ローソンで買えるピアッサーの全種類と安全な使い方を徹底解説！

こんにちは！ローソンをはじめ、コンビニの便利さに日々感謝しているどこストアです。
突然ですが、皆さんは「ピアスを開けたい！」と思ったとき、どこでピアッサーを探しますか？ 雑貨屋さん、ドラッグストア、それとも病院でしょうか？
実は、あの身近なコンビニ「ローソン」で、手軽にピアッサーが手に入るってご存知でしたか？
「まさかピアス本体が売ってるの？」と思われがちですが、ローソンで買えるのは、安全に自分で穴を開けられる「ピアッサー」という器具なんです。
今回は、ローソンで販売されているピアッサーのメーカー、種類、価格帯、そして安全にピアッシングを成功させるための手順やアフターケアに至るまで、筆者が徹底的に深掘りしてご紹介します！
「急に開けたくなった！」「今すぐ欲しい！」という衝動に駆られた方も、この記事を読めば安心して一歩を踏み出せますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね！

ローソンで「ピアス」ではなく「ピアッサー」が売っている驚きの事実と基本情報

「ローソンにピアスが売ってる」という噂を聞いて、実際に店舗へ足を運んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。結論からお伝えすると、ローソンで売られているのは、厳密には「ファーストピアスがセットされた使い捨てのピアッシング用器具（ピアッサー）」です。
ファッション用のピアス（セカンドピアス）が並んでいるわけではないのでご注意ください。これは、コンビニが「救急用品」「衛生用品」のカテゴリーで商品を扱っているためで、ピアッサーは「滅菌処理された衛生的な器具」として陳列されていることが多いのです。
このピアッサーは、一瞬で穴を開け、同時にピアスを装着できる仕組みになっており、初めてピアスを開ける方でも比較的簡単に使えるように設計されています。この手軽さが、「思い立ったらすぐ開けたい」というニーズにぴったり合っているため、コンビニでの取り扱いが増えているんですね。

コンビニエンスストアにおけるピアッサー販売の法的・衛生的な位置づけ

ピアッサーは「医療機器」に分類されるため、販売には薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）が関わってきます。しかし、コンビニで販売されているものは、「管理医療機器」の承認を得ており、「高度管理医療機器」ではありません。
これにより、薬局や医療機関だけでなく、許可を得た一般店舗（コンビニやドラッグストアなど）でも販売が可能になっています。ローソンがこの商品を扱う最大の理由は、その「滅菌性」と「安全性」にあります。
製品は一つずつ個包装されており、使用直前まで完全に無菌状態が保たれているため、衛生的で感染リスクを最小限に抑えられます。これは、急なニーズに対応するコンビニ商品として非常に重要な要素ですよね。

また、販売価格には「ピアッサー本体」と「ファーストピアス」の費用が全て含まれているため、別々に購入する手間がありません。これが初心者にとっての大きなメリットとなります。ただし、アフターケアに必要な消毒液などは、別途購入が必要になることが多いので、そこだけは忘れないようにしましょう。

「ピアス」と「ピアッサー」の違いを分かりやすく解説

改めて、「ピアス」と「ピアッサー」の違いを明確にしておきましょう。

名称	用途	目的
ピアス (Piercing)	ファッションアクセサリー	装飾、おしゃれ、自己表現
ピアッサー (Piercer)	ピアスホールを開けるための器具	ピアスホールの形成

つまり、ローソンで売られているのは「穴を開ける道具」であり、「穴が開いた後に着ける飾り」ではない、ということです。
ピアッサーには、ピアッシングと同時にファーストピアスがセットされるため、穴が開いた直後からホールが安定するまでの約4〜6週間、そのピアスを外す必要がありません。この「一石二鳥」の仕組みが、セルフピアッシングを劇的に簡単にしてくれたわけですね。
もしローソンでファッションピアスを探している方（外部リンク）がいたら、それはドラッグストアや雑貨店、もしくはネット通販の役割だと覚えておくとスムーズです。

ローソンピアッサーの主要メーカー「ワンダーワークス」の信頼性と実績

コンビニエンスストアで最も高い確率で出会うピアッサーのメーカー、それは「株式会社ワンダーワークス (Wonder Works)」です。ローソンに限らず、多くのドラッグストアや量販店で「セイフティピアッサー」や「JPS」のブランド名で知られています。
このメーカーは、ピアッシング用品の専門知識と長年の経験を持っており、日本国内での流通量も非常に多いことから、信頼性という面で非常に評価が高いです。なぜワンダーワークス社の製品がコンビニで選ばれるのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。

ワンダーワークス製品がコンビニで選ばれる3つの理由

ワンダーワークスの製品がローソンをはじめとするコンビニで広く採用されているのには、明確な理由があります。

1. 滅菌性の徹底: 全製品がE.O.ガス滅菌済みであり、パッケージを開けるまで完全に無菌状態が保たれています。これにより、ユーザーは清潔な状態でのピアッシングが保証されます。コンビニという誰でも手軽に購入できる場所だからこそ、この衛生管理の徹底が求められます。
2. 安心の医療機器承認: 前述の通り、販売には国の承認が必要ですが、ワンダーワークス社の製品は厳格な基準をクリアし、厚生労働省の承認を得た「管理医療機器」です。これは、一定の安全基準を満たしている証であり、ユーザーへの安心感につながります。
3. シンプルで確実な操作性: ピアッサーの操作方法が非常にシンプルで、「カチッ」と音がするまで握るだけという簡単なステップでピアッシングが完了します。複雑な操作が必要ないため、初めてピアスを開ける方でも、説明書を読めばほとんど失敗なく使用できます。

これらの理由から、急なニーズや緊急時にも安心して購入できる商品として、コンビニの棚に並んでいるのです。

ピアッサーの材質に関するワンダーワークスのこだわり

ピアッサー選びで最も重要視すべき点の一つが、ファーストピアスの「材質」です。特に金属アレルギーを持つ方にとっては、材質が命取りになることもあります。ワンダーワークス社は、この点にも強いこだわりを持っています。
彼らが採用している主な材質は以下の通りです。

