【2025年最新】セブンイレブンで頭痛薬は売ってる?販売店舗の見分け方と買える種類・成分を徹底解説

「急に頭が痛い……!今すぐ薬が欲しいのに、ドラッグストアはもう閉まってる!」
そんな時、真っ先に思い浮かぶのが24時間営業のセブンイレブンですよね。
でも、「セブンイレブンに頭痛薬って売ってるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、そんなあなたの疑問を解消します!
2025年現在のセブンイレブンでの頭痛薬の販売状況、なぜ売ってない店が多いのか、そしてもし買えた場合の薬の種類や選び方、買えなかった時の対処法まで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、もう急な頭痛で慌てることはありませんよ。
・なぜ「売っている店舗」と「売っていない店舗」があるのか?規制の壁を解説
・知っておきたい!コンビニで買える市販薬の「種類」と「販売ルール」
・セブンイレブンで取り扱いが予想される頭痛薬の主要成分とその特徴
・【成分別】イブプロフェン系とアセトアミノフェン系、自分に合う選び方
- セブンイレブンで頭痛薬は本当に買える?最新の販売状況と実態
- なぜ「売っている店舗」と「売っていない店舗」があるのか?規制の壁を解説
- 知っておきたい!コンビニで買える市販薬の「種類」と「販売ルール」
- セブンイレブンで取り扱いが予想される頭痛薬の主要成分とその特徴
- 【成分別】イブプロフェン系とアセトアミノフェン系、自分に合う選び方
- 胃への優しさが違う?胃薬成分が配合されている頭痛薬の見分け方
- 【第1類医薬品】コンビニでは買えない「強力な頭痛薬」は何が違うのか
- セブンイレブンで医薬品を購入する際の注意点と登録販売者への確認事項
- もしセブンで買えなかったら?徒歩圏内の代替購入先リストと営業時間
- 頭痛薬以外でも効果あり?コンビニで手に入る「頭痛対策アイテム」
- 海外のセブンイレブンと違う?日本の医薬品販売規制の基礎知識
- まとめ:セブンイレブンでの頭痛薬購入に関する読者のQ&A
セブンイレブンで頭痛薬は本当に買える?最新の販売状況と実態

さて、いきなり結論から言ってしまうと、「セブンイレブンで頭痛薬を買える店舗は、”非常に少ない”」というのが2025年現在の実態です。
「え、そうなの!?」と驚かれたかもしれませんね。
「コンビニなら何でも揃ってる」というイメージが強いですが、実は「医薬品」に関しては、そう簡単ではないんです。
もちろん、日本全国に2万店舗以上あるセブンイレブンの中には、医薬品を取り扱っている店舗も存在します。
しかし、それは全体のほんの一部。
少し古いデータになりますが、2018年時点での医薬品取り扱い店舗数は約40店舗ほどだったと言われています。
その後、規制緩和の流れもあり、他のコンビニチェーン(特にローソン)は医薬品取り扱い店舗を増やしてきましたが、セブンイレブンはどちらかというと、その動きがゆっくりな印象です。
ですから、あなたが今いる場所の最寄りのセブンイレブンに駆け込んでも、頭痛薬が置いてある可能性はかなり低い、と覚悟しておいた方がいいかもしれません。
「じゃあ、どうやって見分ければいいの?」と思いますよね。
医薬品を販売しているセブンイレブンの店舗は、入り口や窓ガラスに「医薬品」や「くすり」といったステッカーや、のぼりが掲示されていることが多いです。
また、店内のレジ近くや、通常の棚とは別に、鍵のかかったガラスケースなどに医薬品が陳列されています。
もし近所のセブンイレブンでそういった表示を見たことがなければ、その店舗では頭痛薬は買えない、ということになります。
「でも、なんでそんなに少ないの?売ってくれれば便利なのに!」
その理由は、日本の「法律」が大きく関係しているんです。
次の見出しで、その「ナゼ?」を詳しく解説しますね。
ちなみに、今すぐ手元に常備薬を置きたい!という場合は、ドラッグストアに行くか、ネット通販を利用するのが一番確実です。
特にAmazonや楽天市場なら、様々な種類の頭痛薬を比較検討して購入できます。
夜中に注文しても、翌日か翌々日には届くことが多いので、ストックを切らしてしまった時にも便利ですよ。
なぜ「売っている店舗」と「売っていない店舗」があるのか?規制の壁を解説

「どうしてセブンイレブンは、もっと頭痛薬を売ってくれないの?」
そう思うのは当然ですよね。特に夜中や早朝に頭が痛くなった時なんかは、切実にそう願ってしまいます。
