【2025年最新版】ダイソーの節電タップが「売ってない」真相は？自主回収の経緯から安全な代替品まで徹底解説！

「ダイソーに節電タップを買いに行ったのに、どこにも見当たらない…」
そう思ってこの記事にたどり着いた方、きっと多いのではないでしょうか？
実は、ダイソーで一時期大人気だったあの「個別スイッチ付き節電タップ」には、大きな「理由」があって、今もなお店頭から姿を消したままなんです。

「100円ショップなのに高品質！」と話題になり、飛ぶように売れていた節電タップですが、2025年になった今でも「売ってない」状況が続いています。
この状況の本当の真相と、もしご自宅に対象の商品が残っていた場合の緊急の対応策、そして「今すぐ節電したい！」というあなたのための安全な代替品情報まで、元販売員の筆者「どこストア」が詳しく解説していきますね。

この記事を読めば、あなたが抱える「なぜ売ってないの？」という疑問がスッキリ解決するはずです。
最後までぜひご覧ください！

「ダイソーの節電タップが売ってない！」の声が2025年になっても続く背景

ダイソーの節電タップは、一時「神商品」としてSNSや各種メディアで大バズりしました。特に個別スイッチが付いているのに破格の価格設定だったため、「見つけたら即買いすべき！」とまで言われていたほどです。それなのに、2025年になった今でも「どこを探しても見つからない」「再販はまだ？」という声が絶えません。これは、単なる人気による品薄とはワケが違います。

まず、当時の人気っぷりを振り返ってみましょう。

人気爆発の理由は？節約志向のユーザーを魅了した魅力とは

なぜ、多くの人がダイソーの節電タップを求めたのでしょうか？理由は主に3つあります。

1. 価格の衝撃： 個別スイッチ付きの電源タップは、家電量販店では安くても1,000円前後はします。しかし、ダイソーでは数百円（300円〜500円程度）という価格帯で手に入りました。
2. 節電意識の高まり： 電気代高騰が続く中で、「待機電力」をカットできる節電タップへの関心が高まりました。使わない家電の電源をスイッチひとつで切れる便利さが、節約志向のユーザーに刺さりました。
3. デザイン性と実用性： シンプルで使いやすいデザインと、しっかりとしたコードの長さ（1mや2.5m）が確保されていた点も評価されました。見た目も安っぽくなく、実用性も兼ね備えていたんです。

当時のユーザーの口コミは、まさに「見つけたらラッキー」という熱狂ぶりでした。店舗をハシゴして探す「ダイソーパトロール」の目的になるほどの商品だったんです。

「品薄」から「完全撤去」へ…流れの変化を解説

最初の頃は、製造が間に合わないことによる「品薄」状態でした。しかし、ある時期を境に、ただの品薄ではなく、店舗の陳列棚から完全に姿を消すという事態になりました。

この「品薄」から「完全撤去」への大きな流れの変化こそが、このタップが今も「売ってない」と言われる核心に迫る部分です。
通常、人気商品であれば再生産や増産が計画されますが、このタップに関しては、そういった動きが見られなくなりました。

その裏には、ユーザーの安全を最優先するための重要な決断があったのです。次の見出しからは、この「消えた理由」について具体的に掘り下げていきますね。

マニアも絶賛！百均で人気を博した「幻の節電タップ」の製品スペック

ダイソーで「幻の節電タップ」と呼ばれたこの製品は、100円ショップのイメージを覆すほど、細部にまでこだわった設計がされていました。具体的なスペックを知ることで、「なぜあれほどまでに人気が出たのか」がよく分かります。

人気だった「3個口・2.5m」モデルの知られざる詳細

特に人気が高かったのは、複数のコンセントをカバーしつつ、コードの取り回しがしやすい「3個口タイプ」と「2.5m」の組み合わせです。

主な製品仕様（自主回収対象品を含む過去モデル）

この中でも、「個別スイッチ」は圧倒的なアドバンテージでした。例えば、テレビ、ゲーム機、ルーターなどを一つのタップに繋いでいても、使わない機器のスイッチだけオフにできるため、「こまめな節電」がストレスなく実践できると大好評でした。