• 医療用ステンレス（サージカルステンレス316L）：最も一般的でコストパフォーマンスに優れています。アレルギーを起こしにくいとされていますが、極度の金属アレルギーの方は注意が必要です。
• 純チタン（Titanium）：アレルギー対応の素材としては最高レベルで、金属アレルギーの方に最も推奨される素材です。生体適合性が非常に高く、ホールが安定しやすいと言われています。
• 樹脂（プラスチック）：完全に金属フリーで、金属アレルギーの心配が一切ありません。ただし、ホールが完成するまでの強度や衛生面で、金属製に比べてやや劣るという意見もあります。

ローソンでどの材質のピアッサーが販売されているかは、時期や店舗によりますが、アレルギーが心配な方はパッケージをよく見て、「純チタン」と記載されているものを選ぶのが賢明です。
ピアッサーの選び方一つで、その後のトラブル発生率が大きく変わってきますので、慎重に選びたいですね。

コンビニで買えるピアッサーのメリット・デメリットを徹底比較！

ローソンなどのコンビニでピアッサーを購入することには、様々なメリットと、逆に知っておくべきデメリットが存在します。「病院で開ける」「専門店で開ける」といった他の方法と比較しながら、コンビニ購入の特性を詳しく見ていきましょう。
特に急いでいる時や、夜中に思い立った時には、コンビニのピアッサーは非常に魅力的ですが、その手軽さゆえの注意点もあるんです。

最大のメリットは「手軽さ」と「衝動性」への対応力

コンビニピアッサーの最大の強みは、やはりその圧倒的な購入のしやすさにあります。

• 24時間購入可能: 「今すぐ開けたい！」という衝動的なニーズに、深夜や早朝でも対応できるのはコンビニならではの強みです。
• 人目を気にしない: 病院や専門店でピアッシングについて相談したり購入したりするのに抵抗がある方も、コンビニなら他の買い物と一緒に気軽に購入できます。
• 低価格かつオールインワン: 器具とファーストピアスがセットになっているため、購入後に何も買い足す必要がなく、トータルコストも比較的安価に抑えられます。
• 滅菌済みで衛生的: 医療機器として認可されているため、衛生面での心配がほとんどありません。

特に地方にお住まいの方や、近くに専門クリニックがない方（外部リンク）にとっては、コンビニが最後の砦になることもあります。この「すぐに手に入る」という利便性は、他の購入場所ではなかなか得られません。

コンビニピアッサーの知っておくべきデメリットと注意点

一方で、コンビニでの購入にはいくつかのデメリットも存在します。これを知らずに使用すると、トラブルの原因になりかねません。

デメリット	具体的な注意点
選択肢が少ない	デザインやピアスの材質、ゲージ（太さ）の種類が限られています。
専門的なアドバイスがない	ピアッシングの位置や、アレルギーの相談、使用後のトラブル対応について、店員からは一切アドバイスを受けられません。
失敗のリスク	全て自己責任で行うため、位置のズレや斜めに開いてしまうなどの失敗リスクが高まります。
アフターケア用品の不足	ピアッサー本体しか入っていないため、消毒液や化膿止めは別途購入が必要です。

特に「専門的なアドバイスがない」という点は重要です。耳たぶの厚さや形状によっては、セルフピアッシングが難しい場合もあります。また、ピアッシングの位置一つで、見た目やその後のケアのしやすさが大きく変わってきます。心配な方は、購入前にインターネットでピアスの理想的な位置（外部リンク）をしっかり調べておくことをお勧めします。

ピアッシングは医療行為です。手軽さに流されず、事前にしっかりと情報収集を行い、自分の体調や状況に合わせて判断することが、成功へのカギとなります。

【種類別】ローソンピアッサーのファーストピアス材質と選び方（医療用ステンレス、純チタン、樹脂）

ピアッサー選びの最重要ポイント、それはズバリ「ファーストピアスの材質」です。特に初めてピアスを開ける方、あるいは過去に金属アレルギーでトラブルを起こした経験がある方は、ここを間違えるとせっかく開けたピアスホールが炎症を起こしたり、化膿したりする原因になりかねません。ローソンで手に入るピアッサーの材質について、その特性と選び方を詳しく見ていきましょう。
材質は単なるデザインの一部ではなく、身体との相性を決める非常に重要な要素なのです。

金属アレルギーに不安があるなら「純チタン」か「樹脂」が絶対におすすめ

ローソンで販売されているピアッサーにセットされているファーストピアスは、主に以下の3種類に大別されます。

材質	アレルギー対応	特徴と選び方
医療用ステンレス （サージカルステンレス316L）	△ (比較的安全)	最も安価で一般的。ニッケルなどの不純物が少ないが、重度の金属アレルギーの方は避けるべき。
純チタン	◎ (最も安全)	生体適合性が非常に高い素材。金属アレルギーの心配がある方は迷わずこれを選ぶべき。価格は高め。
樹脂・プラスチック	◎ (金属フリー)	完全に金属を含まないため、金属アレルギーの心配ゼロ。ただし、素材が柔らかく、ホールが安定しにくい可能性も。

もし、ご自身がどの程度の金属アレルギーを持っているか不明な場合は、迷わず「純チタン」のピアッサーを選ぶことを強くお勧めします。ファーストピアスでアレルギー反応を起こすと、ホールが安定するまでに時間がかかり、最悪の場合、ピアスホールを諦めなければならない事態にもなりかねません。最初は少し価格が高くても、純チタンを選ぶことで、その後のトラブルリスクを大幅に減らすことができますよ。

ファーストピアスのデザインと石の種類について

コンビニで販売されているピアッサーにセットされているファーストピアスは、シンプルなデザインが多いです。これは、ホールが安定するまでの間、引っかかりにくく、ケアしやすいように設計されているためです。
多くの場合、透明な樹脂製や、小さな一粒のストーン（人工石）がセットされています。ストーンの色は、クリア（透明）、ピンク、ブルーなど、数種類が用意されていることがあります。
ここで重要なのは、デザインよりも「サイズ」と「形状」です。
ファーストピアスは、ポスト（軸）が通常のピアスよりも太く、長めに作られています。これは、ピアッシング直後の腫れを考慮し、締め付けによる炎症を防ぐためです。
「早くおしゃれなピアスを着けたい！」という気持ちはわかりますが、ホールが完全に安定するまでは、付属のファーストピアスを絶対に外さないようにしてくださいね。

