【2025年最新】新型コロナ抗原検査キットはマツキヨ・ウエルシアなど主要ドラッグストアどこで買える?承認済みキットの選び方と販売状況を徹底解説!

こんにちは!あなたの知りたい「どこで売ってる?」を解決するナビゲーター、筆者の「どこストア」です。
最近、体調がすぐれないときや、大事なイベントの前に「もしも」に備えて抗原検査キットを探している方が増えていますよね。特にドラッグストアでサッと手に入れたい、というニーズは非常に高いです。
「マツモトキヨシにはあるかな?」「ウエルシアなら薬剤師さんがいる時間帯は?」
そんな疑問を解消すべく、2025年現在の最新販売状況と、絶対に失敗しないキットの正しい選び方を、この記事で分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、もう迷うことはありません!安心して検査キットを購入できるようになりますよ。
・結論!抗原検査キットは今もドラッグストアで手に入るの?
・【最重要】「承認済み」と「研究用」の違いをサクッと解説!
・マツモトキヨシ、ウエルシアなど主要ドラッグストアの販売状況は?
・薬剤師がいないと買えない?第1類医薬品購入のルールを理解しよう
・購入前にチェック!厚生労働省が承認しているキットの主要メーカーと製品例
- 結論!抗原検査キットは今もドラッグストアで手に入るの?
- 【最重要】「承認済み」と「研究用」の違いをサクッと解説!
- マツモトキヨシ、ウエルシアなど主要ドラッグストアの販売状況は?
- 薬剤師がいないと買えない?第1類医薬品購入のルールを理解しよう
- 購入前にチェック!厚生労働省が承認しているキットの主要メーカーと製品例
- 鼻腔?唾液?正しい検査キットの選び方(採取方法と痛みの比較)
- キットには何が入ってる?開封前に知っておきたい標準的な内容物
- 陽性・陰性が出たらどうする?検査結果の正しい解釈と次のステップ
- 【節約術】キットを安く買う方法はある?(小分け販売やオンラインの注意点)
- 抗原検査キットの適切な保管方法と使用期限の目安
- 知っておきたい!キットの正確性を高めるためのポイント3選
- まとめ:抗原検査キット購入前に確認すべき3つの最重要事項
結論!抗原検査キットは今もドラッグストアで手に入るの?

まず、一番知りたいであろう結論からお伝えしますね。
2025年現在でも、新型コロナウイルスの抗原検査キットはドラッグストアや調剤薬局で手に入ります!
ただし、販売されているのは、国が医療機器として認めた「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」に限られています。
販売ルートは確立されていますが、注意点がいくつかあります。これが分かっていないと、お店に行ったのに買えなかったり、間違ったキットを選んでしまったりする原因になるので、しっかり確認していきましょう。
キットは「一般用」として販売されているんです
以前は医療機関でしか扱えなかった抗原検査キットですが、今では一般の人でも自分で検査できるように、薬事承認された製品が販売されています。これを「一般用検査薬」と呼びます。
特に、「第1類医薬品」として販売されているキットは、薬剤師さんから直接説明を受けなければ購入できません。そのため、ドラッグストアの中でも調剤薬局が併設されていて、薬剤師さんが勤務している時間帯にしか買えない、というお店が多いんです。
「ドラッグストアに行ったのに売り場になかった!」という経験がある方は、もしかしたら薬剤師さんの不在時間だったかもしれませんよ。
オンライン販売の状況はどうなっているの?
もちろん、店頭だけでなくオンラインでも購入は可能です。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトの医薬品取り扱い店舗でも、「第1類医薬品」として承認されたキットが販売されています。ただし、オンラインで購入する場合も、薬剤師さんによる情報提供(メールやチャットでのやり取り)が義務付けられています。
お店に行く時間が取れない方にとっては非常に便利ですが、購入プロセスに時間がかかることや、情報提供を無視して購入できない点には注意が必要です。急いでいる場合は、実店舗のほうが確実な場合もありますね。
【最重要】「承認済み」と「研究用」の違いをサクッと解説!