地味だけどすごい！「トラッキング火災対策」はどうだった？

電源タップ選びで最も重要なのが「安全性」です。特に、ホコリが原因で起こるトラッキング火災への対策は気になるところ。
オーム電機製の製品であったため、一般の100円商品よりも安全基準は満たしていると期待されていました。

しかし、後述する自主回収の原因は、このタップの「トラッキング」とは別の部分、つまり「製品内部の品質」に潜んでいました。デザインや機能性は素晴らしかったものの、根本的な安全性の部分で問題が発覚したことが、全ての始まりだったのです。
当時の製品の品質についてさらに詳しく知りたい方は、当時のレビュー記事も参考にしてください。

製品そのものはコスパ最強でしたが、「安全性」という最も大切な部分で欠陥が見つかってしまったという、非常に残念な結果となりました。

節電効果は本当に高かったのか？

実際に個別スイッチで待機電力をカットする効果は、家庭全体で見るとバカになりません。
例えば、使っていない状態でも電気を消費し続ける機器としては、以下のようなものがあります。

• テレビやレコーダー
• パソコンのモニターやスピーカー
• 携帯電話の充電器（充電が終わった後）
• エアコンなどのリモコン受光部

これらの待機電力をまとめてカットできるため、年間で数千円の節約になることも珍しくありませんでした。だからこそ、ダイソーのタップは「節約家」にとって喉から手が出るほど欲しいアイテムだったのです。

【結論】ダイソー節電タップが全国の店舗から「消えた」最大の理由

さて、この記事の核心です。
人気商品が店頭から完全に姿を消し、「売ってない」状態が続いている最大の理由。
それは、製品の不具合による「自主回収（リコール）」が実施されたからに他なりません。

販売中止になった経緯を時系列で整理

ダイソーの節電タップは、2020年頃にその問題が発覚し、ダイソーを運営する大創産業から正式に自主回収の発表が行われました。

単なる人気で入荷待ちというレベルではなく、「お客様の安全を脅かす可能性がある」として、全国の店舗から対象商品がすべて撤去されるという、非常に異例の事態だったのです。

自主回収に至るまでの流れ（概略）

自主回収が発表された時点で、店頭から在庫が一掃されました。
そのため、あなたが「売ってない」と感じるのは当然のこと。店頭に並んでいるのは、回収対象外となった別の電源タップ、または全く別のメーカーの製品ということになります。

「でも、少し時間が経てばまた安全なものが並ぶのでは？」と期待する声もありますが、一度、安全に関わる問題でリコールとなった製品と同シリーズが再販されることは、極めて稀です。メーカー側も慎重にならざるを得ませんし、消費者としても不安が残りますよね。

「幻のタップ」は、残念ながら「安全性の問題」により、公式に販売がストップされた状態にある
これが、2025年現在の動かしがたい結論となります。

「発煙・発火の恐れ」…安全上の懸念

自主回収の理由は、単なる故障ではありませんでした。
最も深刻な問題は、「発煙・発火に至るおそれがある」という、非常に危険なものでした。
電源タップは、使い方を間違えれば火災の原因となる可能性がありますが、今回の場合は「製品自体の構造的な欠陥」が原因とされています。
これは、ユーザーの利用方法に関わらず発生する可能性があったため、大至急の対応が求められたわけです。
安全を考えたダイソーと製造元の迅速な対応は評価すべき点ですが、私たち消費者としては、その「危険な理由」をしっかりと知っておくことが大切です。

自主回収（リコール）の対象となった具体的な製品名と製造時期

では、具体的にどの製品が回収の対象となったのでしょうか？
もし、ご自宅にそれらしきタップが残っている場合は、直ちに使用を中止し、確認していただきたい最重要情報です。

自主回収の対象となった製品の特定方法

ダイソーが発表した自主回収の対象は、主に以下の製品名で販売されていた「コード付タップ」の一部でした。

回収対象の製品概要（コード付タップ）

• 名称：「コード付タップ 2.5m 3個口 VCTFKL665」
• 名称：「コード付タップ 1m 3個口」など

特に回収発表時に明確にされていたのは「コード付タップ 2.5m 3個口 VCTFKL665」という型番が確認できる製品です。
しかし、これらの製品のパッケージや本体に型番が記載されているかどうかは、購入時期やモデルによって異なり、判断が難しい場合もあります。
重要なのは、「個別スイッチが付いていて」「コードが長めのタイプ」「ダイソーで過去に購入した」製品は、念のため確認対象に含めることです。