ピアッサーの価格帯はいくら？ローソンでのお財布事情とコスパ分析

「コンビニのピアッサーって、やっぱり高いんでしょう？」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、ローソンで販売されているピアッサーの価格帯は、1,000円台後半から3,000円前後に収まることが一般的です。
これは、薬局やディスカウントストアと比べても、そこまで大きな差がない価格設定と言えます。なぜなら、ピアッサーは「医療機器」であり、価格競争よりも「安全性」と「衛生管理」が重視される商品だからです。
この価格帯の内訳と、他のピアッシング方法とのコストパフォーマンスを比較してみましょう。

材質と価格の関係性：なぜ純チタンは高いのか？

ピアッサーの価格を左右する最大の要因は、やはり「ファーストピアスの材質」です。

• 医療用ステンレス製：比較的安価で、1,000円台後半から購入できることが多いです。
• 純チタン製：素材の原価が高く、製造にも高度な技術が必要なため、2,000円台後半から3,000円前後の価格帯になります。
• 樹脂製：価格はステンレス製に近いか、やや高い程度です。

ここで考えるべきは、「トラブルにかかるコスト」です。もし安価なステンレス製を選んでアレルギーを起こし、皮膚科を受診したり、薬を塗ったりする費用が発生したら、結果的に純チタン製よりも高くついてしまう可能性があります。
初期投資を惜しまず、最も生体適合性の高い純チタンを選ぶことは、将来的なトラブルリスクを避けるための賢い選択と言えるでしょう。

セルフピアッシング vs 病院ピアッシングのコスト比較

ローソンでピアッサーを購入するメリットの一つが、トータルコストの安さです。病院でピアッシングをする場合と、どれくらいの差があるのか比較してみましょう。

方法	初期費用（目安）	含まれるもの
ローソン（セルフ）	1,800円〜3,000円	ピアッサー本体、ファーストピアス（1個）
美容クリニック・皮膚科	両耳で6,000円〜10,000円	ピアッサー（またはニードル）、ファーストピアス（2個）、医師による施術と診察、アフターケアの相談

もちろん、病院でのピアッシングは費用が高くなりますが、「専門医による正しい位置への施術」「万が一のトラブルへの即時対応」という安心感が得られます。
しかし、「とにかく安く、手早く済ませたい」という方は、ローソンピアッサーが最適解となります。ご自身の予算と、リスク許容度（外部リンク）を天秤にかけて、最良の方法を選んでくださいね。

ローソンピアッサーの設置場所はどこ？探し方のコツと店員さんへの聞き方

「ローソンで売ってるのはわかったけど、どこにあるの？」これが次の大きな疑問ですよね。コンビニは限られたスペースに多種多様な商品を陳列しているため、ピアッサーのようなニッチな商品は見つけにくいことがあります。
ここでは、ローソンでピアッサーを探すための具体的なコツと、もし見つからなかった場合のスマートな店員さんへの聞き方を伝授します！

ローソン店内の陳列棚、ここを探せば見つかる！

ローソンでピアッサーが陳列されている場所は、大きく分けて以下の2パターンです。

• 【最有力】衛生用品・化粧品コーナー：
  絆創膏（バンドエイド）、綿棒、耳かき、カミソリなどの救急・衛生用品が置かれている棚の近くに並んでいることが多いです。パッケージが小さく、他の商品に紛れて目立たない場合があるので、一番下の棚や奥の方まで注意深く見てみましょう。
• 【次点】医薬品・サプリメントコーナー（カウンター近く）：
  医薬品の取り扱いがある大型店舗では、サプリメントや簡易的な健康グッズの並びに置かれていることもあります。

レジ横や、お菓子、パンのコーナーにはまず置いてありません。あくまで「衛生用品」として探すのが鉄則です。
また、全てのローソン店舗でピアッサーが販売されているわけではありません。特に小型店舗や駅ナカの店舗では、商品のラインナップが絞られているため、取り扱いがない可能性も高くなります。

店員さんに聞く時のスマートな聞き方

棚を探しても見つからなかった場合は、遠慮せずに店員さんに聞いてみましょう。ただし、聞き方にはちょっとしたコツがあります。

NGな聞き方：「ピアス売ってますか？」
→ 店員さんがファッションピアスと誤解し、「ありません」と答えられる可能性が高いです。

OKな聞き方：
「ピアッサー（またはピアスを開ける器具）はありますか？」「セイフティピアッサーという名前のものを探しているのですが…」
→「ピアッサー」という商品名やカテゴリ名を正確に伝えることで、店員さんも在庫の場所を把握しやすくなります。

もし、店員さんが初めて聞くような反応をした場合は、「絆創膏や衛生用品の近くにありませんか？」と陳列場所の手がかり（外部リンク）を加えてあげると、見つけやすくなりますよ。

ピアッシング前に知っておくべき必須の準備と心構え

ローソンでピアッサーを購入し、いざ開封！というその前に、必ず知っておくべき「準備」と「心構え」があります。ピアッシングは、ただ穴を開ければ終わりではありません。その後のホールの安定に大きく関わる、非常に重要なプロセスなのです。
特に、セルフピアッシングの場合は、全ての責任が自分自身にありますから、万全の態勢で臨むことが大切です。

準備その1：道具の準備と環境の整備

ピアッサー本体以外にも、事前に用意しておきたいものがいくつかあります。

• 鏡：手鏡と、全身鏡または壁掛け鏡を用意すると、左右のバランスを確認しながら作業できます。
• マーキングペン：ピアッサーに付属していない場合、皮膚に印をつけられる専用のマーキングペン（なければアイライナーなど）を用意します。
• 消毒液：ピアッシング部位とその周辺を拭くための消毒液（エタノールなど）と、ピアッシング後のホールケア用の消毒液（マキロンなど）を準備します。
• 氷・冷却材：ピアッシング直前の耳たぶを冷やし、痛みを軽減するために使います。清潔な布やタオルで包んで使用してください。

ピアッシングを行う環境は、清潔で明るい場所を選びましょう。お風呂上がりは血行が良くなっているので、ピアッシングにはあまり適していません。落ち着いた時間帯を選び、リラックスできる状況で行うことが重要です。