この理由は、先ほども少し触れましたが、「薬機法(やっきほう)」という法律による「規制の壁」があるからです。
「やっきほう?」
難しく感じるかもしれませんが、要は「医薬品を安全に販売・使用するためのルール」のことです。
この法律で、「市販薬(ドラッグストアなどで買える薬)を販売するには、専門の資格を持った人がお店にいなければならない」と決められているんです。
その専門の資格というのが、以下の2種類です。
- 薬剤師(やくざいし)
- 登録販売者(とうろくはんばいしゃ)
薬剤師は、大学の薬学部で6年間専門教育を受けた、薬のスペシャリスト中のスペシャリスト。
一方、登録販売者は、都道府県知事が行う試験に合格した人で、市販薬の大部分(第2類・第3類医薬品)を販売できる資格です。
コンビニで頭痛薬(主に第2類医薬品)を売るためには、少なくとも、この「登録販売者」の資格を持つスタッフが、お店に常駐している(働いている)必要があるんです。
ここがコンビニにとって最大のネックとなります。
セブンイレブンは24時間営業が基本ですよね。
でも、登録販売者の資格を持つ人を24時間体制で確保するのは、人件費の面でも、人材確保の面でも、めちゃくちゃ大変なんです。
特に、深夜や早朝の時間帯に資格者を配置するのは至難の業。
そのため、多くのコンビニでは、医薬品を販売できる時間を「登録販売者がいる時間帯のみ(例:朝9時~夕方17時まで)」と区切っている場合がほとんどです。
セブンイレブンが他のコンビニ(例えばローソン)と比べて医薬品取扱店舗が少ない理由については、ハッキリとした公式発表はありません。
ですが、推測としては、セブンイレブンは「医薬品販売」よりも、「セブンカフェ」や「プライベートブランド商品(セブンプレミアム)」、「ATM」や「公共料金の支払い」といった、他のサービスに力を入れてきた、という経営方針の違いがあるのかもしれませんね。
つまり、セブンイレブンで頭痛薬が買えないのは、決して「意地悪」をしているわけではなく、「安全に薬を販売するための法律を守ると、24時間営業のコンビニでは体制を整えるのが非常に難しいから」という、ちゃんとした理由があったんですね。
知っておきたい!コンビニで買える市販薬の「種類」と「販売ルール」

「登録販売者」がいれば薬が売れる、という話をしましたが、実は、市販薬なら何でもかんでもコンビニで売れるわけではないんです。
市販薬(OTC医薬品とも言います)は、その副作用のリスクの高さによって、3つのグループに分けられています。
これが分かると、「コンビニで買える薬」と「買えない薬」がハッキリしますよ。
市販薬の3つの分類
| 分類 | リスク | 販売のルール | 主な例 |
|---|---|---|---|
| 第1類医薬品 | 高い | 薬剤師による説明が必須。 (登録販売者では不可) |
ロキソニンS、ガスター10など |
| 第2類医薬品 | 中程度 | 薬剤師または登録販売者が常駐。 (説明は努力義務) |
イブ、バファリン(大部分)、風邪薬など |
| 第3類医薬品 | 低い | 薬剤師または登録販売者が常駐。 (説明の義務なし) |
ビタミン剤、湿布、整腸薬など |
この表を見て、もうお分かりですね?
コンビニ(セブンイレブンを含む)の医薬品取扱店舗にいるのは、ほとんどの場合「登録販売者」です。
ということは、コンビニで販売できるのは、「第2類医薬品」と「第3類医薬品」だけ、ということになります。
私たちが「頭痛薬」としてイメージする「イブ」や「バファリン」の多くは、この「第2類医薬品」に分類されます。
だから、理論上は、登録販売者がいるセブンイレブンなら、イブやバファリンを買うことができるんです。
「じゃあ、ロキソニンSは?」
残念ながら、「ロキソニンS」は「第1類医薬品」です。
第1類医薬品の販売には、薬剤師による対面での説明が法律で義務付けられています。
薬剤師が常駐しているコンビニは、全国でもほぼ皆無と言っていいでしょう。
したがって、「セブンイレブン(コンビニ)でロキソニンSは絶対に買えない」と覚えておいてください。
「第2類」とか「第3類」とか言われても、結局どれが買えるの?と思いますよね。
次の章で、もしセブンイレブンに置いてあるとしたら、どんな成分の頭痛薬が予想されるか、具体的に見ていきましょう。
セブンイレブンで取り扱いが予想される頭痛薬の主要成分とその特徴

では、運良く医薬品を扱っているセブンイレブンを見つけたとします。
そこには、どんな頭痛薬が並んでいる可能性が高いでしょうか?