パッケージや本体でチェックすべきポイント

自主回収の対象かどうかを判断するために、製品の以下の点を確認してください。

特に、製品に貼られているシールや刻印を細かく見てみましょう。もし、購入から時間が経っていてパッケージがない場合でも、少しでも不安を感じたら使用を中止し、次の見出しで解説する問い合わせ窓口に連絡するのが最も安全です。

他のダイソー製電源タップは大丈夫？

ダイソーでは、現在も多くの種類の電源タップ（延長コード）が販売されています。
今回問題となったのは、特定の時期に販売された特定のモデルです。
現在店頭に並んでいる製品は、回収対象から外れたもの、または別ルートで製造された新しい安全基準を満たした製品と考えられます。
しかし、過去にこのような事態があったことを踏まえ、電源タップを購入する際は、「PSEマークの有無」や「製造元の情報」を必ず確認する習慣をつけましょう。安全な製品選びのポイントは、後の見出しでも詳しく説明しますね。

なぜ危険？「発煙・発火の恐れ」につながった内部金具の緩みを解説

自主回収の理由となった「発煙・発火の恐れ」ですが、具体的に製品の内部で何が起こっていたのでしょうか？
原因はシンプルですが、非常に恐ろしいものです。それは、タップ内部にある「金具のゆるみ」でした。

「金具のゆるみ」が引き起こす最悪のシナリオ

電源タップは、外部からは見えませんが、内部でプラグの金属部分と接触するための金属部品（金具）が組み込まれています。

この金具は、接続された電力を安定して流すために、プラグとしっかりと密着している必要があります。しかし、製造過程の不具合などにより、この金具の固定が不十分であったり、緩んでいたりすると、次のような現象が起こります。

内部金具のゆるみが引き起こすメカニズム

1. 接触不良の発生： プラグと内部金具の間で、安定した接触が保てなくなります。
2. 抵抗の増大： 接触面が小さくなったり、不安定になったりすることで、電気の流れに対する抵抗（電気抵抗）が大きくなります。
3. 異常な発熱（ジュール熱）： 抵抗が大きい箇所に電流が流れると、その部分が異常に熱を持ちます。この現象を「ジュール熱」といいます。
4. 発煙・発火： 異常な熱により、周囲のプラスチックや絶縁体が溶けたり、焦げたりし始め、最終的に発煙・発火に至ります。

この異常発熱は、特に消費電力の大きな機器（ドライヤー、電気ケトル、ヒーターなど）を接続して使用した際に、より顕著に発生するリスクが高まります。個別スイッチで節電する目的で使っていたタップが、まさか火災の原因になるかもしれないなんて、想像しただけでも恐ろしいですよね。

トラッキング火災とは別種の危険性

火災の原因となる電源タップの事故として有名なのは「トラッキング火災」です。
これはコンセントとプラグの間にホコリが溜まり、湿気を吸ってショートすることで起こります。

しかし、今回のダイソーの件は、ホコリや湿気が原因の「外部要因」ではなく、「製品内部の品質」という製造元に起因する問題でした。つまり、どんなに綺麗に使っていても、使用環境に関わらず事故が起こる可能性があったということです。

電源タップや延長コードは、私たちが普段意識しないところで大きな電流を扱っています。そのため、「安いから」という理由だけで購入を決めず、必ず安全性を担保された製品を選ぶことが、命を守る上で非常に重要だと改めて教訓になりました。

この件に関して、消費者庁などから詳細な情報が発表されている場合がありますので、最新の公的情報を確認することをお勧めします。

実は有名メーカー製だった！人気タップを製造していた「オーム電機」とは？

「100均製品なのに、品質が良い」と話題になった背景には、製造元が日本の信頼できるメーカーであったことが大きく関わっています。
それが、埼玉県に本社を置くオーム電機株式会社（OHM ELECTRIC）です。

オーム電機はどんな会社？

オーム電機は、1958年に創業された歴史ある電機メーカーです。主に、家庭用の電気製品やオーディオ製品、照明器具などを幅広く手がけており、特にホームセンターや家電量販店で自社ブランドの製品を見かける機会が多いのが特徴です。