準備その2：ピアッシングを行う「体調」と「心構え」

体調が万全でないときにピアッシングを行うのは、絶対に避けるべきです。

NGな状況	理由
風邪や体調不良、寝不足	免疫力が低下しており、感染症や炎症のリスクが高まるため。
飲酒後	出血しやすくなり、また判断力も鈍るため、ピアッシングに失敗する可能性が高くなります。
生理中・生理前後	ホルモンバランスが乱れ、痛みを感じやすかったり、ホールが安定しにくくなったりする場合があります。

ピアッシングの成功は、半分は事前の準備で決まります。特に「心構え」として、「失敗したらやり直せる」「無理だと思ったらやめる勇気も大切」という気持ちを持つことです。過度な緊張は、かえって手が震えて失敗する原因になります。深呼吸をして、リラックスした状態で臨みましょう。

【画像で解説】ローソンピアッサーの正しい使い方と失敗しないための3つのステップ

いよいよピアッサーの使い方です。ローソンで手に入るピアッサーは、ほとんどがワンプッシュで完了する非常にシンプルな構造をしています。しかし、その「ワンプッシュ」を成功させるためには、いくつかの重要なステップを踏まなければなりません。この3つのステップを忠実に守れば、失敗のリスクを限りなく低くすることができます。

ステップ1：正確な位置決めと冷却で痛みを最小限に

ピアッシングで最も重要なのが「位置決め」です。左右の耳の形は完全に同じではありませんので、鏡を見ながら慎重に印をつけましょう。

• 印付け：マーキングペンで耳たぶの真ん中、または少し下寄りの、骨や軟骨がない柔らかい部分に印をつけます。正面だけでなく、横からも確認し、左右の高さが均等であることを確認してください。
• 冷却：印をつけた部分を、清潔な布で包んだ氷や冷却材で5〜10分ほど冷やします。これにより、皮膚の感覚が麻痺し、ピアッシング時の痛みを大幅に軽減できます。
• 消毒：冷却後、ピアッシング部位の前後を消毒液（エタノールなど）で拭き、乾かします。この際、印が消えないように注意してください。

冷却は任意ですが、痛みに弱い方は必ず行うことをお勧めします。

[Image of ear piercing location]

ステップ2：ピアッサーを垂直に固定し、一気に「カチッ」

いよいよ本番です。ピアッサーを手に取り、セットされているファーストピアスが印をつけた部分に合うようにセットします。

• 垂直の維持：ピアッサーを耳たぶに対して必ず垂直（90度）になるように構えます。斜めになってしまうと、ホールも斜めに開いてしまい、セカンドピアスが入りにくくなる原因になります。
• 固定と確認：ピアッサーを耳たぶに軽く押し付け、印とピアスの先端が正確に合っていることを、鏡で最終確認します。
• ワンプッシュ：準備ができたら、ためらわずに一気に力を込めてピアッサーのトリガー（引き金）を握り込みます。「カチッ」という音が鳴れば、ピアッシングは完了です。

途中で止めたり、ゆっくり握ったりすると、ピアスが皮膚を貫通しきらずに失敗したり、痛みが増したりする原因になります。ここは勇気を出して、一気にやり切ることが大切です。

ステップ3：ピアッサーの取り外しと成功の確認

ピアッシングが完了し、「カチッ」と音が鳴ったら、ピアッサーを耳たぶから静かに離します。

• ピアッサーの回収：使用済みのピアッサーは、衛生的に処分します。再利用は絶対にできません。
• ピアスの確認：耳たぶの表側と裏側に、ファーストピアスがしっかりと装着されているかを確認します。キャッチ（留め具）が適度な間隔でポストに固定されているかを指で触って確認してください。
• 出血の対処：多少の出血はありますが、清潔なティッシュや綿棒で軽く押さえて止血します。血が止まったら、改めてホール周辺を消毒します。

これでセルフピアッシングは完了です。お疲れ様でした！この後は、痛みがある場合（外部リンク）でも、ファーストピアスは外さずに、次の「アフターケア」の段階に移りましょう。

ピアッシング後のアフターケアが全て！消毒の頻度と適切なケア用品

ピアッシングはゴールではなく、スタートです。ピアスホールが完全に安定するまでの約4〜6週間（耳たぶの場合）、いかに適切なアフターケアを行うかで、その後のピアスライフがスムーズになるかどうかが決まります。
どんなに清潔なピアッサーを使っても、その後のケアを怠ると、すぐに炎症や感染症を引き起こしてしまいます。ここでは、毎日のルーティンとして取り入れたいケア方法を詳しくご紹介します。

毎日の基本ケア：消毒と洗浄の正しい方法

最も重要なのは、「消毒」と「洗浄」です。これを怠ると、ピアスの周りに雑菌が繁殖しやすくなります。

1. 洗浄（1日1〜2回）： 石鹸（刺激の少ないもの、またはボディソープ）をよく泡立て、ピアスホールの周りを優しく洗います。この時、ファーストピアスはつけたまま、前後に軽く動かしながらホール内にも泡を行き渡らせるようにします。
2. すすぎ： シャワーのぬるま湯で石鹸カスが残らないように、しっかりと洗い流します。石鹸カスは炎症の原因になるため、これが非常に重要です。
3. 消毒・乾燥： 清潔なタオルやガーゼで水分を優しく拭き取った後、ピアスホール専用の消毒液や、低刺激の消毒薬（マキロンなど）を綿棒につけて、ホールの前後に塗布します。

過度な消毒はNGです。皮膚の常在菌まで殺してしまい、かえってホールの治癒を妨げる原因になることがあります。朝晩の2回程度を目安にし、洗浄をメインに行うように心がけてください。

注意点：触りすぎないことと、睡眠時の工夫

「気になってつい触ってしまう」というのは、ピアッシング後の人が陥りがちなNG行動です。

• 触らない： 汚れた手で触ると、手に付着した雑菌がホールに入り込み、炎症や化膿の原因になります。ケアをする時以外は、極力触らないようにしてください。
• 寝る時の工夫： 寝ている間にピアスが圧迫されると、ホールが傷ついたり、治癒が遅れたりします。ピアッシングした側を下にして寝るのは避け、仰向けや逆側を向いて寝るように意識しましょう。
• 髪の毛・衣服に注意： 髪の毛や、着替えの際に衣服がピアスに引っかかると、ホールが裂けてしまうなどの大きなトラブルになりかねません。特に着替えは慎重に行い、髪はピンで留めるなどしてピアスに触れないように工夫しましょう。