抗原検査キットを選ぶ際に、一番間違えやすいのが、この「承認済み」と「研究用」の区別です。これはあなたの健康や行動の判断に直結する、最も重要なポイントなので、ぜひ覚えて帰ってくださいね!
体外診断用医薬品(承認済みキット)とは?
これは、厚生労働省が薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づいて、性能や安全性を確認し、正式に承認したキットのことです。
パッケージには必ず「体外診断用医薬品」または「第1類医薬品」と記載されています。これこそが、私たちが「感染しているかどうか」を判断する目的で使うべき、信頼できる製品です。
この「承認済み」キットの特徴をまとめると以下の通りです。
| 名称 | 体外診断用医薬品、または第1類医薬品 |
| 販売場所 | 薬剤師がいる薬局・ドラッグストアの店頭、または承認を受けたECサイト |
| 信頼性 | 国が有効性・安全性を保証している(診断目的での使用が認められている) |
| 価格帯 | 一般的に「研究用」よりも高価 |
体調不良で不安なとき、または行政の指示に従って検査する場合など、診断を目的とするなら必ずこちらを選びましょう。
研究用キットとは?
一方、「研究用」と表示されているキットは、診断を目的とした使用は想定されていません。
「え、じゃあ何のために売ってるの?」と思いますよね。その名の通り、「研究」や「性能評価」のために製造・販売されているものです。そのため、国による性能や品質のチェックを受けておらず、検査結果が陽性・陰性どちらであっても、自己判断の根拠にはできません。
インターネットで非常に安く売られていたり、コンビニや一部の雑貨店で見かけることもありますが、もしあなたが「自分の今の状態を知りたい」という目的で買うのであれば、絶対に避けるべきです。安価だからといって飛びついてしまうと、間違った安心感や不安感につながる可能性があります。
念のため、「研究用」の特徴もまとめておきます。
| 名称 | 研究用試薬、研究用キット |
| 販売場所 | 薬事承認のないオンラインサイト、雑貨店、一部のドラッグストアなど |
| 信頼性 | 国による保証なし(診断目的での使用は不可) |
| 注意点 | 結果が出ても、医療機関の受診判断に使うべきではない |
パッケージに「研究用」と書かれていたら、それは診断を目的とした製品ではない、と認識しておきましょう。購入する際は、必ずパッケージのどこかに「体外診断用医薬品」と書かれていることを確認してくださいね!
マツモトキヨシ、ウエルシアなど主要ドラッグストアの販売状況は?

具体的な店舗での取り扱い状況について見ていきましょう。
大手ドラッグストアチェーンは、承認済みキットの主要な販売場所となっていますが、店舗の形態によって購入できるかどうかが大きく変わってきます。
ドラッグストアチェーン別:店頭販売の傾向
以下の主要チェーンでは、調剤薬局併設店を中心に、承認済み抗原検査キット(第1類医薬品)の取り扱いがあります。ただし、在庫状況や販売ルールは各社・各店舗で異なりますので、訪問前に電話で確認するのが最も確実です。
マツモトキヨシ (マツキヨ) の販売状況
マツキヨでは、第1類医薬品としてのキットを取り扱っている店舗が多いです。ただし、大都市圏の駅前にあるような小型店や、調剤薬局の機能がない店舗では、薬剤師が常駐していないため購入できないことがあります。キットが陳列棚に並んでいることは少なく、レジ裏やカウンター内で保管されていることが多いので、必ず店員さんに声をかけて確認しましょう。
ウエルシア薬局の販売状況
ウエルシアは調剤薬局併設店が多いため、薬剤師が常駐している店舗が多いのが強みです。購入できる可能性は高いですが、薬剤師の休憩時間や夜間など、不在時は販売ができません。
また、ウエルシアなど一部のチェーンでは、複数個入りのキットをバラして「小分け」で販売しているケースもあります。これは消費者にとっては必要な分だけ買えるメリットがありますが、購入時に薬剤師さんからの説明と、外箱の情報の写しを受け取る必要があります。
