越し)」されました。
第一三共のメレックスは製造中止になりましたが、薬そのものは新しいメーカーによって、2025年現在も安定して製造・供給されています。
パッケージや錠剤の刻印は変わりましたが、主成分のクロキサゾラムも、その効果も、全く変わっていません。
「もう二度と手に入らない」というウワサは誤解なので、まずは安心してください。
もし薬局で「ない」と言われたら?
メーカー変更に伴い、薬局によっては「メレックス(先発品)の取り扱いをやめた」というケースも出てきています。
もし、かかりつけの薬局で「取り扱いがありません」と言われたら、慌てずに以下の行動をとってください。
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- かかりつけの医師に相談する
これがベストな選択です。「薬局でこう言われた」と正直に伝え、
・メレックスを置いている別の薬局を教えてもらう
・別の代替薬(ワイパックスやソラナックスなど)への切り替えを相談する
・依存性のない薬(SSRIなど)への変更を検討する
といった、次のステップを一緒に考えてもらいましょう。
- かかりつけの医師に相談する
- 別の薬局を探す
どうしてもメレックスを続けたい場合は、アルフレッサ ファーマ版のメレックスを置いている薬局を、電話などで探す必要があります。
絶対にやってはいけないこと
不安だからといって、
- 個人輸入代行サイトで買う
- フリマアプリ(メルカリなど)で買う
- 古い薬を溜め込んで飲み続ける
これらの行為は、あなたの健康を深刻な危険にさらすだけです。
メレックスは、医師の管理下で使うからこそ安全な薬だということを、絶対に忘れないでください。
メレックスのメーカー変更という出来事は、不安を煽るウワサも生みましたが、同時に、私たち一人ひとりが「今飲んでいる薬と、どう付き合っていくか」を見直す絶好の機会でもあります。
あなたの不安が少しでも軽くなり、安心して治療を続けられることを、筆者のどこストアは心から願っています。