「清潔に保ち、刺激を与えない」というシンプルなルールが、ピアスホールを美しく完成させるための最大の秘訣です。

トラブル発生時の対処法：腫れ、痛み、化膿（かゆみ）のサインを見逃さないで

どんなに注意深くケアをしていても、ピアッシング後のトラブルは起こり得ます。重要なのは、トラブルのサインを早期に察知し、適切に対処することです。間違った自己判断で対処すると、症状を悪化させてしまうこともあります。ここでは、一般的なトラブルとその対処法をまとめました。

腫れと痛み：「初期の腫れ」と「炎症による腫れ」の見分け方

ピアッシング直後の数日間は、誰でも多かれ少なかれ腫れや痛みを伴います。これは正常な反応です。

症状	対処法
軽度の腫れと痛み （3日〜1週間程度で治まる）	患部を冷やし、処方された消毒液で優しくケアを続けます。痛み止めを服用しても問題ありません。
激しい腫れ・熱感・脈打つような痛み （赤みが増し、腫れが引かない）	すぐに皮膚科を受診してください。市販薬での対処は危険です。感染症の可能性があります。

ピアッサーにセットされているファーストピアスは、腫れを考慮してポストが長めに作られています。もし腫れでピアスが皮膚に埋まりそうになったら、それはすぐにでも専門医の診察を受けるべきサインです。

化膿（膿が出る）と肉芽（ニクゲ）の対処法

化膿は、雑菌がホールに入り込み、炎症が悪化して膿（うみ）が出てしまう状態です。

• 化膿の場合： 膿が出たり、黄色っぽい体液が出たりしたら、まずは清潔な綿棒で膿を絞り出し、ホールをきれいに洗浄します。その上で、抗生物質配合の軟膏などを塗布します。ただし、数日経っても治らない場合は、自己判断せずに病院へ行きましょう。
• 肉芽の場合： ピアスの周りに小さな赤い塊（しこり）ができることがあります。これは「肉芽（にくが）」と呼ばれるもので、治療には時間がかかります。初期であれば圧迫や軟膏で改善することもありますが、自己判断が難しいため、これは皮膚科または形成外科の専門医（外部リンク）に相談するのが最善です。

「ファーストピアスを外した方が早く治る」と考える方もいますが、素人判断で外すとホールがすぐに塞がってしまい、中に膿が閉じ込められる可能性があります。トラブル発生時こそ、ファーストピアスを維持したまま病院へ行くのが鉄則です。

セカンドピアスへの移行時期とスムーズに変えるための秘訣

無事にピアッシング後の約4〜6週間が経過し、腫れや痛みが完全に引いたら、いよいよセカンドピアスへの移行が視野に入ってきます。ファーストピアスを卒業して、ファッションとしてピアスを楽しむのは、この上ない喜びですよね。
しかし、このセカンドピアスへの移行を焦って失敗してしまうと、せっかく安定しかけたホールを傷つけてしまう可能性があります。安全かつスムーズに移行するための方法を解説します。

移行時期の判断基準：いつなら外していいの？

「4週間経ったから大丈夫」と機械的に判断するのは危険です。ピアスホールが「安定した」と判断する基準は、以下の3つのチェックポイントで確認しましょう。

1. 痛み・腫れが完全にない：ピアスに触れたり、軽く動かしたりしても、一切の痛みや腫れ、赤みがないこと。
2. 透明な分泌物がない：黄色っぽい膿ではなく、透明な体液や分泌物もほとんど出ていないこと。
3. ピアスの動きがスムーズ：ピアスが前後左右に抵抗なく、滑らかに動くこと。

この3つの条件を満たしていれば、セカンドピアスに移行しても問題ないと判断できます。不安な方は、さらに2週間ほどファーストピアスをつけ続ける「念には念を入れた期間」を設けるのも一つの手です。無理をしてホールを傷つけるよりも、少し待つ方が賢明です。

セカンドピアスをスムーズに装着するためのテクニック

ファーストピアスを外し、初めてセカンドピアスをつけようとしたとき、「あれ？入らない！」と焦ってしまう方は多いです。

• お風呂上がりを狙う：体が温まり、皮膚が柔らかくなっているお風呂上がりが、最もセカンドピアスを装着しやすいタイミングです。
• 潤滑剤の利用：ピアスのポスト（軸）部分に、ワセリンや、ホールケア用のジェル、軟膏などを少量塗布すると、滑りが良くなり、ホールを傷つけずにスムーズに挿入できます。
• 細いピアスから試す：ローソンピアッサーのゲージ（太さ）は一般的に16G～18Gです。セカンドピアスも、最初は同じ太さか、より細いもの（20Gなど）から試すことをお勧めします。

セカンドピアスは、耳たぶに負担をかけないように、できるだけ軽くてシンプルなデザインのものからスタートし、少しずつ重さやデザイン性のあるものに挑戦していくのが安全な方法です。

ピアッサーに関するQ&A：年齢制限や未成年者の購入について

ピアッサーの購入や使用に関して、特に未成年者の方やその保護者の方からよくある質問をまとめました。「何歳からピアスを開けていいのか？」「親の同意は必要なのか？」といった、法律や倫理に関わる重要な疑問にお答えします。

Q1：ピアッサーの購入に年齢制限はありますか？

ピアッサー自体は、薬機法に基づく「管理医療機器」として販売されているため、購入自体に法的な年齢制限はありません。ローソンで未成年者が購入することも可能です。
しかし、ピアッシング行為は「身体に傷をつける行為」であり、ピアスホールのケアには自己責任が伴います。このため、多くのメーカーや医療機関は、倫理的な観点から未成年者（特に18歳未満）のピアッシングには保護者の同意を推奨しています。
もし病院でピアッシングをする場合は、必ず保護者の同意書が必要になりますので、セルフであっても、保護者とよく相談してから行うのが望ましいです。

Q2：セカンドピアスにいつから変えてもいいですか？

前述の通り、セカンドピアスへの移行は「ピアスホールが完全に安定してから」が絶対条件です。耳たぶの場合、個人差はありますが、最短で約1ヶ月〜1ヶ月半（4〜6週間）が目安です。
もし軟骨（ヘリックスやトラガスなど）にピアッシングした場合は、安定までに3ヶ月〜1年近くかかることもありますので、この期間は絶対にファーストピアスを外さないでください。