その他チェーン店(スギ薬局、サンドラッグなど)の傾向
これらのチェーンも、基本的にはウエルシアと同様です。特に郊外型の大型店舗や、調剤受付時間が長い店舗では、購入できる可能性が高まります。
もし、お住まいの地域で「どこで売ってる?」と迷ったら、まずは最寄りの調剤薬局の看板が出ているドラッグストアを探してみましょう。
| 店舗形態 | 販売の可否 | 購入時の注意点 |
| 調剤薬局併設ドラッグストア | 〇(薬剤師勤務時間内) | 薬剤師による説明が必須、在庫確認推奨 |
| 調剤なしの小型ドラッグストア | △(研究用のみ、または取り扱いなし) | 承認済みキットは第1類医薬品のため、基本的に販売不可 |
| 薬局(調剤専門) | 〇 | 薬剤師が常駐しているため販売可、在庫があれば確実 |
薬剤師がいないと買えない?第1類医薬品購入のルールを理解しよう

先ほども触れたように、承認済みの抗原検査キットの多くは「第1類医薬品」に分類されています。
これは、一般用医薬品の中でも特に副作用などにより日常生活に支障をきたす程度の健康被害が生じる恐れがあるため、専門家による説明が必須とされているものです。そのため、購入にはいくつかの重要なルールがあります。
第1類医薬品販売の「薬剤師義務」とは?
薬機法に基づき、第1類医薬品を販売する際は、薬剤師が購入者に必要な情報を提供し、理解を得ることが義務付けられています。
これは、検査キットの場合、「正しい使い方」と「検査結果が陽性だった場合の対応(医療機関の受診勧奨)」に関する説明が中心になります。
このルールがあるため、以下の時間帯や場所では、たとえキットがお店にあっても購入できません。
- 薬剤師が休憩中で不在の時間帯
- 夜間や早朝など、調剤薬局が閉まっている時間帯
- そもそも薬剤師が常駐していない店舗(登録販売者のみの店舗)
「急いでいるのに!」と思うかもしれませんが、これは購入者がキットを安全かつ正確に使うための大切なルールです。購入する際は、時間に余裕をもって、薬剤師さんがカウンターにいることを確認してからお店に入りましょう。
購入時にサインやチェックが必要な場合もある
薬剤師さんによる情報提供を受けた証として、店頭では確認書や同意書へのサインやチェックを求められることがあります。
これは、薬剤師さんが「確かに必要な情報を説明し、購入者も理解した」という記録を残すためのものです。
オンラインでの購入でも同様で、商品ページの注意書きを読み、理解したことを示すチェックボックスにチェックを入れたり、薬剤師さんとのメールでのやり取りを経る必要があります。煩わしいと感じるかもしれませんが、これもすべて安全のための手順だと理解しましょう。
小分け販売で受け取るべき情報
ウエルシアやマツキヨなど、一部のドラッグストアでは、業者から仕入れた複数個入りの箱を開けて、1個単位で販売(小分け販売)をしています。
この小分け販売で購入する場合、元の箱に記載されていた以下の情報が書面のコピーとして必ず渡されます。これも、第1類医薬品を正しく販売するためのルールです。
- 製造販売業者の氏名または名称および住所
- 製品の名称
- 製造番号または製造記号
- 内容量(1個入り)
- 使用期限
- 添付文書の写し
この書面は、製品を正しく使用するために非常に重要なので、捨てずに保管しておきましょう。特に「使用期限」はすぐにチェックしてくださいね。
購入前にチェック!厚生労働省が承認しているキットの主要メーカーと製品例

承認済みキットのメーカーは複数あり、それぞれに特徴があります。どの製品も国が性能を保証していますが、「使いやすさ」や「採取方法」で自分に合うものを選ぶのがおすすめです。ここでは、店頭で見かけることが多い主要なメーカーと製品例をご紹介します。
富士レビオ株式会社(ESPLINE SARS-CoV-2など)
