【2025年最新】イオンのおもちゃ売り場からガンプラが消えた理由を徹底解説！在庫を確実に入手するための再販情報と穴場戦略ガイド

こんにちは、ガンプラ探しに明け暮れる皆さん！筆者のどこストアです。

「よし、今日の仕事帰りはイオンでガンプラを買って帰るぞ！」と意気込んでおもちゃ売り場に行ったのに、棚がすっからかん…そんな経験、ありませんか？
人気の『水星の魔女』シリーズや定番の『HGUC』を探しても、「品切れ」の札ばかりで本当に寂しいですよね。

「イオンはガンプラ販売をやめたの？」「いつ行けば買えるの？」と不安になっている方も多いでしょう。
実はこのガンプラ不足、単なる一店舗の問題ではなく、メーカーであるバンダイスピリッツの生産体制や、世界的な需要の急増、そして転売市場の過熱など、複数の要因が複雑に絡み合って起きている現象なんです。

この記事では、2025年現在のガンプラ争奪戦の裏側を徹底解説し、イオンをはじめとする小売店で私たちが取るべき賢い入手戦略をすべてお伝えします。この記事を読み終える頃には、あなたのガンプラ難民生活はきっと終わりを迎えるはずです！

イオンのおもちゃ売り場でガンプラが消えた？読者が抱える疑問を徹底調査

「イオンに行けば、家族で買い物ついでにいつでも買える」
かつてはそう思われていたガンプラですが、ここ数年で状況は一変しました。特にイオンのような大型商業施設の店舗では、人気の新商品はおろか、定番のキットすら見かけないことが増えています。この現象は、もはや特定地域だけの話ではありません。

多くのガンプラファンが抱える「なぜイオンにはガンプラがないのか？」という素朴な疑問から、この壮大な「ガンプラ争奪戦」の背景を掘り下げていきましょう。

「イオンにない」は全国共通の現象？SNSの反応を分析

「うちの近所のイオンも全然ない…」
「遠出して別のイオンに行ったけど、やっぱり棚は空っぽだった」

SNS上では、このような嘆きの声が毎日飛び交っています。キーワード「イオン ガンプラ 売ってない」で検索すると、その件数の多さに驚くはずです。これは、ガンプラ不足が全国的な現象であり、イオンという誰もがアクセスしやすい大型店で特に目立っていることを示しています。

ガンプラを扱う店舗が少ない地方はもちろん、ホビーショップが多い都市部ですら、イオンのガンプラ棚は寂しい状況にあります。なぜなら、イオンは他の量販店と比較して、家族連れやライトユーザーの来店頻度が高く、結果的に在庫がすぐになくなってしまうからです。

SNSでの報告を見ると、入荷後数時間で売り切れるケースや、入荷自体が月に数回しかない店舗など、地域や店舗によって状況は大きく異なります。しかし、共通しているのは「ガンプラを通常価格で手に入れるのが難しい」という現実です。この全国的な不足を肌で感じているからこそ、「イオンに売ってない」という検索ワードが多くなるんですね。

ちなみに、SNSで情報収集する際は、誤情報や古い情報も混ざっているため、複数の情報をクロスチェックすることが大切です。気になる方は、一度Twitterなどで「イオン ガンプラ 売ってない 現状」をリアルタイム検索してみることをおすすめします。

イオンはガンプラ販売をやめたわけではない！販売の仕組み

棚が空だと「もうイオンはガンプラを扱わないのかな？」と心配になりますが、ご安心ください。イオンがガンプラ販売から撤退したという事実はありません。

イオンは、私たちファンにとって「定価に近い価格」で提供してくれる非常に重要な小売店であり続けています。しかし、その販売の仕組みには、専門店とは違う特徴があります。

販売店の種類	ガンプラの入荷特徴	価格帯
イオン（総合スーパー）	子供向け玩具や日用品と同時発注。入荷総量が少なく、定番品中心。	定価 or 定価より若干安い
家電量販店	ホビーカテゴリとして発注。入荷量は多いが、人気キットへの集中も高い。	定価より10～30%割引が多い
ホビー専門店	専門スタッフが発注。コアなキットも入荷するが、入荷数自体は少ない傾向。	定価

イオンの場合、ガンプラはあくまで「玩具」や「ホビー商品」の一部であり、販売スペースも限られています。そのため、バンダイスピリッツからの配分される在庫量も、ホビー専門店や大規模な家電量販店に比べると、総量として少ない傾向があるんです。

さらに、イオンには「おもちゃの入荷日」のような明確な曜日がない場合が多く、他の商品と一緒に不定期に入荷されるため、入荷のタイミングを特定するのが非常に難しいという側面もあります。だからこそ、たまたま行っても「売ってない」という状況に遭遇しやすいわけです。

なぜイオンユーザーはガンプラ不足に気づきやすいのか？

なぜ「売ってない」という問題が、特にイオンで目立ってしまうのでしょうか？その理由は、イオンが持つ「アクセスの良さ」と「価格の魅力」にあります。

1. 広範囲の客層: イオンは老若男女、誰でも気軽に立ち寄れる場所です。ガンプラファンだけでなく、「子供への誕生日プレゼントに」「久しぶりに作ってみようかな」というライト層も多く来店します。そのため、母数が多い分、在庫の需要も高くなるのです。

2. 定価販売の信頼感: イオンは、通常、メーカー希望小売価格（定価）またはそれに近い価格で販売しています。家電量販店のような大幅割引は少ないですが、「変にプレミア価格がついていない」という安心感があります。この「適正価格」で購入したい人たちが、集中してイオンに押し寄せる結果となっています。