「ホールが安定したか不安…」という方は、安定度チェックの方法（外部リンク）を試してみましょう。

Q3：ピアッサーの使用期限はありますか？

ローソンで販売されているピアッサーは滅菌パックに封入されていますが、この「滅菌状態」には期限があります。パッケージの裏面などに「使用期限」が記載されていることがほとんどです。
期限が切れたピアッサーを使用すると、滅菌状態が保証されなくなり、感染症のリスクが格段に高まります。購入後はなるべく早めに使用し、もし期限が切れてしまった場合は、もったいないと思わずに新しいものに買い替えるようにしましょう。

ピアスホールの完成までにかかる期間とその間に注意すべきこと

ピアッシング直後のホールは、単なる「穴」ではなく、体にとっては「傷口」と同じ状態です。この傷口が皮膚で覆われ、ピアスを着脱してもトラブルが起こらなくなる状態を「ピアスホールの完成」と言います。
この完成までの期間をいかに安全に、そして快適に過ごすか。それは、皆さんのケアにかかっています。

ホール完成までの期間：部位別の目安

ピアスホールの完成期間は、ピアッシングした部位の血行の良さや皮膚の厚さによって大きく異なります。

部位	安定までの目安期間（最短）	注意点
耳たぶ（lobe）	4週間〜2ヶ月	個人差が大きい。厚みがある人は長めに見積もる必要があります。
軟骨（ヘリックスなど）	3ヶ月〜1年	非常にデリケートな部位。寝る時の圧迫は厳禁です。
トラガス・ロック	6ヶ月〜1年半	硬い軟骨のため、治癒に時間がかかります。病院での施術が推奨されます。

ローソンで買えるピアッサーは主に耳たぶ用として設計されていますので、上記の表は耳たぶをメインに参考にしてくださいね。

完成までの期間に「やってはいけない」ことリスト

ホール完成までの期間、特に最初の1ヶ月は、以下の行動は絶対に避けてください。

• ファーストピアスを外す・交換する：ホールが未完成な状態で外すと、すぐに塞がってしまい、再ピアッシングが必要になります。
• プールや温泉に入る：雑菌や塩素による刺激で炎症を起こすリスクがあります。最低1ヶ月間は控えるのが安全です。
• 激しい運動や接触のあるスポーツ：ピアスが引っ張られたり、ぶつけられたりすると、ホールが傷ついたり、裂けたりする原因になります。
• 日焼け：日焼けは皮膚に大きなダメージを与え、治癒を遅らせます。紫外線対策は怠らないようにしましょう。

これらの「やってはいけないこと」を守ることで、ホールが美しく、早く完成する確率が高まります。少し我慢すれば、素敵なピアスライフが待っていますよ！

ピアッサーのゲージ（太さ）の選び方とローソン製品の標準ゲージ

ピアッサーを選ぶ際、価格や材質の次に重要になるのが「ゲージ（Gauge）」です。ゲージとは、ピアスのポスト（軸）の太さを表す単位で、数字が小さくなるほど太くなります。
「何となく細い方が痛くなさそう」と思うかもしれませんが、実はゲージの選び方が、その後のピアスホールの安定性や、将来つけられるピアスの種類に大きく関わってくるんです。

ピアスの太さ「ゲージ」の基礎知識

一般的な耳たぶ用のピアスの太さは、以下の通りです。

ゲージ	太さ（直径）	特徴と用途
18G	約1.0mm	最も一般的で細い。市販のファッションピアスに多い太さ。
16G	約1.2mm	ファーストピアスに最も推奨される太さ。ホールが安定しやすい。
14G	約1.6mm	軟骨ピアスやボディピアスに使われる太さ。

ローソンで販売されているピアッサーにセットされているファーストピアスは、ほとんどの場合、16G（約1.2mm）です。なぜ18Gではなく、少し太めの16Gが採用されているのでしょうか？

なぜローソンピアッサーは「16G」が多いのか？

ファーストピアスに16Gが推奨される最大の理由は、「ホールが安定しやすい」という点にあります。
ホールを開けた直後は、傷口が縮もうとする力が働きます。細いピアス（18G）だと、皮膚が縮む力が強すぎて、ホール内の組織が圧迫され、治癒が遅れたり、炎症が起こりやすくなったりする場合があります。
一方で、16Gは適度な太さがあるため、ホール内の皮膚の再生を助け、安定した筒状のホールを作りやすいというメリットがあります。また、市販のファッションピアス（18G）に移行する際も、太いホールから細いピアスへの移行は容易です。
この「安定性」を重視した結果、ローソンで販売されているピアッサーも、この16Gを採用していることが多いのです。太いピアス（14Gなど）に挑戦したい場合は、ローソンのピアッサーでは対応できませんので、病院や専門店での施術を検討してくださいね。

耳たぶ以外（軟骨など）への使用はできる？ピアッサーの限界を知る

ローソンでピアッサーを手に入れたとき、「これで耳たぶ以外にも開けられるかな？」と考える方もいるかもしれません。特に、軟骨部分のヘリックスやトラガスなどは、おしゃれで憧れますよね。
しかし、結論からお伝えすると、ローソンで販売されている市販のピアッサーを、耳たぶ以外の部位に使用するのは非常に危険であり、推奨できません。

軟骨ピアッシングに市販ピアッサーが不向きな理由

市販のピアッサーが耳たぶ専用であるのには、明確な構造上の理由があります。

• 構造的な問題： ピアッサーは「バネの力で一気に押し通す」構造ですが、耳たぶよりも遥かに硬い軟骨を貫通させるほどのパワーがありません。無理に使用すると、ピアスが軟骨の途中で止まってしまい、激しい痛みや軟骨の損傷を引き起こす可能性があります。
• ホールの角度の問題： 軟骨は部位によってカーブが異なるため、垂直に開けるのが非常に難しいです。ピアッサーでは適切な角度で固定できず、斜めに開いてしまい、最悪の場合、軟骨が砕けてしまうリスクも伴います。
• ピアスの形状の問題： 軟骨用ピアスは、治癒中の引っかかりを防ぐため、リング状やラブレットタイプ（ネジ式の平らなキャッチ）を使うことが推奨されますが、市販のピアッサーにはキャッチ式のファーストピアスしかセットされていません。