コンビニの限られたスペースでは、ドラッグストアのように何十種類もの薬を置くことはできません。
おそらく、「最も有名で、多くの人が知っている、第2類医薬品」が厳選されて置かれているはずです。
頭痛薬の成分は色々ありますが、市販薬の主役は主に以下の3つです。
主役その1:イブプロフェン (第2類医薬品)
「イブA錠」や「リングルアイビー」などで有名な成分です。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)というグループの薬で、痛みや熱の原因となる物質(プロスタグランジン)を抑える働きがあります。
- 特徴: 鎮痛効果が比較的強く、即効性も期待できます。特に生理痛(月経痛)にもよく効くとされています。
- 注意点: 効き目が良い反面、胃腸への負担(胃が荒れる)が出やすい成分でもあります。空腹時を避けて飲むのが基本です。
- 予想される商品: イブA錠、イブクイック頭痛薬、リングルアイビーなど。
主役その2:アセトアミノフェン (第2類医薬品)
「タイレノールA」や、小児用の「小児用バファリン」などに使われている成分です。
脳の中枢神経に作用して、痛みの感じやすさを下げる(鎮痛)働きと、体温調節中枢に作用して熱を下げる(解熱)働きがあります。
- 特徴: なんといっても「胃への負担が少ない」のが最大のメリットです。空腹時にも飲めるほどマイルドとされています。効き目も比較的おだやかです。
- 注意点: イブプロフェンと違い、「炎症」を抑える作用はほとんどありません。また、お酒(アルコール)と一緒に飲むのは肝臓への負担が大きくなるため厳禁です。
- 予想される商品: タイレノールA、バファリンルナJ(小中学生用ですがアセトアミノフェン単剤)など。
主役その3:アスピリン (指定第2類医薬品)
「バファリンA」の主成分として有名です。(※バファリンにはアセトアミノフェン系の「バファリンルナJ」やイブプロフェン系の「バファリンプレミアム」など色々あるので注意!)
イブプロフェンと同じNSAIDsの仲間で、古くから使われている解熱鎮痛成分です。
- 特徴: 鎮痛・解熱・抗炎症作用のバランスが取れています。血液をサラサラにする作用(抗血小板作用)も持っています。
- 注意点: イブプロフェン同様、胃腸への負担があります。そのため「バファリンA」には胃を守る成分が一緒に配合されています。また、インフルエンザの時や15歳未満の子供には使えない(ライ症候群のリスク)など、制限が多いのも特徴です。
- 予想される商品: バファリンAなど。
もしセブンイレブンの棚に頭痛薬が並んでいたら、ほぼ間違いなくこの3つの成分(またはこれにカフェインなどを加えたもの)のどれかでしょう。
「じゃあ、自分はどれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。
次の章で、選び方のコツを伝授します!
【成分別】イブプロフェン系とアセトアミノフェン系、自分に合う選び方

セブンイレブンに限らず、ドラッグストアで頭痛薬を選ぶときにも役立つ知識です。
「イブプロフェン」と「アセトアミノフェン」、この2大巨頭のどちらを選ぶかは、あなたの「体質」と「痛みの種類」によって決めるのがベストです。
ぶっちゃけ、どっちが「良い・悪い」ではなく、「合う・合わない」の世界なんです。
こんな人には「イブプロフェン系」がおすすめ!
「ズキン!ガツン!」とくる強い痛みで悩んでいる人
イブプロフェンは、アセトアミノフェンに比べて、鎮痛効果が強いとされています。
「この痛みを今すぐなんとかしたい!」という即効性や強さを求めるなら、イブプロフェン系が第一候補になります。
頭痛と一緒に「生理痛」もひどい人
イブプロフェンは、痛みや炎症の原因物質であるプロスタグランジンを抑える力が強いです。
生理痛は、このプロスタグランジンが子宮で過剰に作られることが原因の一つなので、イブプロフェンは生理痛にも高い効果を発揮します。
歯痛や、関節の痛みなど「炎症」を伴う痛みがある人
アセトアミノフェンにはない「抗炎症作用」があるため、腫れや炎症を伴う痛みにも向いています。
ただし!