3. 情報共有の拡散: イオンは全国にあり、どの地域にもファンがいるため、「イオンで買えた」「イオンになかった」という情報がSNSで最も拡散されやすい傾向にあります。これにより、さらに多くの人がイオンに足を運ぶことになり、結果として在庫がすぐに尽きてしまうという悪循環も生まれているのです。

私たちがイオンでガンプラを見かけなくなったのは、イオンが販売をやめたのではなく、イオンがファンにとって「最高の購入場所」であり続けている証拠でもあると言えるでしょう。

ガンプラはなぜ供給不足に？メーカー「バンダイスピリッツ」の苦悩とは

「売ってない」の根っこにあるのは、すべてメーカーであるバンダイスピリッツの供給力にあります。いくら小売店が頑張って発注しても、出荷される商品数が少なければ、市場の品薄は解消しません。では、なぜ世界的な大企業であるバンダイが、この需要の急増に対応しきれていないのでしょうか？そこには、ガンプラ製造特有の事情と、世界経済の波が深く関わっています。

供給が追いつかない！ガンプラ製造の特殊性と金型の秘密

ガンプラは、他の大量生産される製品とは異なり、非常に特殊な製造プロセスを持っています。最も重要なのが「金型」です。

ガンプラは色分けされた複数のランナーで構成されており、一つのキットを作るために数十個の金型が必要になることがあります。これらの金型は超精密に作られており、設計から製造まで莫大な時間とコストがかかります。そして、この金型を使ってプラスチックを射出成形し、ランナーを作るわけですが、金型にも寿命があります。

ガンプラ製造の特殊性	内容	供給への影響
精密な金型	一つのキットに数十個の金型を使用し、製造に時間がかかる。	新しいキットの生産ライン確保が困難。
ローテーション生産	過去のキットも再販するため、金型を入れ替える手間が発生する。	一つのキットを継続して大量生産しにくい。
多色成形技術	ランナー上で複数の色を同時に成形する高度な技術が必須。	製造ラインの複雑性が増し、生産速度が制限される。

バンダイは過去に発売されたキットの金型を大切に保管し、定期的に再販（リプリント）するビジネスモデルを取っています。これはファンにとっては非常に嬉しいことですが、生産体制から見ると、「一つのキットを継続的に大量生産する」のではなく、「様々なキットの金型を入れ替えながら少量ずつ生産する」という複雑な工程が必要になるため、結果的に需要の急増に即座に対応しきれない構造になっているのです。

原材料不足や輸送コスト高騰。製造現場で起きていること

さらに、製造現場ではバンダイの努力だけではどうにもならない外部要因が重くのしかかっています。

1. プラスチック原材料（PS樹脂）の不足と高騰: ガンプラの主要な原材料であるポリスチレン（PS）樹脂は、石油化学製品です。世界的な景気変動や地政学リスクにより、その価格が高騰し、安定供給が難しくなっています。コスト増は販売価格に影響を与えかねませんし、安定した原材料の確保が難しいため、フル稼働したくてもできない状況が生まれています。

2. 海上輸送費の高騰: 世界中にガンプラを届けるための海上輸送コンテナの運賃も、パンデミック以降、異常な高値で推移しています。海外への出荷コストが増えるだけでなく、日本国内への原材料輸送コストも上昇しているため、物流全体が逼迫し、生産計画にも影響を及ぼしています。

バンダイはこれらのコスト上昇を吸収すべく努力していますが、世界的なサプライチェーンの混乱は依然として続いており、これがガンプラが安定して店頭に並ばない、見えない壁となっているのです。

品薄の元凶！？ガンプラの「ローテーション生産」システムとは

ガンプラ不足について語る上で、多くのファンが注目するのが「ローテーション生産」システムです。これは、バンダイが採用している独自の生産方式です。

どういうことかというと、ガンプラは基本的に「いつでも買える」ことを目標としていますが、すべてのキットを同時に作り続けることはできません。そこで、人気や市場の需要を見ながら、生産ラインを使い分けて様々なキットを順番に再生産していく仕組みです。これが「ローテーション生産」です。

このシステムのメリットは、古いキットやマイナーなキットもいつか必ず再販される可能性がある、という点です。しかし、デメリットは、今一番欲しいキットが生産ローテーションから外れている場合、数ヶ月単位で待たなければならない、という点です。

需要が急増した今、このローテーション生産はさらに厳しい状況にあります。なぜなら、生産能力が限られている中で、

• 新作キットの生産
• 大人気既存キットの緊急増産
• 再販予定キットの生産

をすべて詰め込む必要があるため、一つ一つのキットの生産期間が短くなり、店頭に並ぶ数量がさらに細切れになってしまうのです。これが、イオンなどの店頭で「見かけたと思ったらもうない」という現象を引き起こす主な理由です。

私たちが取るべき最善の策は、このローテーションシステムを理解し、次の再販タイミングを予測することに尽きます。ぜひ、バンダイスピリッツの再生産スケジュールをチェックしてみてください。

供給難はいつまで続く？ガンプラ不足の終焉時期を予測

最も気になるのは「この品薄状態は一体いつまで続くのか？」という点ですよね。結論から言うと、すぐに完全に解消されることは難しいですが、「最悪の時期」は脱しつつあるというのが2025年現在の見解です。

終焉時期を予測する上でカギとなるのが、バンダイの生産能力増強計画と、世界的なブームの沈静化のタイミングです。ここでは、具体的なデータを元に、ガンプラ不足の出口を探ります。

ガンプラ不足はいつまで続く？公式の動向と市場の反応

バンダイナムコホールディングスは、ガンプラを含むホビー事業がグループ全体の収益を牽引する柱の一つになっていることを公表しています。そのため、この品薄状態を放置するわけにはいきません。メーカーは、需要に追いつくため、過去に例を見ないペースで生産体制の強化を進めています。