軟骨へのピアッシングは、耳たぶよりも格段に難易度が高く、トラブルのリスクも大きいです。必ず、知識と技術を持った専門のクリニックや提携している病院（外部リンク）で、ニードル（針）を使って開けてもらうようにしてください。

もし誤って軟骨に使用してしまったら？

もし、ローソンピアッサーを軟骨に使用し、貫通しなかったり、激しい痛みが続いたりした場合は、絶対に無理に自分で抜こうとしないでください。
ピアスが皮膚組織や軟骨に引っかかった状態で無理に抜くと、組織を大きく損傷させてしまいます。すぐにピアッサーをつけた状態のまま、皮膚科または形成外科を受診してください。専門医の判断を仰ぎ、適切な処置（麻酔下での除去や治療）を受けることが、その後の後遺症を防ぐために最も重要です。

ピアッサー購入後の保管方法と使用期限の有無

「ピアッサーを買ったけど、やっぱりすぐに開けるのは怖いから、しばらく置いておこうかな」という方もいらっしゃるかもしれません。ローソンピアッサーは滅菌された医療機器ですが、いつまでも無期限に使えるわけではありません。
購入後に知っておくべき、ピアッサーの正しい保管方法と、使用期限についての注意点を詳しく見ていきましょう。

パッケージに記載された「使用期限」の重要性

ピアッサーは、製造過程でE.O.ガス滅菌という方法で完全に無菌状態にされます。しかし、この滅菌状態は永遠には続きません。
滅菌パックの素材自体が時間とともに劣化したり、わずかなピンホールから空気中の雑菌が侵入したりするリスクがあるため、製品パッケージには必ず「使用期限」が記載されています。
もし期限が切れたピアッサーを使用した場合、その器具はもはや「滅菌済み」とは言えません。最悪の場合、ピアッシング時に雑菌がホールに入り込み、深刻な感染症や炎症を引き起こす可能性があります。
したがって、購入後は使用期限を確認し、できるだけ期限内に使用することが鉄則です。

保管環境の注意点：温度、湿度、そして直射日光

ピアッサーを保管する際は、以下の点に注意してください。

• 高温多湿を避ける：浴室や洗面台の下など、湿度が高い場所は避けてください。湿気はパッケージの劣化を早める原因になります。
• 直射日光を避ける：直射日光や蛍光灯の光は、プラスチック製のピアッサー本体や、パッケージの素材を劣化させる可能性があります。
• 清潔な場所に保管：ホコリや汚れのない、清潔で乾燥した場所に、元のパッケージに入れたまま保管してください。
• お子様の手の届かない場所に：当然ながら、誤って使用したりしないよう、小さなお子様の手の届かない場所に保管しましょう。

ピアッサーは精密な器具ですから、落としたり、強い衝撃を与えたりするのも避けるべきです。内部のバネや機構が破損し、ピアッシング時に正常に作動しなくなる恐れがあります。

【裏ワザ】ローソンでピアッサーが見つからない時の代替購入方法

頑張ってローソンを探したのに、残念ながらピアッサーが見つからなかった…。そんな時のために、「ローソンピアッサー難民」になってしまった場合の、賢い代替購入方法をいくつかご紹介します。
夜間や早朝にピアッサーが必要になった場合でも、コンビニ以外にも頼れる場所はたくさんありますよ。

選択肢1：ドラッグストア（マツキヨ、スギ薬局など）

最も有力な代替購入先は、やはりドラッグストアです。
大手ドラッグストア（マツキヨ、スギ薬局、ウエルシア、ハックドラッグなど）は、ローソンよりも医薬品や衛生用品の品揃えが豊富で、ピアッサーの取り扱いがある確率が非常に高いです。

• メリット：種類や材質の選択肢が多い（純チタン製などが見つけやすい）、アフターケア用の消毒液も同時に購入できる。
• デメリット：24時間営業ではない店舗が多い。夜間・早朝は購入できない。

もし昼間の時間帯にピアッサーを探しているのであれば、まずは最寄りのドラッグストアを訪れるのが確実でしょう。

選択肢2：ディスカウントストア・バラエティショップ（ドン・キホーテなど）

ドン・キホーテやLoft、東急ハンズなどのバラエティショップも、ピアッサーの有力な取り扱い店舗です。
特にドン・キホーテは、一部店舗で24時間営業しているため、夜間の購入先として非常に頼りになります。

ただし、ドン・キホーテで販売されているピアッサーは、ワンダーワークス社製だけでなく、様々なメーカーのものが混在している可能性があります。購入の際は、必ずパッケージに「管理医療機器」の記載があるか、滅菌済みであるかを確認してくださいね。

選択肢3：最終手段としてのネット通販

急いでいないのであれば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販が最も確実です。自宅にいながら、材質やゲージなど、詳細な条件でピアッサーを選ぶことができるのが最大の利点です。
特に純チタン製や、デザイン性の高いファーストピアスがセットされたピアッサーは、ネット通販の方が種類が豊富です。翌日配送に対応しているサービスを利用すれば、急ぎの場合でも対応可能です。

ローソンピアッサーはネット通販で買える？Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングの比較

ローソンで販売されているピアッサーと同じ製品、あるいは同等の信頼できるピアッサーは、ネット通販でももちろん手に入ります。「店舗で探すのは面倒」「確実に純チタン製が欲しい」という方は、ネットでの購入を検討してみてください。
ここでは、主要なネット通販サイトでのピアッサーの取り扱い状況と、それぞれのサイトの特性を比較します。

Amazon：速さとレビューの豊富さが魅力

Amazonは、「速さ」と「商品レビューの豊富さ」が大きな魅力です。

• 商品：ワンダーワークス社の「セイフティピアッサー」をはじめ、多くのメーカーの製品が取り扱われています。材質やゲージで絞り込みやすいのも利点です。
• メリット：Amazonプライム会員であれば翌日配送が可能な場合が多く、急いでいる時に便利です。また、実際に購入したユーザーのレビューを読んでから購入できるため、安心感があります。

ただし、海外製品なども多く混ざっているため、購入の際は「医療機器承認番号」が記載されているかを確認し、信頼できる販売者から購入することが重要です。

楽天市場：ポイントと多様なデザインが強み

楽天市場は、日頃から楽天ポイントを貯めている方にとって、非常にお得な購入先となります。

• 商品：楽天市場には、ピアスやボディピアスを専門とするショップが多く出店しており、ファーストピアスのデザインやカラバリが非常に豊富です。
• メリット：購入金額に応じてポイントが付与されるため、セカンドピアスやアフターケア用品と合わせて購入するとお得です。

