ローソンで買えるメルカリ梱包材と送料別発送方法を徹底解説！初心者もベテランも必見の完全ガイド

執筆：どこストア

フリマアプリのメルカリで商品が売れたとき、「どこで梱包材を買おう？」「発送手続きは面倒じゃないかな？」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか？
特に、自宅の近くにローソンがある方は、その利便性を最大限に活用しない手はありません！
実はローソンは、メルカリの発送サービスと梱包資材の販売において、ユーザーにとって非常に心強い存在なのです。

この記事では、メルカリ歴10年、発送回数1,000回以上の筆者「どこストア」が、ローソンで売っているメルカリ専用資材の全種類から、一番簡単な発送手続き、さらには送料を抑えるための裏ワザまで、全てを徹底的に解説します。
この記事を読めば、もう梱包や発送で迷うことはなくなりますよ！

ローソンでメルカリの「売ってるもの」は何？まずは結論

「ローソンでメルカリ関連のものは何が売ってるの？」という疑問をお持ちの方へ、まず結論からお伝えします。ローソンで取り扱っているメルカリ関連の商品は大きく分けて2種類です。それは、メルカリ専用の梱包資材と、匿名配送「ゆうゆうメルカリ便」の発送サービスです。

ローソンは、日本郵便が提供する匿名配送サービス「ゆうゆうメルカリ便」の主要な提携コンビニエンスストアです。
そのため、ゆうゆうメルカリ便専用の箱や袋が店頭で販売されており、さらに、店内のLoppi（ロッピー）を使って発送手続きを完了させることができます。
「ローソンに行けば、梱包材も発送も一気に済ませられる」というのが、メルカリユーザーにとっての最大のメリットと言えますね。

特に、メルカリとローソンのタッグは非常に強力で、24時間いつでも自分の都合の良い時間に手続きができるのが魅力です。仕事の休憩時間や、夜間の急な発送にも対応できるのは、忙しい現代人にとって本当に助かります。

ローソン発送がメルカリユーザーに選ばれる3つの理由

数ある発送方法の中で、なぜローソンでの発送が多くのメルカリユーザーに選ばれているのでしょうか？
その理由は、主に次の3点に集約されます。

1. 24時間いつでも発送OK

これはコンビニ発送全般に言えることですが、ローソンは文字通り24時間営業です。郵便局の窓口は平日の夕方には閉まってしまいますが、ローソンなら深夜や早朝でも、自分のタイミングで手続きが可能です。特に夜間や週末に取引が成立することが多いメルカリでは、この利便性は計り知れません。

2. 宛名書きが一切不要（匿名配送）

ローソンで利用する「ゆうゆうメルカリ便」は、匿名配送に対応しています。アプリでQRコードを作成し、Loppiにかざすだけで送り状が印刷されるため、手書きの宛名書きは必要ありません。
氏名や住所などの個人情報を相手に知らせることなく取引できる安心感は、メルカリを利用する上での大きな決め手になりますね。

3. 専用梱包材をその場で購入できる

「梱包材を買い忘れた！」という時でも、ローソンなら専用の箱をレジ横やサービスカウンター周辺で購入できます。特に厚みのある商品を送る際に便利な「ゆうパケットプラス専用箱」を、発送手続きと同時に手に入れられるのは、時短にも繋がる大きなメリットです。

ゆうゆうメルカリ便とらくらくメルカリ便の決定的な違い

メルカリの主要な匿名配送サービスには「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」の2つがあります。ローソンでの発送を考える上で、この違いを理解しておくことが重要です。

【配送サービス別：ローソンでの取り扱い】

配送サービス名	配送会社	ローソンでの取り扱い	主な特徴
ゆうゆうメルカリ便	日本郵便	発送可能（Loppi、スマリ）	ポスト投函可能、受取場所の選択肢が多い
らくらくメルカリ便	ヤマト運輸	発送可能（スマリのみ）	集荷サービスあり、宅急便コンパクト専用箱がある