しかし、ガンプラのような精密なプラスチック製品は、家電のようにすぐに生産ラインを増設できるものではありません。新しい工場の稼働開始、原材料や部品の安定供給、そして何よりも世界的な物流の回復が必要です。

市場の反応を見ると、一時期ほどの「何もない」という状況は少なくなってきました。これは、バンダイが特定の大人気キット（例えば『水星の魔女』シリーズや「MG バルバトス」など）に集中的にリソースを投入し、一時的に店頭に並ぶ機会が増えたためです。

しかし、「いつでもどのキットでも買える」という理想的な状態に戻るには、まだ時間がかかると予想されます。なぜなら、供給が増える以上に、海外での新規ファンが増え続けているからです。少なくとも、2025年の間は「油断できない状況」が続くと見ておくのが現実的でしょう。

2025年稼働予定の新工場棟が品薄解消の切り札となるか？

ガンプラファンにとって最大の希望となっているのが、静岡県にある「バンダイホビーセンター」の新工場棟です。

メーカーは、この新工場が2025年1月の完成・稼働開始を目指していることを公表しています。この新棟の稼働により、ガンプラとフィギュアの生産能力が約35%増加すると見込まれています。これは非常に大きな数字です。

新工場稼働による影響	詳細	期待できる効果
生産能力の底上げ	ガンプラ全体の生産量が35%向上。	新作と再販の数量が大幅に増加。
ローテーションの頻度向上	生産ラインが増えることで、金型の入れ替え頻度が増す。	人気キットの再販スパンが短縮される。
コストの安定化	生産の効率化により、原材料高騰の影響を多少吸収。	販売価格の極端な上昇が抑えられる可能性。

しかし、注意したいのは、工場が完成しても「すぐに35%増になるわけではない」という点です。新しいラインの立ち上げ、従業員の習熟、そして世界的な物流の回復待ちなど、本格的に市場に影響が出始めるのは、2025年後半から2026年にかけてと予想されます。イオンの棚にガンプラが常に並ぶようになるのは、もう少し先の話になりそうですね。

バンダイの新工場はいつ稼働？生産能力35%増がもたらす影響を解説

先ほど少し触れましたが、バンダイスピリッツの生産能力増強計画は、現在のガンプラ市場を語る上で最も重要なトピックです。この新工場棟の稼働は、単に生産量が増えるというだけでなく、今後のガンプラファンライフを大きく変える可能性を秘めています。

生産力35%増！今後のガンプラ市場はどう変わる？

生産能力が35%も向上するということは、店頭に並ぶガンプラの総量が劇的に増えることを意味します。これにより、以下のような市場の変化が期待されます。

1. 「新作は買える」時代へ: これまでは、人気新作ですら予約が困難でしたが、生産量が増えれば、少なくとも発売直後に定価で購入できる機会が大幅に増えます。

2. 再販サイクルが短縮: 今まで半年待ちだった人気キットの再販が、3ヶ月や4ヶ月に短縮される可能性が高まります。ローテーション生産の恩恵をより早く受けられるようになります。

3. 転売市場の崩壊: 最も期待されるのがこれです。供給量が需要に近づけば、高値で転売しても売れ残るリスクが高まり、転売ヤーの活動が大幅に縮小します。これが、イオンなどの小売店でガンプラが定価で買える日常を取り戻すための最大の鍵です。

ただし、ここで気をつけたいのは、「人気集中」の傾向は変わらないという点です。例えば、新たにアニメが始まった際の主役機など、特定キットへの需要は引き続き高まるため、依然として新作の予約は重要です。

新工場稼働後の「購入戦略」はどう変わるべきか？

新工場の稼働が本格化するであろう2026年以降を見据えて、私たちの購入戦略もアップデートする必要があります。

時期	購入戦略	主な販売場所
2025年いっぱい	「情報戦」と「足で稼ぐ」 再販情報を逃さず、入荷直後の実店舗を巡回する。	家電量販店、ホビー専門店、オンライン予約（激戦）
2026年以降（生産増強後）	「予約」と「在庫復活」狙い 慌てて実店舗に走らず、オンラインの在庫復活や予約で確実に押さえる。	Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、家電量販店のオンラインストア

これまでは「実店舗で偶然見つける」という運頼みが多かったですが、今後はオンラインショップでの在庫復活を落ち着いて狙う戦略が有効になります。特にAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでは、入荷のタイミングが集中しやすいため、通知サービスなどを活用することで、より確実に定価購入のチャンスを掴めるようになるでしょう。

今はまだ苦しい時期ですが、あと少しの辛抱です。新工場からの出荷が本格化すれば、ガンプラファンはより安心して趣味を楽しめるようになります。

世界中で再燃した「ガンプラブーム」が日本の店頭在庫に与える影響

イオンの棚からガンプラが消えた最大の原因は、日本国内のブームだけではありません。ガンプラは今、世界中で「GUNPLA」として爆発的な人気を集めており、このグローバルな需要が、私たちの近所のイオンの在庫を直接圧迫しているという現実があります。

海外人気が国内在庫を圧迫！輸出比率増加の背景

バンダイナムコグループのデータを見ても、ガンプラを含むホビー事業の売上は、海外比率が年々増加しています。特にアジア圏だけでなく、北米やヨーロッパでも、ガンプラの認知度と人気が急上昇しているのです。

この背景には、以下の要因があります。

• アニメのグローバル配信: 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』などが世界同時に配信され、新規ファン層が爆発的に増加しました。
• YouTuberやインフルエンサーの影響: 海外のモデラーやYouTuberがガンプラ制作の動画を投稿し、それが新たな趣味として認知されるきっかけとなりました。
• 趣味の多様化: パンデミックで自宅時間が増え、手軽に始められるホビーとしてガンプラが注目されました。