ローソンピアッサーのようにシンプルなものが欲しい方も、「純チタン」「セイフティピアッサー」といったキーワードで検索すれば、すぐに見つかりますよ。

Yahoo!ショッピングと時にはメルカリの活用

Yahoo!ショッピングも、Tポイント（PayPayポイント）を貯めている方にはおすすめです。楽天市場と同様に、専門店の品揃えが充実しています。
また、最終手段として「メルカリ」などのフリマアプリでピアッサーが出品されていることもあります。ただし、フリマアプリでの購入は、滅菌状態や使用期限が保証されないため、衛生面でのリスクが非常に高いです。基本的には、新品で滅菌保証のあるものをAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで購入するようにしましょう。

ピアスホールを清潔に保つための「専用消毒液」の種類と選び方

ピアッシング後のアフターケアで最も肝心なのが「清潔」に保つこと。そのために欠かせないのが、ピアスホール専用の消毒液や洗浄液です。ローソンピアッサーを購入しても、このケア用品は別に購入しなければなりません。

「消毒」と「洗浄」は全く別物であることを理解する

アフターケアで多くの人が間違えやすいのが、「消毒液だけ使えばOK」という考えです。しかし、本当に大切なのは「洗浄」です。

洗浄	ホール内に溜まった皮脂、汗、フケ、分泌物などの汚れを物理的に洗い流すこと。
消毒	ホール周辺の雑菌の繁殖を抑えること。

汚れ（分泌物）が残っていると、消毒をしても効果が半減してしまいます。まず石鹸で優しく洗浄し、汚れを落とした後に消毒液で仕上げるという順番を意識してください。

市販されている主なケア用品の種類

ドラッグストアやネット通販で購入できる主なケア用品は以下の通りです。

• 泡タイプの洗浄液：ホールに優しい刺激の少ない洗浄剤。泡で出てくるので、ホールへの負担が少なく、初心者にもおすすめです。
• ジェル・ローションタイプの消毒液：塗りやすく、液だれしにくいのが特徴。「マキロン」などの医薬品が代表的です。
• 専用のケアスプレー：ピアスをくるくる回さなくても、スプレーするだけでホール内部の汚れを洗い流し、殺菌してくれる便利な商品もあります。

特に初めてピアッシングをする方は、「ノンアルコール」で「低刺激」と書かれた、ピアスホール専用のケア用品を選ぶと、皮膚への負担が少なくて済みますよ。

ピアッサーを選ぶ際に役立つ「ファーストピアスの豆知識」

ローソンピアッサーを選ぶ際、パッケージを見ても「どれが自分に合うんだろう？」と迷うことがありますよね。ここでは、ファーストピアスに関するちょっとした豆知識をご紹介します。これを知っておけば、店頭で迷うことなく、自分に最適なピアッサーを選ぶことができます。

キャッチ（留め具）の形状と安全性

ピアッサーにセットされているファーストピアスのキャッチは、一般的なファッションピアスのキャッチとは少し形状が異なります。

• 埋没を防ぐ設計：ピアッシング直後の腫れを考慮し、キャッチと耳たぶの間に適切な隙間ができるように設計されています。この隙間が、ホール周辺の通気性を保ち、炎症を防ぐ役割を果たします。
• 固定力の強さ：ピアッサーが自動で装着するため、非常に強力に固定されます。これは、寝ている間にキャッチが外れてピアスが抜け落ちるのを防ぐためです。

このキャッチはホールが安定するまで、絶対に動かしたり、きつく締め直したりしないでください。ピアスの位置を無理に変えようとすると、せっかくできた新しい皮膚組織を傷つけてしまいます。

ピアスの有効な長さ（有効軸長）とは？

ピアッサーの有効軸長（ポストの長さ）も、ファーストピアス選びでは重要な要素です。
ローソンピアッサーの軸長は、通常、耳たぶの平均的な厚さ（約4mm〜6mm）に対応できるように、少し長めの8mm〜10mm程度で設計されています。
耳たぶが非常に厚い方（10mm以上など）は、市販のピアッサーでは軸長が足りずにホールが圧迫され、炎症を起こす可能性が高くなります。ご自身の耳たぶの厚さを確認し、もし厚すぎるようであれば、市販のピアッサーではなく、長い軸長のピアスを使える専門医に相談することを強くお勧めします。

ピアスホールを「早く」そして「きれいに」完成させるための裏ワザ

誰でもできることなら、ピアスホールを早く、そしてトラブルなくきれいに完成させたいですよね。実は、日々の生活の中でちょっとした工夫をするだけで、ホールの治癒を早め、美しく保つことができるんです。

食事と睡眠：体の中から治癒力を高める

ピアスホールの治癒は、突き詰めれば「体の傷を治す力」にかかっています。

• タンパク質を積極的に摂取：皮膚や細胞の材料となるタンパク質（肉、魚、卵、大豆製品）を意識して摂りましょう。傷の治りを早める効果が期待できます。
• ビタミンCを補給：コラーゲンの生成を助け、皮膚の再生に欠かせないビタミンC（果物、野菜）も積極的に摂るべき栄養素です。
• 十分な睡眠：体が修復活動を行うのは主に睡眠中です。寝不足は免疫力と治癒力を低下させます。毎日7〜8時間を目安に、質の高い睡眠を確保することが、何よりのケアになります。

外側のケアはもちろん大切ですが、内側からのケアこそが、ホールの完成を早めるための最大の裏ワザと言えるでしょう。

「動かしすぎない」と「清潔な環境」の維持

もう一つ、意識してほしいのが「ホールを刺激しないこと」です。

• 触るのはケアの時だけ：触り癖はすぐにやめましょう。無意識にピアスを回したり、触ったりするのは、雑菌を持ち込むだけでなく、ホール内の新しい組織を壊してしまう行為です。
• 枕カバー・シーツの交換頻度を上げる：寝具は皮脂やホコリ、雑菌の温床になりがちです。ピアスホールが接する枕カバーやシーツは、特に最初の1ヶ月はこまめに交換し、常に清潔な状態を保ってください。

これらの裏ワザを実践することで、ローソンピア