富士レビオは、日本国内で最初に承認された抗原検査キット(簡易キット)を販売した大手メーカーの一つです。医療機関でも広く使われており、非常に信頼性が高いことで知られています。
店頭で見かける「ESPLINE SARS-CoV-2」は、定性検査(陽性か陰性か)を行う簡易キットの代表的な存在です。もし店頭で迷ったら、このメーカーの製品を探してみるのが間違いありません。
また、富士レビオは高感度な定量検査キット(ルミパルスシリーズなど)も開発していますが、こちらは医療機関専用で、一般販売されているのは簡易キットの方です。
株式会社デンカ(QuickNavi-COVID19 Agなど)
デンカが販売している「QuickNavi-COVID19 Ag」も、ドラッグストアや薬局でよく見かける製品です。このキットの特徴は、迅速な検査結果が得られること。
わずか15分程度で結果が出るため、急いで結果を知りたい場合に非常に役立ちます。また、デンカはインフルエンザとの同時検査キットの開発にも力を入れていたメーカーなので、検査薬全般に関して高い技術力を持っています。
製品を選ぶ際は、パッケージに記載されている「判定までの時間」も見て、自分のニーズに合っているか確認してみてください。
タウンズやその他のメーカーのキット
タウンズ(TAUNS LABORATORIES)の「ImunoAce SARS-CoV-2」なども、承認済みキットとして流通しています。これらのキットも、イムノクロマト法という手法で、特別な機器を使わずに目視で結果を確認できる簡易キットです。
また、アボット(Abbott Diagnostics Medical)やロシュ・ダイアグノスティックス(Roche Diagnostics)など、海外の大手医療機器メーカーの製品も、日本国内で薬事承認を受けて販売されています。特に、アボットの「Panbio™ COVID-19 Ag Rapid Test Device」は、世界的に広く使われている製品の一つです。
要は、どのメーカーの製品を選ぶにしても、「体外診断用医薬品」と記載されているかどうかが最も重要です。価格や採取方法(鼻腔か唾液か)で比較検討しましょう。
主要な承認済みキットの比較表
| メーカー | 製品例 | 採取方法(一般販売) | 判定時間の目安 |
| 富士レビオ | ESPLINE SARS-CoV-2 | 鼻腔ぬぐい液、唾液 | 約15分 |
| デンカ | QuickNavi-COVID19 Ag | 鼻腔ぬぐい液、唾液 | 約15分 |
| タウンズ | Capilia SARS-CoV-2 | 鼻腔ぬぐい液、唾液 | 約15分 |
| アボット | Panbio™ COVID-19 Ag | 鼻腔ぬぐい液 | 約15分 |
鼻腔?唾液?正しい検査キットの選び方(採取方法と痛みの比較)

承認済みキットを見つけたら、次に迷うのが「鼻腔ぬぐい液(鼻に綿棒を入れるタイプ)」か「唾液(唾液を採取するタイプ)」のどちらを選ぶかです。これは、使いやすさと検査のタイミングに大きく関わってきます。
鼻腔ぬぐい液(綿棒)タイプのメリット・デメリット
鼻腔ぬぐい液を検体とするタイプは、最もスタンダードな検査方法の一つです。鼻の穴から綿棒を2~3cmほど入れ、粘膜をぬぐって検体を採取します。
メリットとしては、唾液タイプよりも必要なウイルス量が少なくても検出できるとされており、発症直後など、ウイルス量が多い時期の検出感度が高い傾向があります。また、唾液を溜める必要がないため、すぐに検査を始められるのも利点です。
一方、デメリットは、どうしても「痛み」や「不快感」が伴うことです。特に小さなお子さんや、鼻の粘膜が弱い方には少し負担が大きいかもしれません。深く入れすぎると粘膜を傷つける可能性もあるため、説明書通りの深さに留めることが重要です。
唾液(だ液)タイプのメリット・デメリット
唾液を採取するタイプは、綿棒を鼻に入れる不快感がないため、特に人気があります。