海外への出荷量が増えるということは、当然ながら日本国内の小売店に回ってくる在庫量が相対的に減ることを意味します。バンダイとしては世界的なIP（知的財産）強化のために海外市場を優先せざるを得ない側面もあり、これが日本の店頭在庫、ひいてはイオンの棚を空にしている大きな構造的な理由となっているのです。

私たちが国内で「売ってない！」と感じる裏側で、バンダイは世界中のファンにガンプラを届けるという使命を果たそうとしている、というジレンマがあるわけですね。

特にアジア圏で熱狂！ガンプラが世界で「投機対象」になる理由

海外のガンプラ人気は、単なる趣味の範疇を超え、一部で「投機対象」として扱われるまでになっています。特にアジア圏の一部地域では、ガンプラがプレミア価格で取引されており、これが転売の動機をさらに高めています。

なぜ投機対象になるかというと、日本国内の定価が、海外での販売価格よりも圧倒的に安いからです。この価格差を利用して、転売ヤーは日本国内で大量に購入し、高値で海外に輸出するというビジネスモデルを確立してしまいました。これが、日本国内の店頭から商品が瞬く間に消える一因となっています。

この問題は、単に小売店の入荷制限だけでは解決が難しく、メーカーによるグローバルな価格戦略や、生産能力の大幅な増強、そして転売対策が複合的に進む必要があります。私たちがAmazonや楽天市場で高額なガンプラを見かけるのは、この「グローバルな価格差」と「投機熱」の産物だということを理解しておきましょう。

イオンなどの大型量販店における「入荷数の少なさ」の構造的な理由

前述の通り、イオンのガンプラ棚が空になりやすいのは、世界的な供給不足が根本原因です。しかし、それ以外にも、イオンという業態が持つ構造的な理由が「入荷数の少なさ」を際立たせています。ここは、私たちユーザーの購入戦略に直結する重要なポイントです。

イオンは「ホビー専門店」ではない！配分ルールの現実

イオンは、食料品から衣料品、日用品、そしておもちゃまでを扱う「総合スーパー」です。ガンプラを専門的に扱う家電量販店やホビーショップとは、商品の配分ルールが根本的に異なります。

【ガンプラの入荷における優先順位イメージ】

優先順位	販売店	ガンプラの配分量
1位	家電量販店（大規模） （例: ビックカメラ、ヨドバシカメラ）	ホビー部門の売上が大きいため、配分量が多い。
2位	ホビー専門店 （例: イエローサブマリン、ボークス）	専門性が高いため、新作や限定品が優先される傾向。
3位	総合スーパー・その他 （例: イオン、ドン・キホーテ）	玩具全体の一部として扱われ、配分量は少なめ。

バンダイスピリッツとしては、大量に販売してくれる家電量販店や、専門的な知識で販売してくれるホビー専門店に優先的に在庫を配分するのは当然の経営判断です。
イオンの場合、ガンプラの在庫は他の膨大な商品群の中の一つに過ぎません。発注担当者も、他の商品の管理と並行しているため、専門的な情報収集や発注タイミングの調整が、専門店ほどは難しくなります。

この構造的な問題があるため、イオンの棚は常に「補充が追いつかない」状態になりやすいのです。

入荷しても即完売？レジ前の在庫管理の難しさ

イオンのような大型店舗では、入荷したガンプラをすぐに店頭の棚に出さず、「バックヤード（倉庫）」に保管しているケースが多くあります。しかし、ここにも問題があります。

1. 陳列の遅れ: 多くの商品が入荷するため、ガンプラのような人気商品だけを優先的に陳列する時間が取れないことがあります。他の商品の陳列作業が優先され、ガンプラがバックヤードで眠っている間に、ファンは「売ってない」と嘆くことになります。

2. 購入制限の管理: 転売対策として「お一人様1点限り」などの購入制限を設けている店舗が増えていますが、これをレジ担当者が徹底して管理するのは非常に手間がかかります。特にイオンはレジの混雑が激しいため、購入制限の抜け道が生まれやすいという問題もあります。

3. 在庫の絶対数不足: そして何より、入荷した在庫の絶対数が少ないため、たとえ開店直後に陳列されても、数人から十数人のファンが購入すれば、あっという間に棚が空になってしまいます。この「即完売」の印象が強いため、「イオンにはガンプラがない」というイメージが定着してしまうのです。

もしイオンに行った際は、店員さんに「ガンプラの在庫はありますか？」と直接聞いてみるのが、バックヤードに眠っている在庫を見つけ出す一番の近道かもしれません。

人気キットを瞬殺する「転売ヤー（スカルピング）」の最新手口と対策

イオンでガンプラが買えない大きな要因の一つが、悪質な転売行為です。定価よりも遥かに高い価格でAmazonやメルカリで売られているのを見ると、本当に腹立たしいですよね。彼らの行動は、ただ商品を買い占めるだけでなく、市場全体の流通を歪めています。ここでは、転売ヤーの最新の手口と、私たちファンが取るべき対策について解説します。

転売ヤーはどこで情報を得ている？最新の情報網を公開

転売ヤーが一般のファンよりも早くガンプラを入手できるのは、彼らが「情報戦」のプロだからです。彼らは組織的、かつ最新のデジタルツールを駆使して情報を集めています。

1. bot（自動巡回プログラム）の活用: オンラインストア（Amazon、楽天市場、家電量販店オンライン）の在庫が復活した瞬間を、botを使って自動で検知し、即座に購入処理を行います。人間がクリックするよりも圧倒的に早いため、一般ユーザーが手動で在庫復活を確認しても、すでに遅いことが多いです。

2. インサイダー情報とネットワーク: 一部の転売ヤーは、物流や小売店関係者から、入荷日や入荷数を事前に聞き出すネットワークを持っているとも言われています。特に人気キットの入荷情報は、高値で取引されることもあります。