ローソンの店内にあるLoppiで手続きできるのは、基本的にゆうゆうメルカリ便のみです。
ただし、一部のローソンに設置されている「スマリボックス（SMARI）」を利用すれば、「らくらくメルカリ便」の一部サイズも発送可能です。このスマリボックスについては、後ほど詳しく解説しますね。

どちらの配送方法を選ぶかは、送りたい商品のサイズや、どちらのコンビニが自宅や職場から近いかで決めると良いでしょう。ローソンを主戦場にするなら、ゆうゆうメルカリ便を中心に考えるのが最もスムーズです。

【全種類】ローソンで買えるメルカリ梱包資材一覧と価格

ローソンで「売っている」メルカリの梱包資材は、主にゆうゆうメルカリ便の発送をサポートするためのラインナップとなっています。
「この資材で送れるのかな？」と悩む必要がない、専用設計なのが嬉しいポイントです。
ここでは、筆者が確認した最新のラインナップと、その価格・用途を詳しくご紹介します。

購入したい資材があるか、出かける前に確認しておきましょう！

メルカリ資材の購入はレジ？陳列場所はどこ？

初めてローソンでメルカリ資材を購入する方は、「どこに置いてあるんだろう？」と迷うかもしれません。実は、陳列場所は店舗によって少し異なります。

【主な陳列パターン】

1. レジ横、またはサービスカウンターの近く

   最も多いパターンです。特にゆうパケットプラス専用箱やゆうパケットポスト専用箱は、かさばるためレジのバックヤードやカウンター下、またはLoppiの近くにまとめられていることが多いです。店員さんに「メルカリの箱をください」と声をかければすぐに出してもらえます。

2. 文具コーナーや日用品コーナー

   宅配ビニール袋やクッション封筒など、薄くて汎用性のある資材は、通常の文具・封筒コーナーに並べられている場合があります。

専用の段ボール箱などは万引き防止のため、店頭に多くは並んでいません。見当たらない場合は、必ず店員さんに確認してください。店員さんも慣れているので、遠慮なく聞いて大丈夫ですよ！

季節商品やメッセージ付箋などのオリジナルグッズも？

ローソンでは、定番の梱包材だけでなく、メルカリとのコラボレーションによるちょっと便利なオリジナルグッズが販売されていることがあります。

例えば、「メルカリのマスキングテープ」や「メッセージふせん」などです。
これらは、購入者の方に感謝の気持ちを伝えるメッセージを添えたり、梱包を可愛くデコレーションしたりするのに役立ちます。

特にメッセージ付箋は、取引相手に丁寧な印象を与え、高評価に繋がりやすいというメリットがあります。
筆者も、ちょっとしたおまけとしてこれらのアイテムを購入し、活用することがありますよ。もちろん、必須ではありませんが、ローソンに行ったついでにチェックしてみるのも楽しいですね。

ただし、これらのオリジナルグッズは期間限定だったり、取り扱い店舗が限られている場合が多いので、もし見つけたらラッキーだと思って手に入れてみてください。

ゆうパケットプラス専用箱のサイズと購入価格

ローソンで売っているメルカリ資材の中で、最も人気が高く、「厚みのある商品を売るなら必須」と言えるのが、この「ゆうパケットプラス専用箱」です。
この専用箱のメリットと、購入すべき理由を深掘りしていきましょう。

専用箱を使うべき商品と使わない方がいい商品

ゆうパケットプラス専用箱は、その名の通り「ゆうパケットプラス」という配送サービスを利用するために必ず必要な資材です。
このサービスは、厚さ7cmまでという絶妙なサイズが特徴で、これまで「ゆうパケット（厚さ3cm）」では送れなかった商品を、比較的安価に送ることを可能にしました。

【ゆうパケットプラス専用箱を使うべき商品】

• 厚手の子供服、パーカー、ニットなどの衣類
• 化粧品のセット、ボトル、サプリメント
• 厚みのあるゲームソフト（限定版など）やフィギュア
• 小型の精密機器（ヘッドホン、小型家電など）
• ハードカバーの書籍や雑誌

逆に、「使わない方がいい商品」としては、薄いTシャツやハンカチなど、ゆうパケット（厚さ3cm）の箱やビニール袋に収まるもの、または、大きすぎて入らないものです。
専用箱のサイズは縦17cm、横24cm、厚さ7cmと決まっています。このサイズを超えると利用できませんので、事前に計測をしっかり行いましょう。