メリットは、痛みや不快感がなく、誰でも簡単に採取できることです。お子さんや高齢の方にも負担が少ないため、「家族みんなで使う」という場合に適しています。
しかし、デメリットもあります。唾液の採取には検査の直前に飲食や歯磨き、うがいをしてはいけない(一般的に30分以上空ける)という制限があります。また、唾液を一定量溜める必要があり、体調によっては時間がかかることもあります。さらに、鼻腔タイプと比較して、発症初期の検出感度がやや劣る可能性がある、という点も考慮する必要があります。
採取方法別:比較まとめ
| 採取方法 | 主なメリット | 主なデメリット | 推奨される人 |
| 鼻腔ぬぐい液 | 検出感度が高い傾向、すぐに検査可能 | 不快感や痛みがある、採取時に注意が必要 | 発症初期、結果を急ぐ人、確実に採取したい人 |
| 唾液 | 痛みや不快感がない、誰でも簡単 | 飲食制限がある、唾液を溜めるのに時間がかかる場合がある | お子さんや高齢者、痛みに弱い人、家族での利用 |
ご自身の体質や、検査をするシチュエーションに合わせて、最適な採取方法のキットを選んでくださいね!
キットには何が入ってる?開封前に知っておきたい標準的な内容物

ドラッグストアでキットを購入し、いざ家に帰って開封する前に、「これ、本当に全部揃ってる?」と不安になる方もいるかもしれません。特に小分け販売で購入した場合などは、中身が欠けていないか気になりますよね。
ここでは、簡易キット(イムノクロマト法)に標準的に含まれている内容物を、一つずつ確認していきましょう。
検査キットの「四種の神器」
抗原検査キットを構成する最も重要な四つのアイテムがあります。これらは、どのメーカーの製品にも共通して含まれているものです。
- テストデバイス(カセット):妊娠検査薬のような形をした、結果が表示される窓(Cライン、Tライン)がある本体です。これが「陽性」「陰性」を教えてくれます。
- 検体抽出用チューブと抽出液:採取した検体(綿棒や唾液)を混ぜて、検査に必要な状態にするための液体が入った容器です。
- 綿棒(スワブ)または唾液採取容器:鼻腔や口の中をぬぐう、または唾液を採取するための道具です。採取方法によって形状が異なります。
- ノズルまたはキャップ:抽出液の入ったチューブに装着し、テストデバイスの穴に正確に滴下するための部品です。
この四つのうち、どれか一つでも欠けていると、正しい検査ができません。小分け販売の場合は、購入時に必ずこれらの部品が全て揃っているか、薬剤師さんと一緒に確認することをおすすめします。
見落としがちな重要アイテム
メインの部品以外にも、検査を成功させるために欠かせないアイテムがいくつかあります。
- 取扱説明書(添付文書):最も重要なアイテムかもしれません。採取の仕方、抽出液に混ぜる時間、滴下する量、判定時間など、すべてここに書かれています。必ず検査前に最後まで目を通しましょう。
- 検体を立てるためのスタンド(紙製など):チューブを安定させるために、台座として使うことが多いです。検査中にチューブが倒れると、検体が漏れて検査失敗の原因になるため、小さな部品ですが大事な役割を担っています。
- バイオハザード袋(廃棄用ビニール袋):使用済みの綿棒やデバイスを安全に廃棄するための袋です。感染性廃棄物として正しく処理するために、必ずこれを使って二重に密閉しましょう。
特に、取扱説明書は製品によって手順が異なります。例えば、「抽出液に綿棒を入れてから30秒間ぐるぐる回す」といった細かな指示がある場合もあります。自己流で進めるのではなく、説明書の手順を一つずつ確認しながら作業してくださいね。
陽性・陰性が出たらどうする?検査結果の正しい解釈と次のステップ

無事に検査を終え、結果が出た!さあ、この結果をどう解釈して、次の一歩をどう踏み出すかが、最も重要になります。自己判断で間違った行動をとらないように、冷静に対応しましょう。
陽性(ポジティブ)反応が出た場合