彼らの製品は、安価でありながらも一定以上の品質を保っていることで知られています。ダイソー向けに供給されていたタップ以外にも、次のような製品が人気を集めたことがあります。

オーム電機とダイソーで話題になった製品の例

• 充電式COBライト（これもバズりましたね！）
• 各種LED電球
• USB充電器
• 延長コードやケーブル類

そのため、この節電タップに関しても、「オーム電機製だから安心できる」という評判が、さらに人気を加速させた側面があります。通常、100円ショップの電化製品は製造元が不明なことも多い中、信頼できるメーカーの名前があったことは、消費者にとって大きな安心材料だったわけです。

なぜ信頼できるメーカーでも「リコール」が起きるのか？

「こんなに有名なメーカーでも、危険な製品を出してしまうの？」
そう疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、これは電気製品の製造における難しさを示しています。

オーム電機のようなメーカーは、品質管理体制を整えていますが、ダイソーのような大量・低価格のルートで製品を供給する場合、製造を海外の工場に委託することも少なくありません。

今回のケースでは、

1. コスト削減のプレッシャー: 100均という価格帯に収めるためのコスト削減
2. 製造ラインでの品質のバラつき: 大量生産における、特定の時期・ロットでの品質管理の徹底不足

などが原因となり、「内部金具のゆるみ」といった本来あってはならない欠陥が、一部の製品に発生してしまったと考えられます。
大切なのは、問題が発覚した後に、速やかに自主回収を発表し、事故を未然に防ごうとした点です。製造責任を明確にし、消費者へのお詫びと対応を行ったことは、企業として正しい姿勢だったと言えます。

この経験は、メーカーだけでなく、私たち消費者にとっても「安すぎる製品の裏側にあるリスク」について考えるきっかけとなりました。

メーカーの公式サイトでも、リコール情報が掲載されていることがあります。最新情報をチェックしてみてください。

回収対象のタップを持っている人へ：今すぐすべき対応と問い合わせ窓口

もし、ご自宅の押し入れや使っていない部屋のコンセントに、あの「幻の節電タップ」が残っていたら…。
これは、一刻も早い対応が必要な、非常に重要な事態です。

【最優先】絶対に守ってほしい2つの行動

まず、あなたに実行していただきたい最優先事項は次の2点です。

「まだ使えているから大丈夫」と過信するのは絶対にやめてください。内部の金具のゆるみは、熱を持つまで症状が出ないことが多く、ある日突然、発熱・発火に至る可能性があるからです。

具体的な問い合わせ先と返金対応について

製品の自主回収は、ダイソーを運営する大創産業が行っています。
回収対象品を持っていることが確認できたら、以下の窓口に連絡を取り、返金などの対応を求めてください。

大創産業 自主回収に関する問い合わせ窓口（過去情報に基づく）

連絡する際は、製品が回収対象品であるかどうかを確認するため、購入時期や製品の状態（3個口か、コードの長さなど）を尋ねられることがあります。可能であれば、製品本体を用意して連絡するとスムーズです。

フリマサイトでの購入品は？

「メルカリやヤフオクで中古品を手に入れたんだけど…」という方もいるかもしれません。自主回収の対象となっている製品は、たとえ中古であっても使用は避けるべきです。

フリマサイトで購入した場合は、原則としてダイソーからの直接の返金対応は難しいかもしれませんが、安全のためにはすぐに使用を中止し、自身で責任をもって破棄するか、窓口に相談してみることを強くお勧めします。
お金よりも、ご自身の安全が何よりも大切です。

【2025年最新】自主回収された節電タップの「再販」や「後継モデル」はあるのか？

「あのタップが便利だったから、安全なバージョンでいいから再販してほしい！」
そう願うユーザーの声は、2025年になった今でも多く聞かれます。では、実際のところ、再販や後継モデルの登場は期待できるのでしょうか？

自主回収後の「再販」の壁は非常に高い

結論から言うと、回収対象となった製品と全く同じものが再販される可能性は、極めて低いと考えられます。

理由は、一度「火災のリスクがある」と公的に認められた製品を、そのままの形で市場に再度出すことは、企業としてのリスクが大きすぎるからです。

1. 信用の回復： 消費者の信頼を回復するには、徹底的な原因究明と、それを上回るほどの安全対策が必要です。
2. 製造ラインの変更： 問題の原因となった「内部金具のゆるみ」を解決するためには、製造プロセスや部品を根本的に変更する必要があり、それはほぼ「新製品開発」と同じ手間がかかります。
3. 安全基準の厳格化： 100円ショップの電化製品に対する世間の目が厳しくなったため、以前よりもさらに高い安全基準が求められます。