専用箱の価格は、1枚65円（税込）です。メルカリの売上金から自動で送料が引かれるため、この箱代だけをレジで支払う形になります。この価格は、他の梱包材と比較しても非常にリーズナブルで、使い勝手も抜群です。

ゆうパケットプラスの送料体系を徹底理解！

専用箱の価格だけでなく、利用する際の「送料」ももちろん重要です。ゆうパケットプラスの送料は、全国一律で455円（税込）です。
この送料は、商品の販売利益から自動的に差し引かれますので、ローソンのレジで支払う必要はありません。

この455円という送料は、宅急便コンパクト（450円＋専用箱70円＝520円）と比較されることが多いです。
宅急便コンパクトの方がサイズが少し大きいですが、ゆうパケットプラスの方が専用箱込みでも安く設定されているため、メルカリユーザーにとっては非常に魅力的です。

【ゆうパケットプラスの基本情報】

配送方法	ゆうパケットプラス
専用箱価格	65円（税込）
送料（全国一律）	455円（税込）
合計コスト	520円（利益から差し引かれる）
サイズ制限	専用箱のサイズ（約17cm×24cm×7cm）内

専用箱の代金はローソンのレジで、送料はメルカリの売上から、という仕組みを理解しておけば、手続きもスムーズに進みます。455円で7cmの厚さまで送れるのは、本当にお得ですよね。

ゆうパケットポスト専用箱（箱型）の特徴と購入場所

次に、ローソンでも購入できる「ゆうパケットポスト専用箱」についてです。こちらは、郵便ポストに投函するだけで発送が完了するという、画期的なサービスに対応した専用箱です。
「郵便局やコンビニに行く時間がない！」という方に、特におすすめの発送方法ですよ。

ゆうパケットポストのメリット・デメリットと投函ルール

ゆうパケットポストの最大の魅力は、その手軽さにあります。

【メリット】

• ポスト投函でOK: 24時間いつでも、家の近くのポストから発送できます。
• 専用箱が安い: 専用箱は1枚65円（税込）で購入できます。
• 匿名配送・追跡あり: 匿名配送で、荷物の追跡も可能です。

一方で、もちろんデメリットもあります。

【デメリット】

• サイズ制限が厳しい: 厚さ3cmまでの制限があり、ポストの投函口に入るサイズでなければなりません。
• 専用箱の在庫: ローソンでは取り扱っていますが、店舗によっては在庫切れの場合もあります。

【投函ルール】

郵便ポストに投函する際は、荷物がポストの投函口にスムーズに入ることを確認してください。無理やり押し込むと、箱が破損したり、配送中にトラブルの原因になったりする可能性があります。ポストに入らない場合は、郵便局の窓口やローソンからの発送（ゆうパケット）に切り替える必要があります。

ゆうパケットポストの発送用シールはどう使う？

ゆうパケットポストには、専用箱のほかに「発送用シール（発送用二次元コードパック）」もあります。
このシールは、手持ちの梱包材（A4サイズ程度、厚さ3cm以下）に貼り付けて、ゆうパケットポストとして発送できるというものです。
ローソンでもこのシールが販売されていることがあります。

【発送用シールの利用方法】

1. シールを購入: ローソンなどで発送用シールを購入します。（20枚入りなどセット販売の場合あり）
2. 梱包: 手持ちの封筒や袋で商品を梱包します。
3. シールを貼付: 荷物の一番目立つ場所にシールを貼ります。
4. アプリで手続き: メルカリアプリで「二次元コードを読み取る」をタップし、シールのコードを読み取ります。
5. 投函: 郵便ポストに投函します。

専用箱が見つからない場合や、すでに適切なサイズの封筒がある場合は、この発送用シールを使うと便利です。
専用箱もシールも、送料は全国一律215円で、非常に安価に設定されています。薄い衣類や本を送る際の定番ですね。