胃が弱い自覚がある人、よく空腹で薬を飲んでしまう人は、胃を荒らす可能性があるので注意が必要です。必ず食後に飲むようにしましょう。
こんな人には「アセトアミノフェン系」がおすすめ!
とにかく「胃にやさしい」薬がいい人
これがアセトアミノフェンの最大の強みです。
胃腸への負担が非常に少ないため、空腹時(食事がとれない時)でも服用できるとされています。
(もちろん、可能なら何か口にした後の方がベターですが)
普段から胃薬が手放せない、という人にはこちらが安心です。
「眠くなる成分」が入っていると困る人
頭痛薬には、鎮痛効果を助けるために「鎮静成分(アリルイソプロピルアセチル尿素など)」や「カフェイン」が入っていることが多いです。
アセトアミノフェン単剤の「タイレノールA」などには、これらの成分が入っていないため、仕事中や運転前など、眠気やだるさが出ると困るシーンでも比較的使いやすいです。
インフルエンザかもしれない時
高熱が出て頭痛がする時、もしインフルエンザだった場合、イブプロフェンやアスピリンは「インフルエンザ脳症」のリスクを高める可能性があるため、使用は推奨されていません。
その点、アセトアミノフェンは小児やインフルエンザ時にも比較的安全に使える解熱鎮痛成分とされています。(もちろん医師の判断が最優先ですが)
自分の体質や状況を考えて、どちらが合いそうか選んでみてください。
よくわからない、という人は、とりあえず胃にやさしいアセトアミノフェン系から試してみるのが無難かもしれませんね。
ちなみに、Amazonや楽天市場などのネット通販なら、イブプロフェンとアセトアミノフェンの両方が入った「合剤」(例:イブA錠EXなど)や、もっと多くの種類からじっくり選ぶことができますよ。
・【第1類医薬品】コンビニでは買えない「強力な頭痛薬」は何が違うのか
・セブンイレブンで医薬品を購入する際の注意点と登録販売者への確認事項
・もしセブンで買えなかったら?徒歩圏内の代替購入先リストと営業時間
・頭痛薬以外でも効果あり?コンビニで手に入る「頭痛対策アイテム」
胃への優しさが違う?胃薬成分が配合されている頭痛薬の見分け方

「頭痛薬は飲みたいけど、胃が荒れるのが怖くて……」
そう思っている人、すごく多いですよね。
筆者(どこストア)も胃が弱い方なので、その気持ち、よーくわかります。
先ほど、イブプロフェンやアスピリン(NSAIDs)は胃に負担がかかりやすい、とお話ししました。
これは、これらの薬が、痛みや熱の原因物質(プロスタグランジン)を作るのをブロックする際、同時に「胃の粘膜を守る」働きを持つプロスタグランジンまで減らしてしまうからなんです。
でも、製薬会社さんもそこはちゃんと考えてくれています。
「鎮痛成分」と一緒に、あらかじめ「胃薬成分」を配合している頭痛薬がたくさんあるんです!
セブンイレブンで取り扱いがあるかは店舗によりますが、ドラッグストアやネット通販で選ぶ際には、ぜひチェックしてみてください。
代表的な「胃を守る成分」
パッケージの裏にある「成分・分量」の欄を見て、以下の成分が入っていたら、それは「胃への負担を軽減する工夫がされている薬」だと思ってOKです。
- 酸化マグネシウム
代表的な胃薬成分(制酸剤)です。「イブクイック頭痛薬」などに配合されています。
出過ぎた胃酸を中和して、胃の粘膜を保護してくれます。 - 合成ヒドロタルサイト(ダイバッファーHT)
「バファリンA」の約半分は、この優しさ成分(胃粘膜保護剤)でできています。
胃酸を中和しつつ、胃の粘膜に保護膜を張ってくれるイメージです。 - 乾燥水酸化アルミニウムゲル
これも制酸剤の一種で、胃酸を中和してくれます。
どうやって見分ける?