これらのハードルを考えると、ダイソーとしては、リスクの高い旧モデルを再販するよりも、全く新しい、安全性が確認された別の製品を導入する方が賢明だと判断しているでしょう。

「後継モデル」が登場する可能性はゼロではない

ただし、「個別スイッチ付きの節電タップ」というコンセプト自体がなくなるわけではありません。

ダイソーが、今回の教訓を活かし、オーム電機や別の信頼できるメーカーと協力して、より厳しい品質管理のもとで「新・節電タップ」を開発し、販売する可能性はゼロではありません。

「新・節電タップ」に求められること

もし今後、ダイソーで個別スイッチ付きのタップが店頭に並び始めたら、それは「旧モデルの再販」ではなく、「安全性を強化した後継モデル」だと考えて良いでしょう。その際は、パッケージに「安全対策済み」などの記載があるか、メーカー名が信頼できるかを確認することが大切です。

「早く新しいタップが出ないかな」と待っている間も、節電は続けたいですよね。次の見出しでは、今すぐにダイソーで購入できる安全な代替品をご紹介します。

SNSでも再販を待ち望む声は多いです。最新の動向をチェックしてみましょう。

今すぐ節電したい！ダイソーで買える最新の安全な代替電源タップ3選

「幻のタップ」を待っている間に、電気代は待ってくれません。今すぐ節電タップを手に入れたい！という方のために、2025年現在、ダイソーで安全に購入できる、節電対策に役立つ代替品を3つご紹介します。

代替品1：シンプルイズベスト！「OAタップ・延長コード」

これは最も基本的ですが、意外と節電効果が高い使い方です。
ダイソーには、現在、複数のコンセント口を備えたシンプルなOAタップや延長コードが販売されています。

活用術：電源元で一括オフ

個別スイッチがなくても、以下の機器をまとめて一つのタップに接続することで、タップのプラグを壁のコンセントから抜くだけで、一括で待機電力をカットできます。

• PC周りの機器（モニター、プリンター、デスクライトなど）
• 寝室の家電（充電器、間接照明、アロマディフューザーなど）

寝る前や外出前にプラグを抜く習慣をつければ、個別スイッチとほぼ同じ効果が得られます。価格も110円〜330円と安価なので、手の届きやすい代替策です。

代替品2：個別スイッチ付きなら「Amazon・楽天の有名ブランド品」

やはり個別スイッチの便利さからは離れられない！という方には、ダイソーにこだわらず、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで販売されている有名メーカーの製品を購入することを強く推奨します。

安全・機能性重視のおすすめメーカー

価格はダイソー製品より高くなりますが、安全規格をクリアし、PL保険なども適用されている製品を選ぶことが、長期的には最も安心で賢明な選択です。特に、雷サージ保護機能付きのものを選べば、落雷による家電の故障も防げて一石二鳥ですよ。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで「個別スイッチ 節電タップ」と検索して、レビューの多い人気商品から選ぶのがおすすめです。

代替品3：スマート家電化！「スマートプラグ」の活用

少し予算が出せるなら、「スマートプラグ」への切り替えもおすすめです。

これは、Wi-Fiに接続するタイプのプラグで、スマホやAIスピーカーから電源のオン/オフを操作できます。

• 外出先から電源をオフにできる
• タイマー設定で自動的に電源をオフにできる

といった機能があり、物理的な個別スイッチよりもさらに便利で高度な節電対策が可能です。価格は一つ1,000円〜2,000円程度で、メルカリなどでも中古品が出品されていることがありますが、セキュリティ面も考慮して、できれば新品での購入をおすすめします。

電気製品を選ぶ時に見落としがちな「PSEマーク」と「安全規格」の重要性

今回のダイソー節電タップの件から、私たちは「安さ」と「安全性」のバランスについて、改めて考える機会を得ました。
特に電源タップのような発火リスクのある電気製品を選ぶとき、絶対にチェックすべきなのが「PSEマーク」です。