宅配ビニール袋やクッション封筒の使い道と値段

ローソンで売っているメルカリ資材の中には、専用箱だけでなく、汎用性の高い梱包材もあります。
これらは「ゆうパケット」など、様々な発送方法で使える便利なアイテムです。特に衣類や壊れやすい小物を送る際に大活躍します。

宅配ビニール袋の防水性と衣類梱包テクニック

ローソンで売られている「宅配ビニール袋（5枚入りで141円程度）」は、衣類を発送するメルカリユーザーにとっての必需品です。

【宅配ビニール袋のメリット】

• 高い防水性: ポリエチレン製で、雨や雪から中身の衣類をしっかり守ってくれます。
• 軽量: ダンボールに比べて軽いため、重量制限ギリギリの商品でも安心です。
• サイズ調整がしやすい: 袋の口を折り返したり、テープで調整したりすることで、商品のサイズに合わせてコンパクトにできます。

【衣類梱包テクニック】

衣類をビニール袋で送る際は、中身をさらに透明のOPP袋などに入れる二重構造にすると、より丁寧な印象になります。
まずOPP袋で衣類を畳んで圧縮し、その上からローソンの宅配ビニール袋に入れましょう。このひと手間で、購入者からの評価もグッと上がりますよ！
宅配ビニール袋はゆうパケット（厚さ3cm以内）や、規格内ギリギリの薄い荷物を送る際に最適です。

圧縮袋の活用で送料がどれだけ安くなるのか？

ローソンで「売っている」可能性があるもう一つの便利なアイテムが「圧縮袋」です。
厚手のセーターやダウンジャケットなど、かさばる衣類を送る際には、この圧縮袋が送料を劇的に安くするためのキーアイテムとなります。

例えば、圧縮せずに送ると80サイズ（送料870円〜）になってしまうような厚手の冬物でも、圧縮袋で厚さ3cm以内に収められれば、ゆうパケット（送料230円）で送ることが可能です。
差額は640円！これは無視できない大きな金額ですよね。

ローソンで販売されている圧縮袋は、手で巻いて空気を抜けるタイプが多く、特別な掃除機などは不要です。圧縮袋に衣類を入れ、しっかりと空気を抜いてから、宅配ビニール袋やゆうパケット用ダンボールで梱包しましょう。

ただし、圧縮袋は全てのローソンで常時取り扱いがあるわけではありません。もし見つからなければ、100円ショップの圧縮袋をチェックしてみてください。こちらも非常に便利ですよ！

ローソンで「らくらくメルカリ便」の梱包材は買える？

メルカリの配送方法には、「ゆうゆうメルカリ便」と並んで「らくらくメルカリ便」があります。
「らくらく」の専用箱である「宅急便コンパクト専用BOX」をローソンで買いたい、という方も多いのではないでしょうか？
結論から言うと、ローソンでは原則として「らくらくメルカリ便」の専用箱は販売されていません。

これは、「らくらくメルカリ便」がヤマト運輸（クロネコヤマト）のサービスであるのに対し、ローソンが提携しているのは主に日本郵便（ゆうゆうメルカリ便）であるためです。
「宅急便コンパクト専用BOX」を購入したい場合は、セブンイレブン、ファミリーマート、またはヤマト運輸の営業所を利用する必要があります。

宅急便コンパクト専用BOXがローソンにない理由

宅急便コンパクトは、ヤマト運輸が提供するサービスであり、専用BOXにはクロネコヤマトのロゴが入っています。
ローソンがメインで取り扱っているのは日本郵便関連のサービスであるため、競合にあたるヤマト運輸の専用資材は取り扱いがない、というシンプルな理由です。

もし、どうしても宅急便コンパクトのサイズ（薄型または箱型）で送りたいという場合は、以下のどちらかの方法を取る必要があります。

• 他のコンビニ（セブンイレブン、ファミリーマート）で専用BOXを購入する。
• 手持ちの箱や梱包材で、宅急便コンパクトの規定サイズ（縦25cm×横20cm×厚さ5cmなど）を満たすものを用意し、スマリボックスから「らくらくメルカリ便」の宅急便サイズ（60〜100サイズ）として発送手続きを行う。（ただし、この場合、正式な宅急便コンパクト専用BOXでの発送とは異なり、サイズ計測に注意が必要です。）