一番簡単なのは、パッケージの「キャッチコピー」を見ることです。
- 「胃にやさしい」
- 「Quick(クイック)」系(イブクイックなど)
- 「バファリン」(バファリン自体が胃を守る成分をウリにしていることが多い)
こういった表記がある商品は、胃薬成分が配合されているか、あるいは鎮痛成分自体が胃に優しいアセトアミノフェンだったりする場合が多いです。
ただし、注意点が一つ。
「胃薬成分が入ってるから、空腹で飲んでも大丈夫!」というわけではありません。
イブプロフェンやアスピリンが入っている限り、胃への負担がゼロになるわけではないので、基本は「食後に飲む」ことを徹底してくださいね。
「どうしても今、食事がとれない!」という緊急事態には、やはり胃への負担が最も少ないアセトアミノフェン系(タイレノールAなど)を選ぶのが、一番安全な選択と言えるでしょう。
Amazonや楽天なら、「頭痛薬 胃にやさしい」といったキーワードで検索すれば、該当する商品が一覧で出てくるので、比較しやすくて便利ですよ。
【第1類医薬品】コンビニでは買えない「強力な頭痛薬」は何が違うのか

「ぶっちゃけ、コンビニで買える薬って、効き目がイマイチなんじゃない?」
「どうせなら、一番強い『ロキソニン』が欲しいんだけど!」
そう思う方も多いでしょう。
確かに、市販の頭痛薬の中で「効き目がシャープで強い」と言われると、「ロキソニンS」(主成分:ロキソプロフェンナトリウム水和物)を思い浮かべる人が多いですよね。
しかし、先ほどの「市販薬の分類」の表でも解説した通り、このロキソニンSは「第1類医薬品」です。
第1類医薬品は、市販薬の中では最もリスク(副作用など)が高いグループに分類されています。
そのため、販売には「薬剤師」が、「対面で」「文書(説明書)を使って」「情報提供(説明)」することが法律で厳しく義務付けられています。
もうお分かりですね。
「登録販売者」しかいない(あるいは、誰も資格者がいない)セブンイレブンでは、この第1類医薬品を販売することは絶対にできないんです。
ロキソニンS(第1類)とイブ(第2類)は何が違う?
「どっちも同じ鎮痛薬じゃないの?」と思うかもしれませんが、大きな違いがあります。
ロキソニンS(ロキソプロフェン)の特徴
ロキソニンSは「プロドラッグ」と呼ばれるタイプの薬です。
これは、薬が体(胃)の中にあるうちはまだ「未完成」の状態で、腸から吸収されて体内で代謝(変化)されて初めて「完成形(効果を発揮する形)」になる、という設計になっています。
これにより、胃にいる間は胃粘膜への刺激が少ない(胃に優しい)のに、体内に吸収されるとシャープに効く、というメリットがあります。
(※ただし、胃への負担がゼロではないので、やはり空腹時は避けるべきとされています)
効き目も非常に速く、強い痛みや炎症に高い効果が期待できます。
イブ(イブプロフェン)との比較
効き目の強さや速さには個人差が大きいため、一概に「ロキソニンの方が絶対に強い」とは言えません。
人によっては「イブの方が自分には合う」ということも全然あります。
ただ、ロキソニンSの方が「効き目のキレが良い」と感じる人が多い傾向にはあるようです。
その分、副作用のリスクもイブ(第2類)より高いと判断されているため、「第1類」に指定され、薬剤師による厳重な管理下でしか販売できない、というわけです。
どうしてもロキソニンSが欲しい場合は?
コンビニ(セブンイレブン)では買えません。
以下の方法で購入する必要があります。
- ドラッグストアの「薬剤師がいる時間」に行く
これが一番手っ取り早いです。ただし、薬剤師が休憩中だったり、早朝・深夜は不在だったりすると買えません。 - ネット通販(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)を利用する
「え、ネットで第1類医薬品が買えるの?」と驚くかもしれませんが、買えます。
ただし、ネット販売のルールに従い、購入ボタンを押した後、サイト上の薬剤師からの質問(チャットやメール)に回答し、「情報提供を受けました」と承諾する手続きが必要です。
少し手間はかかりますが、ドラッグストアの営業時間を気にせず買えるのは大きなメリットです。
今すぐ欲しい!という時には向きませんが、常備薬としてストックしておくなら、ネット通販は非常に便利ですよ。
セブンイレブンで医薬品を購入する際の注意点と登録販売者への確認事項

さて、ここまで「セブンイレブンでは頭痛薬はほぼ買えない」という話が中心でしたが、もしあなたが幸運にも「医薬品取扱店舗」を発見できた場合。
その時に、いくつか知っておいてほしい注意点があります。
コンビニだからといって、お菓子やジュースと同じ感覚でカゴに入れてはいけませんよ!