PSEマークとは？命を守る日本の安全基準

PSEマーク（Product Safety Electrical Appliance & Material）は、電気用品安全法に基づき、日本国内で販売される電気製品が国の定める安全基準を満たしていることを示すマークです。

このマークがない電気製品を日本国内で販売することは、法律で禁じられています。

PSEマークの基礎知識

ダイソーで販売されている製品はもちろん、日本国内で正式に販売されている電気製品には、必ずこのPSEマークが表示されています。
もし、フリマサイトや海外のオンラインショップなどで、このマークがない電源タップや充電器を見かけたら、絶対に購入しないでください。日本の安全基準を満たしていない可能性が極めて高く、火災などの重大な事故につながる恐れがあります。

その他の安全規格：トラッキング防止・雷サージ

PSEマークは最低限の安全基準ですが、さらに安心感を高めるためには、次の機能がある製品を選ぶと良いでしょう。

• トラッキング防止： コンセント差込口の根元に絶縁カバーが付いているもの。ホコリが原因の火災を防ぎます。
• 雷サージ保護（雷ガード）： 雷が落ちた際に発生する異常電圧から、接続機器を守る機能。高価なパソコンやテレビを守るために重要です。

特に、個別スイッチ付きのタップは、スイッチ部分にも熱がこもる可能性があるため、信頼できるメーカーが製造した、これらの安全機能が明記されている製品を選ぶべきです。

100円ショップの製品も進化していますが、命や財産に関わる電気製品に関しては、過度な安価なものを選ぶよりも、「安心を買う」という視点を持つことが大切です。

「安さ」だけで選ぶのは危険？100均の電化製品と上手に付き合うための注意点

ダイソーの節電タップ騒動は、「100均の電化製品」に対する私たちの認識を大きく変える出来事でした。安くて便利ですが、使い方や選び方を間違えると大きなリスクを伴います。

「価格＝品質」ではないけれど、重要な判断基準

もちろん、ダイソーには本当に優秀な電化製品がたくさんあります。例えば、

• 単三・単四電池
• シンプルなケーブルやアダプター
• USB充電器の一部（これも安全性を確認すべきですが）

などは、価格以上の価値を提供するものが増えました。しかし、これらは全て「小さな電力を扱うもの」であるという共通点があります。

一方で、今回の節電タップのように「大きな電流が流れるもの（定格1,500Wなど）」や、「構造が複雑で、内部に発熱リスクがあるもの」については、安さだけで判断するのは危険です。

100均の電化製品を選ぶ際のチェックリスト

特に、定格容量（合計1,500Wなど）をオーバーして使用する「タコ足配線」は、火災の最も大きな原因の一つです。安いタップを複数つなぐのではなく、使用する機器の合計消費電力を常に意識することが大切です。

フリマサイトでの購入は避けるべき？

メルカリやラクマなどで、自主回収対象のタップが「未開封」「未使用」として出品されているのを見かけることがあります。

しかし、これらの製品はたとえ未開封であっても、内部の金具にゆるみがあるリスクは解消されていません。「自主回収品」の使用は避けるべきであり、フリマサイトで購入することは、そのリスクを自ら引き受けることになります。万が一の事故の際も、補償を受けることが難しくなります。

もし、ダイソーの節電タップをフリマサイトで見かけても、手を出さずに、安全な代替品を選ぶようにしてください。安全第一を考えるのが「どこストア」のポリシーです。

電気用品安全法の詳細については、経済産業省の情報を参照しましょう。

まとめ：ダイソー節電タップ騒動から学ぶ「安全第一」の電源タップ選び

ここまで、ダイソーの節電タップが「売ってない」真相について、詳しく解説してきました。

最後に、この記事の最も重要なポイントを再確認しましょう。

この記事でわかったこと総まとめ

ダイソーは非常に便利な商品が多く、私たち消費者の生活を豊かにしてくれますが、命に関わる電気製品に関しては、やはり慎重な判断が必要です。
個別スイッチ付きのタップは便利ですが、価格競争の波にのまれず、高い安全性を維持している製品を選ぶことが、結果的にあなたの暮らしを守ることにつながります。

この記事が、あなたの「節電タップ」選びと、日々の安全対策の一助となれば幸いです。安全で快適な節電ライフを送ってくださいね！

【筆者：どこストア】
最後までお読みいただきありがとうございました。