3. SNSでの監視と連携: 特定のハッシュタグやキーワードを常に監視し、「〇〇店に入荷あり」という一般ファンの情報を即座に入手し、連携している仲間と手分けして実店舗に急行します。

このように、転売ヤーは単なる「運の良い人」ではなく、高度な情報収集とデジタル技術を駆使しているという現実を知っておく必要があります。私たちも、在庫通知アプリなどを活用して、デジタル武装を強化することが重要です。

転売対策が進む小売店の努力と突破される現状

小売店側も、この転売行為に対して黙っているわけではありません。イオンをはじめ、多くの店舗で以下のような対策を強化しています。

小売店の主な対策	具体的な実施例	転売ヤーによる突破手法
購入制限の強化	「お一人様1点限り」「レジにて購入数をチェック」	家族・友人を動員（人海戦術）、「回転購入」を試みる。
陳列方法の変更	入荷した商品をレジの真後ろに隠すように置く、少量ずつ出す。	店員に直接声をかけて在庫を聞き出す、開店待ちで突入。
抽選販売の導入	店頭またはアプリで抽選を行い、当選者のみに販売。	複数のアカウントを作成して応募（オンラインでの主な手口）。

特にイオンのような店舗では、ホビー専門店ではないため、レジでの購入制限チェックが甘くなる瞬間があるのは事実です。転売ヤーはそこを狙って、開店直後の混乱時や、レジが混雑しているタイミングを狙うことが多いです。

私たちができるのは、お店の対策に協力し、買い占めを見かけたら店舗に優しく通報すること。そして何よりも、転売価格では絶対に買わないという強い意志を持つことです。

イオンでガンプラを確実に入手するための「再販チェック」のコツ

イオンのガンプラ棚を埋めるのは、新作ではなく、ほとんどが「再販品」です。そのため、イオンでの購入を成功させる鍵は、いかに正確に再販情報を掴み、そのタイミングに合わせて動けるかにかかっています。ここからは、イオン特化の再販チェック術を伝授します。

バンダイ公式の再販スケジュールをどう読み解くか

バンダイスピリッツは毎月、翌月以降の再販スケジュールを公開しています。これがすべての情報源の出発点です。しかし、このスケジュールには「イオンにいつ届くか」までは書かれていません。読み解く上でのコツは以下の通りです。

1. 発売日ではなく「出荷日」: 公式で発表されるのは、工場から小売店の倉庫へ出荷される「出荷予定日」です。この日から、店頭に並ぶまでには通常3日～1週間程度のタイムラグが発生します。

2. 人気度を把握: 再販リストの中で、特に「MG（マスターグレード）」や「RG（リアルグレード）」、そしてアニメ放送中の主役機（例: 『水星の魔女』関連）は、再販がかかっても即完売します。これらのキットを狙う場合は、より厳重な監視が必要です。

3. HGUCの定番品に注目: 一方、HGUCの初期のガンダムやザクなどの定番品は、再販量が多く、比較的長く棚に残る傾向があります。まずはこれらのキットでイオンでの「入荷タイミング」を掴む練習をしましょう。

このスケジュールを把握したら、次はイオンへの配送ルートを予測します。バンダイの再販スケジュールを定期的に確認することは、ガンプラファンとして必須の行動です。

イオン特有の入荷ルートと配送タイミングを予測する方法

イオンへの入荷は、家電量販店とは異なるルートを通ることが多いため、独自の予測が必要です。

【イオンの入荷タイミング予測】

予測要素	チェックすべきポイント	行動の目安
配送センターからの出荷	メーカー出荷日の3～5日後。	この期間の閉店間際～開店直後を狙う。
店舗の棚卸し・陳列日	店舗によって異なるが、週に一度の大きな陳列日があることが多い。	他の新商品（食玩など）が入荷している日を参考にする。
店舗の規模	大規模な店舗ほど入荷量が多く、陳列が遅れる傾向。	小型～中型店の方が、店員さんが早く棚に出してくれることがある。

ガンプラは他の玩具と一緒に配送されることが多いため、例えば「食玩の新作が出た週」や「トミカの新作が出た週」など、他の玩具の入荷状況を参考にするのも一つの手です。特にイオンは週末に向けて商品を補充する傾向があるため、木曜日や金曜日の夕方が狙い目となる店舗が多いようです。

ただし、これはあくまで予測です。最も確実なのは、次項で紹介する「コミュニケーション術」です。

店員さんに聞くのが一番？コミュニケーション術と注意点

結局のところ、イオンのガンプラ棚が空っぽで困ったら、店員さんに直接聞くのが最も確実です。「バックヤードに在庫があるのに気づかず帰った」という悲劇を避けるためにも、勇気を出して声をかけてみましょう。

【店員さんへの賢い聞き方】

• 「すみません、ガンプラの〇〇（具体的な商品名）の在庫はございますか？」と、具体的に聞く。
• 「再販品が入荷する曜日や時間は決まっていますか？」と、情報収集を試みる。
• 「入荷したらすぐに売り切れるので、もしよろしければバックヤードの在庫を確認していただけませんか？」と、丁寧にお願いする。

ただし、注意点があります。店員さんも忙しいですし、毎日「ガンプラありますか？」と聞かれてうんざりしている可能性もあります。丁寧な言葉遣いと、迷惑をかけない時間帯（開店直後や閉店間際は避ける）を選ぶのがマナーです。

また、店員さんによっては「入荷予定はメーカー次第で分からない」としか答えられない場合もあります。その場合は、無理に聞き出そうとせず、感謝を伝えて次回のチャンスに備えましょう。良識ある行動こそが、スムーズな購入への近道です。