注意点1:24時間「買える」とは限らない!
これが最大の注意点です。
セブンイレブンのお店自体は24時間開いていても、医薬品を販売できるのは「登録販売者」が勤務している時間帯だけです。
多くの店舗では、「医薬品販売時間:9:00~17:00」(あるいは 21:00 までなど)といったように、時間が決められています。
この時間外になると、たとえ商品が棚に並んでいても、販売することは法律で禁じられています。
「夜中に頭が痛くなったからセブンに駆け込んだのに、医薬品コーナーだけ閉まってた……」
なんてことは、普通にあり得ます。
「24時間営業=24時間薬が買える」ではないことを、絶対に覚えておいてください。
注意点2:品揃えは最小限。選べるほどない
コンビニの医薬品コーナーは、ドラッグストアとは全く違います。
「頭痛薬」「風邪薬」「胃薬」「目薬」など、各ジャンルで「一番売れ筋の有名な商品が1~2種類」置かれているだけ、というのが普通です。
「イブクイックが欲しいのに、イブA錠しか置いてない」
「アセトアミノフェン系が欲しいのに、イブプロフェン系しかない」
といったことは日常茶飯事です。
「今ある痛み」をとりあえず抑えるための「緊急避難用」と割り切り、選ぶ楽しみはないと思った方がいいでしょう。
注意点3:不安なことは「登録販売者」に聞こう!
もし登録販売者がレジや売り場にいるなら、それは絶好のチャンスです。
コンビニの店員さんというより、「薬の専門家」として、遠慮なく質問しましょう。
<確認事項の例>
- 「今、病院の〇〇という薬を飲んでいるんですけど、この頭痛薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?」
- 「胃が弱いんですけど、こっちの薬とこっちの薬、どっちがマシですか?」
- 「この薬、飲んだら眠くなりますか?これから運転しないといけないんですが」
- 「授乳中(または妊娠中)なんですけど、飲めますか?」
特に「飲み合わせ」や「アレルギー」、「持病」に関しては、重大な健康被害につながる可能性もあります。
セブンイレブンの店員さんだから……と遠慮せず、医薬品コーナーにいる資格者(名札に「登録販売者」と書いてあります)を捕まえて、必ず確認するようにしてくださいね。
もしセブンで買えなかったら?徒歩圏内の代替購入先リストと営業時間

「やっぱり、近所のセブンイレブンには頭痛薬、売ってなかった……」
「医薬品コーナーはあったけど、販売時間外だった……」
大丈夫です、落ち込まないでください。
頭痛薬が買える場所は、セブンイレブン以外にもたくさんあります。
今いる時間と場所に合わせて、次の選択肢を検討してみましょう。
【選択肢1】ドラッグストア(日中~21時頃まで)
(例:マツモトキヨシ、スギ薬局、ウエルシア、ハックドラッグ、サンドラッグなど)
言わずもがな、医薬品購入の「王道」です。
メリット: 品揃えが圧倒的。ロキソニンS(第1類)も薬剤師がいれば買える。価格もコンビニより安いことが多い。登録販売者や薬剤師に相談しやすい。
デメリット: 営業時間が限られる。ほとんどの店舗は20時~22時頃には閉まってしまいます。
【選択肢2】他のコンビニ(ローソン・ファミリーマート)
セブンイレブンがダメでも、他のコンビニなら……という可能性はあります。
特に「ローソン」は、コンビニ業界の中では医薬品取扱店舗数が多いことで知られています。
メリット: セブンイレブン同様、24時間営業(ただし医薬品販売時間は限られる)。店舗数が多い。
デメリット: やはり医薬品取扱店舗は全体の一部。「ローソン 医薬品 店舗検索」などで、あらかじめ調べてから行くのが確実です。品揃えも最小限。
【選択肢3】24時間営業のドラッグストア・ディスカウントストア
(例:一部のウエルシア、ドン・キホーテなど)
もしあなたの街に「24時間営業」のドラッグストアや、ドン・キホーテの医薬品コーナーがあれば、そこが最後の砦になります。
メリット: 深夜・早朝でも頭痛薬(第2類・第3類)が確実に買える。
デメリット: 第1類医薬品(ロキソニンSなど)は、深夜帯は薬剤師がいないため買えません。店舗数が非常に限られる。
【選択肢4】ネット通販(Amazon, 楽天市場, Yahoo!ショッピング)
「今すぐ」の痛みには対応できませんが、「常備薬」として切らしてしまった場合には、これが最強の選択肢です。
メリット: 品揃えは無限大。価格も安い。第1類医薬品(ロキソニンS)も薬剤師とのやり取りを経て購入可能。家から一歩も出ずに注文できる。
デメリット: 届くまでに時間がかかる(最短でも翌日)。
「あ、頭痛薬、最後の1箱開けちゃった」
その瞬間に、Amazonや楽天でポチッておくのが、一番賢い「頭痛対策」かもしれませんね。
頭痛薬以外でも効果あり?コンビニで手に入る「頭痛対策アイテム」

「セブンイレブンで薬は買えなかった……でも、どうしてもこの痛みを少しでも和らげたい!」
そんな時、医薬品以外でも、コンビニで手に入るアイテムで「気休め」以上の効果が期待できるものがあります。
ただし、これにはあなたの「頭痛のタイプ」を知っておくことが重要です。
タイプ1:「ズキン、ズキン」と脈打つ痛み(片頭痛かも?)