テストデバイスの「T」(テストライン)と「C」(コントロールライン)の両方にラインが出た場合(製品による)、これは陽性を意味します。
承認済みのキットで陽性が出た場合、感染している可能性が非常に高いです。慌てずに、まずはお住まいの自治体や地域の医療機関の指示に従って行動してください。
陽性時の具体的な次のステップ
2025年現在、陽性時の対応は自治体によって簡素化されていることが多いですが、基本は以下の流れになります。
- 外出を控える: 自宅に戻り、他の人との接触を避け、静かに過ごしましょう。
- 医療機関に相談: かかりつけ医や、地域の「発熱等診療医療機関」に、抗原検査キットで陽性が出たことを電話で連絡し、受診や検査について相談しましょう。
- 行政への報告(必要な場合): 自治体によっては、オンラインでの陽性者登録を推奨している場合があります。体外診断用医薬品の結果であれば、これを活用しましょう。
- 症状の観察: 症状が悪化した場合(高熱、呼吸困難など)は、すぐに相談窓口(#7119など)に連絡してください。
「研究用」で陽性が出た場合は、これは「陽性」と断定できません。すぐに承認済みキットで再検査するか、医療機関に相談してください。
陰性(ネガティブ)反応が出た場合
「C」(コントロールライン)のみにラインが出た場合(製品による)、これは陰性を意味します。
陰性だからといって、「完全に感染していない」とは限りません。抗原検査キットの限界を理解しておく必要があります。
陰性時の注意点(偽陰性の可能性)
抗原検査キットは、体内のウイルス量が多い発症初期に高い精度を発揮しますが、以下のような場合は陰性でも感染している可能性があります。
- 感染初期や回復期:ウイルス量が少ないため、抗原検査では検出できないことがあります(偽陰性)。
- 症状が出ているが陰性:症状が出ているのに陰性だった場合、念のため24時間~48時間後にもう一度検査をする(推奨されることが多いです)、または医療機関に相談し、PCR検査などを受けることを検討してください。
- 採取の失敗:綿棒の入れ方が浅かったり、唾液が少なかったりした場合、検体不足で陰性になることがあります。
陰性であっても、マスク着用や手洗いなどの基本的な感染対策は継続し、もし症状が続くようであれば、油断せずに医療機関への相談をしてくださいね。
検査が失敗(判定不能)になった場合
「C」(コントロールライン)にラインが出なかった場合、これは判定不能(Invalid)を意味します。この場合、検査は無効です。
判定不能となる主な原因は、検体抽出液が少なすぎた、検査手順に間違いがあった、またはデバイスの不良などです。慌てずに、新しいキットを使って最初からやり直してください。
【節約術】キットを安く買う方法はある?(小分け販売やオンラインの注意点)

承認済みの抗原検査キットは、安心の裏返しとして、どうしても「研究用」キットに比べて価格が高くなりがちです。もし、家族の人数が多い、または頻繁に検査をする必要がある場合、少しでも安く手に入れたいと考えるのは当然ですよね。
ここでは、承認済みキットを賢く購入するための節約術と、それに伴う注意点をお伝えします。
小分け販売を狙うメリットと価格帯
前述したように、ウエルシアなど一部のドラッグストアでは、キットの小分け販売を行っています。メーカーからの仕入れは複数個入りパックが主流ですが、薬局がこれを1個単位で販売することで、消費者としては初期費用を抑えることができます。
また、薬局によっては、小分け販売のほうが1個あたりの価格が少し安くなる場合もありますが、基本的には大きな差はありません。最大のメリットは、必要な分だけ購入できる手軽さと、薬剤師さんから直接説明を受けられる安心感です。
オンライン購入と価格比較の極意
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの認定販売店では、承認済みキットが複数個パックで販売されていることが多く、店頭で1個ずつ買うよりも単価が安くなる傾向があります。