イオンの入荷曜日は存在する？穴場の店舗を見つける裏技

多くのファンが知りたい「イオンのガンプラ入荷曜日の法則」について、都市伝説も含めて徹底的に検証します。そして、競争率が低い「穴場のイオン」を見つけるための具体的な裏技も紹介します。これが分かれば、あなたのガンプラ探しは「運」から「戦略」へと変わります。

「入荷曜日の法則」は都市伝説？真実に迫る

インターネット上では、「イオンの入荷は毎週火曜日」「いや、水曜日の朝一だ」といった情報が飛び交っていますが、結論から言うと、全国共通の「入荷曜日」は存在しません。

なぜなら、イオンは巨大な組織であり、各店舗への配送ルートや在庫管理体制は、地域や店舗の規模、さらには担当者の裁量によって大きく異なるからです。

ただし、多くの店舗に共通する「傾向」はあります。

傾向	理由
木曜日・金曜日の補充が多い	週末の集客に備えて、店舗全体の商品を補充する曜日だから。
新商品の入荷は水曜日～木曜日	新作の公式発売日（週末が多い）に合わせて、前倒しで配送されることが多い。
月曜日・火曜日の午前中は少ない	週末に売れた商品の欠品をチェックするだけで、大量入荷は少ない。

つまり、狙い目なのは「週末に向けた補充がある木曜日か金曜日の午後」ということになります。この傾向を頭に入れつつ、実際に自分の家の近くのイオンの「その他の玩具」の入荷状況を観察し、独自の入荷パターンを見つけるのが最も確実な方法です。

狙い目は「郊外の小規模店舗」か「都心の大型店」か？

どのイオンを狙うべきか、これも重要な戦略です。一般的に、ガンプラファンが集中しやすいのは、ターミナル駅に直結しているような「都心の大型店」です。なぜなら、アクセスが良く、情報も広まりやすいからです。

私「どこストア」の経験からおすすめするのは、「郊外の、車での来店が多い中規模のイオン」です。

• 郊外店のメリット:
  ガンプラを求めて朝から並ぶようなコアなファンが少なく、競争率が低い。地元住民の買い物ついでに売れることが多いため、在庫が比較的長持ちしやすい。
• 都心店のデメリット:
  ホビー専門店や家電量販店が近隣にあることが多く、ガンプラ目的の客層が集中しすぎるため、入荷量が多めでも瞬殺されやすい。

もし可能であれば、少し足を延ばして、普段誰もガンプラを買いに来なさそうな郊外のイオンを、平日のお昼過ぎなどにチェックしてみるのが、意外な戦果につながることがあります。

また、イオンモールの入荷情報をSNSで検索する際は、店舗名まで指定すると、より正確な情報を得られます。

初心者必見！比較的手に入りやすいガンプラシリーズと狙い目キット

人気の「HG エアリアル」や「MG バルバトス」ばかりに目を奪われていませんか？ガンプラ不足の今、欲しいキットが手に入らないのはストレスです。しかし、視点を変えれば、比較的容易に手に入る「救済キット」が必ず存在します。特にガンプラ初心者の方は、これらのキットから入ることで、難民生活から卒業できます。

「ENTRY GRADE」こそが今のガンプラの救世主

もしイオンのおもちゃ売り場でガンプラが一つでも残っていたら、それは「ENTRY GRADE（エントリーグレード）」かもしれません。EGは、現在のガンプラ争奪戦における最大の救世主と言っても過言ではありません。

【ENTRY GRADEの魅力と狙い目】

特徴	詳細	入手しやすさ
パーツ点数	非常に少なく、工具不要で組み立て可能。	他のシリーズより生産しやすい。
価格帯	1,000円前後の低価格。	転売ヤーの利益が出にくいため、狙われにくい。
ラインナップ	定番のガンダム、νガンダム、ストライクガンダムなど。	再販頻度が高く、イオンでも見かける機会が多い。

EGはパーツが少なく、技術的に生産しやすいため、バンダイも大量に生産リソースを割いています。ガンプラに飢えているなら、まずはEGの「ガンダム」を組んでみてください。今のガンプラの進化と素晴らしさを実感できるはずです。転売ヤーも利益が出ないため、積極的に買い占めることがなく、イオンの棚に比較的長く残る傾向があります。

昔のキットは狙い目？HGUC以外のマイナーなシリーズ

人気キットの裏で、ひっそりと再販され、棚に残っているキットを狙うのも賢い戦略です。特に以下のシリーズは、多くのファンが見逃しがちです。

1. HGUC（ユニバーサルセンチュリー）の旧キット:
最近のアニメ作品の機体に比べて、コアなモデラー以外には注目されにくいキットがあります。例えば、量産型のジムや旧ザクなどです。再販されるとそこそこの量が入荷し、すぐに売り切れることは少ないため、イオンで遭遇する確率は高いです。

2. RE/100やFigure-rise Standard:
「RE/100」はMGと比べてパーツ数が少なく、組み立てやすい1/100スケールのシリーズです。「Figure-rise Standard」はキャラクターフィギュアのプラモデルであり、ガンプラファン以外もターゲットとしているため、ガンプラ棚とは別の場所に陳列されていることがあり、意外な穴場となることがあります。

店頭のガンプラ棚が空でも、一度別の棚、特に美少女プラモや特撮系フィギュアの棚もチェックしてみると、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

転売品を買うリスクは？安全なオンライン購入サイトの見分け方

イオンや実店舗で定価購入が難しい今、多くのファンはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインモールに頼らざるを得ません。しかし、そこには高額な転売品が潜んでいます。安全に、そして賢くオンラインで購入するための知識を身につけましょう。

「プレミア価格」の定義と転売品を見分けるチェックリスト

ガンプラの希望小売価格は、パッケージに記載されていることが基本ですが、オンラインではそれが隠されてしまいがちです。オンラインで買うべきではない「プレミア価格」を見分けるためのチェックリストを用意しました。