専用の箱が必要なサービス（ゆうパケットプラス、宅急便コンパクト）を使い分けたい方は、ローソンで「ゆうパケットプラス」、セブン・ファミマで「宅急便コンパクト」と覚えておくと便利です。

ローソンで代替できる「らくらく」向け梱包材

「らくらくメルカリ便」の60サイズ以上の荷物をローソンから発送したい場合は、宅急便コンパクト専用箱以外の汎用梱包材を利用します。
ここでは、ローソンで買える資材で、らくらくメルカリ便に代替利用できるものを紹介します。

【らくらくメルカリ便代替資材】

資材名	用途	サイズ制限
宅配ビニール袋	衣類、ぬいぐるみなど軽量なもの	60サイズ（3辺合計60cm）以内であればOK
ゆうパケット用ダンボール	小型の荷物、割れ物	厚さ3cm以内のもの。60サイズ未満の小さなダンボールとして代用可
（市販の）段ボール箱	大型の荷物	ローソンでは販売されていないため、別途用意が必要

らくらくメルカリ便の60サイズ（送料770円）は、ゆうパックの60サイズ（送料770円）と同額ですが、配送スピードや集荷サービスなどに違いがあります。
ローソンから発送する場合は、「スマリボックス」を利用することで、らくらくメルカリ便の60〜100サイズも対応可能です。この点は、後述のスマリボックスの解説で詳しく触れます。

ローソンから発送できるメルカリ便サービスの種類

ローソンがメインで取り扱っているのは「ゆうゆうメルカリ便」ですが、実は「らくらくメルカリ便」も一部の店舗で発送可能です。
ここでは、ローソンから発送できる全てのメルカリ便サービスを整理し、それぞれの送料とサイズを改めて確認しておきましょう。
送料は利益に直結するため、出品者は必ず知っておきたい情報です。

ゆうパケット、ゆうパックのサイズ・料金早見表

まずは、ローソンで最も一般的に利用される「ゆうゆうメルカリ便」の早見表です。この表を参考に、自分の送りたい商品に合ったサイズを見つけてください。

【ゆうゆうメルカリ便 料金・サイズ早見表（2025年現在）】

サービス名	送料（税込）	サイズ制限	主な発送可能商品
ゆうパケット	230円	3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、1kg以内	薄手のTシャツ、本、CD、アクセサリー
ゆうパケットポスト	215円	3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、2kg以内	上記＋ポスト投函でOK（専用箱またはシール使用）
ゆうパケットプラス	455円	専用箱サイズ（約17cm×24cm×7cm）以内、2kg以内	厚手の服、化粧水ボトル、小型フィギュア
ゆうパック（60サイズ）	770円	3辺合計60cm以内、25kg以内	靴、小型バッグ、複数冊の本
ゆうパック（100サイズ）	1,070円	3辺合計100cm以内、25kg以内	大きめのバッグ、家電、冬物アウター

※上記送料は全て販売利益から差し引かれます。レジでの支払いはありません。

注目すべきは、ゆうパケットポストがゆうパケットより安いという点です。ポスト投函の手間を許容できるなら、ゆうパケットポストの方がお得になります。もちろん、どちらの専用資材もローソンで売っている可能性があります。

どのサイズを選ぶべき？商品別の最適な配送方法

実際に商品が売れたとき、「どのサイズで送るのが一番安くて安心か？」は悩むところです。ここでは、筆者が実践している商品別の最適な配送方法の選び方をご紹介します。

【商品別：ローソンでのおすすめ配送方法】

• Tシャツ・薄手の本（厚さ2.5cmまで）:

  ゆうパケットポスト（215円）が最強です。ローソンで専用箱やシールを買い、ポストに投函するだけ。最安値で匿名配送が利用できます。

• 小型化粧品・厚手の服（圧縮後5cm程度）:

  ゆうパケットプラス（455円＋箱代65円）一択です。厚さ7cmまで対応できるため、安心感が段違いです。ローソンで箱を買ってLoppiで手続きをしましょう。

• 靴・大きめのカバン・家電:

  ゆうパック（60〜170サイズ）を利用します。ローソンから発送でき、追跡・補償も充実しています。

どのサイズで送れるか判断に迷ったときは、メルカリ便のサイズを検索して、定規で正確に測ることをおすすめします。数ミリの違いで送料が変わることも珍しくありません。

Loppi（ロッピー）を使った「ゆうゆうメルカリ便」の発送手順

ローソンでのメルカリ発送手続きは、すべてLoppi（ロッピー）という多機能端末を使って行います。
初めての方は難しそうに感じるかもしれませんが、手順さえ覚えてしまえば、ものの1〜2分で完了します。ここでは、Loppi操作の具体的な流れを、画面のイメージを交えて分かりやすく解説します。

Loppi操作前にメルカリアプリで準備しておくべきこと

ローソンのLoppiにたどり着く前に、必ずメルカリアプリで以下の準備を完了させておきましょう。

【アプリでの事前準備】

1. 取引画面で「発送方法」を選択

   売れた商品の取引画面を開き、「ゆうゆうメルカリ便」を選択します。

2. 「コンビニから発送」を選択

   発送場所で「コンビニ（ローソン）」を選択します。

3. 「配送用の2次元コードを表示する」をタップ

   最終確認画面で、このボタンをタップしてQRコード（2次元コード）を表示させます。このQRコードがLoppi操作の鍵となります。

このQRコードを表示させた状態でローソンへ向かいましょう。
QRコードは、Loppiでの読み取りに備えて、スマートフォンの画面輝度を最大にしておくとスムーズに読み取れますよ！

Loppiの読み取り機にかざす際の注意点

ローソンに到着したら、さっそくLoppiを操作していきます。

【Loppi操作手順】

1. トップ画面で「Loppi専用コードをお持ちの方」をタップ

   画面左上などに表示されている、青い大きなボタンをタップします。

2. 2次元コードを読み取り機にかざす

   アプリで表示させたQRコードを、Loppi本体にある読み取り部分（多くは画面右下あたり）にゆっくりかざします。
   読み取りがうまくいかない場合は、コードを遠ざけたり、近づけたりして調整してみてください。

3. 表示内容を確認し「発行する」をタップ

   画面に表示された発送情報（宛先、サイズなど）に間違いがないか確認し、「発行する」をタップします。

「発行する」をタップすると、Loppiから「申込券（受付票）」が印刷されて出てきます。
この申込券を30分以内にレジに持って行けば、Loppiでの手続きは完了です。

ちなみに、このLoppi操作の詳しい流れは、ローソン公式サイトの手順でも確認できます。不安な方は事前に見ておくと安心です。

レジでの手続きは？店員さんに見せるQRコード作成方法

Loppiで申込券を発券したら、いよいよ最後のステップ、レジでの手続きです。
ここでは、レジでスムーズに手続きを済ませるための流れと、複数の荷物がある場合の裏ワザをお伝えします。

申込券（受付票）の発券からレジでの引き渡しまで

Loppiから出てきた申込券は、店員さんに渡すための重要なチケットです。必ず荷物と一緒にレジに持っていきましょう。

【レジでの手続きの流れ】

1. 申込券と荷物をレジに持参

   申込券（感熱紙）と、すでに梱包を済ませた荷物（商品）を店員さんに渡します。

2. 店員さんが送り状と袋を準備

   店員さんが申込券を読み取り、「送り状（伝票）」と「伝票納入袋」を用意してくれます。

3. 送り状を自分で荷物に貼る

   店員さんから渡された送り状と袋を、自分で荷物に貼り付けます。ローソンでは貼り間違い防止のため、この作業はユーザー自身が行うことになっています。

4. 荷物を店員さんに預ける

   伝票を貼り付けた荷物を店員さんに預けて、完了です。

「送料はいくらですか？」と聞かれる心配はありません。「メルカリ便なのでお会計は結構ですよ」と店員さんが教えてくれるはずです。ただし、梱包材を同時に購入した場合は、その代金だけレジで支払う必要がありますので、混同しないように注意してください。