もし、こめかみあたりが脈打つように痛む、光や音に敏感になる、吐き気がする、といった症状なら「片頭痛」の可能性があります。
片頭痛は、頭の血管が「拡張」しすぎることで起こると言われています。
<セブンで買うべきアイテム>
- 冷却シート(熱さまシート、冷えピタなど)
おでこや首筋など、痛む部分を「冷やす」ことで、血管の拡張を和らげる効果が期待できます。
これはかなり有効な手段です。 - カフェイン入りの飲み物(コーヒー、緑茶、栄養ドリンク)
カフェインには「血管を収縮させる」作用があります。
そのため、血管が拡張して起こる片頭痛の「初期」に飲むと、痛みが和らぐことがあります。
(※ただし、飲み過ぎや、痛みが本格化してから飲むと逆効果になることも。飲み過ぎはカフェイン離脱頭痛の原因にもなるので注意!)
タイプ2:「ギューッ」と締め付けられる痛み(緊張型頭痛かも?)
もし、後頭部や首筋から頭全体が「ヘルメットで締め付けられる」ように重く痛む、肩こりや眼精疲労もひどい、という場合は「緊張型頭痛」の可能性が高いです。
これは、長時間のデスクワークやスマホ操作で、首や肩の筋肉が「緊張」し、血行が悪くなることで起こります。
<セブンで買うべきアイテム>
- 温かい飲み物(白湯、ハーブティー、ホットミルクなど)
片頭痛とは逆に、こちらは「温めて」血行を良くすることが重要です。
カフェインの入っていない温かい飲み物で、リラックスしましょう。 - 蒸気でホットアイマスクなど
もしセブンイレブンに置いてあればラッキーです。
目の疲れ(眼精疲労)から来ている頭痛の場合、目元を温めることで、周辺の筋肉がほぐれて楽になることがあります。 - 軽いストレッチ(アイテムではないですが)
ドリンクを買うついでに、店の外でゆっくり首を回したり、肩を上げ下げしたりして、固まった筋肉をほぐしてあげるのも効果的です。
薬が買えなかった時は、自分の頭痛が「冷やすべきか」「温めるべきか」を考えて、これらのアイテムを試してみてください。
医薬品がなくても、できることはまだありますよ!
・まとめ:セブンイレブンでの頭痛薬購入に関する読者のQ&A
海外のセブンイレブンと違う?日本の医薬品販売規制の基礎知識

「そういえば、ハワイやアメリカのセブンイレブンには、普通に頭痛薬が棚に並んでたけど?」
海外旅行の経験がある方は、そんな疑問を持つかもしれません。
おっしゃる通り、アメリカなどの多くの国では、「タイレノール(アセトアミノフェン)」や「アドビル(イブプロフェン)」といった一般的な鎮痛薬が、コンビニやスーパーの棚にお菓子やジュースと同じように並んでおり、レジで誰でも簡単に買うことができます。
では、なぜ日本では「登録販売者」だの「薬剤師」だのと、こんなに面倒なことになっているのでしょうか?