【転売品を見分けるチェックリスト】

チェック項目	安全な販売	危険な転売
販売元	Amazon（出品・発送）、楽天市場の「Joshin」「ビックカメラ」など大手法人名。	個人名、または聞いたことのないカタカナのストア名。
販売価格	定価±10%以内（送料を除く）。	定価の2倍以上（人気キット）。
発送時期	「即日発送」「〇日以内発送」など。	「予約販売」「〇月以降発送」で、公式の発売日とズレている。
カスタマーレビュー	商品のレビューが中心。	「価格が高い」「届かない」など、ストアに対する低評価が多い。

定価の2倍以上の価格で購入してしまうと、それは転売ヤーの資金源となり、結果的に市場の品薄を助長することになります。まずは定価を知ることが、転売対策の第一歩です。どうしても欲しいキットであっても、焦らず再販を待つことが、最終的には自分のため、そして他のファンのためになります。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングで安全にガンプラを買う方法

オンラインモールは危険な転売品ばかりではありません。大手の通販サイトにも、正規のルートで仕入れた定価販売のショップが存在します。

【安全なオンライン購入戦略】

1. 大手直販店を狙う: Amazonでは「Amazon.co.jpが販売し、発送します」という表記の商品を最優先に狙ってください。楽天市場やYahoo!ショッピングでは、大手家電量販店（Joshin、ヤマダデンキなど）や、ホビー専門店の公式ストアが出品しているものを狙いましょう。これらは入荷量が多いため、在庫復活のチャンスも多いです。

2. 在庫復活を待つ: これらの大手ショップは、不定期に在庫を復活させます。特に夜間や早朝にシステム上の在庫を更新することがあるため、これらの時間を狙ってチェックするか、在庫通知アプリやツールを活用して自動で在庫復活を通知してもらうのが有効です。

3. ポイント還元を活かす: 楽天市場やYahoo!ショッピングでは、ポイント還元率が高い日を狙って購入することで、実質的に定価よりも安く購入することができます。これも、賢くガンプラを手に入れるための重要な戦略の一つです。

オンラインでの購入は、実店舗を巡る手間がない分、情報戦がすべてです。ぜひ、Amazonや楽天市場で「ガンプラ 定価 在庫復活」などのキーワードで検索し、優良な販売店を見つけてください。

イオン以外でガンプラを買える！おすすめの販売店舗【穴場リスト】

イオンでガンプラが見つからないからといって、諦めるのはまだ早いです。ガンプラは、家電量販店、ホビー専門店、そして意外な場所でも販売されています。イオンでの購入に固執せず、視野を広げることで、ガンプラ難民から一気に卒業できる可能性が高まります。ここでは、イオン以外でガンプラを探すべきおすすめの穴場店舗を紹介します。

家電量販店（ヤマダ、ジョーシン、ビックカメラ）の在庫状況比較

ガンプラ争奪戦の最前線と言えるのが、大手家電量販店です。イオンとは異なり、ホビー部門が充実しているため、入荷量、キットの種類ともに豊富です。ただし、競争率も高いです。

【大手家電量販店の傾向】

店舗名	傾向と特徴	狙い目の時間帯
ヨドバシカメラ	在庫量・種類ともにトップクラス。入荷日には行列ができることも。	朝一（開店待ち）か、夜の陳列直後を狙う。
ビックカメラ	ポイント還元率が高く、実質的な価格が安い。	平日の閉店間際など、人の少ない時間を狙う。
ジョーシン	地方に強い。比較的規制が緩く、穴場になりやすい店舗も。	週末前の木曜日や金曜日の補充時。
ヤマダデンキ	大型の「LABI」店舗は品揃え豊富。郊外店が穴場になりやすい。	店舗のおもちゃ売り場の入荷パターンを独自調査。

これらの店舗は、オンラインでも定価販売を行うことが多いため、実店舗で手に入らなくても、オンラインショップの在庫復活を狙うという「二段構え」の戦略が有効です。特にヨドバシカメラのオンラインは人気ですが、転売対策も厳しいため、諦めずにチェックを続ける価値があります。

ホビー専門店（イエローサブマリン、ボークスなど）のメリットとデメリット

「ホビー専門店」は、コアなモデラーが集う場所です。イオンや家電量販店とは全く違う視点で在庫を探すことができます。

メリット：
ガンプラだけでなく、塗料や工具、改造パーツなど、関連商品も豊富に揃っています。新作や限定品、マイナーキットの入荷も期待できます。スタッフの知識が豊富なので、在庫状況や再販情報について詳しく教えてもらえる可能性があります。

デメリット：
店舗数が少なく、アクセスが悪い場合があります。また、入荷数量が少ないことが多いため、コアなファン同士での競争が激しい場合があります。価格も定価販売が多いです。

もし近所に専門店があれば、一度立ち寄って店員さんとコミュニケーションを取ってみることを強くおすすめします。そこには、イオンでは見つからないガンプラとの出会いがあるかもしれません。

意外な伏兵！コンビニやディスカウントストアを巡る

最後に、誰もがチェックしない「意外な穴場」を紹介します。

1. コンビニ: 一部のコンビニエンスストアでは、ガンプラの一番くじや、ENTRY GRADEなどの小型キットを取り扱うことがあります。数は少ないですが、他のファンがノーチェックの可能性が高いです。

2. ディスカウントストア（ドン・キホーテなど）:
ドンキホーテの一部大型店では、ガンプラを取り扱っていることがあります。入荷のタイミングが不定期で予測しにくいため、偶然の出会いにかける場所ですが、もし見つかれば定価で購入できるチャンスです。