例えば、5個入りパックなどを購入する場合、単純計算で1個あたりの価格が数百円安くなることも珍しくありません。家にストックを置いておきたい方にとっては、オンラインでの複数購入が最も経済的な方法と言えるでしょう。
オンライン購入時の注意点
- 必ず「第1類医薬品」の表示を確認:「研究用」と並んで販売されていることがあるため、必ず承認済みの表記を確認しましょう。
- 薬剤師とのやり取り: 購入後、薬剤師からの情報提供に関するメールや通知が届きます。これに返信・確認をしないと、商品が発送されないので注意が必要です。
- 使用期限のチェック: 複数個購入する場合、使用期限が短いと使い切れない可能性があります。購入前に必ず商品説明で期限を確認しましょう。
また、フリマアプリのメルカリなどでも出品されていることがありますが、医薬品の出品・販売は法的に厳しく規制されています。品質や保管状態に問題がある可能性も否定できないため、公式な販売ルート(ドラッグストア、認定ECサイト)以外での購入は絶対に避けてください。
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抗原検査キットの適切な保管方法と使用期限の目安

せっかく安く手に入れたり、多めにストックしたりしても、保管方法が間違っていると、いざという時に正確な結果が得られなくなってしまうかもしれません。抗原検査キットの保管は非常にデリケートなので、次の点に注意してください。
キットの最大の敵は「熱」と「湿気」
抗原検査キットは、高温や多湿の環境に非常に弱いです。高温にさらされると、キットの中に入っている試薬の性能が低下してしまい、正確な結果が出せなくなる可能性があります。
メーカーが推奨する保管環境は、製品によって若干異なりますが、一般的には「2〜30℃」程度の範囲での常温保管が指定されています。冷蔵庫での保管を指定している製品もありますが、多くの簡易キットは以下の場所を避けるべきです。
- 直射日光が当たる場所(窓際など)
- 高温になる場所(真夏の車内、暖房器具の近く)
- 湿気が多い場所(浴室や洗面台の下)
- 極端に低温になる場所(冷凍庫など)
特に、真夏に購入して車内に置きっぱなしにしてしまうと、数時間で使えなくなってしまう恐れがあります。購入後はすぐに持ち帰り、室内の涼しい場所で保管するようにしましょう。
使用期限のチェック方法と注意点
抗原検査キットには必ず「使用期限」が設定されています。これは、メーカーが定めた性能を保証できる期間を示しており、この期限を過ぎたキットは絶対に使用しないでください。
使用期限は、通常、外箱やキットの個包装に「EXP YYYY-MM」(年-月)という形式で記載されています。複数個パックを購入した場合は、最も外側の箱だけでなく、個別の袋にも期限が書かれているか確認しておくと安心です。
使用期限切れキットを使ってはいけない理由
期限切れのキットを使っても、ライン自体は出るかもしれませんが、試薬の劣化により「偽陰性」や「偽陽性」といった誤った結果が出るリスクが非常に高まります。特に、陰性と間違って出てしまう「偽陰性」は、感染を広げてしまうリスクにつながります。
ストックとして購入した場合は、すぐに目につく場所に期限をメモするなどして、期限内に使い切れるように管理しましょう。
知っておきたい!キットの正確性を高めるためのポイント3選

抗原検査キットは便利ですが、その性能を100%引き出すには、使う側の努力も必要です。「陰性だと思ったのに陽性だった」という事態を避けるために、検査の正確性を高めるための3つのポイントをご紹介します。
1. 検査のタイミングを誤らない
抗原検査キットは、感染初期でウイルス量がピークに達している時期に最も高い精度を発揮します。
症状が出始めた日(発症日)から9日目以内に検査することが推奨されています。特に発症直後の2~3日目ごろが、最も正確性が高いと言われています。