複数の荷物を同時に発送する際の必須テクニック

メルカリを頻繁に利用していると、一度に複数の商品が売れることもありますよね。
ローソンでは、一度にLoppiで作成できる申込券は5件までと決められています。
5件を超える場合は、別のコンビニを利用するか、時間をおいて再度Loppi操作をする必要があります。

【複数発送時の注意点】

• 荷物に目印をつける: 複数の荷物がある場合、どの荷物がどの送り状に対応しているのか、貼り間違えないように注意が必要です。筆者は、梱包の際に荷物とアプリの取引画面に商品名をメモしておき、送り状を受け取った後に照合するようにしています。
• 5件以上の場合は郵便局へ: 5件を超える場合は、郵便局の窓口へ持っていく方がスムーズです。郵便局であれば件数の制限はありません。

レジで渡される送り状は、絶対に貼り間違えないように慎重に作業を行ってください。匿名配送のため、一度貼り間違えると修正が非常に困難になる場合があります。

スマリボックス（SMARI）が設置されているローソンでの発送方法

近年、一部のローソンに設置されているのが、「スマリボックス（SMARI）」という無人投函型の発送ボックスです。
このスマリボックスを使えば、Loppi操作やレジでの待ち時間すらなく、最短で発送が完了します。まさに、忙しいフリマユーザーのためにあるようなサービスです。

スマリボックス利用の最大のメリットとデメリット

スマリボックスは、ローソン内のLoppiとは異なる独自のメリットとデメリットを持っています。

【スマリボックスのメリット】

• レジ待ちゼロ: Loppi操作は必要ですが、レジに並んで店員さんを待つ必要が一切ありません。
• 24時間利用可能: ローソンが営業している限り、いつでも荷物を投函できます。
• らくらくメルカリ便も対応: らくらくメルカリ便の60〜100サイズも、このスマリボックスから発送できます。（ゆうゆうメルカリ便も対応）

【スマリボックスのデメリット】

• 設置店舗が限定的: 関東、関西、中京、北海道、九州などの一部ローソンにしか設置されていません。お近くのローソンに設置されているか、事前に検索して確認が必要です。
• サイズ制限が厳しい: 投函口のサイズ（縦7.2cm $\times$ 横25.2cmなど）に収まる荷物に限られます。

もしお近くのローソンにスマリボックスがあれば、これを使わない手はありません。特に深夜や早朝の発送には最適ですよ。

スマリボックスに投函できる荷物のサイズ制限

スマリボックスを利用する上で、最も注意が必要なのが「投函口のサイズ」です。Loppiと異なり、投函口に入らなければ物理的に発送できません。

スマリボックスの投函口は、配送サービスによって2種類あります。

【スマリボックス 投函口サイズ】

配送サービス	投函口の種類	投函口のサイズ	利用できるサイズ
ゆうゆうメルカリ便	左側（小型）	縦 7.2cm $\times$ 横 25.2cm	ゆうパケット、ゆうパケットプラス
らくらくメルカリ便・エコメルカリ便	右側（スライド扉）	縦 30.0cm $\times$ 横 45.0cm	宅急便60〜100サイズなど

「ゆうゆうメルカリ便」の投函口は、厚さが7.2cmまでです。ゆうパケットプラスの専用箱（厚さ7cm）はギリギリ入る設計ですが、梱包が膨らんで7.2cmを超えると入らない可能性があるので注意しましょう。
特にゆうパケットプラスは、厚さ7cmを少しでも超えるとアウトになるため、規定サイズを厳守してください。

ローソンで発送する時の「サイズ計測」と「送料」の注意点

ローソンでの発送手続きは簡単ですが、一つだけ重要な「盲点」があります。それが、サイズ計測のタイミングです。
このポイントを知らないと、思わぬトラブルや送料の追加徴収が発生する可能性があるため、必ず確認しておきましょう。

郵便局でのサイズオーバーを避けるための梱包術

実は、ローソンの店員さんは、荷物の正確なサイズを計測しません。
荷物はローソンで集荷された後、日本郵便の施設（郵便局や配送センター）に運ばれて、そこで初めて厳密なサイズ計測が行われます。