3. 書店・TSUTAYAなど:
ホビー雑誌や漫画を扱う書店の一部でも、ガンプラの販売コーナーを設けていることがあります。ここも競争率が低い穴場となることがあります。

このように、イオン以外にもガンプラを探す場所はたくさんあります。諦めずに、「ここにはないだろう」という場所こそを狙って巡回してみましょう。

念のため、お近くのドン・キホーテがガンプラを扱っているか、「ドン・キホーテ ガンプラ 在庫」で検索して確認してみるのも良いでしょう。

オンラインと実店舗、どちらが有利？メリット・デメリット比較

ガンプラ難民を卒業するためには、オンライン購入と実店舗巡回のメリット・デメリットを理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。一長一短ある両者の特徴を比較し、あなたに最適な購入方法を見つけましょう。

予約購入の失敗談を避ける！オンライン予約の鉄則

オンラインでのガンプラ購入の最大のメリットは「予約」ができることです。新作キットの発売日に、店舗に並ぶ手間なく、自宅で確実に購入できるのは非常に魅力的です。しかし、予約にも失敗パターンがあります。

【オンライン予約の失敗パターンと鉄則】

失敗パターン	鉄則と対策
予約開始時刻に間に合わない	Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、家電量販店の予約開始時刻を事前にチェックし、数分前から待機する。
転売ヤーによる瞬殺	大手直販店（ヨドバシ、ビックなど）の公式アカウントでの予約を狙う。
フリマサイトでの高額予約	予約開始直後の相場をチェックし、定価より高額な予約販売には手を出さない。
予約キャンセル	販売実績の少ない個人ショップでの予約は避け、大手法人を選ぶ。

特に新作予約は、開始からわずか数分で完売することが常態化しています。予約開始時刻は突然発表されることもあるため、信頼できるガンプラ情報サイトやSNSを常に監視することが、オンライン予約成功の鍵です。

待つか、探すか？在庫復活を狙うための監視ツール活用術

実店舗巡回は時間と交通費がかかりますが、オンラインの在庫復活狙いは、自宅で待つことができます。しかし、在庫復活のタイミングは予測不能です。

そこで活用したいのが、在庫監視ツールやアプリです。

これらのツールは、特定のオンラインショップのURLを指定することで、商品ページを自動で巡回し、在庫が「×」から「〇」に変わった瞬間に、スマホやPCに通知してくれるものです。もちろん、すべてのツールが完璧ではありませんが、手動で何度もページを更新する手間を大幅に省くことができます。

ただし、これらのツールは転売ヤーも使っていますので、通知が来てから数秒〜数十秒が勝負です。通知が来たら、すぐに購入手続きに進めるよう、事前にアカウント情報や決済方法を準備しておくことが重要です。

実店舗巡回のメリットとデメリット

イオンをはじめとする実店舗巡回には、オンラインにはないメリットがあります。

メリット：

• 実物を確認できる: パッケージの傷や内容物を確認してから購入できる。
• 偶然の出会い: ネットでは売り切れていても、バックヤードに眠っている在庫を見つけられる可能性がある。
• 定価購入の確実性: プレミア価格を掴まされる心配がなく、定価で購入できる。

デメリット：

• 時間とコスト: 巡回に時間と交通費がかかる。
• 空振りのリスク: 何店舗回っても収穫がない「ボウズ」に終わることがある。
• 天候の影響: 雨の日や暑い日は巡回が困難になる。

理想は、平日はオンラインで情報収集と予約・在庫復活を狙い、週末の開店直後や木・金曜日の午後に、穴場の実店舗をピンポイントで巡回するという「ハイブリッド戦略」です。

ガンプラ難民を卒業！今すぐ始めるべき賢い購入戦略とまとめ

ここまで、イオンでガンプラが売ってない理由から、メーカーの状況、そして具体的な入手戦略までを網羅的に解説してきました。ガンプラ不足は単なるブームではなく、生産能力と世界的な需要が絡み合った構造的な問題です。しかし、正しい知識と戦略を持てば、難民生活は必ず卒業できます。

最後に、あなたが明日から実践できる「賢い購入戦略」をまとめました。筆者「どこストア」が自信を持っておすすめする、ガンプラ難民を卒業するためのロードマップです。

ガンプラ難民卒業のためのロードマップ（明日から実践編）

1. 情報武装を徹底する:
バンダイの再販スケジュールを定期的に確認し、狙うキットを絞り込む。SNSや情報サイトで最新の入荷情報（特にイオン、家電量販店）をチェックする。

2. 購入場所を分散させる:
イオンに固執せず、家電量販店のオンライン、Amazon・楽天市場の大手直販店、そして郊外の穴場イオンをチェックリストに追加し、一箇所に頼らない購入ルートを確保する。

3. デジタルツールを活用する:
人気キットの在庫監視ツールやアプリを活用し、オンラインの在庫復活通知を逃さないようにする。手動でのページ更新は非効率です。

4. 「EG」や旧キットも視野に入れる:
どうしても手に入らないキットは一旦諦め、EGシリーズやHGUCのマイナーキットなど、比較的入手しやすいキットでモデリングの腕を磨きながら、本命の再販を待つ。

5. 絶対に転売価格では買わない:
転売品を購入することは、結果的に自分の首を絞めることになります。定価の2倍以上の価格での購入は絶対に避け、再販を待つ忍耐力を持つことが、最も効果的な転売対策です。

バンダイスピリッツの新工場稼働により、2026年以降はガンプラ市場が大きく好転する可能性が高いです。それまでの間は、この「争奪戦」すら楽しむくらいの余裕を持って、ガンプラライフを送りましょう。今日からあなたも「賢いガンプラファン」の仲間入りです！

もし、今回の記事であなたが狙っているガンプラを定価で購入できた際には、ぜひ筆者にもご報告いただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

筆者：どこストア