もし、濃厚接触者になった場合や、不安に感じた場合でも、感染機会から2〜3日経過してから検査するほうが、検出の確度が高まります。接触直後に検査しても、まだウイルスが増殖していないため、陰性になってしまう可能性が高いからです。
2. 検体採取は「丁寧すぎる」くらいがちょうどいい
検査結果の正確性は、どれだけ丁寧に検体を採取できたかに大きく左右されます。雑に済ませてしまうと、ウイルスが付着した粘膜や唾液を十分に採取できず、偽陰性の原因となります。
採取時の具体的な注意点
綿棒で採取する場合も、唾液で採取する場合も、以下の点を意識して丁寧に行いましょう。
- 鼻腔の場合:綿棒をパッケージに記載された深さ(通常2~3cm)まで入れ、両側の粘膜をグリグリとしっかりこすり取る。痛いからといって、表面をなでるだけではダメです。
- 唾液の場合:検査前30分は飲食・歯磨き・うがいをしない。唾液は、口の中に溜まった唾液ではなく、喉の奥から出すイメージで採取容器に入れましょう。
- 抽出液との混合:採取した綿棒を抽出液に入れる際は、説明書に書かれた時間(例:30秒以上)と回数(例:10回以上)をかけて、しっかりと混ぜてウイルスを溶出させましょう。
3. 判定時間は必ず守る!時間外のラインは無視
抗原検査キットには、必ず「判定時間」が設定されています(例:15分)。この時間を厳守することが、正しい結果を得るための最後のポイントです。
時間が短すぎると、反応がまだ出ていない「偽陰性」になるリスクがありますし、逆に判定時間を大幅に過ぎてから出たラインは「蒸発線」などの偽の反応である可能性が高いです。
判定時間が来たらすぐに結果を確認し、その後はキットを廃棄しましょう。「時間が経ってからTラインが出たけど…」と悩む必要はありません。時間外のラインは診断に使えない、と割り切ってください。
まとめ:抗原検査キット購入前に確認すべき3つの最重要事項

ここまで、抗原検査キットをドラッグストアで購入する際のすべてを解説してきました。最後に、あなたがお店に行く前に、そして購入する直前に必ず再確認してほしい3つの最重要ポイントをまとめます。
1. 「体外診断用医薬品」の表示とメーカー名
最も大切なのは、「研究用」ではなく、国が承認した「体外診断用医薬品」と明記されたキットを選ぶことです。店頭で迷ったら、まずはパッケージを確認し、富士レビオ、デンカ、アボットといった主要な承認済みメーカーの製品を探しましょう。
もし、どうしても見つからない場合は、無理に「研究用」を買うのではなく、他のドラッグストアを当たるか、オンラインの認定販売店を利用するほうが安全です。
2. 薬剤師の勤務時間と在庫の事前確認
承認済みキットは第1類医薬品であり、薬剤師がいないと買えません。必ず訪問するドラッグストアの調剤薬局の営業時間と、薬剤師の在席時間を確認しましょう。
また、在庫がないとせっかく行った意味がなくなります。特に急いでいる場合は、事前に店舗に電話をして、在庫状況と薬剤師の勤務時間を確認することをおすすめします。確認の手間を惜しまないことが、スムーズな購入につながります。
3. 自分の体質と使用目的の明確化
「痛みが苦手だから唾液タイプにしよう」「症状が出ているから、検出感度の高い鼻腔タイプにしよう」など、自分の体質や検査の目的に合わせて、採取方法を選びましょう。
また、陽性が出た場合の行動(医療機関への連絡)をあらかじめシミュレーションしておくことも大切です。キットはあくまで検査のツールです。結果を踏まえて、冷静に次のステップに進んでくださいね。
この記事が、あなたが安心して抗原検査キットを選び、正しく活用するための一助となれば嬉しいです。筆者「どこストア」も、引き続き皆さんの疑問を解決できるような情報をお届けしていきますね!
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