つまり、ローソンのレジで手続きが完了しても、「規定サイズ内である」と確定したわけではない、ということです。
もし郵便局での計測でサイズオーバーと判断された場合、どうなるでしょうか？

• ゆうパケット $\rightarrow$ ゆうパックなど、上位のサイズ・送料に自動で変更される
• 出品者に差額送料が請求される
• 取引がキャンセルになる可能性がある

このようなトラブルを避けるためには、自宅で正確に計測することが必須です。
特に厚さが重要なゆうパケット（3cm）やゆうパケットプラス（7cm）は、定規やメジャーでしっかり測り、少しでも不安があれば上位の配送方法を選ぶなど、余裕を持った梱包を心がけましょう。

送料が確定するのはいつ？トラブル時の対応策

メルカリ便の送料が最終的に確定するのは、日本郵便の施設で計測が終わった時点です。
多くの場合、発送通知から数時間〜1日程度でデータが反映され、取引画面に確定した送料が表示されます。

もし、出品時に選択したサイズよりも大きなサイズ（例えば、ゆうパケットで発送したのにゆうパックの料金）に変更されてしまった場合は、差額の送料が出品者の売上金から差し引かれます。
購入者に迷惑をかけることはありませんが、利益が減ってしまうため、出品者としては避けたい事態ですよね。

【トラブル時の対応策】

• まずはメルカリアプリで確認: 配送状況のステータスと、最終的な送料の確定情報を確認しましょう。
• サイズ計測に自信がある場合: 明らかに自分の計測が正しく、誤ってサイズ変更されたと感じた場合は、メルカリ事務局に問い合わせて調査を依頼することも可能です。

トラブルを未然に防ぐためにも、厚さの確認を怠らないようにしましょう。

【Q&A】メルカリ便をローソンで送る時のよくある疑問

最後に、ローソンでのメルカリ発送に関して、ユーザーからよく寄せられる疑問とその回答をまとめました。これを知っておけば、もう安心してローソンを利用できますよ！

発送通知が遅れるのはなぜ？

「ローソンで荷物を預けたのに、メルカリアプリの発送通知がなかなか来ない！」という経験はありませんか？
これは、ローソンでの手続き上の仕組みによるもので、心配いりません。

【発送通知の遅延理由】

ローソンで荷物を預けた時点では、「荷物を受け付けた」という情報しかシステムに反映されません。そこから日本郵便の集荷が行われ、郵便局の施設に荷物が到着し、スキャンされて初めて「発送済み」の情報がメルカリに連携されます。

特に、夜間にローソンで発送手続きをした場合、集荷は翌朝になることが多いため、発送通知が翌日の昼以降になることは珍しくありません。
スマリボックスからの発送も同様に、集荷後の反映となるため、即時反映ではないことを覚えておきましょう。

もし翌日になっても通知が来ない場合は、申込券の控え（レシート）に記載されている追跡番号を使って、日本郵便の追跡サービスで状況を確認してみると安心です。

匿名配送でも住所バレのリスクはある？

ローソンで利用する「ゆうゆうメルカリ便」は、原則として完全に匿名配送です。
出品者と購入者、お互いの住所や氏名が送り状に印字されることはありません。

しかし、ごく稀に「住所がバレたかも？」と不安になるケースがあります。それは主に以下の2つのケースです。

1. 返送時の情報漏洩

何らかの理由で荷物が購入者に届かず、出品者に返送される場合、返送用の送り状には出品者の住所・氏名が印字されることがあります。これは郵便局側が返送先を特定するために必要な措置です。返送トラブルを避けるためにも、出品前の住所登録は正確に行いましょう。

2. 梱包資材からの情報漏洩

出品者が再利用した段ボール箱などに、過去の自分の住所が書かれた伝票の剥がし跡などが残っていると、そこから情報が推測されるリスクがあります。
ローソンで売っている専用資材を使うか、再利用する場合は個人情報が一切見えないように完全に塗りつぶすなどの対策を徹底してください。

適切な手続きと梱包をしていれば、匿名配送の安全性は非常に高いので、ご安心ください。