これは、「医薬品に対する国の考え方」が根本的に違うからです。
「自己責任」のアメリカ vs 「安全・適正使用」の日本
すごくざっくり言うと、アメリカは「薬を選ぶのも、使うのも、基本的には個人の自由と自己責任」という考え方が強いです。
(もちろん、処方箋薬は厳しく管理されていますが、市販薬は買いやすいです)
それに対して、日本は「医薬品は、たとえ市販薬であっても、使い方を間違えれば健康被害のリスクがある」という考え方を重視しています。
そのため、副作用のリスクをできるだけ減らし、国民に「安全」に「適正」に使ってもらうために、専門家(薬剤師や登録販売者)を介して販売するというルールを設けているのです。
どちらが良い・悪いという問題ではありません。
文化や医療制度の違いですね。
日本の「登録販売者」制度は、安全のための仕組み
私たちが「不便だなぁ」と感じる日本の医薬品販売ルールは、裏を返せば「それだけ手厚く守られている」ということでもあります。
例えば、アセトアミノフェンは胃に優しい安全な薬というイメージがありますが、容量を守らずに大量に飲んだり、お酒と一緒に飲んだりすると、重篤な肝障害を引き起こすことが知られています。
イブプロフェンやアスピリンも、胃腸障害の他に、腎臓に負担をかけることもあります。
こうしたリスクを一般の人がすべて理解して使うのは困難です。
だからこそ、「ちょっと待ってください。その飲み方は危ないですよ」「こちらの薬の方があなたには合ってますよ」とアドバイスしてくれる専門家の存在が必要とされているわけです。
登録販売者制度は、医薬品をより身近な場所(コンビニやスーパー)でも買えるようにしつつ、最低限の安全性を確保するために作られた、日本独自の仕組みなんですね。
「セブンイレブンで買えない!」とイライラする気持ちもわかりますが、「安全のためか」と、少しだけ納得していただけると幸いです。
まとめ:セブンイレブンでの頭痛薬購入に関する読者のQ&A

さて、ここまでセブンイレブンの頭痛薬事情について、9000文字を超えるボリュームで徹底的に解説してきました。
最後に、この記事の重要ポイントをQ&A形式で総まとめします!
Q. 結局、セブンイレブンで頭痛薬は買えるの?
A. 買える店舗は「非常に稀(まれ)」です。
医薬品販売許可と「登録販売者」がいる店舗(入り口に「医薬品」の表示あり)でのみ購入可能です。
また、その店舗でも「登録販売者がいる時間帯(例:9時~17時など)」しか買えません。
深夜・早朝に買える可能性は、ほぼゼロに近いと思ってください。
Q. 一番確実な買い方は?
A. 日中なら「ドラッグストア」、深夜なら「24時間営業のドラッグストア(ドンキ等)」です。
セブンイレブンを何軒も探し回るより、最初からドラッグストアに行った方が早くて確実です。
もし今すぐ必要でないなら、Amazonや楽天市場で「常備薬」としてストックしておくのが、最も賢い方法です。
Q. コンビニで買える一番強い薬は?
A. 「ロキソニンS(第1類医薬品)」は絶対に買えません。
買える可能性があるのは「第2類医薬品」である「イブプロフェン系(イブA錠など)」や「アセトアミノフェン系(タイレノールAなど)」です。
効き目の強さの感じ方には個人差がありますが、一般的に鎮痛効果が強いとされるのは「イブプロフェン系」です。
Q. ネットで買うのはアリ?
A. 大いに「アリ」です!
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど、大手通販サイトでは、第1類(ロキソニンSなど)、第2類、第3類のすべての市販薬が購入可能です。
(※第1類は薬剤師の確認手続きが必要です)
品揃えが豊富で、価格も安く、家まで届けてくれるので、常備薬の購入先としては最適です。
急な頭痛に備えて、「イブプロフェン系」と「アセトアミノフェン系」の2種類をストックしておくと、体調や状況に合わせて使い分けができるので、最強の布陣と言えるでしょう。
ただし!
フリマアプリの「メルカリ」などで、個人が出品している医薬品を買うのは絶対にやめてください。
医薬品の個人売買は法律で禁止されていますし、偽物や品質が劣化している可能性があり、非常に危険です。
必ず、許可を受けたドラッグストアやネットショップから購入してくださいね。
以上、筆者(どこストア)がお届けしました。
この記事が、あなたの急な頭痛の助けになれば幸いです!




